顔認証システム「facet on-premises」がプリンター連携で業務を自動化!セキュリティと効率を高める最新機能を徹底解説

顔認証システム「facet on-premises」の進化:受付・発券業務を自動化する新機能

近年、私たちの身の回りでは、顔認証技術がますます普及しています。スマートフォンや入退室管理、さらには決済システムなど、さまざまな場面で顔認証が活用され、生活やビジネスの利便性を向上させています。そんな中、株式会社バルテックが提供するローカル完結型顔認証システム「facet on-premises」が、新たにプリンター連携機能を搭載し、バージョンアップしました。この進化は、特に受付や発券業務における劇的な効率化とセキュリティ強化をもたらします。AI初心者の方にも分かりやすいように、その詳細と活用メリットを深掘りしていきましょう。

ローカル完結型顔認証システムとは?「facet on-premises」の概要

「facet on-premises」は、顔のデータなどの個人情報を、外部のクラウドサービスに送らず、社内ネットワークの中だけで管理する「ローカル完結型」の顔認証システムです。これにより、大切な情報が外部に漏れるリスクを最小限に抑え、非常に高いセキュリティレベルを保つことができます。まるで、会社の金庫の中に重要な書類を保管するように、顔データも安全に管理されるイメージです。

これまでも、「facet on-premises」は自動ドアの開閉や入場ゲートの管理、さらには勤怠管理システムとの連携など、さまざまなシステムと連携できるAPI機能を提供してきました。そして今回、お客様のさらなる業務効率化と、システムを活用できる場面を増やすことを目指し、顔認証と連動して情報をプリント出力できる新機能が追加されたのです。

新機能の核心:プリンター連携機能で広がる可能性

今回のバージョンアップの目玉は、なんといっても「プリンター連携機能」です。顔認証を行うだけで、必要な情報を紙に印刷できるようになるため、手作業で行っていた多くの業務を自動化できるようになります。

プリンター連携機能の詳細

この新機能では、顔認証が成功すると、その認証情報や、事前に設定しておいた補足情報(例:座席番号、ロッカー番号、受付番号など)を自動的にプリンターから出力できます。具体的には、管理画面に「プリンター連携」という新しいタブが追加され、そこから以下のような設定が可能です。

  • 印字内容の編集: 印刷したい文字や画像を自由に配置して、オリジナルのチケットや受付票を作成できます。会社のロゴを入れたり、イベント名を目立つように表示したりと、用途に合わせてカスタマイズが可能です。

  • プレビュー確認: 実際に印刷する前に、画面上で仕上がりを確認できます。これにより、誤字脱字やレイアウトのずれを防ぎ、無駄な印刷を減らせます。

  • テスト印刷: 実際のプリンターを使って試し印刷ができます。インクの出具合や紙詰まりがないかなど、本番前に最終チェックを行えるため安心です。

顔認証システムによるチケット発行のイメージ

この機能により、例えばイベント会場でのチケット発券や、入館時の受付票発行など、これまで人が対応していた多様な業務をスムーズに自動化できるようになります。現在は、エプソン社製の「TM-T88VII」というプリンターとの連携に対応していますが、今後は順次、他のプリンターへの対応も進められる予定です。

管理画面UIの刷新による操作性向上

新機能の追加だけでなく、管理画面の使いやすさも大きく改善されました。これまでは画面の上部に配置されていた「サーバー」や「facet」といった、よく使う管理タブが、画面の左側サイドメニューに移動しました。これにより、視線の動きに合わせて直感的に操作できるようになり、設定変更や状況確認がこれまで以上にスムーズに行えるようになりました。AIシステムを初めて利用する方でも、迷うことなく操作できるような工夫が凝らされています。

「facet on-premises」が選ばれる理由:高セキュリティと高精度な認証

「facet on-premises」は、今回のバージョンアップ以前から、多くの企業や施設で選ばれてきた理由があります。それは、その高いセキュリティと認証性能、そして柔軟な連携機能にあります。

  • ローカル環境での高セキュアな運用: 前述の通り、顔情報などの個人情報は社内ネットワークから外部に出ることがありません。これにより、クラウドサービスを利用する場合よりも、情報漏洩のリスクを大幅に低減し、企業や利用者のプライバシーをしっかりと保護できます。

  • 高速・高精度な認証: このシステムは、99%以上の高い顔認識率を誇り、認証にかかる時間はわずか約1秒です。大勢の人が一度に入場するような場面でも、一人ひとりを効率よく、かつ正確に認証できるため、スムーズな入場管理を実現します。

  • 豊富なAPI連携: 顔認証によって本人確認が完了すると、その情報を元にさまざまなシステムと連携できます。例えば、特定のゲートの通過を許可したり、勤怠管理システムに自動で出退勤の時間を記録したりすることが可能です。これにより、手作業によるミスを減らし、業務の自動化を促進します。

「facet on-premises」の製品詳細については、以下のページでさらに詳しく確認できます。
facet on-premises 製品ページ

具体的な活用シーン:業務効率化と顧客体験の向上

プリンター連携機能が加わったことで、「facet on-premises」はさらに多様な場面で活用できるようになります。ここでは、具体的な活用シーンをいくつかご紹介します。

イベントやセミナーの受付・発券

イベントやセミナーでは、来場者の受付に時間がかかったり、チケットの紛失トラブルがあったりすることが少なくありません。しかし、「facet on-premises」を導入すれば、事前に顔を登録した来場者が入場ゲートを通過する際に、認証情報や座席番号などの補足情報が瞬時にプリント出力されます。これにより、来場者はチケットをすぐに受け取ってスムーズに入場でき、主催者側も受付業務の負担を大幅に軽減できます。実際、第34期社員総会の受付機能としても運用され、その効果が実証されています。

24時間フィットネスクラブの無人運営

近年増加している24時間営業のフィットネスクラブでは、スタッフが常駐していない時間帯の運営が課題となることがあります。顔認証システムを利用すれば、会員が顔認証で入館する際に、同時にロッカー番号や利用時間などの控えをプリント出力して提供できます。これにより、無人運営でも会員は安心して施設を利用でき、管理側も入館記録を正確に残すことが可能です。

健康検診・クリニックでの非接触受付

病院やクリニックでは、感染症対策として非接触での受付が求められることがあります。顔認証システムは、来院者の発熱検知や本人確認を同時に行い、その場で受付番号札や案内票を自動出力します。これにより、患者さんはスムーズかつ衛生的に受付を済ませることができ、医療機関側も受付業務の効率化と感染リスクの低減を両立できます。

オフィスや施設での入館記録

オフィスビルや研究施設など、セキュリティが重視される場所では、入館者の管理が重要です。顔認証システムを導入することで、権限に応じた自動ドアの通行許可や、セキュリティルームの解錠時に、入館の控えや一時入館証を紙で発行できます。これにより、誰がいつ、どのエリアに入館したかの記録が明確になり、セキュリティレベルをさらに高めることができます。

もう一つの強力な選択肢:ウォークスルー顔認証システム「VSS-V」

株式会社バルテックでは、「facet on-premises」のような専用端末を用いる顔認証システムだけでなく、既存のIPカメラ環境に導入できる「AI顔認証システム VSS-V」も提供しています。このシステムは、カメラの交換工事が不要なため、すでに設置されている監視カメラをそのまま顔認証対応にアップグレードできるのが大きな特徴です。

ウォークスルーでの高精度な顔認証

「VSS-V」は「ウォークスルー認証」という技術を採用しており、認証装置の前で立ち止まることなく、歩きながらでも高精度な顔認証が可能です。これにより、入退室管理や顧客識別など、人が流れるような場面でもスムーズに認証が行え、ストレスフリーな運用を実現します。

監視カメラによるウォークスルー顔認証のイメージ

即時アラート通知機能

このシステムには、事前に登録しておいた「VIP」や「ブラックリスト」などの人物を検知すると、担当者のスマートフォンへすぐに音声で通知する機能が搭載されています。クラウド電話「MOT/TEL(モッテル)」と連携することで、リアルタイムで特定の電話番号や内線番号へアラートが届くため、手軽に高度なセキュリティ対策を導入できます。これにより、重要な人物の来訪を瞬時に把握したり、不審者の侵入を即座に検知して対応したりすることが可能になります。

VIP来店通知のスマートフォン画面

「VSS-V」の製品詳細については、以下のページでさらに詳しく確認できます。
ウォークスルー顔認証システム VSS-V 製品ページ

まとめ:DX推進とセキュリティ強化を両立する顔認証ソリューション

株式会社バルテックが2026年4月1日にリリースした「facet on-premises」のバージョンアップは、プリンター連携機能の追加により、顔認証システムの活用範囲を大きく広げ、特に受付や発券業務の自動化と効率化に貢献します。また、ローカル完結型という特性上、高いセキュリティを確保しながら、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進できる点が大きな魅力です。

既存のカメラを活用できる「VSS-V」と合わせて、それぞれのニーズに応じた顔認証ソリューションが提供されており、企業や施設が抱えるセキュリティ、業務効率化といった課題解決を力強くサポートします。AI技術の進化は、私たちのビジネスや生活をより安全で、より便利に、そしてより効率的に変えていくことでしょう。

株式会社バルテックについて

株式会社バルテックは、1993年3月23日に設立されたICT機器およびソフトウェアの開発・製造・管理を行う企業です。東京都新宿区に本社を構え、多岐にわたるサービスを提供しています。

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