中部地方最大級のDX総合展「Japan DX Week 名古屋」に、AIソリューションを提供する株式会社シナモン(以下、シナモンAI)が出展します。この展示会は2026年2月25日(水)から27日(金)までの3日間、ポートメッセなごや(愛知県名古屋市港区)で開催され、シナモンAIは独自のAIプロダクトを展示し、デモンストレーションを実施する予定です。
「Japan DX Week 名古屋」とは?
「Japan DX Week 名古屋」は、中部地方で最大級の規模を誇るDX(デジタルトランスフォーメーション)に関する総合展示会です。このイベントでは、生成AIの活用、社内業務のDX推進、製造現場のDXといった幅広いテーマに対応する最新技術やサービスが一堂に会します。同時に「Japan IT Week 名古屋」も開催されるため、ITとDXに関する最新トレンドやソリューションを一度に効率良く情報収集できる貴重な機会となるでしょう。
企業が直面する様々な課題に対し、デジタル技術を活用して業務プロセスやビジネスモデルを変革するDXは、現代のビジネスにおいて不可欠な要素となっています。この展示会は、そうしたDX推進のヒントや具体的なソリューションを探している企業にとって、最適な場所と言えます。
シナモンAIブースの見どころ
シナモンAIのブース(第1展示館 7-61)では、来場者が直接AIプロダクトの性能を体験できるよう、展示とデモンストレーションが実施されます。特に注目されるのは、以下の2つの革新的なAIプロダクトです。
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Super RAG™(スーパーラグ): 独自の高精度RAGシステム
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Flax Scanner HUB(フラックス・スキャナー・ハブ): 生成AI搭載のAI-OCRプラットフォーム
これらのプロダクトは、企業の業務効率化や生産性向上に大きく貢献する可能性を秘めており、AI初心者の方でもその効果を実感できるよう、分かりやすい説明とデモが期待されます。
注目のAIプロダクト1:Super RAG™(スーパーラグ)とは?
RAG(Retrieval-Augmented Generation)とは?
まず、Super RAG™を理解するために、RAGの基本的な概念から説明します。RAGとは、「検索拡張生成」と訳され、大規模言語モデル(LLM)が回答を生成する際に、事前に用意された外部の知識源(ドキュメントやデータベースなど)から関連情報を検索し、その情報を参照しながら回答を生成する技術です。これにより、LLMが学習データにない最新情報や社内固有の専門知識に基づいた、より正確で信頼性の高い回答を生成できるようになります。
LLMは非常に強力ですが、学習したデータに基づいているため、最新の情報や特定の専門分野の知識には限界があります。また、誤った情報を生成する「ハルシネーション」と呼ばれる現象も課題です。RAGは、これらの課題を解決するために開発された技術で、外部情報と連携することで、より実用的なAIアシスタントの実現を可能にします。
Super RAG™の革新的な特徴
シナモンAIの「Super RAG™」は、このRAGシステムをさらに進化させた独自のAIプロダクトです。最大の特徴は、表や図を含む複雑なドキュメントでも高精度に解析し、LLM環境を「ノーチューニング」で構築できる点にあります。通常、RAGシステムを構築する際には、データの前処理や検索ロジックの調整など、専門的なチューニングが必要となることが多いですが、Super RAG™はこれを不要にします。

Super RAG™が特に優れているのは、前処理・検索・生成というRAGの全工程を汎用的かつ高精度に「全体最適」していることです。従来のRAGが文字数で機械的に文書を区切っていたのに対し、Super RAG™は独自のレイアウト解析技術を活用します。これにより、タイトルや図表を自動で判別し、文書の意味や構造を保ったまま最適な単位(チャンク)に分割します。この高度な前処理によって、構造化されていないデータ(非構造化データ)であっても、RAGシステムで活用しやすい形に変換され、業務自動化の精度を飛躍的に高めることが可能になります。
高度な検索と即座の導入
検索段階では、Super RAG™は「ベクトル検索」と「グラフ構造検索」を組み合わせることで、文書に明記されていない関係性まで網羅した、見落としのない的確な回答を導き出します。これにより、ユーザーが求める情報を多角的に捉え、より深い洞察を提供できます。また、検索に最適化するための事前のデータ加工は不要で、決算書、技術資料、社内規定といった専門的な情報を登録するだけで、最短5分という驚異的な速さでAIアシスタントをノーコードで作成できます。
汎用性と将来性
Super RAG™は、1つの環境で複数のユースケースに展開できる汎用性も持ち合わせています。例えば、顧客からの問い合わせ対応、複雑な報告書の作成支援、暗黙知が求められる少量多品種業務など、幅広い領域で「業務で使える精度」を即座に提供します。これにより、企業は様々な部署や業務でAIの恩恵を享受し、生産性向上を図ることができます。
直近のアップデートでは、Microsoft SharePointとの連携機能が正式リリースされました。これにより、RAGに関する専門知識がない企業でも、既存の社内ストレージを活用して安全かつ容易に自社専用のAI環境を運用できるようになりました。今後はBoxとの連携も予定されており、社内ナレッジの活用と情報共有をさらに効率化し、企業のDXを強力に推進していくことが期待されます。ただし、ドキュメントの種類によっては回答精度に差が生じる場合がある点には注意が必要です。
注目のAIプロダクト2:Flax Scanner HUB(フラックス・スキャナー・ハブ)とは?
AI-OCR(人工知能光学文字認識)とは?
次に、Flax Scanner HUBの基盤となるAI-OCRについて解説します。AI-OCRとは、AI(人工知能)技術を活用して、紙の書類や画像データに記載された文字を認識し、デジタルデータに変換する技術です。従来のOCR(光学文字認識)が、あらかじめ定義された固定フォーマットの文字認識に特化していたのに対し、AI-OCRはAIの学習能力により、手書き文字や非定型帳票など、多様なフォーマットの文字を高精度で読み取ることが可能です。
これにより、企業は大量の書類処理にかかる時間とコストを大幅に削減し、データ入力ミスを減らすことができます。特に、請求書、申込書、契約書など、毎日発生する定型業務において、AI-OCRは強力なツールとなります。
Flax Scanner HUBの高度な汎用性と高精度
シナモンAIの「Flax Scanner HUB」は、生成AIを搭載した独自の高精度AI-OCRプラットフォームです。このプロダクトの最大の特徴は、多様な業界・業種で使用される様々なフォーマットの書類から、AIが人間のように意味を理解し、データを読み取ることができる汎用性の高さにあります。

従来のAI-OCRは、フォーマットが固定された書類に対して、事前に読み取り位置を定義する「座標定義型」が主流でした。しかし、請求書のように発行元によってフォーマットが無数に異なる非定型帳票への対応は困難でした。これに対し、Flax Scanner HUBは、事前の複雑な設定をすることなく、読み取り難易度の高い非定型帳票からでも高精度にデータを抽出することが可能です。
この高精度を実現しているのは、Flax Scanner HUBが「座標定義型」「特徴量学習型」「生成AI抽出型」という3つの異なるAIエンジンを搭載しているためです。これにより、帳票の種類や特性に合わせて最適なAIエンジンを自動で選択し、データを読み取ることができます。AIが書類の内容を「理解」することで、単なる文字認識を超えた、より高度なデータ抽出が可能になるのです。
柔軟な導入と機能拡張性
Flax Scanner HUBは、導入形態の柔軟性も魅力の一つです。低コストで手軽に導入できるマルチテナント型だけでなく、よりセキュリティが求められる環境向けに、シングルテナントやオンプレミス(プライベートクラウド)での利用も可能です。企業のセキュリティポリシーやITインフラに合わせて最適な導入方法を選択できます。
さらに、API連携にも対応しており、既存のシステムとのスムーズな連携が可能です。帳票ごとの分類や分割といった抽出方式の自動判定機能や、AIモデル・UIのカスタマイズなど、企業の特定のニーズに合わせた機能拡張にも対応します。これにより、Flax Scanner HUBは、企業のDX推進において、データ入力業務の自動化と効率化を強力にサポートします。
シナモンAIは、パートナー企業を募集しています
シナモンAIは、AIプロダクトおよびAIソリューションの導入をさらに加速させるため、パートナー企業を積極的に募集しています。同社のプロダクトは、クラウドのメリットを活かしたスピーディな導入や、オンプレミス環境・専用サーバーの特徴を活かしたセキュアな環境での利用が可能です。エンドユーザー企業、システムインテグレーター企業、BPO企業など、業種や規模を問わず様々なパートナー企業が、安心してソリューションを利用できる体制を整えています。AI技術を活用したビジネス展開にご関心のある企業は、ぜひ問い合わせてみることをおすすめします。
株式会社シナモンについて
株式会社シナモンは、「誰もが新しい未来を描こうと思える、創造あふれる世界を、AIと共に」をパーパス(存在意義)に掲げ、高度なビジネスAIソリューションを提供しています。2016年10月に設立され、東京都千代田区に本社を構えています。代表者は代表取締役社長CEOの平野未来氏です。同社は、非構造化データを対象としたAIプロダクト事業とAIコンサルティング事業を展開しています。

圧倒的高精度のドキュメント解析技術を大規模自然言語モデル(LLM)と組み合わせることで、「自動化の自動化」を推進しています。特に、生成AIを統合可能な革新的AI-OCR「Flax Scanner」や、LLM活用を大幅に促進する「Super RAG」をコアプロダクトとしています。これらの技術を通じて、顧客企業が保有するナレッジからAI時代の新たな事業構造を創造し、飛躍的な成長を実現する変革の先導役として、国内大手企業への豊富な提供実績を有しています。
シナモンAIは、人工知能研究所をベトナム(ハノイ・ホーチミン)に構え、高度なAI人材の獲得・育成エコシステムを構築しています。これにより、AI-OCR、自然言語処理、大規模言語モデル、音声認識など、非構造化データを活用する技術資産を継続的に蓄積しています。これらの技術を、独自のAI戦略「ハーベストループ」と共に、企業のDXやAI活用を強力に支援しています。
まとめ:DX推進のヒントを「Japan DX Week 名古屋」で
2026年2月25日からポートメッセなごやで開催される「Japan DX Week 名古屋」は、AI初心者からDX推進のプロフェッショナルまで、幅広い層にとって有益な情報と出会いの場となるでしょう。シナモンAIが出展するブースでは、高精度RAGシステム「Super RAG™」と生成AI搭載AI-OCRプラットフォーム「Flax Scanner HUB」のデモンストレーションを通じて、AIがどのように業務を効率化し、ビジネスに変革をもたらすのかを具体的に体験できます。
これらの革新的なAIプロダクトは、複雑なドキュメント解析や非定型帳票のデータ抽出といった、これまで人手に頼りがちだった業務を劇的に改善する可能性を秘めています。企業のDXを加速させ、競争力を高めるための具体的なソリューションを探している方は、ぜひシナモンAIのブースに足を運び、未来の業務効率化を体感してください。
関連リンク
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Japan DX Week 名古屋 公式サイト: https://www.japan-it.jp/nagoya/ja-jp.html
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シナモンAI 展示ブース紹介ページ: https://x.gd/umniG
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Super RAG™: https://cinnamon.ai/super-rag/
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Flax Scanner HUB: https://cinnamon.ai/flax-scanner-hub/
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株式会社シナモン 公式サイト: http://www.cinnamon.ai

