【AI初心者必見】25周年記念「nano tech 2026」開催!最先端ナノテクノロジーが拓く未来とDXの現在地を徹底解説

nano tech 2026 国際ナノテクノロジー総合展・技術会議の様子

はじめに:ナノテクノロジーが拓く未来とは?

ナノテクノロジーという言葉を聞いたことはありますか?これは、1メートルの10億分の1という、とても小さな「ナノメートル」の単位で物質を操作したり、新しい材料を作り出したりする技術のことです。私たちの身の回りにあるスマートフォンやパソコンの部品、新しい医療技術、環境に優しい製品など、様々な分野でこのナノテクノロジーが活躍しています。

ナノテクノロジーは、まるでミクロの世界の「ものづくり」のようなもので、私たちの生活をより豊かに、より便利にするためのカギを握っています。そして、この最先端技術の「今」と「これから」が一堂に会するイベントが、「nano tech 2026 第25回 国際ナノテクノロジー総合展・技術会議」です。

「nano tech 2026」とは?先端技術が集結する25周年記念イベント

「nano tech」は、研究開発の重要な基盤であるナノテクノロジーを中心に、様々な分野や立場の研究者、技術者、事業開発担当者が交流し、新たな連携を生み出すことを目的とした展示会です。2026年1月28日(水)から30日(金)までの3日間、東京ビッグサイト西ホールで開催される今回は、記念すべき第25回の開催となります。

この展示会では、量子技術、半導体、電池、環境、創薬といった最先端の研究分野から、現代のビジネスに不可欠なデジタルトランスフォーメーション(DX)の最新動向まで、幅広いテーマが網羅されます。アカデミア(大学などの研究機関)、国立研究機関、そして企業といった多様な出展者が集まり、来場者との対話や技術交流を通じて、イノベーション(技術革新)のさらなる加速を目指します。

25回記念特集:未来を語るKeynote講演と特別シンポジウム

第25回を記念して、今回は特別なプログラムが用意されています。世界をリードする研究者たちが登壇するKeynote講演や、特定の分野に焦点を当てた特別シンポジウムは、未来の技術の方向性を知る上で貴重な機会となるでしょう。

探求の軌跡を刻むKeynote講演

1月28日(水)10:30から西ホール アトリウム メインシアターで開催されるKeynote講演では、ナノテクノロジー研究の第一人者たちが登壇します。

  • 飯島 澄男氏(名城大学 終身教授): ナノ材料が光と音の相互作用に与える影響について、新たな発見を共有します。これは、新しいセンサーやエネルギー変換技術への応用につながる可能性を秘めています。

  • 藤田 誠氏(東京大学国際高等研究所東京カレッジ 卓越教授 / 分子科学研究所 特別研究部門 卓越教授): ナノスケール(非常に小さな規模)で物質が自ら構造を作り出す「自己組織化」の技術について、その最新の展開を紹介します。これは、医薬品や新素材の開発に役立つ技術です。

  • 大野 英男氏(東北大学東北大学国際集積エレクトロニクス研究開発センター/東北大学前総長・特別栄誉教授): 次世代の情報処理技術として注目される「スピントロニクス」の可能性について語ります。スピントロニクスは、現在の半導体技術の限界を超える、省エネルギーで高速な情報処理を実現する技術として期待されています。

これらの講演の詳細は、こちらから確認できます。また、その他の25回記念特集についてはこちらをご覧ください。

材料・プロセス技術を起点とする特別シンポジウム

半導体、電池、環境といった現代社会の重要課題に直結する分野の最先端技術に焦点を当てた特別シンポジウムも開催されます。研究開発から社会実装、そして事業化までを見据えた多角的な視点から、深い議論が展開される予定です。

  • 1月28日(水): 次世代の高性能太陽電池として注目される「ペロブスカイト太陽電池」のビジネス展開や、材料を均一に混ぜる「分散プロセス」による革新的なモノづくりについて深掘りします。特にペロブスカイト太陽電池のセッションでは、特許戦略を含む知的財産についても触れられます。

  • 1月29日(木): 環境問題への貢献が期待される「樹脂リサイクル」の戦略的活用や、ナノテクノロジーが糖尿病治療にもたらす新しい潮流について紹介します。

  • 1月30日(金): 次世代の高性能な半導体を支える「最新パッケージング技術」と「材料トレンド」、そして社会に大きな影響を与える可能性のある「Deep Tech(深層技術)」に関する特別講演が行われます。

全シンポジウムの詳細とタイムテーブルは、こちらから確認できます。

注目の出展者から見る最先端技術の現在地

今回の「nano tech 2026」には、多くの企業や研究機関が出展し、それぞれの最先端技術や製品を紹介します。ここでは、特に注目すべき出展者とその技術をいくつかご紹介します。

トヨタ自動車:データ駆動型マテリアルズインフォマティクス

トヨタ自動車は、材料開発にAI(人工知能)やデータ科学を活用する「マテリアルズインフォマティクス(MI)」のクラウドサービスを展示します。これは、多種多様な実験データや材料の組成・製造プロセスデータを自動で解析し、材料開発における課題解決をサポートするものです。AIを活用することで、これまで時間とコストがかかっていた材料開発を効率化し、より高性能な材料を短期間で生み出すことが期待されます。(小間番号:3W-H20)

詳細はこちら:トヨタ自動車

東芝:IoTセキュリティソリューション

東芝は、分析装置、計測機器、医療機器、医療システムなどを保護するサイバーセキュリティ製品や、IoTセキュリティソリューション「CYTHEMIS™(サイテミス)」、指紋認証カード「BISCADE™(ビスケード)」をデモ展示します。IoTデバイスが普及する現代において、これらの機器をサイバー攻撃から守る技術は非常に重要です。東芝の技術は、私たちの生活を支えるインフラや医療分野の安全性を高めることに貢献します。(小間番号:3W-A20)

詳細はこちら:東芝

京セラ:高放熱材料とトータルソリューション

京セラは、熱伝導率1,700W/m・Kを誇るグラファイト材料部品や、注目の高放熱成形材料、低温焼結シンタリングペーストを展示します。電子機器の小型化・高性能化が進む中で、熱の問題は性能を左右する重要な課題です。京セラのこれらの技術は、スマートフォンやパソコン、データセンターなどの熱課題を解決し、機器の安定稼働と長寿命化に貢献します。(小間番号: 3W-B13)

詳細はこちら:京セラ

東京大学:多孔性配位高分子(MOF)技術の社会実装

東京大学は、2025年にノーベル化学賞を受賞した多孔性配位高分子(MOF)技術の社会実装を目指す新規クロマトグラフィー「MOFgraphy」のコンセプトと最新データを紹介します。MOFは、非常に小さな穴がたくさん空いた材料で、特定の物質を吸着したり分離したりする能力に優れています。MOFgraphyは、医薬品の精製や環境中の有害物質の除去など、幅広い分野での応用が期待されています。(小間番号:AT-K07-01)

詳細はこちら:東京大学

東海国立大学機構(名古屋大学・岐阜大学):起業技術研究会

東海国立大学機構(名古屋大学・岐阜大学)は、新素材、計測・分析技術、ITなどに関連した8つの展示を行います。有望な研究成果を主題に、投資家や事業家などの有識者も交えた「起業技術研究会」の活動を紹介し、大学の研究成果を社会実装(実用化)へとつなげる取り組みを推進します。これは、大学で生まれた素晴らしい技術を、社会の役に立つ製品やサービスに変えるための重要なプロセスです。(小間番号: 1W-W37)

詳細はこちら:東海国立大学機構

日本食品化工:バイオマスプラスチック「スタークロス70PPi」

日本食品化工は、富士市で生産した澱粉を微粒子としてPP(ポリプロピレン)に分散させたバイオマスプラスチック「スタークロス70PPi」を展示します。この澱粉は、植物由来の天然ポリマーであり、従来のプラスチックに比べて環境負荷が低いことが特徴です。資源循環型社会の形成に貢献する、環境に優しい新素材として注目を集めています。(小間番号:1W-E28)

詳細はこちら:日本食品化工

フィルジェン:最先端ナノ材料の輸入販売

フィルジェンは、世界各国から最先端のナノ材料や機能性材料を輸入販売しています。ナノカーボン材料、量子ドット、ナノセルロース、窒化ホウ素ナノチューブ、有機エレクトロニクス材料など、幅広い製品ラインアップを取り揃え、ユーザーのニーズに合わせた提案を行います。研究開発や製品開発に必要な最先端の材料を手に入れることができる、貴重な機会となるでしょう。(小間番号:3W-K07)

詳細はこちら:フィルジェン

全出展・団体の検索はこちらから可能です。最新情報は公式ウェブサイトでご確認ください。

同時開催展で広がる技術の視野

「nano tech 2026」は、単独で開催されるわけではありません。同時に、「MEMSセンシング&ネットワークシステム展」や「CONVERTECH」、「新機能性材料展・グリーンマテリアル」、「3DECOtech」、「WELL-BEING TECHNOLOGY」、「SURTECH」、「TCT Japan」、「ENEX」、「再生可能エネルギー世界展示会 & フォーラム」、「Offshore Tech Japan」、「InterAqua」など、合計13もの展示会が同時開催されます。

これにより、来場者はナノテクノロジーだけでなく、センサー技術、変換技術、新機能材料、3Dプリンティング、ウェルビーイング技術、表面技術、再生可能エネルギー、水処理技術など、多岐にわたる先端技術を一度に見学することができます。異なる分野の技術がどのように連携し、新たな価値を生み出すのかを肌で感じられる、まさに「知の祭典」と言えるでしょう。

開催概要

  • 名称: nano tech 2026 第25回 国際ナノテクノロジー総合展・技術会議

  • 主催: nano tech実行委員会 / 株式会社JTBコミュニケーションデザイン

  • 開催日時: 2026年1月28日(水) – 30日(金)

  • 会場: 東京ビッグサイト 西1・3ホール&アトリウム

  • 出展者数: 412社・団体(うち海外:68社・団体)

  • シンポジウム・セミナー: 98講演(2026年1月19日時点)

  • 公式ウェブサイト: https://www.nanotechexpo.jp

  • 入場料: 無料(事前来場登録制)

事前来場登録や、本リリースに関するお問い合わせは、こちらをご確認ください。

まとめ:ナノテクノロジーが描く未来への期待

「nano tech 2026 第25回 国際ナノテクノロジー総合展・技術会議」は、私たちの未来を形作る最先端のナノテクノロジーと、それを支える多様な技術が一堂に会する貴重な機会です。AI初心者の方にとっても、Keynote講演や特別シンポジウム、そして各企業の展示を通じて、普段は触れることのできない最先端の研究や技術が、いかに私たちの生活や社会に深く関わっているかを実感できるでしょう。

量子、半導体、電池、環境、創薬といった分野でのイノベーションはもちろんのこと、DX(デジタルトランスフォーメーション)がこれらの技術開発をどのように加速させているのかも、この展示会で見えてくるはずです。ぜひこの機会に、未来を拓く技術の最前線に触れてみてください。きっと、新たな発見やインスピレーションが得られることでしょう。

タイトルとURLをコピーしました