1. 日本旅行グループ「出張なび」がAIで多言語化!グローバルビジネスの新たな一歩
日本旅行グループの株式会社日本旅行コーポレートソリューションズ(NCS)が提供する法人向け出張管理サービス「出張なび」が、Webサイト多言語化AIソリューション「WOVN.io」を導入し、日本語に加え英語と中国語(簡体字)でのサービス提供を開始しました。この取り組みは、外資系企業や外国人従業員比率の高い企業からの多様なニーズに応えるための重要なステップであり、システムとしてのさらなるサービス拡大を目指すものです。
AI技術を活用した多言語化がいかにビジネスの課題を解決し、サービスの利便性を向上させるのか、その全貌を深掘りしていきます。
2. なぜ「出張なび」に多言語対応が必要だったのか?高まるグローバルニーズ
「出張なび」は、法人向けの出張分野に特化したサービスとして、業種や規模を問わず多くの企業に利用されています。しかし近年、特に外資系企業や公的機関との取引が増加する中で、「外国語対応」がシステム導入の要件として含まれるケースが顕著に増加し、多言語化のニーズが非常に高まっていました。
一方で、従来の多言語対応には多くの課題が伴いました。
2.1. 従来の多言語化が抱える課題
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システム開発の負担: 言語ごとのシステム開発には、多大な工数とコストが必要でした。言語を追加するたびに、専門的な開発作業が発生し、時間と費用がかさむ傾向がありました。
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翻訳運用の複雑さ: 翻訳会社とのやりとり、翻訳した内容をシステムに反映するための追加コスト、そして発生の都度、見積もり依頼や発注などの手続きが必要となるため、運用面での負担が非常に大きくなりがちでした。
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リアルタイム対応の難しさ: 「出張なび」は、ユーザーによって表示内容が異なる動的なシステムです。ユーザーによってはチケット手配などに関する緊急性の高いお知らせが表示されることもあり、すべての情報をリアルタイムで多言語で運用し続けることが困難な状況にありました。コンテンツが頻繁に更新されるたびに、翻訳と反映の手間が発生し、情報伝達の遅延につながる可能性がありました。
こうした背景のもと、開発工数をかけずにリアルタイムな多言語運用を実現できるソリューションが求められていました。
3. 開発・運用を劇的に効率化!「WOVN.io」が選ばれた3つの理由
「出張なび」は、前述の課題を解決し、ユーザーへのさらなる価値提供を実現するため、Webサイト多言語化AIソリューション「WOVN.io」の導入を決定しました。簡単に導入でき、運用にも手間をかけることなく、多言語対応を実現できる点が特に評価されています。
「WOVN.io」が採用された主な決め手は以下の3点です。
3.1. 1行のスクリプトで簡単導入:大規模開発不要のスピーディーな多言語化
WOVN.ioの最大の特徴は、既存のWebサイトやシステムにたった1行のスクリプトを導入するだけで多言語化が可能になる点です。これにより、「出張なび」は大規模なシステム開発にかかる時間やコストを大幅に削減し、簡単かつスピーディーに多言語対応を実現できました。開発チームの負担を最小限に抑えながら、短期間でのサービスリリースが可能になったことは、大きなメリットと言えるでしょう。

3.2. 国際特許技術で自動検知・自動翻訳:リアルタイムなコンテンツ更新に対応
WOVN.ioは、30の国・地域で特許を取得している「自動検知・自動翻訳」技術を搭載しています。この技術により、「出張なび」のような動的コンテンツを含む更新頻度の高いシステムであっても、元のコンテンツが更新されると同時に多言語版もリアルタイムで反映されます。これにより、緊急性の高い情報や最新の変更なども遅延なく、英語や中国語のユーザーに届けられるようになり、情報伝達の精度とスピードが格段に向上しました。
3.3. 直感的UI/UXで非エンジニアも簡単操作:運用負担を大幅軽減
WOVN.ioの管理画面は、非常に分かりやすいUI/UX(ユーザーインターフェース/ユーザーエクスペリエンス)が特徴です。専門的な知識を持つエンジニアではない担当者でも、ソースコードに触れることなく簡単に操作できます。例えば、システムの中に翻訳対象外としたいコンテンツがある場合は、WOVN.ioの管理画面上から対象箇所を簡単に指定することができます。また、「ライブエディター」機能を使えば、翻訳後のブラウザ画面を確認しながら直接翻訳修正も可能なため、翻訳の品質管理も容易に行え、運用負担を大幅に軽減します。

4. 「出張なび」の多言語化がもたらす効果と今後の展望
「出張なび」は今回、利用ニーズの高い英語と中国語(簡体字)の2言語に対応しました。これらの言語は、グローバルビジネスを展開する企業にとって特に重要であり、類似の他サービスと比較した際にも「出張なび」の強みとなる点です。
この多言語対応により、外資系企業や外国人従業員を多く抱える企業が「出張なび」をよりスムーズに利用できるようになり、サービスの利便性が大きく向上しました。言語の壁が低減されることで、より多くの企業が出張管理業務を効率化できるようになるでしょう。
4.1. 今後の展開
現在は2言語での運用が行われていますが、今後は利用企業のニーズに応じて、東南アジア圏の言語を追加することも検討されています。また、出張の申請から承認までのワークフローに対応した別サービス「出張なび Nova」への多言語展開も検討されており、日本旅行グループの多言語対応はさらに拡大していく見込みです。
Wovn Technologies株式会社は、業務システムやサービスにおける多言語対応を通じて、企業や組織がより多様な利用者に向けて円滑に情報を届けられる環境づくりを、今後も支援していく方針です。
5. 多言語化AIソリューション「WOVN.io」とは
「WOVN.io」は、「企業のグローバリゼーションを、AIで加速する」をミッションに掲げるWovn Technologies株式会社が提供するWebサイト多言語化AIソリューションです。その主な特徴と導入メリットは以下の通りです。
5.1. 多言語対応の範囲
WOVN.ioは、Webサイトを最大45言語、79のロケール(言語と地域の組み合わせ)に多言語化することが可能です。これにより、企業は海外戦略、訪日外国人対応、在留外国人対応など、幅広いグローバルニーズに対応できます。
5.2. 豊富な導入実績
大手企業をはじめ、18,000サイト以上への導入実績があり、その信頼性と効果が多くの企業で証明されています。多様な業種や規模の企業がWOVN.ioを活用し、グローバル化を推進しています。
5.3. コストとリソースの削減
既存のWebサイトに後付けで導入できるため、多言語化に必要な大規模なシステム開発が不要です。これにより、システム開発にかかる不要なコストの圧縮、多言語サイト運用にかかる人的リソースの削減、そして導入期間の短縮を実現します。AIによる自動翻訳と自動検知機能が、日々の運用負荷を大幅に軽減します。
WOVN.ioの詳細については、以下の公式サイトで確認できます。
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WOVN.io公式サイト: https://mx.wovn.io
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Wovn Technologies株式会社公式サイト: https://wovn.io/ja
6. まとめ:AIが拓くグローバルビジネスの可能性
日本旅行グループの「出張なび」が「WOVN.io」を導入し、英語・中国語に対応した事例は、AIを活用した多言語化がいかに現代のビジネスにおいて重要であるかを示しています。従来の多言語化が抱えていた開発コスト、運用負担、リアルタイム対応の課題を、AIソリューションが劇的に解決できることが明確になりました。
開発・運用の手間を最小限に抑えつつ、リアルタイムで多言語コンテンツを提供できるAIソリューションは、グローバル化が加速する企業にとって不可欠なツールとなりつつあります。この取り組みは、多様な背景を持つユーザーへのサービス提供を強化し、企業の競争力向上に貢献するでしょう。AI技術の進化が、これからもビジネスの可能性を広げていくことに期待が寄せられます。

