医療現場の働き方を変える!「OPTiM AI ホスピタル」v3.0が実現する新たな医療DX
医療現場では、日々膨大な量の文書作成や情報整理に多くの時間が費やされています。これにより、医療従事者の皆さんは患者さんと向き合う時間が減ってしまったり、長時間労働につながったりといった課題に直面しています。さらに、AIのような最新技術を導入する際にも、患者さんの大切な情報を扱うため、情報セキュリティへの懸念から導入をためらうケースも少なくありません。
このような課題を解決するため、株式会社オプティムは、病院向け生成AIサービス「OPTiM AI ホスピタル」をバージョン3.0へと大幅にアップデートし、2026年3月19日より提供を開始しました。この最新バージョンは、国内で初めてとなる※1オンプレミスとクラウドを組み合わせた「ハイブリッドAIアーキテクチャ」を採用。セキュリティと高性能を両立させ、医療現場のデジタル変革(DX)を強力に推進します。
国内初※1「ハイブリッドAIアーキテクチャ」とは?医療現場に最適なAI活用の形
「OPTiM AI ホスピタル」v3.0の最大の特長は、国内で初めて※1採用された「オンプレミス/クラウド・ハイブリッドAIアーキテクチャ」です。
AIを活用する際、大きく分けて「オンプレミス」と「クラウド」という2つの方式があります。
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オンプレミスAI: 病院の施設内にAIシステムを構築・運用する方式です。病院内で情報が完結するため、外部への情報漏洩リスクが低く、非常に高いセキュリティを確保できます。しかし、最新のAI技術を導入するには、システムの構築や維持にコストがかかり、高度な処理能力を必要とする複雑な生成AIの利用には限界がありました。
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クラウドAI: インターネット経由で提供されるAIサービスを利用する方式です。最新のAIエンジンを常に利用でき、高度な処理能力を容易に活用できるメリットがあります。しかし、外部のサーバーで情報を処理するため、医療機関では情報セキュリティ面での懸念が生じやすいのが実情です。
「OPTiM AI ホスピタル」v3.0では、これら両方の良い点を組み合わせたハイブリッド方式を採用しています。つまり、機密性の高い患者さんの情報についてはオンプレミス環境で安全に処理しつつ、より複雑な文書作成や情報分析など、高度な処理が必要な場面ではクラウドAIの高性能を活用するという仕組みです。これにより、セキュリティを確保しながら、最新の生成AIの恩恵を最大限に享受することが可能になります。

病院向け生成AIサービス「OPTiM AI ホスピタル」v3.0提供開始
新機能で医療文書作成の負担を劇的に軽減
今回のアップデートで特に注目されるのが、新たに搭載された「カルテAIアシスタント」と「カルテAIサマリー」です。これらの機能は、医療従事者の皆さんの日々の業務に直結する文書作成の負担を大幅に軽減することを目指しています。
1. カルテAIアシスタント:電子カルテとの対話で業務を支援

<カルテAIアシスタント>:電子カルテとの対話による業務支援
「カルテAIアシスタント」は、電子カルテに蓄積された膨大な患者データに基づき、AIと対話しながら必要な情報を効率的に抽出したり、医療文書の下書きを作成したりする機能です。
例えば、「この患者さんの過去3ヶ月のCRP値の推移を教えてほしい」と尋ねれば、AIが電子カルテから該当データを瞬時に探し出し、分かりやすく提示してくれます。また、紹介状や診断書の下書きもAIが作成してくれるため、従来手作業で行っていた情報探索や文書作成にかかる時間を大幅に削減できます。
これにより、医療従事者の皆さんの事務作業負担が減り、本来の業務である患者さんの診療やケアに集中できる時間が増えることが期待されます。さらに、AIが情報の整理を補助することで、人為的なミスのリスクも低減され、医療の質や精度向上にも貢献します。
2. カルテAIサマリー:1クリックで自動要約、チャットで簡単調整

<カルテAIサマリー>:1クリックでの自動要約と微調整
「カルテAIサマリー」は、長期間にわたる電子カルテの情報を、たった1クリックで要約し、文書の下書きを作成する機能です。例えば、入院患者さんの症状経過、検査結果、治療経過などをまとめた退院サマリーなどを自動で作成できます。
要約された内容は、チャット形式で直感的に微調整が可能です。そのため、「もっと詳しく説明してほしい」「この部分を簡潔にまとめてほしい」といった指示を、まるで人と会話するようにAIに伝えることができます。これにより、複雑な指示文(プロンプト)を考える手間が省け、AIの利用経験が少ない方でも効率的に活用できます。
この機能により、作成される文書の品質が均質化され、医師による最終確認や修正業務の負担が軽減されます。結果として、文書作成にかかる時間が短縮され、医療従事者の皆さんの業務効率が大きく向上するでしょう。
医師・看護師の具体的な活用シーン
これらの新機能は、医師と看護師の日々の業務において、以下のような多様な場面で活用できます。
◆医師の活用
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紹介状返書の作成
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各種診断書・証明書の作成
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診察前の情報収集
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退院サマリーの作成
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転院・転科サマリーの作成
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カンファレンス用資料の作成
◆看護師の活用
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看護記録のドラフト作成
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医師へのSBAR※2形式の報告作成
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看護計画の立案・修正案の作成
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看護サマリーの作成
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転院・転科サマリーの作成
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定期的な経過把握
医療機関に寄り添う「段階的なDX」の提案
医療機関のAI導入は、その規模や準備状況によって様々です。そこで「OPTiM AI ホスピタル」v3.0では、各病院の状況に合わせた「段階的なDX導入」をコンセプトに掲げています。

医療機関に寄り添う「段階的なDX」の提案
Step 1: オンプレミスAIによる部分的DX
まずは、従来のセキュリティレベルを維持したまま、オンプレミス環境でAIを導入します。これにより、情報セキュリティへの懸念を最小限に抑えつつ、目の前の業務課題(例:看護サマリー作成、診療情報提供書作成など)の解消を目指します。運用コストを抑えながら、AI活用の第一歩を踏み出すことができます。
Step 2: クラウドAIによる高度化・活用範囲の拡大
病院内で院外アクセスに関するルール整備や体制が整った段階で、最新のクラウドAIを連携させます。これにより、より複雑で高度な生成タスクや、幅広い業務のDX化を支援します。例えば、電子カルテからの詳細な情報抽出や、より専門的な文書作成など、AI活用の幅が大きく広がります。
このように、段階的にAI導入を進めることで、医療機関は無理なく、かつ安全に医療DXを推進していくことが可能になります。
医療機密を保護する「堅牢なセキュリティ」
医療機関にとって、患者さんの機密情報を守ることは最優先事項です。クラウドAIの利用にあたっては、特にセキュリティ面での懸念が生じやすいですが、「OPTiM AI ホスピタル」v3.0は、厳正な管理体制のもとでサービスを提供しています。
具体的なセキュリティ対策は以下の通りです。
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3省2ガイドライン※3準拠: 厚生労働省、経済産業省、総務省が策定した医療情報の安全管理に関する指針に準拠しています。これにより、医療情報を取り扱う上で求められる高いセキュリティ基準を満たしています。
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MDS/SDS提供: 製造業者による医療情報セキュリティ開示書(MDS)およびサービス事業者による医療情報セキュリティ開示書(SDS)を提供することで、セキュリティに関する透明性を確保しています。
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国内リージョンの採用: データセンターは日本国内のみを使用しています。これにより、国外への情報流出のリスクを低減し、日本の法規制に沿ったデータ管理が可能です。
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データの非保持・学習禁止: 入力された患者さんのデータは、AIの学習に利用されることはなく、クラウド上にも保持されません。これにより、患者さんの個人情報がAIモデルの学習に利用されたり、意図せず外部に流出したりする心配がありません。
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厳格なアクセス制御: 院外からのアクセス制限、厳密なID管理、利用上限設定機能などを搭載し、不正アクセスや不適切な利用を防ぎます。
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監査体制: 万が一の際には、詳細な利用状況ログを提供することで、迅速な原因究明や対応を支援します。
これらの対策により、医療機関は安心して「OPTiM AI ホスピタル」を導入し、最新の生成AI技術を安全に臨床現場へ取り入れることができます。
「OPTiM AI ホスピタル」がもたらす医療現場の未来
「OPTiM AI ホスピタル」は、電子カルテシステムと連携し、医療現場の記録業務を劇的に効率化する病院特化型のAIサービスです。AIが医師や看護師の文書作成・情報抽出を代行・補助することで、「医療従事者の働き方改革」と「患者様と向き合う時間の創出」を両立させます。
導入による期待効果
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医師の負担軽減: 診療情報提供書や主治医意見書など、複雑な文書作成の下書きをAIが担当することで、事務作業時間が大幅に短縮されます。これにより、時間外労働が削減され、医師の健康確保や離職防止に貢献します。
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ケア品質の向上: 看護サマリーの自動生成により、看護師の記録業務負担が軽減されます。浮いた時間をベッドサイドで患者さんに寄り添う時間へと振り向けることができ、看護の質と患者満足度の向上につながります。
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安全なAI活用: 病院のポリシーに合わせて「オンプレミス」と「クラウド」を選択できるため、機密性の高い患者情報を守りつつ、最新の生成AI技術を安全に臨床現場へ導入できます。これにより、医療の質の向上と病院経営の効率化を同時に実現します。
提供機能一覧
「OPTiM AI ホスピタル」では、オンプレミスAIとクラウドAIの選択肢に応じて、以下の機能が提供されます。
◆オンプレミスAI/クラウドAI選択可能機能
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看護サマリー作成: 看護記録を解析し、転院・退院時に必要なサマリーの下書きを生成します。
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診療情報提供書作成: カルテ内の診療経過から、紹介先への提供書の下書きを生成します。
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主治医意見書作成: 診療・リハビリ記録から、介護保険申請等に必要な意見書の下書きを生成します。
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ボイスレコーダーAI要約: 音声要約プロンプトをDIY・テンプレート化し、全ての音声記録業務を効率化します。
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IC AI要約(β版): インフォームドコンセント(IC)を録音・テキスト化し、重要事項を自動抽出します。
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カルテ作成支援(β版): 診療音声の文字起こしとSOAP形式カルテの下書き作成を自動作成します。
◆クラウドAIのみ提供機能
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カルテAIアシスタント: AIと対話しながら、過去の膨大なカルテから必要な情報を瞬時に抽出・整理します。
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カルテAIサマリー: 1クリックで長期間のカルテ経過を要約。修正もチャット形式で直感的に実行可能です。
まとめ
「OPTiM AI ホスピタル」v3.0は、国内初のハイブリッドAIアーキテクチャと、革新的な新機能「カルテAIアシスタント」「カルテAIサマリー」を搭載し、医療現場の働き方を大きく変える可能性を秘めています。強固なセキュリティを維持しつつ、高度なAI活用を段階的に導入できるこのサービスは、医療従事者の負担軽減、ケア品質の向上、そして安全な医療DXの実現に大きく貢献するでしょう。
医療現場の未来を支えるこの新しいAIサービスに、ぜひ注目してみてください。
「OPTiM AI ホスピタル」の詳細な機能や提供条件については、以下のリンクからご確認いただけます。さらに詳細なご質問や導入に関するご相談は、お気軽にお問い合わせください。

※1 2026年3月19日時点、オプティム調べ。国内で公表された病院向け生成AIサービスのうち、オンプレミスLLMとクラウドLLMを機能別に使い分ける独自エンジンを搭載し提供開始するものとして初。
※2 状況(S)、背景(B)、評価(A)、提言(R)の各項目で構成される標準的な報告形式。情報の構造化を補助し、医療現場における円滑な連携の支援を目的としています。
※3 厚生労働省、経済産業省、総務省が策定した医療情報の安全管理に関する指針の総称。医療機関向けの「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」と、サービス事業者向けの「医療情報を取り扱う情報システム・サービスの提供事業者における安全管理ガイドライン」で構成されます。

