GRIFFYの体調管理ソリューション「GenVital LTE」がインフラDX大賞スタートアップ奨励賞を受賞!建設現場の安全と効率を革新するAI活用術

GRIFFY「GenVital LTE」がインフラDX大賞スタートアップ奨励賞を受賞!建設現場の安全と効率を革新するAI活用術

建設現場の安全性向上と業務効率化に貢献する革新的なソリューションが、国の表彰を受けました。エコモット株式会社の子会社である株式会社GRIFFY(グリフィー)が開発・提供する体調管理ソリューション「GenVital(ゲンバイタル) LTE」が、国土交通省主催の「令和7年度 インフラDX大賞」において、「スタートアップ奨励賞」を受賞したことを発表しました。

「GenVital LTE」は、提供開始からわずか半年で100社を超える企業に導入され、累計2,200台以上の出荷実績を持つ注目のサービスです。今回の受賞は、その「有効性」「先進性」「波及性」が高く評価された結果と言えるでしょう。

国土交通省主催の令和7年度インフラDX大賞で、スタートアップ奨励賞を受賞したことを示す画像です。体調管理ソリューション「GenVital LTE」が紹介されており、ノートPCとソニー製スマートウォッチが写っています。

インフラDX大賞とは?建設現場の未来を拓く表彰制度

「インフラDX大賞」は、国土交通省が主催する表彰制度で、インフラ分野においてデータやデジタル技術を活用し、建設生産プロセスの高度化・効率化、そして国民サービスの向上に繋がる優れた取り組みを表彰し、そのベストプラクティスを広く共有することを目的としています。

特に令和7年度は、「有効性」「先進性」「波及性」という3つの観点に加え、「波及性」が特に重視されました。GRIFFYの「GenVital LTE」は、これらの評価基準において、以下の点が評価され、スタートアップ奨励賞を受賞しました。

1. 有効性:熱中症リスクの早期検知と迅速な対応

「GenVital LTE」は、GPSを搭載したリストバンド型の機器を採用しています。このリストバンドから得られる位置情報をクラウドサービス上でリアルタイムに確認できるため、熱中症リスクが高まった作業員の居場所をすぐに特定できます。これにより、建設現場における熱中症リスクを早期に発見し、迅速に対応することが可能となり、作業員の安全性を大きく向上させる有効な技術として評価されました。

2. 先進性:独自のAIアルゴリズムによる高精度な体調管理

このソリューションの大きな特徴は、株式会社大林組が特許を取得している体調管理アルゴリズムを専用のクラウドサービスに組み込んでいる点です。一般的な体調管理システムが気温や体温のみで判断するのに対し、「GenVital LTE」は、暑さ指数(WBGT値)と心拍数に基づいたアルゴリズムで熱中症リスク指標を算出します。この先進的なアプローチにより、不要なアラートの頻発を抑制し、本当に必要な時に的確なアラートを発することが可能になっています。

3. 波及性:建設業界全体の課題解決に貢献

建設業界は、担い手不足や高齢化といった深刻な課題に直面しています。「GenVital LTE」のクラウドサービスによる複数現場の統合管理機能は、これらの課題に対し、DX(デジタルトランスフォーメーション)による安全性向上と業務管理の効率化に大きく貢献すると期待されています。そのため、多くの建設現場での普及が見込まれています。

さらに、転倒時の衝撃検知や作業者からのSOS通知といった新機能も搭載されており、その利用シーンは拡大を続けています。これらの機能は、建設現場の様々なリスクに対応し、より包括的な安全管理を実現します。

出典:国土交通省Webサイト「受賞取組概要(i-Construction・インフラDX推進コンソーシアム会員部門)」
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001973096.pdf

「GenVital LTE」とは?建設現場の安全を守る革新的な体調管理ソリューション

「GenVital LTE」は、建設現場で働く作業員の体調をリアルタイムで管理し、熱中症などのリスクから守るためのソリューションです。AI初心者の方にも分かりやすいように、その仕組みと主要な機能を見ていきましょう。

仕組み:リストバンドとクラウドが連携するスマートな体調管理

「GenVital LTE」の核となるのは、作業員が装着するリストバンド型のウェアラブルデバイスです。このリストバンドは、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社製のデバイスであり、以下の情報を自動で収集します。

  • 心拍数: 作業員の体の負担状況を把握します。

  • 位置情報: GPS機能により、作業員が現場のどこにいるかをリアルタイムで把握します。

これらのデータは、リストバンドからLTE通信を通じて直接、専用のクラウドサービス「GRIFFY wear.」に送信されます。LTE通信を利用するため、現場に特別な通信設備を設置する必要がなく、作業員はリストバンドを装着するだけで手軽に利用開始できます。

建設現場の熱中症リスクを低減するため、GRIFFYがリストバンド型機器「GenVital LTE」を開発。心拍数、年齢、WBGT値から熱中症リスクを算出し、クラウドサービスで一元管理、アラート通知。作業員の安全性向上と業務効率化に貢献する。

クラウドサービスでは、収集された心拍数と位置情報に加え、ウェザーニューズ社からAPI連携により取得される現場の暑さ指数(WBGT値)を組み合わせます。これらのデータをもとに、株式会社大林組と共同開発した体調管理判定アルゴリズムが、作業員の熱中症リスクを計算します。

このアルゴリズムは、2024年に大林組が施工する約60現場、約3,000人の作業員に導入された「GenVital」と同様のものです。これにより、作業員の体調は「正常」「注意」「警戒」「危険」の4段階の総合アラートとして表示され、速やかに作業管理者と作業員本人に通知されます。これにより、現場作業員の体調管理を強力にサポートするソリューションとなっています。

主要機能:安全と効率を支える多機能性

「GenVital LTE」は、体調管理だけでなく、現場の安全と効率を高めるための様々な機能を搭載しています。

  • リアルタイムアラート通知: 心拍数と暑さ指数に基づき、体調リスクが高まった際に管理者と作業員本人に即座にアラートが通知されます。これにより、熱中症などの重大な事故を未然に防ぐことが期待できます。

  • 位置情報特定: リストバンドから取得される位置情報により、アラート通知の対象者やSOS発信者の現在位置をクラウドサービスのマップ上で容易に特定できます。これにより、緊急時でも迅速な救護活動が可能です。

  • 転倒検知機能: 作業員の転倒を自動で検知し、管理者に通知します。高所作業などリスクの高い現場での安全確保に役立ちます。

  • SOS発信機能: 作業員自身がリストバンドから緊急時にSOS信号を管理者に発信できます。体調不良や事故発生時など、声が出せない状況でも助けを求めることができます。

  • メッセージ送信機能: 作業管理者からリストバンド装着者へメッセージを送信できます。作業指示や注意喚起など、現場でのコミュニケーションを円滑にします。

  • 複数現場の一元管理: クラウドサービス上で、複数の建設現場の作業員情報をまとめて管理できます。これにより、大規模なプロジェクトや複数の現場を抱える企業でも、効率的かつ一元的な安全管理が可能です。

  • データ更新間隔: 心拍数の計測間隔は20秒、クラウドサービス上の収集データは1分間隔で更新されるため、常に最新の情報を確認できます。

これらの機能は、建設現場の安全性を飛躍的に向上させるだけでなく、管理者の負担を軽減し、業務効率化にも大きく貢献します。

製品の詳細については、以下のリンクからご確認いただけます。
https://www.gembaroid.jp/product/genvitallte.html

建設業界が直面する課題とGenVital LTEによるDX推進

日本の建設業界は、長年にわたり様々な課題に直面してきました。特に深刻なのが「担い手不足」と「高齢化」です。若年層の建設業離れが進む一方で、熟練の職人が高齢化しており、技術やノウハウの継承が危ぶまれています。これに加えて、夏の猛暑による「熱中症リスク」は、作業員の命に関わる重大な問題です。

このような状況の中、建設現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)は喫緊の課題となっています。デジタル技術を活用することで、少ない人数でも効率的に作業を進め、同時に作業員の安全を確保することが求められているのです。

「GenVital LTE」は、まさにこの建設DXを強力に推進するソリューションと言えます。AIを活用した高精度な体調管理システムにより、熱中症などのリスクを早期に発見し、作業員の安全を守ります。また、クラウドによる複数現場の一元管理や各種通知機能は、管理者の業務負担を大幅に軽減し、限られた人員で効率的な現場運営を可能にします。

このように、「GenVital LTE」は単なる体調管理ツールに留まらず、建設業界が抱える構造的な課題に対し、デジタル技術による具体的な解決策を提示し、持続可能な建設現場の実現に貢献しているのです。

今後の展望とGRIFFYの取り組み

GRIFFYは、今回の「インフラDX大賞」スタートアップ奨励賞の受賞を契機に、「GenVital LTE」のさらなる進化を目指しています。現在も、利用者からのフィードバックを参考に、機能追加やIoTサービスとの連携を積極的に検討しているとのことです。

製品の満足度向上とユーザー層の拡大を加速化し、安全で効率的な現場管理の実現に一層貢献していくというGRIFFYの姿勢は、建設業界の未来にとって非常に心強いものです。今後も、デジタル技術とAIの力を活用し、建設現場の働き方や安全管理のあり方を革新していくGRIFFYの動向に注目が集まります。

GRIFFYおよびエコモット株式会社について

エコモット株式会社

エコモット株式会社は、2007年の創業以来、IoT専業のソリューションベンダーとして活動しています。センサーや自社開発通信デバイスの提供に加え、顧客ニーズに合わせたカスタマイズや現場での設置ノウハウを提供し、あらゆる「モノ・コト」からセンシングを可能にするソリューションを提供しています。2017年に札幌証券取引所アンビシャス市場、2018年には東京証券取引所マザーズへ上場し、2019年にはKDDI株式会社と資本業務提携を結びました。

  • 所在地: 〒060-0031 北海道札幌市中央区北1条東1丁目2番5号 カレスサッポロビル 7階

  • 代表: 代表取締役 入澤 拓也

  • 設立: 2007年2月

  • 資本金: 6億1,796万円(2025年8月末現在)

  • 事業内容: IoTソリューションの企画、およびこれに付随する端末製造、通信インフラ、アプリケーション開発、並びにクラウドサービスの運用・保守に関する業務のワンストップでの提供

  • URL: https://www.ecomott.co.jp/

株式会社GRIFFY

GRIFFYは「建設産業の未来図を、デジタルテクノロジーで描き出す。」をミッションに掲げる企業です。建設ドメインに特化したDXプロダクト・ソリューションの共創事業に加え、多数の建設DXソリューションを「現場ロイド」ブランドとしてラインナップしたレンタルサービス事業を運営しています。「現場ロイド」は累計20,000件(2025年6月末現在)を超える導入実績があり、現場への実装で培ったノウハウとデジタルネイティブな発想を組み合わせることで、生産性向上、省人化、安全対策といった建設産業全体の共通課題と向き合い、建設産業に携わるすべての人が幸せに働ける環境づくりに貢献しています。

  • 所在地: 〒101-0047 東京都千代田区内神田2丁目12番6号 内神田OSビル7階

  • 代表: 代表取締役 入澤 拓也

  • 設立: 2023年12月

  • 資本金: 6,000万円

  • 事業内容: 建設現場向けのDXソリューション提供事業

  • URL: https://griffy.co.jp/

まとめ

GRIFFYの体調管理ソリューション「GenVital LTE」が「令和7年度 インフラDX大賞」スタートアップ奨励賞を受賞したことは、建設現場のDX推進における大きな一歩と言えるでしょう。このソリューションは、GPS搭載リストバンドと独自のAIアルゴリズムを組み合わせることで、熱中症リスクの早期検知、作業員の安全確保、そして業務効率化を実現します。

建設業界が抱える担い手不足や高齢化といった課題に対し、「GenVital LTE」のようなデジタル技術を活用したソリューションは、安全で持続可能な現場環境を作り出すための鍵となります。今回の受賞を機に、さらに多くの建設現場で「GenVital LTE」が活用され、建設DXが加速していくことに期待が寄せられています。

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