中堅・中小製造業のサプライチェーン改革を支援
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SaaS型SCMシステム「PlanNEL(プランネル)」を提供するザイオネックス株式会社(以下、ザイオネックス)は、株式会社船井総研サプライチェーンコンサルティング(以下、船井総研サプライチェーンコンサルティング)との協業を開始しました。
この協業は、中堅・中小製造業の業務改革とサプライチェーンマネジメント(SCM)強化を目的としています。第一弾として、製造業の経営トップに向けた「SCMセミナー」の開催と、ザイオネックスのSaaS型SCMシステム「PlanNEL」を活用したサプライチェーン機能強化コンサルティングにおいて連携していくことが発表されました。この取り組みは、多くの製造業が直面する課題を解決し、企業の持続的な成長を後押しするでしょう。
なぜ今、サプライチェーンマネジメント(SCM)強化が不可欠なのか?
近年、企業を取り巻く環境は大きく変化しています。特に、物流コストの高騰や深刻な人手不足は、多くの製造業にとって無視できない経営課題となっています。
これまでの「物流(ロジスティクス)」は、モノを運ぶ・保管するといった実行機能の効率化に焦点が当てられてきました。もちろん、これも重要な要素ですが、単に物流を効率化するだけでは、激変する市場環境の中で利益を確保し続けることが難しくなっています。
そこで重要となるのが、「SCM(サプライチェーンマネジメント)」です。SCMは、原材料の調達から、製造、在庫管理、配送、そしてお客様への販売に至るまで、モノの流れ全体を一つの大きな連鎖(サプライチェーン)として捉え、全体を最適化しようとする経営手法を指します。ロジスティクスが「どう運ぶか」という実行に重きを置くのに対し、SCMは「いつ、何を、どれだけ作り、どこへ運ぶか」という「計画・管理」の側面が強く、より経営に近い概念と言えるでしょう。SCMを強化することで、企業は無駄をなくし、コストを削減し、顧客満足度を高めることで、利益を最大化できる可能性を秘めているのです。
中堅・中小製造業が直面するSCMの課題
SCMの重要性は理解されつつも、多くの中堅・中小製造業では、その強化が思うように進んでいないのが現状です。主な課題として、以下の点が挙げられます。
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Excelや手作業への依存:将来の売上予測や生産計画といった、企業の根幹を支える重要な業務が、未だにExcelでの手作業や担当者の個人的な経験と勘に依存しているケースが少なくありません。
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業務の属人化:特定の担当者しか業務プロセスやノウハウを知らない「属人化」が進むと、その担当者が不在になった際に業務が滞るリスクが高まります。また、知識や経験が共有されないため、組織全体のスキルアップも阻害されます。
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市場環境変化への対応の遅れ:属人化された手作業の計画では、急な需要変動や予期せぬトラブル、原材料価格の変動といった市場の変化に迅速に対応することが困難です。
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過剰在庫・欠品リスク:予測の精度が低いと、必要以上に在庫を抱えてしまう「過剰在庫」や、逆に商品が足りなくなる「欠品」のリスクが高まります。過剰在庫は保管コスト増や資金繰りの悪化を招き、欠品は販売機会の損失や顧客満足度の低下に直結します。
これらの課題は、中堅・中小製造業の利益機会を損失させ、キャッシュフローを悪化させる要因となり、企業の持続的な成長を妨げています。
協業がもたらす革新:システムとコンサルティングの融合
このような中堅・中小製造業が抱える課題を解決するため、ザイオネックスと船井総研サプライチェーンコンサルティングは協業を開始しました。
ザイオネックスのSaaS型SCMシステム「PlanNEL」
ザイオネックスが提供するSaaS型SCMシステム「PlanNEL」は、中堅・中小企業でも導入しやすいクラウド型のシステムです。SaaS型であるため、高額な初期投資を抑えつつ、常に最新の機能を利用できるメリットがあります。
「PlanNEL」の最大の特徴は、機械学習などのAI技術や統計的手法を駆使した高度な需要予測から、販売計画、在庫計画、補充計画、供給計画までをワンストップで提供できる点です。これにより、これまで担当者の経験と勘に頼っていた計画業務を、データに基づいた客観的かつ高精度なものへと変革することが可能になります。
PlanNELの詳細については、PlanNELプロダクトサイトをご覧ください。
船井総研サプライチェーンコンサルティングの強み
一方、船井総研サプライチェーンコンサルティングは、中堅・中小企業の経営者向けコンサルティングに強みを持っています。単にシステムを導入するだけでなく、お客様の既存業務を徹底的に総点検し、最適な業務プロセスへと改善する支援を行います。
この協業では、「スモールスタート可能なシステム」である「PlanNEL」と、「SCMに関する既存業務の総点検」をセットで提供することで、システム導入と業務改革の両面から中堅・中小製造業を支援します。これにより、システムを導入したものの使いこなせない、といった事態を防ぎ、確実に成果へと繋がる仕組みを構築することを目指します。
協業の具体的な取り組みと期待される効果
本協業では、主に以下の2つの取り組みを通じて、中堅・中小製造業のSCM強化を推進します。
1. 中堅・中小製造業向け「SCM経営変革セミナー」の開催
「SCM改革」と聞いても、何から手をつければよいか分からない経営者や幹部の方も少なくないでしょう。そこで両社は、共同で「SCM経営変革セミナー」を開催します。このセミナーは、単なるシステム導入の話に留まらず、経営視点での具体的な解決策を提供します。
例えば、「在庫を適正化してキャッシュフローを改善する方法」や、「大企業が当然のように実施しており、中堅・中小企業も取り入れるべきSCM経営変革」など、実践的な内容を最新事例を交えて紹介します。これにより、参加者は自社の経営課題とSCM改革の関連性を深く理解し、具体的なアクションプランを立てるためのヒントを得られるでしょう。
2. SaaS型SCMシステム「PlanNEL」導入における連携
「PlanNEL」の導入に際しては、船井総研サプライチェーンコンサルティングがコンサルティングを行い、お客様の業務フローを見直す「BPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)」をサポートします。
世の中には高機能なSCMシステムが数多く存在しますが、いくら優れたシステムでも、それが現場で正しく活用されなければ期待する成果は得られません。船井総研サプライチェーンコンサルティングは、お客様の現在の業務プロセスを「PlanNEL」が提供するグローバルに普及している標準的なプロセスに合わせて見直すことで、システムが最大限に効果を発揮できる環境を整備します。これにより、現場でのシステム活用が促進され、経営トップの意思決定がより迅速かつ的確に行われる仕組みが構築されます。
今後の展望
ザイオネックスと船井総研サプライチェーンコンサルティングは、本協業を通じて、中堅・中小製造業が直面するサプライチェーンの課題解決に向けたソリューションをさらに拡充していく方針です。
今後は、共同でのマーケティング活動やコンサルティングサービスの連携をさらに深め、より強固なパートナーシップの構築を目指します。この協業が、多くの中堅・中小製造業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進と、持続的な成長に貢献することが期待されます。
用語解説
SCM(サプライチェーンマネジメント)
SCMは「Supply Chain Management」の略で、原材料の調達から製造、在庫管理、配送、そして最終的な販売に至るまで、モノの流れ全体(サプライチェーン)を一つの大きな連鎖として捉え、全体最適化を図る経営手法を指します。「ロジスティクス」がモノを運ぶ・保管する実行機能を指すのに対し、SCMはそれらをどう動かすかという「計画・管理」系の側面が強く、より経営に近い概念となります。
BPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)
BPRは「Business Process Re-engineering」の略で、既存の業務内容やフロー(手順)、組織構造などを根本的に見直し、再設計することを意味します。単にシステムを導入するだけでなく、それに合わせて仕事のやり方自体を抜本的に変えることで、業務効率や品質を劇的に改善することを目指します。SCMシステム導入においても、BPRはシステムの真価を引き出すために不可欠なプロセスです。

