日本大学とポート株式会社が連携し、未来のエンジニアを育む「HACKBASE」開催
2026年4月、日本大学とポート株式会社の子会社であるトラパス株式会社が連携し、育成型ハッカソン「HACKBASE@Nihon University」を開催すると発表しました。このイベントは、プログラミング初心者でも安心して参加できるよう設計されており、最新の生成AIやAPIを活用した実践的な開発を通じて、学生の技術力向上とキャリア形成を強力にサポートすることを目的としています。
ハッカソンとは、チームを組んで短期間に集中的な開発作業を行い、その成果を競い合うイベントのことです。今回の「HACKBASE」は、特に「育成型」という点に重きを置いており、単に技術力を競うだけでなく、参加者一人ひとりの成長を促すプログラムが組まれています。

開催の背景と目的:大学横断の開発教育を強化
ポートグループは、「就活会議」や「キャリアパーク!」、「みん就」といった国内最大級の就活生支援プロダクトを運営し、年間60万人以上の学生会員基盤を持つ企業です。2025年5月には、IT・エンジニア領域に特化した新卒紹介事業を担うトラパス株式会社を設立し、大学との連携を通じて「学びとキャリアの接続」を強化してきました。
今回の日本大学との連携は、この「学びとキャリアの接続」をさらに具体化するものです。生成AIやAPIといった最新技術は、現代のソフトウェア開発において不可欠な要素となっています。しかし、これらの技術を実践的に学ぶ機会は、大学の授業だけでは限られているのが現状です。
「HACKBASE」では、プログラミング初学者でも参加しやすいよう、小規模な開発をテーマに設定しています。ハッカソン本番に先立ち、丁寧な事前勉強会を実施することで、参加者は技術的な基礎をしっかりと身につけた上でチーム開発に挑戦できます。この取り組みは、日本大学における情報教育の底上げだけでなく、学部を越えた開発コミュニティの醸成にも貢献することが期待されています。
HACKBASEハッカソンの詳細:生成AIで身近な不便を解決
「HACKBASE@Nihon University」は、生成AIを活用して「身近な不便をちょっとだけ解決しよう」というテーマのもと開催されます。日常生活の中で感じる小さな不便を、AIの力でどのように解決できるか、参加者のアイデアと技術力が試されます。
イベントの概要は以下の通りです。
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イベント名: HACKBASE@Nihon University
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開催日: 2026年4月25日(土)〜 4月26日(日)
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形式: 対面開催(遠方からの参加者はオンライン参加も可能)
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対象: 日本大学在学生(学部不問、初学者歓迎)
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テーマ: 生成AIで“身近な不便”をちょっとだけ解決しよう
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会場: 日本大学 世田谷キャンパス
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定員: 50名
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エントリーURL: https://tech-boost-hackathon.my.canva.site/hackbase-nihonuniversity
このハッカソンでは、「生成AI」と「API」という二つの重要な技術がキーワードとなります。
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生成AI(Generative AI): テキスト、画像、音声など、様々な種類のコンテンツを自律的に生成できる人工知能のことです。例えば、ChatGPTのようなチャットボットや、Midjourneyのような画像生成AIがこれに当たります。身近な不便を解決するアイデアを形にする上で、強力なツールとなるでしょう。
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API(Application Programming Interface): ソフトウェア同士が情報をやり取りするための「窓口」のようなものです。様々なサービスが提供するAPIを利用することで、ゼロから全てを開発することなく、既存の機能やデータを自分のアプリケーションに組み込むことができます。これにより、開発の効率が格段に向上します。
初学者も安心!充実した事前勉強会で基礎を習得
プログラミング経験がない学生や、AI・APIに触れたことがない学生でも安心してハッカソンに参加できるよう、全3回の事前勉強会が用意されています。これにより、本番で求められる技術的な基礎知識をしっかりと習得できます。
事前勉強会の内容は以下の通りです。
- Git/GitHub・チーム開発入門: 複数の開発者が協力して一つのプロジェクトを進める際に必須となるバージョン管理システム「Git」とそのウェブサービス「GitHub」の基本的な使い方を学びます。これにより、チームでの効率的な開発方法を身につけることができます。
- HTML/CSS/JavaScript を用いたWebアプリ開発基礎: ウェブサイトやウェブアプリケーションの基本的な構造を作る「HTML」、見た目を装飾する「CSS」、そして動きをつける「JavaScript」を用いて、簡単なウェブアプリケーションを開発する基礎を学びます。これにより、アイデアを形にするためのフロントエンド技術の土台が築かれます。
- API活用・JSONデータ処理・vercel によるアプリ公開体験: 外部サービスと連携するための「API」の使い方、APIから取得したデータを扱う際に頻繁に用いられるデータ形式「JSON」の処理方法を学びます。さらに、開発したアプリケーションを簡単にインターネット上に公開できるプラットフォーム「Vercel」を使った公開体験も行い、開発の一連の流れを実践的に学ぶことができます。
これらの勉強会を通じて、参加者は技術的な不安を解消し、ハッカソン本番で自身のアイデアを具現化するための準備を万全に整えることができます。これにより、参加者全体の学習効果が最大限に引き出されることが期待されます。
今後の展望:エンジニア育成エコシステムの構築
トラパス株式会社およびポートグループは、この「HACKBASE」の取り組みを通じて、日本大学をはじめとする全国の大学や高等専門学校などの教育機関との連携をさらに強化していく方針です。目指すのは、「学び」から「キャリア形成」までを一貫してサポートするエンジニア育成エコシステムの構築です。
このエコシステムが実現することで、学生には「初学者でも挑戦できる開発機会」が提供され、実践的なスキルと経験を積むことができます。一方、企業にとっては「成長意欲の高い学生との接点」が創出され、将来を担う優秀なIT人材を発掘する機会となります。
結果として、この取り組みは、近年深刻化しているIT人材不足の解消に貢献し、日本の大学教育のさらなる発展にも寄与することが期待されています。学生、教育機関、企業、そして社会全体にとって有益な循環を生み出す、重要な一歩となるでしょう。
ポート株式会社とトラパス株式会社について
今回のハッカソンを共同で開催するポート株式会社と、その子会社であるトラパス株式会社の概要は以下の通りです。
ポート株式会社
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所在地: 東京都新宿区北新宿2-21-1 新宿フロントタワー5F
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代表者: 代表取締役社長CEO 春日博文
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設立: 2011年4月
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資本金: 27百万円(2025年9月末時点)
ポート株式会社は、主に人材領域とエネルギー領域で多岐にわたるサービスを提供しています。主な運営サービスには以下のようなものがあります。
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人材領域
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エネルギー領域
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新規領域
トラパス株式会社
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所在地: 東京都新宿区北新宿2-21-1 新宿フロントタワー5階
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役員: 代表取締役社長 赤塩 勇太、執行役員カンパニーCEO 八木 誠
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設立: 2025年5月
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URL: https://trapath.com/
トラパス株式会社は、IT・エンジニア領域に特化した新卒紹介事業を展開しており、学生のキャリア形成を支援しています。
まとめ
日本大学とポート株式会社(トラパス株式会社)が連携して開催する育成型ハッカソン「HACKBASE@Nihon University」は、プログラミング初学者でも生成AIやAPIといった最新技術に触れ、実践的な開発経験を積むことができる貴重な機会です。充実した事前勉強会により、誰もが安心して挑戦できる環境が整えられています。
この取り組みは、学生の技術力向上とキャリア形成を促進するだけでなく、IT人材不足の解消や大学教育の発展にも大きく貢献することが期待されます。未来のエンジニアを目指す日本大学の学生にとって、自身の可能性を広げる素晴らしい一歩となるでしょう。興味を持った学生は、ぜひエントリーを検討してみてください。

