物流業界必見!既設ドラレコがAIドラレコに進化。「アクレス」と「トランストロン」デジタコの強力連携で事故リスクを26%削減する仕組み

はじめに:物流業界に革新をもたらすAIとドラレコの連携

現代の物流業界は、人手不足の深刻化、ドライバーの長時間労働、そしてそれに伴う事故リスクの増加といった多くの課題に直面しています。これらの課題は、運行管理の複雑さを増し、企業の持続可能な運営を困難にしています。このような状況において、人工知能(AI)技術は、これらの課題を解決し、より安全で効率的な物流を実現するための強力なツールとして期待されています。

この度、ティーティス合同会社が提供するドラレコあとづけAIソリューション「アクレス」が、デジタルタコグラフ(デジタコ)最大手の株式会社トランストロンの通信型デジタコ製品「DTS-G1D3・DTS-G1O・DTS-D2X/D2D」との連携を開始しました。このニュースは、既存のドライブレコーダー(ドラレコ)をそのまま活用しながら、AIによる高度な運転状況の検知を可能にし、物流業界の事故予防と運行管理の効率化に大きく貢献する画期的な一歩となります。

AI初心者の方にも分かりやすいように説明すると、「ドラレコあとづけAI」とは、すでに車両に搭載されているドラレコに、AIの「目」と「頭脳」を後から追加するようなイメージです。これにより、単なる映像記録装置だったドラレコが、危険な運転行動を自動で認識し、管理者へ通知する賢いシステムへと進化します。

ドラレコをAI化する「ア クレス」が、トランストロン社と製品連携を開始

「アクレス」とは?既存のドラレコを賢く進化させるAIソリューション

「アクレス」は、物流業界の安全管理を目的として開発されたAIソリューションです。その最大の特長は、既存のドラレコを買い替えることなく、AIの解析機能を後から追加できる「ドラレコあとづけAI」というコンセプトにあります。これにより、導入にかかる初期投資を大幅に抑えながら、最新のAI技術を活用した安全管理を実現します。

「アクレス」の主な目的は、ドライバーの安全管理を強化し、同時に運行管理業務の負担を軽減することです。従来のドラレコは、事故発生時の状況確認や、定期的な映像チェックによって危険運転を発見することが主な役割でした。しかし、「アクレス」は、ただ映像を記録するだけでなく、AIが危険な運転行動を「自動で」「高精度に」検知し、管理者へ通知します。これにより、運行管理者は膨大な映像の中から危険なシーンを探し出す手間から解放され、より効果的な安全指導に時間を費やすことができるようになります。

トランストロン社との強力な連携:デジタコデータがAIでさらに活きる

今回の連携において重要な役割を果たすのが、デジタルタコグラフ(デジタコ)最大手である株式会社トランストロンです。トランストロンは、長年にわたり物流業界の運行管理を支える信頼性の高いデジタコ製品を提供しており、その実績は広く知られています。

「アクレス」が連携に対応するのは、トランストロンの通信型デジタコ「DTS-G1D3・DTS-G1O・DTS-D2X/D2D」です。これらのデジタコ製品で記録された走行データと走行映像を、「アクレス」のクラウドAI解析プラットフォームで取り込み、解析することが可能になります。

この連携によって、今まで見過ごされがちだった「ながら運転」(スマートフォン操作など)、「一時不停止」(一時停止標識での停止義務違反)、「指差し確認動作」(安全確認を声と指で行う行動)といった、人間の目では捉えにくい、あるいは監視しきれない細かな危険行動まで、AIが自動で検知できるようになります。これにより、運行管理者は特別な運用負荷をかけることなく、事故予防を加速させることが可能です。ドライバーの安全管理と運行管理業務の効率化を同時に実現できる点が、この連携の大きなメリットと言えるでしょう。

「アクレス」の優れた特長を深掘り:なぜ選ばれるのか

「アクレス」は、物流現場のリアルなニーズに応えるために、いくつかの優れた特長を持っています。

高品質なAI技術でどんな状況でも検知

「アクレス」のAI技術は、非常に高品質であることが特長です。例えば、カメラの設置角度が横向きであっても、夜間の暗い場所であっても、さらには画質が低い(30万画素程度)映像であっても、高精度に危険行動を検知できます。これは、AIが様々な条件下での膨大な運転データを学習しているためです。これにより、実際の運行環境における多様な状況に対応し、見落としなく危険を察知することが可能になります。

高速導入・即時運用でビジネスを止めない

新しいシステムを導入する際、ハードウェアの入れ替えや大規模な工事が必要になると、時間もコストもかかり、業務に支障が出ることが懸念されます。「アクレス」は、専用の新しいハードウェアを導入する必要がありません。既設のデジタコやドラレコの映像・走行データを活用できるため、導入期間が大幅に短縮され、すぐにAIによる自動検知を開始できます。これにより、ビジネスを止めることなく、スムーズに安全管理体制を強化することが可能です。

高いコストパフォーマンスで導入のハードルを下げる

導入コストは、企業にとって重要な判断材料です。「アクレス」は月額課金制を採用しており、1拠点から段階的に導入することが可能です。これにより、初期投資を抑えながら、自社の規模やニーズに合わせて柔軟に導入を進められます。新しいドラレコへの買い替えと比較すると、最大で1/10のコストで導入できるとされています。これは、既存の資産を有効活用しつつ、最新のAI安全管理システムを利用できるという、経済的に非常に魅力的なメリットを提供します。

AIが自動検知する危険行動:具体的な項目とその意味

「アクレス」は、物流会社の安全管理のために特化してデザインされたAIであり、ドライバーに染みついた数千〜数万の危険行動を検知し、重大事故の芽を先取りで摘み取ることを目指しています。具体的にどのような危険行動を検知するのか、インカメラとアウトカメラの検知項目を見ていきましょう。

AIが自動検知する危険行動の項目

アウトカメラ検知項目(車両外の状況)

  • 一時不停止: 交差点や踏切など、一時停止が義務付けられている場所で完全に停止しなかった場合を検知します。これは、出会い頭の事故や列車との衝突など、重大な事故につながる可能性が非常に高い危険行動です。

  • 信号停止違反: 赤信号無視や、信号のある交差点で停止線を越えて停止した場合を検知します。信号無視は、交通死亡事故に直結する危険な行為です。

  • 車間距離不足: 前を走る車両との安全な車間距離を保てていない状況を検知します。追突事故のリスクを高めるだけでなく、急ブレーキ時の対応が遅れる原因にもなります。

  • 急停止: 予測できない急なブレーキ操作を検知します。後続車との追突事故を引き起こす可能性があり、荷崩れの原因にもなりえます。

インカメラ検知項目(ドライバーの状況)

  • 携帯使用: 運転中に携帯電話やスマートフォンの画面を操作したり、通話したりする行為を検知します。視線が前方から逸れる「ながら運転」は、重大事故の主要な原因の一つです。

  • シートベルト未装着: ドライバーがシートベルトを着用していない状況を検知します。万が一の事故の際に、ドライバーの命を守るための最も基本的な安全装備です。

  • 喫煙: 運転中に喫煙する行為を検知します。タバコに火をつけたり、灰皿を探したりする際に、一瞬でも視線が逸れたり、片手運転になったりするリスクがあります。

  • 飲食: 運転中に飲食する行為を検知します。これもまた、視線が手元に集中したり、片手運転になったりする原因となり、「ながら運転」の一種として危険視されます。

  • 片手運転: ハンドルを片手で操作している状況を検知します。緊急時のとっさのハンドル操作が遅れる可能性があり、運転の安定性を損ないます。

  • わき見: 運転中に視線が前方から逸れている状況を検知します。景色を見たり、車内のものに気を取られたりすることで、前方の危険を察知する遅れにつながります。

  • 居眠り予兆: ドライバーが眠気を感じさせる兆候(あくびの頻発、まぶたの重さなど)を検知します。居眠り運転は、重大事故に直結する極めて危険な状態であり、早期の検知と休憩の促しが重要です。

  • 指差し安全確認(ポジティブ検知):安全意識を高めるために、特定の対象物や動作を指差して確認する行動を検知します。これは危険行動ではなく、むしろ安全運転を促進するポジティブな行動として認識されます。

これらの項目をAIが自動で検知することで、運行管理者はドライバーの運転傾向を正確に把握し、個別の安全指導や教育プログラムの策定に役立てることができます。これにより、ドライバー一人ひとりの安全意識向上と、重大事故の未然防止に大きく貢献します。

西濃運輸での実績:事故発生率26%削減という確かな効果

「アクレス」の有効性は、すでに具体的な実績によって証明されています。大手物流企業である西濃運輸では、「アクレス」を導入した結果、事故発生率を26%削減したという実績があります。これは、AIを活用した安全管理ソリューションが、単なる理論上の効果だけでなく、実際の物流現場において確かな事故防止効果を発揮することを示しています。

西濃運輸での成功事例は、「アクレス」が物流現場における新たな安全基盤として、その価値を大きく高めていることを裏付けています。このような具体的なデータがあることで、他の物流企業も安心して導入を検討できるでしょう。

スムーズなデータ連携の仕組み:ワンクリックでAI解析へ

トランストロンのデジタコと「アクレス」の連携は、データの取り込み方法にも工夫が凝らされており、運用者の負担を最小限に抑える設計となっています。

アクレス独自のワンクリックデータ取り込みの仕組み

対応機種とデータ取込み方法

「アクレス」が連携に対応しているのは、トランストロンの通信型デジタルタコグラフ「DTS-G1D3・DTS-G1O・DTS-D2X/D2D」です。これらのデジタコから「アクレス」へデータを取り込む方法は非常にシンプルで、専用アプリを使用し、SDカードからワンクリックでデータを取込み可能です。

独自のデータ転送技術

「アクレス」は独自のデータ転送技術を採用しています。まず、SDカードに記録されたデータは、小さく圧縮された状態で送られるため、非常に高速な転送が可能です。さらに、SDカードでのデータ変換作業は一切不要という点が大きな特長です。映像、速度、位置情報といった全てのデータは、クラウド環境で変換・AI処理されます。

具体的には、ユーザーは普段お使いのカードリーダーでSDカードを読み込み、専用アプリを立ち上げるだけで、自動的に必要なデータが識別され、クラウドへデータが転送されます。その後、大規模な映像データもクラウド上で効率的にAI処理され、検知結果が分かりやすく表示されます。この一連の流れは、手作業によるミスを減らし、運行管理者の手間を大幅に削減します。

お申し込み方法

この連携機能を利用するためには、ITP-WebService V3画面から申し込むことができます。

AI活用の安全管理の最前線を知る:無料オンラインセミナー開催

この革新的な連携についてさらに深く理解し、自社の安全管理体制強化に役立てたい方向けに、無料オンラインセミナーが開催されます。

テーマ:AI活用の安全管理の最前線
日時:2025年11月26日(水)10:00~11:00
形式:オンライン配信(参加無料・事前申込制)
主な内容

  • トランストロン通信型デジタコ「G1・D1・D2シリーズ」との連携概要

  • 事例紹介:西濃運輸における事故発生率26%削減の運用事例

  • Q&A(個別相談コーナー)
    登壇者:ティーティス合同会社 代表 高頭博志氏

このセミナーでは、連携の具体的な内容や、西濃運輸での成功事例を直接聞くことができる貴重な機会です。AI技術がどのように事故予防に貢献するのか、その最前線を学ぶことができるでしょう。

申込方法下記フォームよりお申し込みください

まとめ:物流の未来を安全と効率で切り拓く

ティーティス合同会社の「アクレス」と株式会社トランストロンのデジタコ連携は、物流業界における安全管理と運行効率化の新たな標準を築く可能性を秘めています。AI技術が、既存の設備を最大限に活用し、ドライバーの安全を守り、運行管理者の負担を軽減することで、より安全で効率的な物流の未来を築く一歩となるでしょう。

この連携は、AI初心者の方にとっても、AI技術がどのように社会課題を解決し、私たちの生活や産業に貢献しているかを理解する良い事例となるはずです。物流業界が抱える課題に対し、AIが具体的な解決策を提供することで、持続可能な社会の実現に貢献していくことが期待されます。

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