生成AI搭載「ヤラク翻訳」が大幅アップデート!ファイル容量3.3倍・Word書式崩れ解消で企業の翻訳DXを加速

生成AIの進化が目覚ましい現代において、企業活動における多言語翻訳の重要性は増すばかりです。特に、法務文書、技術マニュアル、IR資料など、専門的で大規模な文書の翻訳には、高い精度と効率が求められます。このような企業の翻訳業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)を強力に推進するツールとして注目されているのが、八楽株式会社が提供する生成AI搭載の翻訳支援ツール「ヤラク翻訳」です。

この度、「ヤラク翻訳」は、翻訳品質と業務効率のさらなる向上を目指し、2025年12月20日に主要な機能アップデートを実施しました。今回のアップデートでは、大容量ファイルの取り扱い能力の向上、Wordファイル翻訳時の書式崩れの解消、そして生成AIエンジンのカスタムプロンプト機能の拡張という、企業の翻訳現場が抱える具体的な課題に応える画期的な改善が盛り込まれています。

AI初心者の方にもわかりやすく、今回のアップデートが企業の翻訳業務にどのようなメリットをもたらすのか、その詳細を詳しく見ていきましょう。

ヤラク翻訳とは?AI翻訳支援ツール(CATツール)の基本

まず、「ヤラク翻訳」がどのようなツールなのか、簡単に説明します。ヤラク翻訳は「CATツール(Computer Assisted Translation Tool)」と呼ばれる翻訳支援ツールの一種です。これは、人間が翻訳作業を行う際に、AI(機械翻訳)や過去の翻訳資産(翻訳メモリ、用語集)などを活用して、効率的かつ高品質な翻訳を実現するためのソフトウェアを指します。

従来の手作業による翻訳では、時間とコストがかかり、翻訳者によって品質にばらつきが生じることもありました。しかし、CATツールを導入することで、AIが瞬時に大量のテキストを翻訳し、人間がその内容をチェック・修正するという「人とAIの協働」が可能になります。これにより、翻訳のスピードアップ、コスト削減、品質の均一化が図られ、企業のグローバル展開を強力にサポートします。

「ヤラク翻訳」は、このCATツールに最新の生成AI技術を組み合わせることで、より自然で文脈に合った翻訳を可能にし、企業の多言語コミュニケーションを次のレベルへと引き上げています。

今回の主なアップデート内容を詳しく解説

1. アップロード可能な最大ファイルサイズが大幅拡大!大容量資料も手間なく翻訳(45MB → 150MB)

企業の翻訳業務では、数百ページに及ぶ技術資料や、画像を多く含むプレゼンテーション資料、あるいは複雑な契約書など、非常に大きなファイルを取り扱うことが頻繁にあります。これまでの「ヤラク翻訳」では、一度にアップロードできるファイルの最大サイズが45MBでしたが、今回のアップデートにより、これが約3.3倍の150MBへと大幅に引き上げられました

ヤラク翻訳のファイルサイズ拡大を説明する画像

この改善は、特に以下のような企業にとって大きなメリットをもたらします。

  • PowerPoint資料の翻訳: 画像が多く、ファイルサイズが大きくなりがちなプレゼンテーション資料も、分割することなくそのままアップロードして翻訳できます。

  • 学術論文や契約書: 数万字規模の長文文書でも、ファイルサイズを気にせず一括で処理できるようになり、文書管理の手間が大幅に削減されます。

  • 作業効率の向上: これまで必要だったファイル分割や、分割したファイルの再結合といった煩雑な作業が不要になるため、翻訳業務全体の効率が飛躍的に向上します。

これにより、翻訳担当者はコンテンツ作成や最終チェックといった、より付加価値の高い業務に集中できるようになります。

2. Wordファイル翻訳時の書式保持を大幅改善!見た目を保ったまま高精度翻訳

ビジネス文書の多くはWordファイルで作成されており、その書式やレイアウトは情報の伝達において非常に重要です。しかし、従来の機械翻訳ツールでは、Wordファイルを翻訳する際に、太字、斜体、ハイパーリンク、文字色、背景色などの書式が失われたり、崩れたりすることが課題でした。

今回のアップデートでは、Wordファイル内のテキスト抽出と書式情報の解析処理が全面的に刷新されました。これにより、ハイパーリンク、ハイライト、太字・斜体といった書式が、翻訳後のWordファイルでも原文通りに正確に反映されるようになりました

具体的な改善例を比較画像で見てみましょう。

アップデート前の課題例:
Word翻訳の書式崩れの例 (アップデート前)
この画像では、原文にあった文字色(赤)、背景色(黄色)、ハイパーリンクの適用範囲が、翻訳文で正しく反映されていないことが示されています。

アップデート後の改善例:
Word翻訳の書式保持の改善例 (アップデート後)
アップデート後では、文字色、背景色、そしてハイパーリンクが原文通りに正確に反映されており、翻訳された文書の視認性とプロフェッショナルな品質が格段に向上していることがわかります。

さらに、この書式保持の改善は、PDFファイルをWord形式でダウンロードする際にも適用されます。これにより、PDFからWordへの変換後も、書式が崩れる心配が軽減されます。また、PDF処理におけるセグメンテーション(文の区切り)の精度も向上し、不自然な文の分割が起こりにくくなったため、翻訳結果がより自然で読みやすくなる効果も期待できます。

この機能強化は、法務部門や管理部門など、契約書や規程類といった厳密な書式が求められる文書を扱う部署にとって、翻訳業務の品質と信頼性を大きく高めるものとなるでしょう。

3. 生成AIエンジンのカスタムプロンプト機能が拡張!より詳細な指示で翻訳を最適化(500字 → 2000字)

生成AIを用いた翻訳では、翻訳のスタイルやトーンを細かく指示できる「プロンプト」の役割が非常に重要です。これまでの「ヤラク翻訳」では、カスタムプロンプトの文字数上限が500字でしたが、今回のアップデートにより、これが2000字へと4倍に拡張されました

カスタムプロンプト機能の設定画面
この画像は、GPT 4.1の設定画面で、ユーザーが詳細な翻訳方針をプロンプトとして入力している様子を示しています。2000字まで拡張されたことで、より多くの具体的な指示をAIに与えることが可能になります。

文字数制限の拡大により、以下のような詳細な指示をプロンプトとして設定できるようになります。

  • 文体ガイドライン: 「丁寧な『です・ます調』を使用すること」「読者は一般ユーザーを想定し、専門用語は必要に応じて簡潔に説明する」といった、企業独自の文体ルールを細かく指示できます。

  • 用語集や規約: 特定の専門用語の訳し方や、社内規約に沿った表現など、より厳密な指示を盛り込むことが可能になります。

  • 特定の文脈やニュアンスの指定: 翻訳対象のドキュメントが持つ背景や、伝えたいニュアンスをAIに深く理解させることで、より人間らしい、高品質な翻訳結果を得られます。

さらに、別のプロンプトを選択するだけでドキュメント全体を再翻訳できるようになりました。これにより、用途に応じた翻訳スタイル(例:社内向け、外部公開用、技術者向け、広報向けなど)の切り替えが非常に容易になり、多様なニーズに柔軟に対応できるようになります。

この機能は、特にグローバル企業において、ブランドイメージやコーポレートアイデンティティを保ちながら、多言語での一貫したコミュニケーションを実現するために不可欠な要素となるでしょう。

今回のアップデートで期待される効果と活用事例

今回の「ヤラク翻訳」のアップデートは、企業の翻訳業務におけるさまざまな課題を解決し、デジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させる強力な基盤となることが期待されます。具体的な活用事例をいくつかご紹介します。

  • 製造業における大規模な技術資料・マニュアルの翻訳:
    数百ページ規模の技術資料や製品マニュアルは、これまでファイルサイズが大きすぎて一括翻訳が困難でした。しかし、ファイル容量の拡大により、分割の手間なくまるごとアップロードして翻訳できるため、翻訳期間の短縮とコスト削減に貢献します。

  • 管理部門・法務部門における契約書・規程類の翻訳:
    法務文書や社内規程は、その書式やレイアウトが非常に重要です。書式保持機能の改善により、ハイパーリンクや太字などが正確に反映された翻訳文が得られるため、原文の意図を正確に伝えることができ、確認作業の負担も軽減されます。

  • IR部門・経営企画部門における大量のPowerPoint資料の翻訳:
    投資家向けのIR資料や経営戦略に関するプレゼンテーション資料は、画像やグラフが多く含まれるため、ファイルサイズが大きくなりがちです。今回のアップデートで、これらの資料を分割せずに翻訳できるようになり、効率的な多言語展開が可能になります。

  • 海外拠点との連携における文体統一やローカル要件への対応:
    カスタムプロンプト機能の拡張により、各国の拠点やターゲット市場に合わせた翻訳スタイルや表現を細かく設定できます。これにより、グローバル全体で統一されたブランドメッセージを発信しながらも、現地の文化や習慣に寄り添ったローカライズされた翻訳を実現し、より効果的なコミュニケーションを促進します。

これらの機能強化により、「ヤラク翻訳」は企業の日常的な翻訳業務をよりスムーズに、より高品質に支援し、グローバルビジネス展開を強力に後押しする存在となるでしょう。

八楽株式会社について

生成AIを活用した翻訳支援ツール「ヤラク翻訳」を提供しているのは、八楽株式会社です。同社は東京都渋谷区に本社を置き、企業の多言語翻訳DXを支援するプロダクトの開発・提供に注力しています。

公式サイト: https://www.yaraku.com

まとめ:ヤラク翻訳が企業のグローバル戦略をさらに加速

今回の「ヤラク翻訳」の主要アップデートは、ファイル容量の劇的な拡大、Wordファイル書式保持の大幅改善、そして生成AIカスタムプロンプト機能の拡張という、企業の翻訳現場が長年抱えていた課題に正面から向き合ったものです。

これらの機能強化により、企業は大規模で複雑な文書の多言語翻訳を、より高精度かつ効率的に行えるようになります。結果として、翻訳にかかる時間やコストが削減され、企業のグローバル展開やデジタルトランスフォーメーションがさらに加速することでしょう。

AI初心者の方にとっても、これらの機能は翻訳業務のハードルを下げ、AI活用のメリットを実感しやすいものとなっています。八楽株式会社は、今後も継続的にサービスの精度向上と機能拡充を進め、企業の「翻訳DX基盤」として「ヤラク翻訳」をより信頼性の高いプロダクトにしていくことを目指しています。

今回のアップデートに関する詳細情報は、以下のリンクからご確認いただけます。

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