国産大規模言語モデルPLaMo 2.0 Prime、日経優秀製品・サービス賞「最優秀賞」受賞の快挙
AI技術の進化が目覚ましい現代において、日本の技術力が世界に認められる朗報が届きました。株式会社Preferred Networks(以下、PFN)が手掛ける国産の大規模言語モデル(LLM)「PLaMo 2.0 Prime」が、このたび日本経済新聞社主催の「2025年日経優秀製品・サービス賞」において、栄えある最優秀賞を受賞しました。
大規模言語モデルとは、膨大な量のテキストデータを学習することで、人間のように自然な文章を生成したり、質問に答えたり、要約したりできるAIの「頭脳」のようなものです。PLaMo 2.0 Primeの受賞は、日本のAI技術が世界トップレベルにあることを示すと同時に、国内でのAI活用をさらに加速させる大きな一歩となります。
PFNはこの受賞を記念し、本日よりPLaMo Primeの新規利用者向けに100万トークン相当のクレジットをプレゼントするキャンペーンを開始しました。この機会に、国産AIの優れた性能を体験してみてはいかがでしょうか。

PLaMo 2.0 Primeとは?国産AIがもたらす安心と信頼
PLaMo 2.0 Primeは、PFNがゼロから独自に開発した「フルスクラッチ開発」の生成AI基盤モデルです。フルスクラッチ開発とは、既存の技術やフレームワークに頼らず、一から全てを自社で設計・構築することを指します。これにより、技術の透明性が高く、セキュリティ面での信頼性も確保されやすくなります。
国産AIの重要性と高まる期待
国内で開発されたAIは、日本の文化、習慣、法制度、そして特有の言語表現への深い理解が期待できるため、自治体や企業にとって安心して利用できる選択肢として注目されています。データガバナンスの観点からも、重要なデータが国内で処理されることは大きなメリットとなり、利用が拡大しています。
日経優秀製品・サービス賞が評価したPLaMo 2.0 Primeの強み
審査委員会は、PLaMo 2.0 Primeの以下の点を特に高く評価したとコメントしています。
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国内技術によるフルスクラッチ開発モデル
- 既存のモデルに依存せず、日本の技術者がゼロから開発したことで、高い信頼性とカスタマイズ性を実現しています。これにより、国内の企業や自治体が安心して生成AIを導入できる基盤を提供しています。
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日本語に優れた生成AIとしての高い実用性
- PLaMo 2.0 Primeは、高い日本語性能を誇り、日本のビジネスシーンで求められる精度の高い文章生成や、複雑な文脈理解、長文処理(32kコンテキスト対応)が可能です。例えば、大量の資料から必要な情報を抽出し、要約する作業や、特定の質問に対して関連性の高い情報を探し出す「検索拡張生成(RAG)」といった機能は、実務効率を大きく向上させます。
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費用と性能のバランスに優れたコストパフォーマンス
- 同等規模の海外製生成AIと比較しても利用しやすい費用感でありながら、日本のビジネス環境で必要とされる実務性能を安定して発揮できる点が評価されました。導入コストを抑えつつ、高性能なAIを活用できるのは、企業にとって大きな魅力です。
受賞記念キャンペーン:PLaMo Prime新規利用者に100万トークン相当のクレジットをプレゼント
PFNは、今回の最優秀賞受賞を記念し、本日よりPLaMo Primeを新規に利用する顧客を対象に、100万トークン相当のクレジットを付与するキャンペーンを実施します。
AIにおける「トークン」とは、AIが情報を処理する際の最小単位を指します。一般的には、日本語では漢字1文字が1トークン、英語では1単語が1トークンに近いとされています。100万トークンは、かなりの量のテキストをAIに処理させることが可能なため、初期導入の負担を抑えつつ、PLaMo Primeの優れた性能をじっくりと試す絶好の機会となるでしょう。
このキャンペーンを通じて、より多くの企業や開発者がPLaMo Primeの可能性を実感し、それぞれの業務やサービスに活用していくことが期待されます。
キャンペーン詳細はこちら: https://plamo.preferredai.jp/api
PLaMoの進化は止まらない:最新版PLaMo 2.2 Primeと将来の展望
PFNはPLaMoシリーズの継続的なアップデートに取り組んでおり、2026年1月中には最新モデルとなる「PLaMo 2.2 Prime」の提供を予定しています。さらに、将来的には「PLaMo 3.0 Pretrained」の公開も控えています。
PLaMo 2.2 Primeで実現する高度な指示追従と専門性
最新版のPLaMo 2.2 Primeでは、日本語と英語の両言語における「指示追従性能(Instruction Following)」が大きく向上します。これは、AIがユーザーからの多様で複雑な指示をより正確に理解し、柔軟に対応できるようになることを意味します。例えば、「この資料の重要点を3つにまとめ、箇条書きで、親しみやすいトーンで説明してください」といった多角的な指示にも、期待通りのアウトプットを生成できるようになるでしょう。
また、PFNが独自に構築したデータセットで追加学習を行うことで、複数ターンのロールプレイや医療分野における質疑応答など、高度な専門性や文脈理解が求められるシーンでの回答の一貫性と信頼性が向上します。これにより、より専門的な業務でのAI活用が期待されます。
お客様のニーズに応える特化型PLaMoの開発
PFNは、フルスクラッチ開発の強みを活かし、お客様の特定のニーズに合わせた特化型モデルの開発にも力を入れています。
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金融特化型PLaMo: 金融実務に必要な専門知識を強化し、高いセキュリティ要件に対応したモデルです。金融業界特有の複雑な用語や法規制を正確に理解し、適切な情報を提供することで、業務効率化や意思決定支援に貢献します。
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翻訳特化型PLaMo(PLaMo翻訳): 軽量・高速・高精度な日本語の翻訳に特化したモデルで、Markdownやコードを含む文書、PDFの翻訳にも対応しています。このPLaMo翻訳は、デジタル庁が推進するガバメントAI「源内」に導入され、行政文書などの高度な日本語翻訳に活用されています。これにより、行政業務の効率化と国際対応力の強化に貢献しています。
PLaMoの今後の展望:フィジカルAIからガバメントAIまで
PFNはPLaMoの技術をさらに発展させ、幅広い分野での応用を目指しています。
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GENIAC事業とフィジカルAIへの応用: 経済産業省およびNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)が実施する「GENIAC(Generative AI Accelerator Challenge)」事業の第3期で開発中のPLaMo 2.1-8B-VLは、フィジカルAIへの応用を見据えています。画像理解と自然言語処理を統合した大規模視覚言語モデル(VLM:Vision Language Model)の開発が進められており、ロボティクスや産業現場など、物理的な世界でAIが人間のように状況を認識し、行動する未来の実現に貢献するでしょう。
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NICTとの共同開発によるPLaMo 3.0 Pretrained: 国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)と共同で開発を進める「PLaMo 3.0 Pretrained」は、2026年春に公開予定です。PFNが独自に構築した日本語データを多く含む大量の合成学習データやWebデータに加え、NICTが独自に収集・構築したWebページやインストラクションデータ等を学習に用いることで、日本語性能に優れ、日本の文化、習慣、法制度等への理解を深めた生成AIが開発されます。これにより、安心安全な国産LLMとして、研究・実務の双方での活用が期待されています。
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ガバメントAI「源内」の府省庁展開に合わせたPLaMo翻訳の利用拡大: 2026年以降、ガバメントAI「源内」の他府省庁への展開に合わせ、PLaMo翻訳の行政分野での利用がさらに拡大することが見込まれています。これにより、より多くの政府機関で効率的な翻訳業務が実現し、行政サービスの向上に繋がるでしょう。
PFNは、生成AI基盤モデルPLaMoの信頼性と機能をさらに高め、企業、政府自治体、研究機関がより安全で高精度な生成AIを活用できる環境を提供していくとしています。
「日経優秀製品・サービス賞」とは
「日経優秀製品・サービス賞」は、日本経済新聞社が毎年1回、特に優れた新製品・新サービスを表彰する、権威ある賞です。日本経済新聞各紙に掲載された新製品・サービスの中から、記者が推薦し、厳正な審査委員会を経て各賞が選ばれます。この賞を受賞することは、製品やサービスが経済界や社会に与える影響力、革新性、実用性が高く評価された証となります。
2025年日経優秀製品・サービス賞 公式サイト:https://www.nikkei.com/edit/news/special/newpro/2025/index.html
PLaMoシリーズの全体像と広がる活用シーン
PLaMo(プラモ)は、PFNがフルスクラッチで開発する国産生成AI基盤モデルの総称です。商用版のフラッグシップモデルであるPLaMo Primeをはじめ、様々な用途に合わせたラインナップが提供されています。
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PLaMo Prime: 商用版の主力モデルで、高性能と汎用性を兼ね備えています。
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PLaMo Lite: 自動車や製造設備などのエッジデバイス向けに軽量化された小規模言語モデルで、限られたリソース環境でもAIを活用できます。
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金融特化型PLaMo: 日本の金融知識を追加学習し、金融業界の専門性とセキュリティに対応したモデルです。
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PLaMo翻訳: 日本語の翻訳に特化し、軽量・高速・高精度な翻訳を実現します。
これらのPLaMoシリーズは、クラウド型API、Amazon Bedrock Marketplace、オンプレミスなど多様な提供形態で利用可能です。また、国産AI構築プラットフォーム「miibo」、法人向け生成AIサービス「Tachyon 生成AI」、150以上の自治体が導入する「QommonsAI」といった様々なサービスに標準搭載されており、すでに多くの現場で活用されています。
株式会社Preferred Networks(PFN)について
株式会社Preferred Networks(PFN)は、生成AI基盤モデルからスーパーコンピュータ、半導体まで、AI技術のバリューチェーンを垂直統合することで、ソフトウェアとハードウェアを高度に融合したソリューション・製品を開発し、様々な産業領域で事業化している日本のリーディングカンパニーです。
現在、電力効率の高いAIプロセッサー「MN-Core™シリーズ」、AI向けクラウドサービス「PFCP™」、そして今回最優秀賞を受賞した国産大規模言語モデル「PLaMo™」などを開発・提供しています。2014年の創業以来、PFNは日本のAI技術の発展を牽引し続けています。
株式会社Preferred Networks公式サイト: https://www.preferred.jp/ja
まとめ:国産AI PLaMoが切り拓く日本の未来
PFNのPLaMo 2.0 Primeが「2025年日経優秀製品・サービス賞」で最優秀賞を受賞したことは、日本のAI技術が世界トップレベルにあることを証明する画期的な出来事です。
国産であることの安心感、優れた日本語性能、そしてコストパフォーマンスの高さは、PLaMoが日本の企業や自治体にとって強力なビジネスパートナーとなることを示しています。さらに、最新版のPLaMo 2.2 Primeや特化型PLaMo、そしてフィジカルAIやガバメントAI「源内」への応用といった今後の展望は、PLaMoシリーズが日本のAI活用の未来を大きく切り拓いていくことを予感させます。
今回の受賞記念キャンペーンは、PLaMoの性能を体験する絶好の機会です。AI初心者の方も、この機会に国産AIの可能性に触れ、その進化をぜひご注目ください。PLaMoは、日本の産業界や社会全体のデジタルトランスフォーメーションを加速させる重要な存在として、今後のさらなる発展が期待されます。

