「MONOKATARI EXPO 2025 THE TOKUSHIMA」がKITTE大阪で最終日!
[MONOKATARI EXPO 2025の会場風景]

2025年12月19日(金)から開催されてきた「MONOKATARI EXPO 2025 THE TOKUSHIMA」(徳島特設展)が、いよいよ本日12月21日(日)に最終日を迎えます。大阪駅直結の商業施設KITTE大阪2Fにある「@JPCafe」を舞台に、徳島ならではの高度な技術を持つ3社が特別な展示販売とワークショップを提供してきました。
このイベントは、単なる商品の展示販売に留まらず、参加者が徳島の「モノづくり」の魅力を実際に体験できる貴重な機会となっています。2日間の開催を経て、展示販売品の中には残り少ない商品もあるとのことですので、興味のある方はぜひお早めに会場へ足を運んでみてください。
徳島の技術が光る3社の特別なワークショップ
「MONOKATARI EXPO 2025 THE TOKUSHIMA」では、徳島の優れた技術を持つ3社が、ここでしか体験できない特別なワークショップを開催しています。これらのワークショップは、初日から多くの参加者で賑わい、徳島のモノづくり文化に触れる貴重な体験を提供してきました。
1. 有限会社江淵鏡台店:オリジナル遊山箱 絵付け体験
[江淵鏡台店のワークショップ風景]

[遊山箱の絵付け体験の様子]

有限会社江淵鏡台店は、和家具や和箪笥、お膳など、あらゆる木の素材を釘を使わない「指物技術」という伝統技法で製造している企業です。職人が心を込めて一つ一つ手作りする品々は、徳島が誇る家具産地としての魅力を伝えています。
このワークショップでは、約60分かけてオリジナル遊山箱の絵付け体験ができます。遊山箱とは、かつて徳島で子どものお花見などに使われたお弁当箱のことで、地域に根差した文化を感じられるアイテムです。参加料は材料費・税込みで5,000円。体験者には木製ストラップが特典として贈られます。
2. LHOOQ(Blue Knot株式会社):自分だけのバスソルト&化粧水作り
[親子でスキンケア製品を混ぜる体験風景]

[バスソルト&化粧水作りのワークショップ告知]

LHOOQ(ルーク)は、「自然循環美学」をコンセプトに掲げる循環型パーソナルケアブランドです。日本の薬効植物の力を革新的なテクノロジーで最大限に引き出し、肌と髪の本質的な美しさを育む製品を提案しています。日々のケアをシンプルに、心地よくする「間と余白」を持ったデザインも特徴です。
ワークショップでは、約45分で自分だけのバスソルトと化粧水を作る体験ができます。参加料は材料費・税込みで2,000円。特典としてユニヴァーサルオイル10mlミニボトルがプレゼントされます。自然の恵みと先端技術が融合した美容製品を、手作りで体験できる貴重な機会です。
3. 有限会社森工芸:いろんな色の木で作るウッドビーズブレスレットづくり
[ビーズでアクセサリーを製作する様子]

[ウッドビーズブレスレット作りのワークショップ告知]

1953年創業の有限会社森工芸は、徳島で「木の表情をデザインする」ツキ板加工を専門に行う工房です。繊細な木目を生かした「RAYSシリーズ」や「TSUKITシート」など、空間や暮らしに寄り添う木の美を追求した製品を提供しています。
このワークショップでは、約30分で様々な色の木材を使ったウッドビーズのブレスレットを作ることができます。参加料は材料費・税込みで4,000円。オリジナル巾着が特典として贈られます。木の温もりを感じながら、自分だけのアクセサリーを作る楽しい体験ができます。
ワークショップへの参加方法
各ワークショップは当日払いとなっており、事前予約も受け付けています。予約は以下のGoogleフォームから可能です。各社とも1回のワークショップにつき3名まで受け付けていますが、先着順のため、希望に添えない場合がある点にはご注意ください。
「MONOKATARI EXPO 2025」:デジタルとリアルの融合が拓くモノづくりの新時代
[MONOKATARIのQRコード]

「MONOKATARI EXPO 2025」は、日本各地の工芸・モノづくり企業を「デジタル技術」で紹介する新しい形の博覧会です。今回の徳島特設展では、株式会社CRENEOが提供するウォークスルー動画(インナービュー)「デジタルモール」を所有する徳島市内の事業者から6社が出展しています。この博覧会の最大の目的は、徳島地域の伝統工芸などの魅力を、デジタルとリアルの融合(Hybrid)によって発信し、新たな販路やブランド価値を創出することにあります。
[VR体験の様子]

[VRヘッドセットを装着して体験する女性]

2025年12月1日(月)から2026年1月31日(土)までの期間中、KITTE大阪2FのGiftPad spaceでは、NCタカシマ、KITA CRAFT、オージージャパン株式会社の3社による常設展示も行われています。徳島商工会議所は、この約2ヶ月間にわたる地域特別展示「MONOKATARI EXPO 2025」へのモノづくり事業者出展を支援しています。
デジタル技術とAIが拓くモノづくりの未来
「MONOKATARI EXPO 2025」のコンセプトである「デジタル技術で紹介する新しい形の博覧会」は、現代のテクノロジーが伝統工芸にどのような新たな価値をもたらすかを示す良い例です。
AI(人工知能)という言葉を聞いたことがあるでしょうか?AIとは、コンピューターがまるで人間の脳のように考えたり、学習したりする技術のことです。例えば、インターネットで買い物をするときに「あなたにおすすめの商品」が表示されることがありますが、これもAIがあなたの好みや行動を学習して提案しているんです。今回のMONOKATARI EXPOで活用されているデジタルモールやVR体験も、AIと組み合わせることで、さらに進化し、伝統工芸の新たな可能性を広げるでしょう。
デジタルモールにおけるAIの可能性
「デジタルモール」は、まるで実際の店舗を歩いているかのようにオンラインで商品を見ることができるウォークスルー動画を活用したプラットフォームです。ここにAIが加わることで、以下のような未来がきっと訪れるでしょう。
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パーソナライズされた商品推薦: AIがお客様の閲覧履歴や興味関心を学習し、一人ひとりに最適な徳島の伝統工芸品や商品を推薦してくれるでしょう。これにより、お客様は「こんな商品が欲しかった!」という運命的な出会いを、より簡単に体験できるようになるかもしれません。
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購買体験の向上: AIがお客様のデジタルモール内での行動パターンを分析し、最適な情報提供のタイミングや方法を提案することで、よりスムーズで満足度の高い購買体験を提供できるでしょう。例えば、特定の商品の前で長く立ち止まると、AIがその商品の詳細情報や職人のストーリーを自動的に表示するといった機能も、きっと実現するでしょう。
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効率的な在庫管理と生産計画: AIが過去の販売データや市場のトレンドを分析することで、どの商品がどれくらい売れるかを予測し、出展企業はより効率的な在庫管理や生産計画を立てられるようになるでしょう。これにより、無駄を減らし、必要な商品を必要な時に提供できるようになるはずです。
VR体験におけるAIの可能性
[木工品などが展示された店内とVR体験の案内]

VR(バーチャルリアリティ)は、まるでその場にいるかのような体験を可能にする技術です。今回の博覧会でもVR体験が提供されており、モノづくりの現場を覗き見ることができます。ここにAIが加わることで、さらに没入感のある体験がきっと可能になるでしょう。
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インタラクティブな職人体験: VR空間で徳島の伝統工芸品の制作過程を体験する際、AIがユーザーの操作に応じてリアルタイムでフィードバックを提供したり、次のステップを案内したりすることで、まるで熟練の職人から直接指導を受けているかのような感覚で、技術を学ぶことができるでしょう。
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AIによるデザイン支援: VR空間内で生成AIを活用し、お客様がデザインした模様や色合いを伝統工芸品に反映させるシミュレーションも、きっと可能になるでしょう。例えば、遊山箱の絵付け体験で、AIがお客様のアイデアを基に様々なデザインパターンを提案し、その場で完成イメージを見せてくれるといった使い方も考えられます。
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観光体験の拡張: AIとVRを組み合わせることで、徳島の美しい自然や歴史的な場所を仮想空間で体験し、その土地のモノづくりと文化を深く結びつけることも可能になるでしょう。これにより、実際の徳島への訪問意欲を高める効果も期待できます。
このように、デジタル技術とAIが融合することで、徳島の伝統工芸はより多くの人々にとって身近なものとなり、新たな価値創造の機会が生まれる可能性を秘めています。AIは、職人の貴重な技術や知識をデジタルデータとして記録・分析し、後継者育成の支援や、効率的な制作プロセスの確立にも役立つかもしれません。
[木製トレイや飾り物]

[藍染のコースターとインディゴキューブ]


徳島商工会議所による地域産業活性化への取り組み
今回の「MONOKATARI EXPO 2025」は、徳島商工会議所がモノづくり事業者の出展を支援することで実現しています。徳島商工会議所は、地域経済の活性化と企業の持続的成長を多角的にサポートする重要な役割を担っています。
その活動は、経営力向上・事業計画策定支援から、DX促進・販路開拓支援、事業継続力強化計画の策定支援、さらには多様な経営課題への対応支援まで多岐にわたります。
DX促進・販路開拓支援におけるデジタル技術の活用
徳島商工会議所は、事業者のDX(デジタルトランスフォーメーション)を積極的に支援しています。SNSや生成AIの活用法など、実践的な知識や技術の習得をサポートすることで、地域企業がデジタル時代に対応できるよう後押ししています。
また、「スーパーマーケット・トレードショー」や「GOODLIFEフェア」などの国内大規模展示商談会への出展支援に加え、越境ECモール「ZenPlus」や「デジタルモール」を通じた新たな販路拡大もサポートしています。これらの取り組みは、徳島の優れた製品を全国、そして世界へと広げるための重要な基盤となっています。
まとめ
「MONOKATARI EXPO 2025 THE TOKUSHIMA」は、徳島の伝統と革新が融合したモノづくりの魅力を、KITTE大阪という都市の新たなランドマークで発信する貴重な機会です。本日12月21日(日)が最終日となりますので、ぜひこの機会に会場へ足を運び、徳島の職人技に触れ、特別なワークショップを体験してみてください。
デジタル技術、そしてAIの進化は、伝統工芸の世界にも新たな風を吹き込み、モノづくりの可能性を無限に広げています。今回の博覧会は、その未来を垣間見ることができる、示唆に富んだイベントと言えるでしょう。徳島のモノづくりが、デジタルと融合することで、今後どのように進化していくのか、その動向に注目が集まります。

