渋谷がさらに国際的に!AI多言語化で訪日外国人の情報アクセスをスムーズに
近年、渋谷は再開発が進み、国内外から多くの人々が集まる国際都市へと変貌を遂げています。特に、訪日外国人観光客や外資系企業の従業員の増加に伴い、施設情報の多言語対応は、もはや必須の要素となりつつあります。こうした中、東急プロパティマネジメントが、渋谷エリアの主要4施設(渋谷ストリーム、渋谷ヒカリエ、渋谷アクシュ、渋谷キャスト)の公式サイトに、Wovn Technologies株式会社が提供するWebサイト多言語化AIソリューション『WOVN.io(ウォーブン・ドットアイオー)』を導入しました。この取り組みにより、各施設は日本語に加え、英語、簡体字、繁体字、韓国語の4言語に対応し、計5言語での情報提供が可能となりました。

渋谷の国際化と多言語対応の重要性
渋谷は、流行の発信地であると同時に、多くの企業が集まるビジネス街としての顔も持っています。そのため、観光目的で訪れる外国人だけでなく、ビジネス目的で滞在する外国人も日常的に多く行き交います。このような環境において、施設の営業時間、イベント情報、アクセス方法など、利用者が求める情報を正確かつ迅速に提供することは、外国人利用者にとって非常に重要です。
これまでの多言語対応では、手動での翻訳や簡易的な翻訳ツールに頼ることが多く、翻訳品質のばらつきや更新の手間が課題となることがありました。しかし、AIを活用した多言語化ソリューションの登場により、これらの課題を解決し、より質の高い情報提供が可能になっています。
東急プロパティマネジメントがWOVN.ioを選んだ背景
東急プロパティマネジメントは、東急グループの中核を担う企業として、渋谷をはじめとする東急沿線で商業ビルやオフィスビルの管理・運用を行っています。渋谷エリアは、東急グループが長年にわたり再開発に携わってきた特別な地域であり、同社も多くの施設を管理・運営しています。
同社は、以前から渋谷ストリームの公式サイトで多言語対応を行っていましたが、訪日外国人や外資系企業の従業員といった外国人利用者が確実に存在することを踏まえ、より正確で信頼性の高い情報発信を目指していました。そこで2019年より、渋谷ストリームに先行して『WOVN.io』を導入。実際に、渋谷ストリーム内のホテルでは宿泊者の大部分を外国人が占めるなど、その効果を実感してきました。
この渋谷ストリームでの成功体験と、『WOVN.io』の翻訳品質、そして手厚いサポート体制が評価され、今回、他の運営施設にも同様の運用が有効であると判断。渋谷ヒカリエ、渋谷アクシュ、渋谷キャストの3施設にも導入を拡大し、全4施設での多言語対応が実現しました。これにより、信頼できる翻訳基盤を複数の施設で共通化し、外国人がどの施設でも安心して情報にアクセスできる環境づくりを推進しています。
WOVN.ioとは?AIがWebサイトの多言語化を加速する仕組み
『WOVN.io』は、「企業のグローバリゼーションを、AIで加速する」というミッションを掲げるWovn Technologies株式会社が提供するWebサイト多言語化AIソリューションです。AI初心者の方にも分かりやすく説明すると、これは「インターネット上のウェブサイトを、まるで魔法のように自動でたくさんの言語に翻訳してくれるシステム」のことです。
Webサイト多言語化AIソリューションの仕組み
従来のウェブサイトの多言語化は、ページごとに翻訳者を手配したり、翻訳データを手作業で管理したりする必要があり、時間もコストもかかりました。しかし、『WOVN.io』のようなAIソリューションは、既存のウェブサイトに「後付け」で導入できるのが大きな特徴です。
具体的には、ウェブサイトの見た目や構造を変えることなく、AIがウェブサイトの内容を自動で読み込み、瞬時に多言語に翻訳します。翻訳された内容は、訪問者が選んだ言語で表示されるため、あたかも最初からその言語で作成されたウェブサイトであるかのように感じられます。これにより、企業は多言語サイトをゼロから開発する手間やコストを大幅に削減できるのです。
WOVN.ioの主な特徴とメリット
- 最大45言語・79のロケールに対応: 世界中の幅広い言語に対応しているため、多様な国や地域からの訪問者に対応できます。ロケールとは、言語と地域の組み合わせ(例:米国の英語、英国の英語)のことで、より細やかな対応が可能です。
- 既存サイトに後付け可能: 新しいシステムを開発することなく、現在のウェブサイトに簡単に導入できます。これにより、導入にかかる時間や費用を抑えることができます。
- AI翻訳による高精度な翻訳: 後述するAI翻訳基盤『Maestro』により、文脈を理解した自然で質の高い翻訳を提供します。
- 運用コストの削減: 翻訳の更新や管理もAIがサポートするため、人的リソースの削減につながります。
- 導入実績の豊富さ: 大手企業を中心に18,000サイト以上への導入実績があり、その信頼性と安定性が証明されています。
『WOVN.io』は、企業の海外戦略や訪日外国人、在留外国人への対応を成功に導くための強力なツールとして、多くの企業に活用されています。Webサイト多言語化AIソリューションの詳細は、WOVN.io公式サイトで確認できます。
東急プロパティマネジメントがWOVN.io導入を決めた3つの理由
今回の『WOVN.io』導入には、主に以下の3点が決め手となりました。これらのポイントは、AIを活用したサービスを選ぶ上で、多くの企業にとって参考になるでしょう。
1. 不動産・交通をはじめとした大手企業における豊富な導入実績
『WOVN.io』は、商業施設、鉄道会社、航空会社など、日本国内の大手企業で数多くの導入実績を持っています。これは、システムとしての信頼性や安定性が高く評価されている証拠です。特に、不特定多数の外国人が利用する商業施設や交通機関において、正確な情報提供は非常に重要であり、システムがダウンすることなく安定稼働することは必須条件です。東急プロパティマネジメントは、こうした実績から、『WOVN.io』が外国人利用者が安心して施設を利用するために必要な情報発信基盤として、十分な信頼性を持つと判断しました。
2. AI翻訳基盤『Maestro』による高精度の翻訳品質
『WOVN.io』の核となるのが、AI翻訳基盤『Maestro(マエストロ)』です。この『Maestro』は、様々な翻訳方式や機能を組み合わせることで、精度の高い自動翻訳を実現しています。AI翻訳と聞くと、まだ不自然な翻訳になるのでは?と心配される方もいるかもしれませんが、『Maestro』は文脈を理解し、より自然な表現で翻訳する能力に優れています。
さらに、「用語集」機能が導入の大きな決め手となりました。この機能を使うと、施設名や店名といった固有名詞、あるいは特定の専門用語などを、事前に登録した通りに正確かつ統一的に翻訳できます。これにより、「渋谷ヒカリエ」を「Shibuya Hikarie」と常に正しく翻訳したり、施設内で使われる独自のサービス名称なども一貫した表現で提供できるようになるため、翻訳の品質と信頼性が飛躍的に向上します。
3. 導入から運用まで、お客様のニーズに合わせた手厚いサポート
AIソリューションの導入は、システムを導入して終わりではありません。導入後の運用フェーズで、いかに効果的に活用できるかが重要になります。Wovn Technologiesでは、導入から運用まで、専任のサポート担当者が付き、顧客のニーズに合わせた最適な多言語運用を支援しています。
例えば、サイトのアクセス状況を分析し、どの言語の利用者が多いか、どのような情報が求められているかといったデータに基づき、最適なプランの提案が行われます。また、翻訳精度をさらに高めるための工夫や改善策なども、専門家からのアドバイスを受けながら進められます。このような手厚いサポート体制は、AIソリューションを初めて導入する企業や、多言語運用のノウハウが少ない企業にとって、非常に心強い存在となります。
多言語対応が実現した渋谷エリアの4施設
今回の『WOVN.io』導入により、以下の渋谷エリア4施設の公式サイトが、日本語から英語、簡体字、繁体字、韓国語の4言語に対応しました。

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渋谷ストリーム: オフィス、商業施設、ホテル、ホールなどが一体となった複合施設。ビジネス客や宿泊客が多いことから、多言語対応のニーズが高い施設です。渋谷ストリーム公式サイト
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渋谷ヒカリエ: 東急百貨店が運営する商業施設、文化施設、オフィスが融合した複合施設。ファッション、グルメ、エンターテイメントなど幅広い情報が多言語で提供されます。渋谷ヒカリエ公式サイト
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渋谷アクシュ: 2024年に開業したばかりの新しい複合施設。オフィスや商業施設が含まれ、新たな渋谷の顔として注目されています。渋谷アクシュ公式サイト
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渋谷キャスト: 賃貸住宅、オフィス、商業施設、多目的スペースからなる複合施設。クリエイティブな活動の拠点であり、多様な人々が行き交います。渋谷キャスト公式サイト
これらの施設が多言語対応することで、訪日外国人観光客はイベント情報や店舗情報、アクセスマップなどを自分の母国語で確認できるようになり、より快適に渋谷での滞在を楽しめるようになるでしょう。ビジネス目的の利用者も、オフィスフロアの情報や会議室の利用案内などをスムーズに把握できます。
まとめ:AI多言語化が切り拓く、外国人にも優しい街づくり
今回の東急プロパティマネジメントによる『WOVN.io』の導入は、渋谷という国際都市における情報アクセシビリティの向上に大きく貢献するものです。AIを活用した高精度な多言語対応は、訪日外国人観光客やビジネス客の利便性を高めるだけでなく、施設側にとっても情報発信の効率化と信頼性の向上という大きなメリットをもたらします。
AI翻訳技術は日々進化しており、今後さらに自然で正確な翻訳が可能になることが期待されます。このようなAIソリューションの活用は、単なる翻訳ツールにとどまらず、多様な人々が共生し、交流する社会を築くための重要なインフラとなるでしょう。渋谷を訪れるすべての人が、言語の壁を感じることなく、快適に過ごせる「外国人にも優しい街づくり」が、AI多言語化によってさらに加速していくことが期待されます。
Wovn Technologies株式会社は、今後も「企業のグローバリゼーションを、AIで加速する」というミッションのもと、多言語化AIソリューションを通じて、企業の海外展開やインバウンド対応を強力に支援していくことでしょう。

