医療機関の経営をデータで支援:メドレーが次世代BIツール「Codatum」をPoCで導入
医療ヘルスケア分野で事業を展開する株式会社メドレーが、医療機関向けの経営ダッシュボード機能強化のため、株式会社CODATUMが提供する次世代BIツール「Codatum(コダタム)」の試験的な活用を開始しました。この導入は、医療現場におけるデータ活用の可能性を広げ、より「納得できる医療」の実現に向けた一歩となります。

株式会社メドレーとは?医療DXを推進するリーディングカンパニー
株式会社メドレーは、「医療ヘルスケアの未来をつくる」というミッションを掲げ、テクノロジーを駆使して医療現場の変革を目指している企業です。具体的には、医師や看護師などの医療従事者と医療機関を繋ぐ人材プラットフォーム事業や、医療機関の業務効率化を支援する医療プラットフォーム事業を展開しています。
同社が提供する主要なサービスには、クラウド診療支援システム「CLINICS(クリニクス)」や、病院向け電子カルテ「MALL(モール)」などがあります。これらのサービスを通じて、メドレーは医療現場のデジタル化を推進し、患者さんの体験向上にも貢献することで、医療のデジタルトランスフォーメーション(DX)を力強く牽引しています。
なぜメドレーは「Codatum」を選んだのか?導入の背景と決め手
メドレーは、医療機関に対して提供している経営可視化・分析機能のさらなる強化を検討していました。この取り組みの中で、プロダクト内にダッシュボード機能をどのように実装するか、様々なBIツールを比較検討していたといいます。
そこで注目されたのが、Codatumが持つ「署名付き埋め込み機能」でした。この機能により、メドレーが自社のプロダクト内で提供したいと考えていたダッシュボードを、効率的に構築できることが確認されました。また、スモールスタートで検証を進められる点も、今回のPoC(概念実証)における重要な選定理由となりました。まずは少数の医療機関からダッシュボードの提供を開始し、段階的に検証を進める計画です。
さらに、メドレーは将来的にCodatumを社内向けのデータ分析ツールとしても活用する予定です。これにより、SQLやテーブル構造に詳しくないビジネス部門のメンバーでも、多角的なデータ分析が行える環境を構築することを目指しています。また、「Notebook(ノートブック)」機能を活用して分析の知見を社内で共有し、社内向けデータサービスへの埋め込みも進めることで、データ活用をさらに加速させていくとしています。
メドレー担当者が語るCodatumの魅力
株式会社メドレー 医療プラットフォーム プラットフォーム開発室データ戦略グループの安東 周平氏は、Codatumの導入について次のようにコメントしています。

「医療機関向けの経営ダッシュボードの再構築の検証にあたり、まずはスモールスタートで試験的にCodatumを活用しています。Codatumは、直感的なNotebookや豊富な可視化機能によってデータ探索や分析が行いやすく、データアナリストが柔軟にダッシュボードを設計できる点が魅力です。また、工数をかけずにダッシュボードを構築・共有できる点も、今回のPoCにおける評価ポイントでした。こうした機能性を活かしつつ、医療機関の経営可視化・分析ニーズに合致するかを段階的に検証していきたいと考えています。」
このコメントからも、Codatumが持つ「使いやすさ」と「柔軟性」、そして「効率性」が、メドレーの今回の取り組みにおいて高く評価されていることがわかります。
「Codatum」とは?AIとNotebookでデータ分析を民主化する次世代BIツール
BIツール(ビジネスインテリジェンスツール)とは、企業が持つ様々なデータを集め、分析し、見える化することで、経営判断に役立てるためのソフトウェアのことです。しかし、従来のBIツールは専門知識が必要だったり、操作が複雑だったりすることが課題となるケースもありました。Codatumは、これらの課題を解決し、誰もがデータを自在に扱えるように設計された「次世代のBIツール」です。
Codatumの最大の特徴は、AIとNotebook(ノートブック)という新しいアプローチを組み合わせている点にあります。Notebookとは、コード、テキスト、グラフなどを一つの文書にまとめて記述・実行できるツールのことで、データ分析の過程や結果を非常にわかりやすく共有できます。
Codatumの主な機能と特徴
Codatumは、以下の要素を組み合わせることで、データ分析をより身近で強力なものにしています。
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AI・SQL・ノーコードの組み合わせ
専門的なSQL(データベースを操作するための言語)の知識がなくても、AIに自然言語(人間が普段使う言葉)で質問するだけで高度な分析が可能です。もちろん、SQLに慣れたデータアナリストはSQLを直接記述することもでき、さらにノーコード(プログラミングなし)で直感的に操作できる機能も充実しています。これにより、あらゆるスキルレベルのユーザーがデータ分析に参加できます。 -
オールインワン・データワークスペース
データ分析に必要なすべての機能が一つにまとまっています。データの収集から加工、分析、可視化、そして結果の共有まで、一連の作業をCodatum上で行えるため、ツールの切り替えによる手間や時間のロスがありません。 -
直感的なNotebook
SQLの実行結果を瞬時に表示し、分析の過程や背景(コンテキスト)をまとめて管理できます。これにより、分析の再現性が高まり、チームでの共同作業が非常にスムーズになります。他のメンバーがどのような意図で、どのような分析を行ったのかが一目でわかるため、コミュニケーションコストも削減されます。 -
高度なビジュアライゼーション機能
複雑なデータも、グラフやチャートを使って視覚的にわかりやすく表現できます。棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフはもちろん、より高度な可視化にも対応しており、データの傾向やインサイトを直感的に把握することが可能です。 -
柔軟な権限管理
誰がどのデータにアクセスでき、どのような操作ができるかを細かく設定できます。これにより、機密性の高い医療データなどを扱う際にも、セキュリティを確保しながら必要なメンバーにだけ情報を提供することが可能となり、安心してデータ活用を進められます。
Codatumは、これらの機能を通じて、企業が持つ膨大なデータを単なる数字の羅列ではなく、「ビジネスの戦略的資産」へと変えることを目指しています。
Codatumの利用を検討したい方へ
Codatumでは、1か月間すべての機能を利用できるトライアルのほか、無料で使えるプランも提供されています。詳細については、以下のページで確認できます。
「Codatum」を提供する株式会社CODATUMとは
株式会社CODATUMは、「ソフトウェアとデータの無限の可能性とスピードを引き出す」ことをミッションに掲げるスタートアップ企業です。CXプラットフォーム「KARTE(カルテ)」シリーズを提供する株式会社プレイドからスピンオフする形で、2023年10月に設立されました。
CODATUMは、データ解析ソフトウェアの開発を通じて、企業がデータの可能性を最大限に引き出し、活用できるよう支援することを目指しています。ユーザーが直感的に操作できる高い自由度と拡張性を持つツールを提供することで、データに基づいた迅速かつ的確な意思決定をサポートしています。
創業者プロフィール

株式会社CODATUMの代表取締役ファウンダー & CEOを務めるのは柴山 直樹氏です。1982年生まれで、東京大学工学部で神経科学、チューリッヒ工科大学でロボティクス、東京大学大学院で分散環境における機械学習を研究しました。2009年には「未踏ソフトウェア創造事業」に採択され、2013年には株式会社プレイドを共同創業し、現在も取締役を務めています。そして2023年に、データ分析に特化したスタートアップとして株式会社CODATUMを創業しました。
まとめ:医療ヘルスケア分野のデータ活用を加速するCodatum
株式会社メドレーによる次世代BIツール「Codatum」のPoC利用開始は、医療ヘルスケア分野におけるデータ活用の新たな可能性を示すものです。メドレーは、Codatumの直感的な操作性、柔軟なダッシュボード構築機能、そしてスモールスタートで検証可能な点を評価し、医療機関向け経営ダッシュボードの強化に着手しました。
今後は、社内でのデータ分析環境の構築や、分析知見の共有促進にもCodatumを活用することで、データドリブンな経営を一層推進していくことでしょう。CODATUMは、データの可能性を最大限に引き出すツールを提供し、多様な業界におけるデータ活用を支援していくことが期待されます。今回の取り組みは、AIを活用したデータ分析が、医療現場のDXをどのように加速させるかを示す重要な事例となるでしょう。

