コクヨとTIGEREYEがパートナーシップを締結!AIロボット「Pepper+」が実現する未来のスマートオフィス受付とは?

コクヨとTIGEREYEがAI・ロボティクスで提携!「Pepper+」向け受付AIソリューションでオフィス業務を効率化

オフィス家具や文具で知られるコクヨ株式会社と、生体認証ソリューションを提供する株式会社TIGEREYEが、AI(人工知能)とロボティクス分野でのサービス開発におけるパートナー契約を締結しました。

この提携の第一弾として、ソフトバンクロボティクス株式会社が提供する人型ロボット「Pepper+(ペッパープラス)」向けの受付AIソリューションの販売が、2026年2月2日より開始されます。このソリューションは、オフィスの受付業務を効率化し、来訪者や社員に新しい体験を提供することを目指しています。

「Pepper+」とは?人型ロボットがオフィスに導入される背景

「Pepper+」は、ソフトバンクロボティクスが開発した、人とのコミュニケーションを目的とした人型ロボットです。これまでも多くの場所で活用されてきましたが、AI技術の進化とともに、その役割はさらに広がりを見せています。

オフィスにおいては、単純な情報提供だけでなく、より高度な判断や個別対応が求められる受付業務において、人手不足の解消や業務効率化の切り札として期待されています。今回のコクヨとTIGEREYEの連携は、この「Pepper+」の可能性を最大限に引き出し、未来のスマートオフィスを実現するための一歩と言えるでしょう。

オフィスの受付業務が抱える課題

従来のオフィスの受付業務には、いくつかの課題がありました。例えば、来訪者の氏名や訪問先の確認に時間がかかったり、社員証や鍵を使った入退室管理が煩雑だったりすることが挙げられます。また、多言語対応が必要なグローバル企業では、言語の壁も課題の一つでした。これらの課題は、受付スタッフの負担増大や、来訪者の待ち時間発生、ひいては企業イメージの低下にも繋がりかねません。

今回のソリューションは、これらの課題をAIとロボットの力で解決し、よりスムーズで快適な受付体験を提供することを目指しています。

「Pepper+」向け受付AIソリューションの全貌

コクヨとTIGEREYEが共同開発した「Pepper+」向け受付AIソリューションは、TIGEREYEの生体認証ソリューション「顔パスファミリー」と、コクヨが長年培ってきた働き方改善のノウハウを組み合わせた、オフィス向けの入退室管理ソリューションです。

オフィスエントランスに設置された「Pepper+」が、来訪者や社員の顔認証を行い、その情報に基づいて適切な案内をサポートします。これにより、社員証や鍵を使わないスマートな入退出、そして来訪者との自然な会話コミュニケーションが実現し、受付業務の質を向上させます。

Pepper+向け受付AIソリューションのイメージ

キーとなる「顔パスファミリー」とは?

このソリューションの中核をなす「顔パスファミリー」は、TIGEREYEが提供する新しい生体認証ソリューションです。専用のアプリや端末、カードが不要で、コスト削減と業務効率向上を同時に実現します。

利用者はアプリをダウンロードすることなく、ブラウザを通じてすぐに顔認証を利用できます。また、複数のAIがリアルタイムで動作するため、顔認証と同時に年齢や感情の推定も可能です。この技術が、「Pepper+」の受付AIソリューションに組み込まれることで、より高度でパーソナライズされた受付体験が実現します。

受付AIソリューションの主な特徴を詳しく解説

このソリューションは、従来の受付業務の課題を解決し、業務効率化・コスト削減・顧客体験向上を同時に実現するための、画期的な取り組みです。その具体的な特徴を見ていきましょう。

1. 「顔パスファミリー」による高精度な顔認証と個別対応

「Pepper+」に搭載されたカメラと「顔パスファミリー」の技術を組み合わせることで、来訪者を瞬時に、かつ高精度に認識します。事前登録された情報をもとに、来客があったことをチャットツールなどへ自動で通知することが可能になります。

これにより、来訪者が到着してから担当者が迎えに来るまでの時間を大幅に短縮し、スムーズな応対が可能になります。また、登録情報に基づいた個別対応も可能となり、来訪者へのきめ細やかなサービス提供が期待されます。

顔認証による入退室管理の様子

2. 基盤に用いた「TIGEREYE MultiModal AI PF」による自然な会話生成

このソリューションでは、TIGEREYEが独自に開発した「TIGEREYE MultiModal AI PF(タイガーアイ マルチモーダル エーアイ プラットフォーム)」を基盤としています。これは、Large Language Model(大規模言語モデル、LLM)とコンピュータビジョンという2つのAI技術を統合したものです。

  • Large Language Model(LLM)とは?
    LLMは、大量のテキストデータを学習することで、人間のような自然な文章を生成したり、質問に答えたりする能力を持つAIです。ChatGPTなどが代表的です。

  • コンピュータビジョンとは?
    コンピュータビジョンは、画像や動画をAIが認識・分析する技術です。顔認証や物体の検出などに使われます。

これらの技術を組み合わせることで、来客の名前や過去の訪問履歴などを考慮した、より人間らしい自然な対話が可能になります。さらに、訪問者の表情を認識する「感情認識」機能も活用し、その時の状況や感情に応じた適切な応対を提供できます。これにより、まるで人間が対応しているかのようなスムーズで心地よいコミュニケーションが実現するでしょう。

3. 多言語対応・柔軟なカスタマイズ

このソリューションは、日本語と英語だけでなく、方言にも対応しています。これにより、多様なビジネス環境や国際的な企業においても、スムーズな受付業務を実現できます。また、企業のニーズに合わせて柔軟なカスタマイズが可能であるため、それぞれのオフィスに最適な形で導入・運用できる点も大きな魅力です。

4. 「顔パスファミリー」とのシームレスな連携機能

「Pepper+」向け受付AIソリューションは、「顔パスファミリー」が提供する他のソリューションとも連携し、オフィス全体のスマート化を促進します。

  • 顔パス勤怠:顔認証による勤怠打刻が可能で、各種勤怠サービスとの連携により、出退勤管理の効率化が図れます。

  • 顔パスキー&入退室:顔認証によって入退室を管理し、ドアの解錠も行えます。スマートキーや電気錠との連携も可能で、セキュリティと利便性を両立します。

  • 顔パスストレスチェッカー:顔認証時の表情を記録・分析することで、社員のストレス状態を分析します。これは、従業員の健康管理やメンタルヘルスケアへの活用も期待できるでしょう。

これらの連携機能により、受付業務だけでなく、勤怠管理や入退室管理、さらには社員の健康状態の把握まで、オフィスのさまざまな側面でAIとロボットが活躍するスマートな環境が構築されます。

ソリューションがもたらす未来のオフィス体験

この「Pepper+」向け受付AIソリューションの導入により、企業は以下のようなメリットを享受できると期待されています。

  • 業務効率化とコスト削減:受付スタッフの負担を軽減し、人件費などのコストを削減できます。また、受付での待ち時間をなくすことで、来訪者も社員も時間を有効に使えるようになります。

  • セキュリティ強化:顔認証による厳格な入退室管理は、従来のカード認証などよりも高いセキュリティレベルを実現します。不正な入室を防止し、オフィス内の安全性を高めます。

  • 顧客体験の向上:スムーズな受付、パーソナライズされた応対、多言語対応などにより、来訪者に対する企業の印象が向上します。最先端の技術を導入しているというブランディング効果も期待できるでしょう。

  • 従業員体験の向上:社員は社員証や鍵なしで入退室できるため、より快適でスマートなオフィスライフを送れます。勤怠管理も顔認証で行えるため、打刻の手間が省けます。

販売についてと今後の展望

「Pepper+」向け受付AIソリューションは、コクヨ、TIGEREYE、そしてソフトバンクロボティクスを通じて、2026年2月2日(月)より販売が開始されています。

コクヨとTIGEREYEは、今回のソリューション提供を機に、今後もAI・ロボティクス分野での協業を強化し、次世代のスマートオフィスソリューションを展開していく予定です。これにより、私たちの働き方がさらに進化し、より快適で生産性の高いオフィス環境が実現するかもしれません。

本ソリューションの詳細やお問い合わせは、以下の公式ウェブサイトをご覧ください。

公式webサイト:
https://www.kokuyo-partners.co.jp/ai-receptionist-solution

顔パスファミリーの詳細はこちら:
https://tigereye.ai/kaopassfamily/

この連携が、オフィスにおけるAIとロボットの活用をさらに加速させ、私たちの働く環境にどのような変化をもたらすのか、今後の展開に注目が集まります。

タイトルとURLをコピーしました