【無料開催】CAEとAIがものづくりを革新!第34回研究会で最先端のデジタル技術と最適化を学ぶ

CAEとAIが拓くものづくりの未来:第34回研究会が開催

現代のものづくりにおいて、製品開発の効率化と品質向上は企業の競争力を左右する重要な要素です。その鍵を握る技術の一つが「CAE(Computer Aided Engineering)」、そして近年目覚ましい進化を遂げている「AI(人工知能)」です。この二つの技術が融合することで、ものづくりのプロセスはかつてないほどの革新を遂げようとしています。

2026年2月18日(水)に名古屋市工業研究所で開催される「第34回CAEを活用したものづくり研究会」は、まさにこのCAEとAIの融合、そして「最適化」というテーマに焦点を当てた、ものづくりに関わるすべての方にとって見逃せないイベントです。AI初心者の方にも理解しやすい言葉で、ものづくりの未来を形作る最先端のデジタル技術とその活用法を詳しくご紹介します。

第34回CAEを活用したものづくり研究会の案内

CAEとは?ものづくりに不可欠な「シミュレーション技術」を理解する

まず、CAEとは一体何でしょうか?CAEは「Computer Aided Engineering」の略で、日本語では「コンピュータ支援エンジニアリング」と訳されます。これは、製品の設計や開発を行う際に、実際に試作品を作る前にコンピューター上でその性能や挙動をシミュレーションする技術のことです。

例えば、自動車の衝突安全性評価を考えてみましょう。実際に車を衝突させる実験には多大なコストと時間がかかります。しかし、CAEを使えば、コンピューター上で車のモデルを作成し、仮想的に衝突させてその影響を解析できます。これにより、設計段階で問題点を早期に発見し、改善することが可能になります。

CAEの主なメリットは以下の通りです。

  • 開発期間の短縮:物理的な試作と実験を繰り返す手間が省けます。

  • 開発コストの削減:試作にかかる材料費や人件費を抑えられます。

  • 製品品質の向上:様々な条件下での性能を事前に検証し、最適化できます。

  • 設計の自由度向上:複雑な形状や新たな素材の検討も容易になります。

CAEは、構造解析、熱流体解析、振動解析、電磁場解析など、多岐にわたる分野で活用されており、現代のものづくりには欠かせない技術となっています。しかし、高度な解析には長時間の計算が必要となる場合があり、専門知識を持つ人材も限られているという課題も存在します。

AIとは?ものづくりを変革する「人工知能」の基礎知識

次に、AIについて解説します。AIは「Artificial Intelligence」の略で、日本語では「人工知能」と呼ばれます。AIは、人間のように学習したり、推論したり、判断したりする能力をコンピューターに持たせる技術やシステム全般を指します。

AIの中には、特に「機械学習」と呼ばれる分野があります。これは、コンピューターが大量のデータからパターンやルールを自動的に見つけ出し、学習する技術です。さらに機械学習の一種である「ディープラーニング(深層学習)」は、人間の脳の神経回路を模した「ニューラルネットワーク」を多層的に組み合わせることで、より複雑なデータから高度な特徴を学習することを可能にしました。

AIは、画像認識、音声認識、自然言語処理など、様々な分野で私たちの生活を豊かにしていますが、ものづくりにおいてもその応用が急速に進んでいます。特に、CAEとの組み合わせでは、以下のような可能性を秘めています。

  • シミュレーションの高速化:AIが過去のシミュレーション結果を学習し、新たな条件での解析結果を予測することで、計算時間を大幅に短縮できます。

  • 設計の自動化・最適化:AIが最適な設計パラメーターを探索したり、自動で形状を生成したりすることで、人間では見つけにくい革新的な設計案を生み出すことができます。

  • データ管理の効率化:シミュレーションで得られる膨大なデータをAIが分析し、有効な知見を抽出することで、開発プロセスの改善に役立てられます。

AI技術の発展は、CAEが抱える課題を解決し、ものづくりプロセス全体をさらに高度化する可能性を秘めているのです。

第34回研究会のテーマ:CAEとAI活用、最適化

今回の研究会では、「CAEとAI活用、最適化」をメインテーマに掲げ、ものづくりにおけるこれらの技術の最新動向と実践的な活用法が紹介されます。企業内でCAE業務を担う技術者だけでなく、ものづくりプロセスの革新に関心のあるすべての方々が、デジタル技術の最前線に触れる貴重な機会となるでしょう。

研究会は、以下の4つの講演とフリートーキング、そして名刺・情報交換会で構成されています。それぞれの講演が、CAEとAI、そして最適化の理解を深めるための重要な鍵となります。

講演1:AIの歴史とCAEへの応用 ~AIを知り、仕事に活用しよう~

最初の講演では、有限会社イワタシステムサポートの代表取締役である岩田進吉氏が登壇します。この講演は、AI初心者の方にとって特に有益な内容となるでしょう。AIがどのように発展してきたのか、その歴史的背景から現在の技術レベルに至るまでの道のりを分かりやすく解説します。

そして、AIがCAE分野で具体的にどのように応用されているのか、その可能性と具体的な活用事例に焦点を当てます。AIの基本的な概念から、ものづくりの現場でどのように役立てられるのかまで、AIを仕事に活用するための第一歩となる知識が提供される予定です。AIの基礎を学び、自身の業務への応用を考える上で、非常に実践的な内容が期待されます。

講演2:デジタル技術によるものづくりプロセスの革新 ~CAEに新たな価値をもたらす機械学習/AI技術とシミュレーションデータマネジメント~

続いて、株式会社JSOL CAEプロフェッショナルの武田雅弘氏が、デジタル技術がものづくりプロセスにどのような革新をもたらすかについて解説します。この講演では、特に「機械学習/AI技術」がCAEにもたらす新たな価値と、「シミュレーションデータマネジメント」の重要性が強調されます。

CAEシミュレーションによって生成されるデータは膨大であり、その適切な管理と活用はものづくりプロセスの効率化に不可欠です。武田氏は、AIがこれらのデータをどのように分析し、より高度なシミュレーションや設計最適化に繋がる知見を引き出すかについて、具体的な事例を交えて説明するでしょう。AIを活用したデータマネジメントは、開発期間の短縮やコスト削減に直結するため、企業の競争力向上に大きく貢献するテーマです。

紺色のポロシャツを着たアジア人男性のポートレート

講演3:トポロジー最適化の基礎と実装の最前線

三番目の講演では、名古屋大学大学院工学研究科の加藤準治教授が、ものづくりにおける「トポロジー最適化」の基礎と、その実装の最前線について語ります。トポロジー最適化とは、与えられた設計空間の中で、特定の条件(強度、軽さなど)を満たしつつ、材料を最も効率的に配置する形状を自動的に探索する技術です。

これは、AI技術とも密接に関連しており、従来の設計手法では想像もできなかったような、革新的で高性能な形状を生み出すことが可能です。例えば、航空機部品の軽量化や、医療機器の性能向上など、多岐にわたる分野での応用が期待されます。

さらにこの講演では、加藤教授が関わる名大発ベンチャー企業である株式会社FAIの取り組み事例も紹介されます。株式会社FAIの取締役COOである森部天仁氏が、実際の製品開発におけるトポロジー最適化の適用事例や、その効果、そして直面する課題と解決策について具体的に解説する予定です。理論だけでなく、実践的な視点からトポロジー最適化の可能性と現実を知る貴重な機会となるでしょう。

白い背景を背に、紺色のスーツと白いシャツを着用したアジア系の男性のバストアップポートレート

フリートーキングと名刺・情報交換会:実践的な知見とネットワーク構築の場

各講演後には、中部CAE懇話会幹事の水野雅彦氏をファシリテーターに迎え、講師を交えてのフリートーキングが行われます。ここでは、参加者が直接講師に質問したり、議論を深めたりする貴重な機会が提供されます。講演だけでは解消しきれなかった疑問を解決し、より実践的な知見を得ることができるでしょう。

また、研究会の最後には名刺・情報交換会が設けられています。これは、ものづくりに関わる様々な企業や研究機関の技術者、専門家が一堂に会する絶好の機会です。新たなビジネスチャンスの創出や、技術的な課題解決に向けた協力関係の構築など、参加者間のネットワークを広げる場として、積極的に活用することをおすすめします。

参加対象者と参加メリット

この研究会は、以下のような方々に特におすすめです。

  • CAE業務に携わっているが、AI活用や最適化に興味がある方

  • ものづくりプロセスの効率化、生産性向上を目指している企業の経営者や技術者

  • AI技術の基礎から応用までを学び、業務に役立てたいAI初心者の方

  • 最新のデジタル技術動向に関心がある研究者や学生

  • 他社の取り組みや課題解決事例からヒントを得たい方

参加することで、AIとCAEの融合による開発期間の短縮、コスト削減、製品品質向上といった具体的なメリットを理解し、自身の業務や企業の競争力強化に繋がるヒントを得ることができるでしょう。最先端の技術動向を無料で学べる貴重な機会ですので、ぜひご参加ください。

開催概要と申込方法

「第34回CAEを活用したものづくり研究会」の詳細は以下の通りです。

  • 日時:2026年2月18日(水) 13:00~17:00 (受付:12:30~)

  • 会場:名古屋市工業研究所 視聴覚室 (名古屋市熱田区六番3-4-41)

  • 定員:会場50名

  • 参加費:無料

  • 申込締切:2026年2月16日(月)

  • 申込方法:メールまたは以下の申込フォームよりお申し込みください。

  • 問い合わせ先:(公財)名古屋産業振興公社 産業連携推進部 産業連携推進課

    • TEL:052-655-5020

    • E-mail:cae@nipc.or.jp

この研究会は、ものづくりの未来を担う技術者や企業にとって、AIとCAEの最新動向を学び、新たなビジネスチャンスを掴む絶好の機会です。定員には限りがありますので、お早めにお申し込みください。

まとめ:ものづくりを加速させるCAEとAIの可能性

「第34回CAEを活用したものづくり研究会」は、CAEとAIという二つの強力な技術が、ものづくりにどのような変革をもたらすのかを深く掘り下げるイベントです。AIの基礎知識から、CAEへの具体的な応用、そしてトポロジー最適化のような最先端の設計技術まで、幅広いテーマが網羅されています。

デジタル技術の進化は、ものづくりの現場に新たな課題と同時に、大きなチャンスをもたらしています。AIを活用することで、これまで時間とコストがかかっていたシミュレーションや設計作業が大幅に効率化され、より高品質で革新的な製品を市場に投入することが可能になります。

この研究会を通じて、AI初心者の方から経験豊富な技術者まで、ものづくりに関わるすべての方々が、デジタル技術の可能性を理解し、自身の業務や企業の未来を切り拓くヒントを得られることでしょう。ぜひこの機会を活用し、ものづくりの新たなステージへと踏み出してください。

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