企業データ活用の新時代を切り拓く『Dataxia』誕生
現代社会において、企業が保有するデータは、石油に匹敵するほどの価値を持つ「新たな資産」として注目されています。このデータを戦略的に活用し、ビジネス価値を生み出す取り組みは「データマネタイゼーション」と呼ばれ、企業の競争力を左右する重要な要素となっています。
株式会社シーイーシーは、このデータマネタイゼーションを注力事業と位置づけ、企業内のデータを最大限に利活用して経営課題を解決する新ブランド『Dataxia(データクシア)』を2026年1月20日(火)に発表しました。この新たなブランドは、モビリティや製造業といった分野で長年培ってきたノウハウと、最先端のAI技術を組み合わせることで、企業の新規ビジネス創出や組織課題の解決を強力に支援します。
『Dataxia』は、ただデータを集めるだけでなく、それをどのように分析し、どうビジネスに役立てるかまでを一貫してサポートする包括的なソリューションです。これにより、企業はデータに基づいたより迅速かつ的確な経営判断が可能となり、持続的な成長へと繋げることが期待されます。

『Dataxia』が提供する3つの柱
『Dataxia』は、企業のデータ活用を多角的に支援するため、以下の3つのソリューションで構成されています。
1. データ利活用ソリューション
このソリューションは、企業が保有する膨大なデータをビジネスに役立つ形に変えるための基盤構築から分析までを支援します。具体的には、ビッグデータの収集、蓄積、統合、そして可視化といったプロセスを最適化し、データから価値あるインサイト(洞察)を引き出すことを目指します。
例えば、これまでバラバラに管理されていた顧客データ、販売データ、生産データなどを一元的に集約し、それらを分析することで、顧客の購買傾向や製品の需要予測、さらには生産ラインの効率化といった、具体的な経営課題の解決に繋がる情報を見つけ出すことが可能になります。
2. AIソリューション
AIソリューションは、データの力をさらに引き出すための人工知能技術の導入を支援します。特に、近年注目を集めるAIエージェントの活用や生成AIの導入を通じて、データ利活用基盤の高度化を図ります。
AIエージェントは、まるで人間の秘書のように、特定のタスクを自動で実行したり、複雑なデータを解析して最適な意思決定をサポートしたりします。例えば、市場のトレンドを自動で分析し、新製品開発のヒントを提案したり、顧客からの問い合わせに対して最適な回答を生成したりすることが可能になります。生成AIは、テキストや画像、音声などを自動で生成する技術であり、コンテンツ作成の効率化や新たな顧客体験の創出に貢献します。
3. データ流通支援ソリューション
このソリューションは、企業や産業の枠を超えたデータの連携と共有を促進し、新たな価値創造を支援します。現代のビジネスでは、自社データだけでなく、他社のデータや外部のオープンデータと組み合わせることで、より大きな価値を生み出す可能性が広がっています。
例えば、異なる企業の物流データを連携させることで、サプライチェーン全体の最適化を図ったり、スマートシティ構想において、交通データや環境データを共有することで、より住みやすい都市づくりに貢献したりすることが考えられます。データ流通支援ソリューションは、このようなデータ連携を安全かつ効率的に実現するための仕組みを提供します。このソリューションは、2027年リリースに向けて計画が進められています。
なぜ今、『Dataxia』が必要なのか?ブランド立ち上げの背景
デジタルトランスフォーメーション(DX)の加速、IoT(モノのインターネット)の普及、そしてクラウド技術の進化は、企業が日々取り扱うデータ量を飛躍的に増大させました。スマートフォンやセンサー、各種デバイスから生成されるデータはかつてない規模に達し、その活用が企業の競争力を左右する時代となっています。
特に、モビリティ(自動車や交通システム)、製造業、スマートシティ、家電IoTといった分野では、リアルタイムでのデータ分析や将来予測、そして迅速な意思決定が不可欠です。例えば、自動車の走行データから故障を予知したり、工場のセンサーデータから生産ラインの異常を早期に発見したりすることで、大きなコスト削減や安全性向上に繋がります。
このような市場の変化と企業のニーズに応えるため、シーイーシーは、これまでモビリティ、工場、オフィスなど多岐にわたる分野でデータ収集と活用を支援してきた経験とノウハウを体系化し、『Dataxia』ブランドを立ち上げました。データやAIに関する企業の様々な課題や要望に応えることで、サイバー空間とフィジカル空間を高度に融合させ、経済発展と社会課題の解決を両立する「Society 5.0」の実現にも貢献することを目指しています。
『Dataxia』のソリューションメニュー詳細
『Dataxia』は、企業のデータ活用をさらに具体的に支援するための多様なサービスを提供します。それぞれのサービスがどのように企業の課題解決に貢献するかを詳しく見ていきましょう。

データ利活用ソリューション
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ビッグデータ利活用基盤構築支援: 企業が持つ膨大なデータを効率的に収集、蓄積、統合、管理するための基盤づくりをサポートします。シーイーシーが提供する「クラウド統合基盤 BizAxis」や、AWS(アマゾンウェブサービス)、Azure(マイクロソフトアジュール)といった主要なクラウドサービスを活用し、データの可視化ツールなども含めた最適な環境を構築します。これにより、企業はデータがどこにあり、どのように使えるかを一目で把握できるようになります。
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データ利活用基盤: 近日リリース予定の自社統合製品として、データ蓄積、前処理、分析までの一連の環境を提供します。これにより、企業は個別にツールを組み合わせる手間なく、スムーズにデータ活用を始めることができます。
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データ分析支援: データをただ集めるだけでなく、そこから意味のある洞察(インサイト)を得るための分析プロセスを支援します。データの整備から始め、具体的な課題の明確化、分析結果からの改善策の立案まで、専門家が伴走します。例えば、売上データと顧客データを分析し、ターゲット層に合わせたマーケティング戦略を提案するなど、データに基づいた具体的なアクションへと繋げます。
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データ品質評価(2027年リリース予定): データが本当にビジネスの目的に役立つものなのか、その正確性、完全性、一貫性、一意性、最新性といった観点から評価します。データの品質に問題があれば、その改善策を提案し、信頼性の高いデータ活用を可能にします。例えば、顧客情報に重複や誤りが多い場合、それを修正し、より正確な顧客分析ができるようにします。
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プライバシー保護・秘匿化支援: データを活用する上で避けて通れないのが、個人情報などのプライバシー保護です。このサービスでは、データを分析できる状態を維持しつつ、特定の個人が特定できないようにする「秘匿化」や「マスキング」といった技術を導入することで、情報漏えいのリスクを低減し、安心してデータ活用を進められるよう支援します。
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データリテラシー教育支援(2027年リリース予定): 企業全体で自律的かつ継続的にデータを活用できるよう、従業員一人ひとりがデータを正しく理解し、活用できる能力(データリテラシー)を身につけるための教育プログラムと育成支援を提供します。これにより、データに基づいた意思決定が組織全体に浸透し、企業のデータ活用文化を醸成します。
AIソリューション
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AIエージェント構築支援: 企業のAI活用度合い(AI成熟度)に合わせて、データ整備から始め、生成AIのPoC(概念実証)実施、そしてAIエージェントの企画、開発、運用までを一貫して支援します。AIエージェントは、ビジネスプロセスを自動化したり、従業員の業務をサポートしたりすることで、生産性向上に貢献します。
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生成AI導入支援: テキストや画像、音声などを自動で生成する生成AIの導入をサポートします。例えば、マーケティング資料の草稿作成、顧客対応の自動化、新しいデザインのアイデア出しなど、多岐にわたる業務で生成AIを活用し、企業の創造性と効率性を高めます。
データ流通支援ソリューション
このソリューションは現在、ソリューションメニュー化に向けて計画が進められており、2027年のリリースが予定されています。企業間のデータ連携や産業を超えたデータ流通を安全かつ効率的に実現することで、これまでになかった新たなビジネスモデルやサービスの創出を支援することを目指しています。
今後の展望と展示会出展情報
シーイーシーは、『Dataxia』事業を通じて、2027年までに売上高40億円を目指すという具体的な目標を掲げています。これは、データマネタイゼーション市場における同社の強いコミットメントと、提供するソリューションへの自信を示すものです。
また、『Dataxia』の具体的な機能や活用事例を直接体験できる機会として、「オートモーティブワールド 第3回 SDV EXPO 車載ソフトウェア開発展」への出展が決定しています。
イベント概要:
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イベント名:オートモーティブワールド 第3回 SDV EXPO 車載ソフトウェア開発展
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開催日時:2026年1月21日(水)~23日(金)10:00~17:00
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開催場所:東京ビッグサイト(東京国際展示場) 西2ホール[W12-30]
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出展社:株式会社シーイーシー
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入場料・参加方法:無料(ただし、事前の入場登録が必要です)
ご入場には、下記URLから事前の入場登録が必要となります。
https://www.automotiveworld.jp/tokyo/ja-jp/visit.html
展示ブースでは、『Dataxia』のデータ利活用基盤やAIエージェントのデモンストレーションが予定されており、実際の動作を確認しながら、自社のビジネスへの応用可能性を探ることができます。
まとめ:データとAIで未来を創る『Dataxia』
シーイーシーが発表した新ブランド『Dataxia』は、企業が直面する経営課題に対し、データとAIの力を活用して新たな解決策を提供するものです。ビッグデータ時代の到来とともに、データの収集、分析、活用は企業の成長戦略において不可欠な要素となりました。
『Dataxia』は、データ利活用基盤の構築から、AIエージェントや生成AIの導入、さらには企業間のデータ連携まで、企業のデータマネタイゼーションを一貫してサポートします。これにより、企業はデータの潜在能力を最大限に引き出し、新たなビジネス価値を創造し、持続的な成長を実現できるでしょう。AI初心者の方々も、この機会に『Dataxia』を通じてデータ活用の可能性に触れてみてはいかがでしょうか。
関連リンク:
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Dataxia製品サイト: https://www.cec-ltd.co.jp/promotion/connected/data_monetization/
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クラウド統合基盤BizAxis製品サイト: https://service.cec-ltd.co.jp/cloud/bizaxis

