【白内障】手術後の見え方をARで疑似体験!多焦点眼内レンズの種類も選べる無料アプリ「AR Eye」が進化

白内障手術後の「見え方」の不安を解消!ARアプリ「AR Eye」が進化

年齢を重ねるにつれて、多くの人が直面する可能性のある「白内障」。眼のレンズの役割を果たす水晶体が濁り、視界がかすんだり、まぶしく感じたりする病気です。この白内障の治療には手術が一般的ですが、手術後の「見え方」については、多くの患者さんが不安を感じるものです。

ジョンソン・エンド・ジョンソン*は、そんな白内障手術を検討されている方々の不安を軽減し、より適切な眼内レンズ選びをサポートするために、医師監修の無料AR(Augmented Reality: 拡張現実)アプリ「AR Eye(エイアール・アイ)」のバージョンアップ版を提供開始しました。このアプリは、スマートフォンのカメラを通して現実世界にバーチャルな視覚情報を重ね合わせることで、白内障の症状や手術後の見え方をリアルに疑似体験できる画期的なツールです。

ジョンソン・エンド・ジョンソンの眼科医療機器事業について
アイヘルスのグローバルリーダーとして、日本においては、ジョンソン・エンド・ジョンソン サージカル ビジョン ジャパン(法人名:エイエムオー・ジャパン株式会社、所在地:東京都千代田区、カントリーマネジャー:岩重恵子)が、白内障手術領域や屈折矯正手術領域における眼科医療機器、医薬品、サービスを提供しています。

AR Eye

「AR Eye」のバージョンアップで変わる「見え方」シミュレーション

今回のバージョンアップで「AR Eye」は、白内障手術で使用される多焦点眼内レンズの種類を、より詳細に選択して見え方を比較できるようになりました。

これまでは「単焦点眼内レンズ」と「多焦点眼内レンズ」の大まかな比較でしたが、新たに以下の2種類の多焦点眼内レンズの見え方を体験できるようになっています。

  • 連続焦点/3焦点タイプ

  • 焦点拡張タイプ

これにより、患者さんは「単焦点眼内レンズ」「多焦点眼内レンズ 連続焦点/3焦点」「多焦点眼内レンズ 焦点拡張」という3つの主要な選択肢それぞれの見え方を、より具体的に比較検討することが可能になります。さらに、夜間の光の見え方のシミュレーションや、遠距離・近距離の見え方の疑似体験も行えます。

多焦点眼内レンズの種類と特徴

多焦点眼内レンズは、複数の距離にピントを合わせることで、手術後に眼鏡に頼る頻度を減らしたいと考える方に選ばれることが多いレンズです。しかし、その特性上、コントラスト感度が低下したり、夜間に光の周りに輪が見える「ハロー」や、光がまぶしく感じる「グレア」といった夜間光視症が生じたりする可能性もあります。

今回のバージョンアップで体験できるようになった2つの多焦点眼内レンズは、それぞれの見え方に特徴があります。

  • 連続焦点/3焦点タイプ

    • 特徴: 遠方から近方まで、連続的な範囲で視力を維持することを目指したレンズです。夜間の光視症(ハローなど)を低減し、昼夜を問わず質の高い見え方を追求しています。

    • こんな方におすすめ: 広い範囲で自然な見え方を希望し、夜間の運転などでも光の見え方が気になる方。

  • 焦点拡張タイプ

    • 特徴: 遠方から日常生活に必要な近方まで、焦点深度を拡張することに特化したレンズです。単焦点眼内レンズと同等のレベルまでグレアやハローを低減することを目指しています。

    • こんな方におすすめ: 遠方と手元の両方をクリアに見たいが、夜間光視症はできるだけ避けたいと考える方。

これらの詳細なシミュレーションを通じて、患者さんはご自身のライフスタイルや、クリアな見え方を希望する距離、夜に運転する機会の有無などを考慮し、より適した眼内レンズを選ぶ際の参考にできます。

「AR Eye」がもたらす価値と活用シーン

「AR Eye」アプリは、単なるシミュレーションツールに留まらず、白内障治療における患者さんと医療従事者のコミュニケーションを深める重要な役割を担います。

1. 患者さん自身の理解促進

白内障の症状がどのようなものか、そして手術後にどのような見え方になるのかを、実際にスマートフォンのカメラを通して体験できます。これにより、手術への不安が軽減され、ご自身の目の状態や治療後の生活について具体的にイメージしやすくなります。特に、複数の眼内レンズの種類による見え方の違いを体験できることで、自分に合ったレンズを選ぶ上での納得感を高めることができます。

2. 眼科医の診察時説明ツールとしての活用

眼科医は、診察時に患者さんへ白内障や眼内レンズについて説明する際、言葉だけでは伝わりにくい「見え方」のニュアンスを、このアプリを使って視覚的に示すことができます。患者さんの理解度が深まることで、よりスムーズで質の高いインフォームドコンセント(十分な説明に基づく同意)につながることが期待されます。

3. 患者さんのご家族の理解促進

白内障を発症している患者さんのご家族が、患者さんが日頃感じている見えにくさや不自由さをアプリで疑似体験することで、白内障への理解を深めることができます。家族の理解は、患者さんの精神的なサポートにもつながります。

4. ライフスタイルに合わせた眼内レンズ選びのサポート

白内障手術で挿入する眼内レンズは、一度挿入すると簡単には交換できません。そのため、患者さん一人ひとりの職業、趣味、日常の活動内容といったライフスタイルに合わせた選択が非常に重要です。「AR Eye」は、様々なシーンでの見え方をシミュレーションできるため、患者さんが自身の生活に最も適した眼内レンズを見つけるための強力な手助けとなります。

知っておきたい白内障と眼内レンズの基礎知識

「AR Eye」アプリをより深く理解するためにも、白内障と眼内レンズに関する基本的な知識を押さえておきましょう。

白内障とは?

白内障は、眼の中にある透明な水晶体が、加齢などが原因で白く濁ってしまう病気です。この水晶体はカメラのレンズのような役割を果たしており、濁ると光が眼の奥まで届きにくくなり、視界がかすんだり、物が二重に見えたり、光がまぶしく感じたりといった症状が現れます。

発症率は加齢とともに増加し、50代で約40%、60代で約70%、70代では90%、80代ではほぼ100%に近い方が発症するとされています(1)。

白内障の手術と眼内レンズ

白内障の根本的な治療は手術です。手術では、濁った水晶体を超音波で砕いて吸引除去し、その代わりに人工の「眼内レンズ」を挿入します。手術自体は国内で年間約180万件行われており、外科手術の中では最も多い部類に入ります(2)。

眼内レンズには大きく分けて二つの種類があります。

  • 単焦点眼内レンズ: 1カ所にピントを合わせるレンズです。ピントを合わせた距離ははっきり見えますが、それ以外の距離を見る際には眼鏡が必要になる場合があります。

  • 多焦点眼内レンズ: 複数の距離にピントを合わせるレンズです。手術後に眼鏡を使う頻度を減らしたい方に向いていますが、前述のようにコントラスト感度の低下や夜間光視症が生じる可能性があります。しかし、近年では多焦点レンズの機能は大きく進化し、選択肢も広がっています。

(1) Minds 白内障診療ガイドラインの策定に関する研究(H13-21EBM-012)
(2) 厚生労働省「第8回NBDオープンデータ」

「AR Eye」アプリの利用方法とダウンロード

「AR Eye」アプリは、AndroidまたはiOSを搭載したスマートフォンやタブレットで利用可能です。無料でダウンロードできますので、白内障の症状が気になる方や、手術を検討されている方はぜひお試しください。

アプリのダウンロードは、以下のQRコードから可能です。

アプリダウンロードQRコード

監修医師からのメッセージと関連情報

この「AR Eye」アプリは、東京歯科大学水道橋病院 名誉教授・特任教授であるビッセン宮島弘子先生に監修されています。ビッセン宮島先生は、白内障や屈折矯正手術分野における日本のパイオニアとして知られています。

白内障に関するさらに詳しい情報や疑問については、ビッセン宮島先生が監修するウェブサイト「白内障のぎもん」も参考にしてください。

ジョンソン・エンド・ジョンソンのビジョン事業について

ジョンソン・エンド・ジョンソンは、長年にわたり患者さんの目の健康向上を目指し、革新的な製品開発に取り組んできました。「Vision Made Possible」というメッセージを掲げ、あらゆる世代の人々がより良い「見る力」を得ることで、素晴らしい人生を送れる未来の実現に貢献しています。

同社のビジョン事業は、最先端のイノベーションと材料・光科学の専門性を融合し、世界初の使い捨てコンタクトレンズ「アキュビュー®」をはじめ、白内障手術や屈折矯正手術領域における眼科医療機器、医薬品、サービスを提供しています。トータルアイヘルスのリーダーとして、患者さんの視力および視機能向上に尽力し、「人生100年時代」における目の健康寿命の延伸に貢献しています。

ジョンソン・エンド・ジョンソンのビジョン事業および製品に関する詳細は、以下のリンクからご覧いただけます。

まとめ

白内障手術は、多くの人にとって視界を取り戻し、生活の質を向上させる重要な治療法です。しかし、眼内レンズの選択は、その後の見え方に大きく影響するため、慎重な検討が求められます。

ジョンソン・エンド・ジョンソンが提供する無料ARアプリ「AR Eye」は、白内障の症状や手術後の見え方、特に多焦点眼内レンズの種類による見え方の違いを、手軽に疑似体験できる画期的なツールです。このアプリを活用することで、患者さんはもちろん、ご家族も白内障への理解を深め、自身のライフスタイルに最も適した眼内レンズを選ぶための貴重な情報を得ることができます。

AIやARといった先端技術が医療分野に応用されることで、患者さん一人ひとりに寄り添った医療が実現し、より豊かな生活を送れるようになることでしょう。白内障でお悩みの方は、ぜひこの「AR Eye」アプリを試してみてはいかがでしょうか。

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