生成AIクリエイターの今を解き明かす!AICUが大規模実態調査「R2602」を開始
近年、めざましい進化を遂げる生成AIは、クリエイティブ業界に大きな変革をもたらしています。画像、動画、音楽、テキストといったあらゆる分野でAIが活用され、クリエイターの制作プロセスや働き方に大きな影響を与えています。
しかし、実際に生成AIを使って創作活動を行う「AIクリエイター」たちが、どのような課題に直面し、何を求めているのか、その実態はまだ十分に把握されていません。このような状況を受け、AICU Japan 株式会社は、一般財団法人デジタルコンテンツ協会(DCAJ)の協力のもと、国内最大級の生成AI利用実態調査「生成AI時代の”つくる人”調査 2026.02(R2602)」を2026年2月19日より開始しました。
この調査では、チャット形式で手軽に回答できる新しいアンケートシステム「AIQ」が採用されており、参加者には10,000 AICUポイントが付与されます。本記事では、この重要な調査の目的、内容、そして参加方法について、AI初心者の方にも分かりやすいように詳しくご紹介します。

「生成AI時代の”つくる人”調査 2026.02(R2602)」とは?
本調査「R2602」は、生成AIを活用するクリエイターの現状を大規模に可視化することを目的としています。具体的には、クリエイターの創作プロセス、生成AIに対する権利意識、そして今後求められる制度ニーズを、定量的かつ統計的に把握することを目指しています。
この調査で得られたデータは、生成AIの安全性を確保するためのリスク探索やリスク低減策の検討、さらには学術研究や政策提言といった多岐にわたる分野で活用される予定です。生成AIが社会に与える影響が拡大する中で、クリエイターの声を集めることは、より良い未来を築く上で不可欠な要素と言えるでしょう。
調査への参加は、以下のURLから可能です。
生成AIつくる人調査
生成AIクリエイターの「声なき声」を可視化する重要性
2023年以降、生成AIは画像、動画、音楽、テキストといったクリエイティブの各領域で爆発的な普及を見せ、クリエイターの創作プロセスを根本から変えつつあります。AIを活用することで、これまでには考えられなかったようなスピードで作品を生み出したり、新たな表現方法を模索したりするクリエイターが増えています。
AICU Japanは、これまでも生成AIの普及と促進に貢献してきました。例えば、以下のような書籍の出版やコミュニティ活動を通じて、多くのクリエイターを支援しています。
また、クリエイターコミュニティの醸成にも力を入れており、以下のようなイベントカレンダーで情報発信を行っています。
AICUクリエイターコミュニティイベントカレンダー

さらに、個人や小規模企業向けのAIDX(AI Transformation)教育・コンサルティングも提供しています。
個人・小規模企業向けAIDX教育・コンサルティング
海外プレイヤーとの連携や、国際映画祭への参加、反AIデモの取材など、国内外のコンテンツ開発者、漫画家、アニメスタジオ、広告代理店、ITインフラ企業、大手メディアといった多様な分野での教育普及活動や戦略協力も積極的に行っています。しかし、実際に生成AIを使って創作している当事者であるAIクリエイターたちが、何を感じ、何を必要としているのかという具体的なデータは、日本ではほとんど存在していません。
現在、著作権問題、無断学習、収益構造の変化、AI生成物の作者性といった議論が活発に行われています。しかし、これらの議論を深め、適切な政策やルールを設計するためには、当事者であるクリエイターの定量的な声が不可欠です。本調査は、このような「声なき声」を可視化し、今後のコンテンツ業界の発展、特に個人や小規模スタジオによるコンテンツ開発(UGC:User Generated Content)の可能性を最大限に引き出すための重要な一歩となります。
AI時代のコンテンツクリエイターに関する総合的かつ継続的な調査は前例がなく、R2602は、この情報の空白を埋める画期的な調査です。生成AIを使うすべてのクリエイターに、この調査への参加が呼びかけられています。
前回調査「R2511」が突きつけた現実
2025年11月に実施された第1回調査(R2511、回答者数n=53)では、生成AIクリエイターの実態について以下のような衝撃的なデータが明らかになりました。
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53%が「AIなしでは仕事が成り立たない」と回答:さらに91%のクリエイターがAIを仕事に不可欠と認識していることが判明しました。これは、生成AIが単なるツールではなく、クリエイターの生産活動の根幹を支える存在になりつつあることを示しています。
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収益化の二極化:47%のクリエイターが「有償実績なし」と回答する一方で、33%は「年間100万円以上」の収益を生成AI関連で得ていることが分かりました。これは、AI活用による収益化に成功しているクリエイターと、そうでないクリエイターとの間で大きな格差が生じている現状を浮き彫りにしています。
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女性比率42%:テック業界における一般的な女性比率を大幅に上回る数の女性クリエイターが生成AI分野に参入していることが判明しました。これは、生成AIが多様な人材をクリエイティブ分野に引き込む可能性を示唆しています。
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「時間短縮」は90%が実現済み、「新規受注」は期待止まり:多くのクリエイターが生成AIによって作業時間の短縮を実感している一方で、新規の仕事獲得にはまだ課題があることが示されました。効率化と収益化の間には、依然としてギャップが存在していると言えるでしょう。
これらのデータは、生成AI時代のクリエイターエコノミーが急速に形成されつつある一方で、制度的・構造的な課題が山積していることを示唆しています。今回のR2602では、サンプル数を大幅に拡大し、使用ツールや環境、クリエイティブAI分野の経済構造をさらに深く掘り下げることで、より精緻な実態把握と具体的な政策提言を目指します。
R2602の調査テーマ——4つの核心
一般財団法人デジタルコンテンツ協会(DCAJ)との協力により、今回のR2602では、政策提言や学術研究に直結する4つの新しいテーマが設定されています。

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創作プロセスとAIの関係
生成AIがクリエイターのワークフローにおいて、どの工程でどのような役割を果たしているのかを構造的に把握します。例えば、アイデア出し、下書き、素材作成、最終調整など、AIが関わる具体的な場面を明らかにすることで、より効果的なAI活用方法や支援策を検討する手がかりが得られます。 -
オリジナリティと作者性の再定義
「AIが作ったものに、作者はいるのか?」という問いは、生成AI時代におけるクリエイティブの核心を突くものです。プロンプト(AIへの指示)の工夫、生成された結果の選別、仕上げ作業など、AI時代における作者性の根拠がどこにあるのかを、クリエイター自身の回答から定量的に明らかにします。これは、著作権や知的財産権に関する議論にも大きな影響を与える重要なテーマです。 -
権利・報酬・制度への要望
生成AIによる無断学習に対するクリエイターの態度、収益構造の変化への対応、そして今後求められる法制度やルール設計に関する要望を詳細に調査します。このデータは、国や業界団体が適切な政策を策定するための直接的な材料となります。 -
人間のクリエイターにしかできないこと
生成AIの進化が続く中で、「人間ならではの創造性」がどこにあるのかを探るテーマです。学術的フレームワークに基づき、「意図」「責任」「文脈」「身体性」「当事者性」「編集力」「問いを立てる力」「関係性」「越境」「リスク」「物語」「ビジョン」という13の選択肢から、クリエイターが自身のアイデンティティや強みをどのように認識しているかを明らかにします。これにより、AIと人間が共存する未来において、人間のクリエイターがどのような価値を提供できるのか、その可能性を探ります。

チャットで答える、新しいアンケート体験「AIQ」にも注目
今回のR2602調査では、AICU Japanが長年の運用・開発経験を持つLINEチャットボット「全力肯定彼氏くんLuC4」から生まれたAIチャットアンケートシステム「AIQ」が採用されています。

従来のフォーム入力型アンケートとは異なり、AIQは一問一答の対話形式で質問が進むため、まるでAIと会話しているかのようにサクサクと回答を進めることができます。超高速な応答速度(AICU規定:5秒以下)と、選択肢をタップするだけの簡単な操作で、大量かつ複雑な設問でもスマートフォンやPCから快適に回答することが可能です。
今回の調査の所要時間はわずか約3分。忙しいクリエイターでも気軽に参加できるよう配慮されています。回答完了後には、謝礼として10,000 AICUポイントが自動で付与されます。このポイントは、AICUが発行するクリエイティブAIコミュニティマガジン「月刊AICU」やAmazonギフト券などと交換できるため、実質的な報酬として受け取ることができます。
さらに、回答者限定で調査結果の速報ページが公開される特典も用意されており、いち早く生成AIクリエイターの最新動向を知ることができます。

調査概要とデータ利用方針
調査概要
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調査名称: 生成AI時代の”つくる人”調査 2026.02(R2602)
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主催: AICU Japan 株式会社(東京科学大学認定ベンチャー第7号)
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調査協力: 一般財団法人デジタルコンテンツ協会(DCAJ)
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調査期間: 2026年2月19日〜(予定回答数に到達次第、終了)
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調査対象: 生成AIに興味のある方(クリエイター以外も参加可能)
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回答方法: AIチャット型オンラインアンケート(所要時間約3分)
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謝礼: 10,000 AICUポイント(回答完了後に自動付与。月刊AICU・Amazonギフト券等と交換可能)
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結果公開: 回答者限定の結果速報ページを公開
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調査URL: https://p.aicu.jp/R2602
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結果速報(回答者限定): https://p.aicu.jp/q/R2602/results
データ利用方針
本調査で収集されたデータは、以下の目的で活用されます。
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学術研究: 生成AIクリエイターの実態に関する定量データの蓄積と分析。
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政策提言: DCAJを通じた公共政策、企業戦略、学術研究への具体的な提言材料としての活用。
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リスク低減: 生成AIの安全性確保に向けたリスク探索およびリスク低減技術の開発。
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公開レポート: 統計処理後の匿名化されたレポートとして公開。
前回の調査「R2511」の統計分析結果は、以下のURLで確認できます。
前回調査R2511の統計分析結果
学術研究や政策研究でのデータ利用を希望される場合は、R2602@aicu.jpまでお問い合わせください。
AICU Japan 株式会社について
AICU Japan 株式会社は、「生成AI時代に『つくる人をつくる』」をビジョンに掲げ、生成AI分野で活動する米国発のクリエイターユニオン「AICU」として2023年より活動を開始しました。2024年11月11日には、東京科学大学認定ベンチャー(第7号)として日本法人を設立し、東京科学大学の田町キャンパス内「INDEST」に拠点を置いています。
同社は、日本のクリエイター支援、オープンソース活用、クリエイティブAIメディア運営、AIDX研究開発、著作権解決技術の開発を推進しています。
代表取締役CEOの白井暁彦氏は、漫画、ゲーム、GPU応用、キャラクタービジネス、VTuber、AITuberに関連する研究開発・コンテンツ工学分野で30年以上の実績を持つ専門家です。入力言語や参照画像に基づく報酬解決可能な画像生成システムに関する国際特許を日本で取得済み(特許第7814797号)であり、米国・中国・欧州でも審査が進められています。生成プロセスの記録・証明(CERTサービス)、教育・検定、メディア発信を統合した実装力を持ち、技術・制度・社会実装の「クリエイティブAIの陽の当たる場所」を一体で提供できる点が、AICU Japanの大きな強みであり競争優位性となっています。
会社概要
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社名: AICU Japan 株式会社
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設立: 2024年11月11日
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代表者: 代表取締役 白井暁彦(博士(工学)、デジタルハリウッド大学大学院客員教授)
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所在地: 〒108-0023 東京都港区芝浦3-3-6 東京科学大学キャンパス・イノベーションセンターINDEST
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事業内容: 生成AI画像生成技術、CERTサービス(生成プロセスの記録・証明・契約支援)、クリエイティブAI教育・検定、メディア運営、AIDX研究開発、クリエイターコミュニティ運営
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認定: 東京科学大学認定ベンチャー第7号
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URL:
本件に関するお問い合わせ
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AICU Japan 株式会社
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メール: R2602@aicu.jp
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Webサイト: https://aicu.jp
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X (Twitter): https://x.com/AICUai
まとめ:AI時代のクリエイターエコノミーを共に創るために
AICU Japan 株式会社がDCAJと協力して実施する「生成AI時代の”つくる人”調査 2026.02(R2602)」は、生成AIがもたらす変革期において、クリエイターが直面する課題やニーズを明確にするための非常に重要な取り組みです。
チャット形式の「AIQ」システムにより、手軽に回答できるだけでなく、10,000 AICUポイントという謝礼も用意されています。この調査に参加することは、個々のクリエイターの「声」が、今後の法制度や政策、そしてクリエイティブAI分野の発展に直接貢献する機会となります。
生成AIの進化は止まることなく、クリエイターエコノミーは新たな段階へと移行しています。この大きな変化の波の中で、すべてのクリエイターが安心して創造活動を続けられるよう、ぜひこの調査に参加し、あなたの貴重な意見を届けてください。AIと共存するクリエイティブの未来を、私たち一人ひとりの声で形作っていきましょう。

