【生成AI】シナモンAI「Super RAG™」がMicrosoft SharePointと連携!社内ドキュメント活用を革新し、業務効率化とDX推進を加速する新機能とは?

シナモンAIの「Super RAG™」がMicrosoft SharePointと正式連携!社内ドキュメント活用を革新

国内の大手企業向けにAI(人工知能)ソリューションを提供する株式会社シナモンが、同社独自のAIアシスタント構築プラットフォーム「Super RAG™(スーパーラグ)」の最新バージョンv3.3を2025年12月3日に正式リリースしました。今回のアップデートの目玉は、多くの企業で利用されているMicrosoft SharePointとの正式連携機能です。この連携により、企業は社内ドキュメントの活用をさらにシームレスにし、生成AIによる高精度なナレッジ検索や回答をより安全かつ容易に実現できるようになります。

AI技術の進化は目覚ましく、特に「生成AI」と呼ばれる技術は、私たちの働き方を大きく変える可能性を秘めています。しかし、生成AIを企業で活用する際には、「自社の情報に基づいた正確な回答が得られるか」「情報漏洩のリスクはないか」といった課題が常に存在します。Super RAGとSharePointの連携は、これらの課題を解決し、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を強力に推進する一歩となるでしょう。

Super RAG™とは?AI初心者にもわかるRAG技術の基本と強み

AI初心者の方にとって、「RAG」という言葉は聞き慣れないかもしれません。RAGとは「Retrieval Augmented Generation」の略で、「検索拡張生成」と訳されます。これは、大規模言語モデル(LLM)と呼ばれるAI(ChatGPTなどが代表的です)が回答を生成する際に、事前に与えられた情報だけでなく、外部のデータベースやドキュメントから関連情報を「検索(Retrieval)」し、その情報を基に「生成(Generation)」する技術のことです。

大規模言語モデル(LLM)の課題とRAGの役割

通常の大規模言語モデルは、インターネット上の膨大なデータを学習していますが、学習データにはない企業の内部情報や最新情報については回答できません。また、学習データに偏りがあったり、誤った情報が含まれていたりすると、AIがもっともらしい嘘をつく「ハルシネーション」と呼ばれる現象が発生することもあります。

ここでRAG技術が重要になります。RAGは、企業が持つ独自の社内ドキュメント(会議議事録、製品マニュアル、社内規定、研究データなど)をAIに「知識」として与えることで、LLMがこれらの情報に基づいて正確な回答を生成できるようにします。これにより、AIは単なる一般的な知識だけでなく、企業に特化した専門的な質問にも対応できるようになるのです。

シナモンAIの「Super RAG™」の特長

シナモンAIの「Super RAG™」は、このRAG技術を企業で活用するためのAIアシスタント構築プラットフォームです。Super RAGの大きな特長は、チューニング(調整)が不要で高精度な回答を生成できる点、そして図や表を含む複雑なドキュメントも解析・活用できる点にあります。

多くの企業が保有するデータのうち、約8割は「非構造化データ」と呼ばれる形式です。これは、Excelのような整った表形式ではなく、自由な文章や画像、図表などが混在したドキュメントを指します。Super RAGは、独自のドキュメント解析技術により、これらの非構造化データを高度に解析し、コンテンツタイプに合わせた最適な形で構造化する能力を持っています。これにより、LLMは文書内のコンテンツ単位の関係性を利用したグラフデータベースから高精度な検索を行い、業務自動化を実現します。

例えば、膨大な決算書や技術情報、社内規定の中から特定の情報を探す場合、Super RAGを使えば、LLMが適切な回答を素早く生成できます。問い合わせ対応、ビジネスプランの創出、報告書作成、インシデント予測といった専門知識が必要な業務はもちろん、暗黙知が求められるような少量多品種の業務にも活用が期待されています。

Super RAG™のロゴ

図表を含む複雑なドキュメントの活用イメージ

Super RAGは、単なるテキスト情報だけでなく、図や表が含まれるドキュメントからも情報を抽出し、活用することが可能です。これにより、よりリッチな情報源をAIの知識として取り込むことができます。

Super RAGで活用可能な図や表を含む複雑なドキュメントのイメージ

Microsoft SharePoint連携がもたらす革新:社内ナレッジ活用の新時代

Microsoft SharePointは、多くの企業でドキュメント管理、情報共有、チームコラボレーションのために広く利用されているプラットフォームです。社内にはSharePoint上に膨大なドキュメントが蓄積されており、これらを効率的に活用することが、企業の生産性向上やDX推進において重要な課題となっています。

今回のSuper RAGとSharePointの連携は、まさにこの課題を解決するための強力なソリューションです。RAGに関する専門知識がないユーザーでも、SharePointに蓄積された自社のドキュメントを安全かつ容易にSuper RAGのAIアシスタントに連携させ、活用できる環境が提供されます。これにより、社内のナレッジ活用と情報共有がこれまで以上に効率化され、企業のDXを強力に推進します。

SharePoint連携の主な機能とメリット

Super RAG v3.3のSharePoint連携には、企業の生産性向上を強力に支援する以下の主要機能が含まれています。

1. サイト単位での柔軟な連携管理

企業によっては、部署ごとやプロジェクトごとにSharePointサイトを分けて運用していることがあります。Super RAGは、SharePointサイト単位での接続設定が可能です。さらに、サイト内の特定のドキュメントを選択したり、あるいは除外したりすることもできます。これにより、部署単位での閲覧権限や編集ポリシーなど、企業の運用ルールに合わせた柔軟な連携管理が実現します。

メリット: 必要な情報だけをAIアシスタントに学習させ、不要な情報や機密性の高い情報を除外できるため、セキュリティを保ちつつ、関連性の高い情報に基づいた正確な回答をAIに生成させることが可能になります。

2. 自動・手動の2種類の更新に対応

社内ドキュメントは常に更新されるものです。Super RAGとSharePointの連携では、24時間ごとの自動更新に加えて、管理者が手動で更新することも可能です。ドキュメントが更新された際には、変更があった部分のみを効率的に取り込むため、常に最新情報を高速でSuper RAGのAIアシスタントに反映できます。

メリット: AIアシスタントが常に最新かつ正確な情報に基づいて回答を生成できるため、情報鮮度の高いナレッジ活用が実現します。これにより、従業員は常に最新の情報にアクセスでき、業務の正確性と効率性が向上します。

3. Azure ADによるSSO連携で安全な接続を実現

企業のシステム連携において、セキュリティは最も重要な要素の一つです。Super RAGの認証基盤は、Microsoftが提供するクラウドベースのIDおよびアクセス管理サービスである「Azure Active Directory(Azure AD)」に対応しました。多くの企業が採用しているAzure ADの高度な認証機能を利用することで、Super RAGは企業の厳しいセキュリティ基準やコンプライアンス要件を容易に満たすことができます。

メリット: Azure ADによる認証連携は、ユーザーアカウントの一元管理を可能にします。これにより、IT部門の運用負担が軽減されるだけでなく、従業員は複数のシステムで異なるIDやパスワードを管理する手間なく、安全かつ効率的にSuper RAGにアクセスできるようになります。シングルサインオン(SSO)により、ログインの手間が減り、生産性向上にも寄与します。

Super RAG導入による主な効果:企業にもたらされる変革

Super RAGとSharePointの連携は、企業に以下のような具体的な効果をもたらします。

  • SharePoint上の最新ドキュメントを反映した回答生成: AIアシスタントが常に最新の情報に基づいて回答するため、情報の陳腐化を防ぎ、従業員は常に正確な情報を得られます。

  • 部門・プロジェクト横断の知識共有を効率化: 各部署やプロジェクトのSharePointサイトに散在していた知識をSuper RAGを通じて一元的に検索・活用できるため、組織全体のナレッジ共有が促進されます。

  • RAGエージェントによる“知識の発見”を促進: AIが関連性の高い情報を提示することで、従業員自身が気づかなかった知識や情報にアクセスする機会が増え、新たな発見やアイデア創出に繋がります。

  • IT部門の負担を軽減し、安全な連携運用を実現: Azure AD連携によるアカウント一元管理や、専門知識不要なAIアシスタント構築により、IT部門の運用負担が軽減され、セキュリティを確保しながら効率的なAI活用が進められます。

これらの効果は、企業の業務効率を飛躍的に向上させ、競争力強化に貢献するでしょう。特に、情報検索にかかる時間の削減は、従業員がより創造的で価値の高い業務に集中できる時間を生み出します。

Super RAGの今後の展開

シナモンAIは、企業における知識活用の可能性をさらに広げるため、「Super RAG」の機能拡充を継続していく方針です。次期バージョンでは、Boxとの連携機能が追加される予定です。これにより、SharePoint以外のクラウドストレージサービスを利用している企業も、Super RAGの恩恵を受けられるようになり、より多くの企業で生成AIを活用したナレッジマネジメントが実現するでしょう。

まとめ:生成AIで社内ナレッジを最大限に活用し、DXを加速

シナモンAIの「Super RAG™」とMicrosoft SharePointの正式連携は、企業の社内ドキュメント活用に新たな可能性をもたらします。AI初心者の方でも容易にAIアシスタントを構築・運用できるシンプルな設計、最新情報への自動更新、そしてAzure ADによる強固なセキュリティは、企業のDX推進を強力に後押しするでしょう。

社内に眠る膨大な情報をAIの力で「生きた知識」に変え、従業員の生産性向上、部門間の知識共有の促進、そして最終的には企業の競争力強化へと繋がるこの革新的なソリューションに、ぜひ注目してみてください。生成AIを活用した新しい働き方が、もうそこまで来ています。

Super RAGの詳細については、以下の関連ページをご覧ください。

株式会社シナモンは、「誰もが新しい未来を描こうと思える、創造あふれる世界を、AIと共に」をパーパスに掲げ、高度なビジネスAIソリューションを提供しています。非構造化データを対象としたAIプロダクト事業とAIコンサルティング事業を展開し、多くの国内大手企業への提供実績があります。ベトナムに人工知能研究所を構え、AI-OCR、自然言語処理、大規模言語モデルなど、非構造化データを活用する技術資産を蓄積し、企業のDXやAI活用を支援しています。

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