和歌山県がDX推進を加速!注目の成果発表会開催
現代社会において、「DX(デジタルトランスフォーメーション)」という言葉を耳にする機会が増えました。DXとは、単にデジタル技術を導入するだけでなく、それによってビジネスモデルや組織文化、そして働き方そのものを変革し、競争優位性を確立していく取り組みを指します。顧客体験の向上、業務効率化、新たな価値創造など、企業が持続的に成長するために不可欠な要素となっています。
和歌山県では、このようなDXの重要性を認識し、県内企業のDX推進を強力にサポートするための伴走型支援プログラム「DXチャレンジサポートプログラム」を実施してきました。このプログラムを通じて、多くの企業がデジタル技術を活用した変革に挑戦し、具体的な成果を上げています。
そしてこの度、プログラムに参加した企業の取り組みとその成果を広く共有するための「DXチャレンジサポートプログラム成果発表会」が、2026年2月27日(金)に開催されます。この発表会は、DXに関心のある経営者、システム・DX推進担当者、そしてこれからDXを始めたいと考えているAI初心者の方々にとって、実践的な学びとネットワーキングの場となることでしょう。
イベント概要:開催日時・場所・参加方法
この成果発表会は、和歌山県内企業のDXへの取り組みを直接聞くことができる貴重な機会です。参加は無料で、会場での参加だけでなく、オンラインでの参加も可能です。
<イベント概要>
-
日時: 2026年2月27日(金)13:00~17:00(受付開始 12:30)
-
会場: 和歌山県JAビル 和ホールAB(JR和歌山駅より徒歩約2分)
-
定員: 100名
-
参加料: 無料
-
申込締切: 2026年2月26日(木)
-
オンライン参加: 可能(ZoomによるLive配信が予定されています)
-
申込方法: WEB申し込み

会場は和歌山駅から非常にアクセスしやすいため、リアルで参加して直接発表者と交流するのも良いでしょう。遠方の方や、時間的な制約がある方も、オンラインで手軽に参加できます。
第1部:県内企業のリアルなDX成功事例を一挙公開
成果発表会の第1部では、今年度プログラムに参加した4社が、DX推進の具体的な取り組み内容やその成果を発表します。各社が抱えていた課題、導入したデジタル技術、そしてそれによって得られた効果について、詳細な話を聞くことができるでしょう。それぞれの企業がどのようにDXに取り組んだのか、その具体的な道のりは、きっと皆さんのDX推進のヒントとなるはずです。
発表企業とそれぞれのDXテーマは以下の通りです。

株式会社伊藤農園:在庫管理からペーパーレス化まで、全社で取り組むDX
食品製造・販売を手がける株式会社伊藤農園は、みかんを中心とした製品を取り扱っています。同社が取り組んだDXは、主に「在庫管理の最適化」「RPA(Robotic Process Automation)の活用」「ペーパーレス化」の3点です。
これまでの在庫管理では、手作業や複数のシステムに情報が点在することで、正確な在庫状況の把握が難しいという課題がありました。そこで、Kintone(キントーン)などのツールを活用し、全社で統一された在庫管理システムを構築。リアルタイムでの在庫数の把握を可能にしました。これにより、欠品や過剰在庫のリスクを減らし、生産計画や販売戦略の精度向上に繋がります。
また、RPAは、これまで人間が行っていた定型的な事務作業をソフトウェアロボットが自動で処理する技術です。これにより、データ入力や書類作成などの繰り返し作業から従業員が解放され、より創造的で付加価値の高い業務に集中できるようになります。ペーパーレス化も同時に進めることで、書類管理の手間やコスト削減、情報共有の迅速化を実現し、業務全体の効率化を図っています。
ニッティド株式会社:基幹システム刷新と人材育成で「生きた情報」を創造
ニット生地や靴下の製造業を営むニッティド株式会社は、「生きた情報」の蓄積と活用による新たなものづくりを目指し、DXを推進しました。その中心となったのは、「基幹システムの刷新」と「人材育成」です。
製造業においては、生産管理、在庫管理、販売管理など、様々な情報が複雑に絡み合っています。これらの情報を一元的に管理し、連携させるのが基幹システムです。同社は、要件定義を明確にすることで、自社のニーズに合った基幹システムを刷新しました。これにより、部門間の情報共有がスムーズになり、意思決定の迅速化、業務プロセスの標準化・効率化が実現します。
さらに、システム導入だけではなく、人材育成にも力を入れています。新しいシステムを使いこなすためには、従業員のスキルアップが不可欠だからです。動画マニュアルの活用や、データベースを活用した開発力の向上を通じて、従業員一人ひとりがデジタル技術を使いこなし、変化に対応できる能力を身につけることを目指しています。これにより、技術革新が激しい現代において、常に新しい価値を生み出す体制を構築しています。
奈和建設株式会社:現場の「楽」を実現するデジタル化とAI活用
土木・建築業の奈和建設株式会社は、「デジタルって楽やで」をスローガンに、現場と経営の「楽」を実現するワークスタイル変革を目指しました。建設業界は、これまでアナログな作業が多く残っていましたが、同社は積極的にデジタル化を進めています。
その柱の一つが「自社開発システム」によるデジタル利活用促進です。現場のニーズに即したシステムを自社で開発することで、既存のパッケージソフトでは対応しきれない細かな業務改善を実現しています。これにより、現場作業の効率化や情報共有の円滑化が進みました。
さらに、AIを活用した動画制作によるデジタル理解度向上にも取り組んでいます。複雑な作業手順や安全管理のポイントなどをAIが生成した動画で分かりやすく伝えることで、従業員のデジタルツールへの抵抗感を減らし、理解度を深めることが狙いです。最終的には、デジタル技術が自然に現場に溶け込むような「仕組み作り」を進め、意識改革を促しながらデジタル浸透を実現しています。
株式会社三好漆器:地域を巻き込み、デジタルとアナログで伝統工芸の未来を拓く
伝統工芸品である漆器の製造・卸業を営む株式会社三好漆器は、「感動を届けるためのデジタル化」を掲げ、地域全体を巻き込むDXに挑戦しました。伝統産業におけるDXは、単なる効率化だけでなく、伝統技術の継承や新たな市場開拓にも繋がります。
同社は、地域を巻き込んだDXへの取り組みを重視しています。例えば、地域の観光資源や他の事業者と連携し、デジタル技術を活用したプロモーションや販売促進を行うことで、地域全体の活性化に貢献しようとしています。これは、伝統工芸品が持つ魅力をより多くの人に届けるための、新しいアプローチと言えるでしょう。
また、「デジタルとアナログ両面でのアプローチ」も特徴的です。伝統的な職人技や手作業の温かみを大切にしつつ、ECサイトの構築、SNSを活用した情報発信、顧客データの分析といったデジタルツールを導入することで、伝統工芸品の新しい価値を創造しています。さらに、社内システム間の連携を強化することで、生産から販売、顧客管理までを一貫してデジタルで管理し、業務の最適化を図っています。
第2部・第3部:実践的な情報交換と個別相談でDX推進を加速
成果発表会の見どころは、企業の発表だけではありません。第2部と第3部では、参加者がDX推進に関する具体的な悩みや疑問を解決できる貴重な機会が設けられています。
第2部:座談会
発表企業と参加者による座談会では、発表だけでは語りきれなかった「成功のポイント」や「課題克服のヒント」を直接聞くことができます。質疑応答を通じて、自社の状況に合わせた具体的なアドバイスを得られるかもしれません。他の参加者との情報交換も、新たな視点や気づきをもたらすことでしょう。
第3部:個別相談会(要事前予約・先着5社)
「AIをどう活用すれば良いか分からない」「業務改善を進めたいが、何から手をつければ良いか」といった具体的な悩みを持つ企業のために、経営コンサルティングやデジタルの専門家による個別相談会が開催されます。こちらは事前予約が必要で、先着5社限定ですので、具体的な課題を抱えている場合は早めの申し込みがおすすめです。
参加メリット:DX推進のヒントと新たなビジネスチャンス
この成果発表会に参加することで、以下のようなメリットが期待できます。
-
成功事例を直接聞ける: 県内企業のリアルなDX推進事例を通じて、DXの具体的なイメージを掴み、自社の課題解決や新たな取り組みへのヒントを得られます。成功だけでなく、そこに至るまでの苦労や解決策も聞くことができるでしょう。
-
専門家に相談できる: 個別相談会では、AI活用や業務改善、デジタル戦略など、DXに関する専門的なアドバイスを直接受けることができます。自社だけでは解決が難しい課題に対して、具体的な解決策を見つけるきっかけとなるでしょう。
-
ネットワーク構築: 県内企業の経営者やDX推進担当者、専門家との交流を通じて、新たなビジネスチャンスや人脈を築くことができます。DX推進は一社だけで完結するものではなく、協力や連携が成功の鍵となることも少なくありません。
参加方法と詳細情報
和歌山県が主催するこの貴重な機会をぜひご活用ください。参加を希望される方は、以下の公式サイトまたは申込専用フォームよりお申し込みいただけます。
-
詳細: https://wakayama-challenge-support2025.com/(公式サイト)
-
申込: https://forms.office.com/r/A8ibWdynqp(申し込み専用フォーム)
また、関連する情報として、成果発表会の詳細ページもご覧ください。
お問い合わせについては、公式サイトからご連絡いただくようお願いいたします。本発表会は、和歌山県からの委託を受けている株式会社タナベコンサルティングが運営しています。
まとめ:和歌山から始まるDXの未来
「DXの未来を、和歌山から。成功事例に学び、次の一歩を踏み出そう!」というメッセージの通り、この成果発表会は、和歌山県におけるDX推進の大きな一歩となることでしょう。各社の具体的な取り組みは、AI初心者の方々にもDXが身近なものであることを示し、自社での導入を検討するきっかけとなるはずです。
デジタル技術は日進月歩で進化しており、特にAI技術の発展は目覚ましいものがあります。これらの技術をいかにビジネスに取り入れ、企業や地域の成長に繋げていくかが、今後の競争力を左右します。
和歌山県の企業がどのようにDXに挑戦し、どのような成果を上げているのか。その知見を共有し、参加者全員がDX推進の次の一歩を踏み出すための具体的なヒントを得られるこの機会を、ぜひお見逃しなくご活用ください。リアルタイムで成功事例に触れ、専門家からのアドバイスを得て、和歌山から始まるDXの未来を共に創造していきましょう。

