Kotoba Technologiesが「Morning Pitch Special Edition 2026」で快挙!最優秀賞&オーディエンス賞をダブル受賞
2026年1月28日、デロイトトーマツベンチャーサポート株式会社と野村証券株式会社が主催する、国内最大級のピッチイベント「デロイト トーマツ イノベーション サミット 2026 / アントレプレナーサミット・ジャパン」内で開催された「Morning Pitch Special Edition 2026」において、Kotoba Technologies, Inc.が「最優秀賞」と「オーディエンス賞」をダブル受賞するという快挙を達成しました。
「Morning Pitch」は、毎週開催されるベンチャー企業向けのピッチイベントで、その年間集大成ともいえる「Special Edition」では、2025年に登壇した全42回、212社のベンチャー企業の中から選ばれたわずか7社のファイナリストが登壇します。この狭き門を突破し、さらに参加者からの投票で決まる「オーディエンス賞」まで獲得したことは、Kotoba Technologiesの技術が持つ革新性、事業の将来性、そして市場からの圧倒的な期待を明確に示しています。

今回の受賞は、同社が開発するリアルタイム音声AI基盤「Koto」が、言語の壁を突破し、グローバルなコミュニケーションを根本から変革する可能性を秘めていることの証と言えるでしょう。
Kotoba Technologiesとは?リアルタイム音声AI基盤「Koto」に迫る
Kotoba Technologies, Inc.は、米国サンフランシスコに本社を置き、東京都千代田区に研究開発拠点を構える日米クロスボーダースタートアップです。彼らの主要な事業は、リアルタイム音声AI基盤の研究開発と提供にあります。
同社の共同創業者2人は、アメリカで博士号を取得した生成AIの研究者であり、日本の誇るスーパーコンピュータ「富岳」を活用した国内生成AIプロジェクトのメンバーとも連携しています。このような強力な研究開発体制のもと、2023年に設立されて以来、わずか2年半程度で日米のトップVC(ベンチャーキャピタル)から30億円弱もの資金調達を成功させています。
さらに、「Koto」の開発は投資家からの出資だけでなく、経済産業省・NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の補助金フレームワーク「GENIAC」にも3期連続で採択されています。これは、国の重要なプロジェクトとしてその技術が認められていることを意味します。GENIACからの支援により、同社はGPUスパコン資源を大規模に活用し、研究開発を加速させています。
「Koto」が目指す「言語の壁の突破」
Kotoba Technologiesが開発する音声AI基盤「Koto」は、独自の同時音声翻訳技術を核としています。この技術は、超低遅延かつ高自然性の音声認識、翻訳、そして音声合成を統合した画期的なモデルです。
AI初心者の方にとっては、これらの言葉が難しく感じるかもしれません。簡単に説明すると、従来の機械翻訳は、誰かが話し終わってから翻訳が始まるため、会話にタイムラグが生じ、不自然な間ができてしまうことがありました。また、翻訳された音声が機械的で、まるでロボットが話しているように聞こえることも珍しくありませんでした。
しかし、「Koto」はこれらの課題を克服します。
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超低遅延: 話し始めると同時に、ほとんど遅れることなく翻訳が始まります。これにより、まるで人間が同時通訳しているかのように、会話のテンポを損なわずにスムーズなコミュニケーションが可能になります。
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高自然性: 翻訳された音声が、まるで人間が話しているかのように自然な抑揚やイントネーションを持ちます。これにより、相手の言葉がより感情豊かに伝わり、コミュニケーションの質が格段に向上します。
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音声認識・翻訳・音声合成の統合: Kotoは、話された言葉を正確に認識し(音声認識)、それを瞬時に別の言語に変換し(翻訳)、さらに自然な声で出力する(音声合成)という一連の流れを、一つの基盤モデルでシームレスに処理します。これにより、従来の複数のシステムを組み合わせるよりも、はるかに高速で高品質な翻訳体験が実現されているのです。
「Koto」が目指すのは、まさに「言語の壁の突破」です。異なる言語を話す人々が、まるで同じ言語を話しているかのように、ストレスなくコミュニケーションできる未来の実現を目指しています。
「Koto」を活用した革新的なサービス
Kotoba Technologiesは、「Koto」の技術を活かして現在2つの主要なサービスを提供しています。
1. AI同時通訳アプリ「同時通訳 – リアルタイム音声翻訳・文字起こし」
一般ユーザー向けに提供されているこのアプリは、Apple StoreとGoogle Playからダウンロード可能です。このアプリの最大の特徴は、その驚異的な処理速度にあります。

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発話開始から翻訳・文字起こし表示までの遅延は平均1秒以下: これは、従来のAI翻訳では実現が難しかったレベルの速さです。例えば、会議や商談で相手が話し始めた瞬間に、ほぼリアルタイムで翻訳されたテキストが表示されるため、会話の流れを途切れさせずに内容を理解できます。
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スムーズなコミュニケーションを実現: 海外旅行先での現地の人との会話、国際会議でのディスカッション、多国籍なチームでの打ち合わせ、外国人観光客への接客など、様々なシーンで言語の障壁を感じることなく、円滑なコミュニケーションを可能にします。
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シンプルで直感的な操作性: AIや翻訳アプリの専門知識がない方でも、すぐに使いこなせるよう設計されています。複雑な設定は不要で、アプリを開けばすぐに翻訳を開始できます。
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対応言語: 日本語、英語、中国語、韓国語に対応しており、特に日本語を中心とした東アジア言語において、非常に高い翻訳性能を誇ります。これは、同社の研究開発がこれらの言語に特化していることの成果と言えるでしょう。今後も対応言語は順次追加される予定です。
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ユーザー数は10万人台に到達: 既に多くのユーザーがこのアプリの利便性を実感し、活用しています。これは、技術の実用性と市場からの高い評価を裏付けるものです。
今後のアップデートと展開
Kotoba Technologiesは、このアプリの機能をさらに進化させる計画を進めています。
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話者の声での同時通訳と感情反映: 2カ月後には、翻訳された音声が単に内容を伝えるだけでなく、話者の声色や感情(喜び、怒り、驚きなど)を反映して出力されるようになる予定です。これにより、より人間らしい、深みのあるコミュニケーションが実現されることでしょう。
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一般企業向けチームプラン: 2月末には、企業や組織での利用を想定したチームプランが公開される予定です。これにより、ビジネスシーンでの多言語コミュニケーションがより効率的かつスムーズになり、国際的なコラボレーションが加速することが期待されます。
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フリートライアルプラン: 最新技術を気軽に体験できるフリートライアルプランも用意されています。興味のある方は、ぜひApp StoreやGoogle Playで詳細を確認してみてください。
App Store、Google Play: https://kotoba.onelink.me/wkA2/br01ypys
2. ウェアラブルデバイスの多言語ボイスインターフェース
Kotoba Technologiesは、AI同時通訳アプリ以外にも、ウェアラブルデバイス向けの多言語ボイスインターフェースを提供しています。これは、米国、日本、韓国などのグローバル企業向けにすでに提供が開始されています。
ウェアラブルデバイスとは、スマートウォッチやスマートグラス、イヤホンなど、身につけて利用する小型の電子機器のことです。これらのデバイスに「Koto」の技術が組み込まれることで、例えば以下のようなシーンでの活用が期待されます。
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海外出張でのビジネスコミュニケーション: スマートグラスを通して、相手の言葉がリアルタイムで翻訳・表示されたり、イヤホンから翻訳された音声が流れてきたりすることで、ハンズフリーで自然な商談が可能になります。
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国際的なイベントや観光ガイド: 観光客が着用するデバイスが、ガイドの説明をリアルタイムで翻訳したり、質問に多言語で応答したりすることで、より豊かな体験を提供できます。
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工場や医療現場での多言語対応: 作業指示や緊急時のコミュニケーションが、言語の壁なく行えるようになり、安全性や効率性が向上します。
このように、「Koto」の技術は、私たちの日常生活からビジネスシーンまで、様々な場面で言語の壁を意識させない新しい体験をもたらす可能性を秘めているのです。
今後の展望と期待
Kotoba Technologiesは、創業からわずかな期間で目覚ましい成果を上げています。日米のトップVCからの資金調達、NEDOのGENIACへの採択、そして今回の「Morning Pitch Special Edition 2026」でのダブル受賞は、その技術力と将来性が高く評価されている証拠です。
同社は、GPUスパコン資源を大規模に活用しながら研究開発を継続しており、今後も「Koto」の技術はさらなる進化を遂げるでしょう。2カ月後の話者の声や感情を反映した同時通訳、企業向けチームプランの提供開始など、具体的なロードマップも示されています。
言語の壁をなくすというKotoba Technologiesのビジョンは、国際的なビジネスを円滑にし、異文化理解を深め、世界中の人々がより自由にコミュニケーションできる社会を実現する可能性を秘めています。AIが「難しいを簡単にする」という本質を体現する同社の技術が、今後どのような未来を切り拓いていくのか、大いに注目が集まります。
Kotoba Technologiesの最新情報については、以下の公式サイトおよびX(旧Twitter)アカウントをご覧ください。
Kotoba Technologies, Inc. 概要
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本社所在地 : Levi’s Plaza, 1160 Battery St Suite 100, San Francisco, CA 94111, USA
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CEO & Co-founder : Noriyuki Kojima
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事業内容 :リアルタイム音声翻訳・音声AI基盤モデルの研究開発および提供
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設立 :2023年5月
株式会社Kotoba Technologies Japan 概要 (研究開発拠点)
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会社名 :株式会社Kotoba Technologies Japan
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本社 :東京都千代田区大手町一丁目6番1号 大手町ビルヂング6階
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代表者 :代表取締役社長 小島 熙之
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設立 :2023年10月
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資本金 :1000万円
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事業内容:リアルタイム音声AI基盤モデルの研究開発、プロダクト開発、国内事業展開

