横須賀市で未来を体験!小中高生向け「YOKOSUKAみらいデジタル教室」でAI、マインクラフト、3Dスキャンを学ぼう

YOKOSUKAみらいデジタル教室

横須賀市では、次世代の創造力を育む革新的な教育プログラム「YOKOSUKAみらいデジタル教室」が開講されます。この取り組みは、横須賀市が主催し、monoDuki合同会社が運営に参画することで実現しました。小中学生を中心に、マインクラフト、AIによる作曲、モーションキャプチャー、3Dスキャンといった最新技術を体験しながら、「つくる・考える・伝える」という実践的な学びの機会が提供されます。デジタル技術をリアルに体験することで、地域全体で未来を担う人材の育成を目指しています。

YOKOSUKAみらいデジタル教室の目的

現代社会は急速にデジタル化が進み、AI(人工知能)やメタバースといった技術が私たちの生活や仕事に大きな影響を与えています。このような時代において、子どもたちが将来活躍するためには、単に知識を詰め込むだけでなく、自ら考え、創造し、表現する力が不可欠です。横須賀市とmonoDuki合同会社は、この「YOKOSUKAみらいデジタル教室」を通じて、子どもたちが最新のデジタル技術に触れ、楽しみながら未来に必要なスキルを身につけることを目指しています。それは、単なる技術習得に留まらず、探究心やコミュニケーション能力、問題解決能力といった「非認知能力」を育むことにも繋がります。

この教室は、横須賀市が推進するeスポーツ・メタバース事業のさらなる発展にも寄与し、地域全体で未来の人材を育成する拠点となることが期待されています。

生徒がPCに向かう様子

3つの体験会でデジタルスキルを磨く

「YOKOSUKAみらいデジタル教室」では、子どもたちの興味や関心に合わせて選べる3つの体験会が用意されています。それぞれの体験会は、異なるデジタル技術に焦点を当て、実践的な学びを提供します。

1. 「ニジクラ」~世界遺産編~ 体験会:探究学習×マインクラフトで世界遺産をつくろう!

この体験会では、世界中で人気のゲーム「マインクラフト」を活用し、探究学習を行います。NASEF JAPAN(特定非営利活動法人国際教育eスポーツ連盟ネットワーク日本本部)が開発したオリジナル教材「ニジクラ」を使用し、マインクラフト教育の第一人者であるタツナミ シュウイチ先生が監修しています。

「ニジクラ」とは?

「ニジクラ」は、マインクラフトを使って探究学習を進めるワークショップ教材です。参加者はグループに分かれ、与えられたテーマ(今回の場合は「世界遺産」)について「調査」し、マインクラフト内で「制作」し、最後にその成果を「発表」するという3つのステップで学習を進めます。このプロセスを通じて、子どもたちは主体的に課題に取り組み、仲間と協力しながら解決策を探し、自分の考えを表現する力を養います。

非認知能力の育成

「ニジクラ」のグループワークは、学力テストでは測れない「非認知能力」の育成に重点を置いています。非認知能力とは、主体性、コミュニケーション力、協調性、想像力、粘り強さなど、社会で生きていく上で非常に重要な能力のことです。マインクラフトという創造的な環境の中で、子どもたちはこれらの能力を自然と身につけていくことができます。

NASEF JAPANとタツナミ シュウイチ先生

NASEF JAPANは、「eスポーツ/ゲーム×教育」をテーマに、日本全国でデジタル人材の育成に貢献するNPO法人です。eスポーツを通じて、子どもたちの教育機会を創出し、社会性を育む活動を行っています。タツナミ シュウイチ先生は、マインクラフト教育の分野で第一人者として知られ、東京大学大学院の客員研究員や常葉大学の客員教授も務めています。2018年にはマイクラマーケットプレイスでアジア初の作品をリリースし、2021年にはMicrosoft Innovative Educator FELLOWの称号を日本人で7人目として授与されました。「情熱大陸」や「マツコの知らない世界」など、数々のテレビ番組にも出演し、マインクラフトの学習効果を広く発信しています。

開催概要

  • 対象: 市内在住または在学の小学4年生~中学3年生

  • 参加費: 無料

  • 時間: 午前の部 10時~12時 / 午後の部 14時~16時

  • 会場・日程:

    • 令和7年12月14日(日曜日):横須賀市産業交流プラザ

    • 令和7年12月27日(土曜日):衣笠コミュニティセンター

    • 令和7年12月28日(日曜日):大津コミュニティセンター

    • 令和8年1月17日(土曜日):久里浜コミュニティセンター

    • 令和8年1月24日(土曜日):西コミュニティセンター

    • 令和8年1月31日(土曜日):イトナブ ヤスウラボ

  • 定員: 各回25人(イトナブ ヤスウラボのみ8人)

  • 持ち物: 筆記用具のみ(PC/アカウントは運営側で準備)

参加にあたってのお知らせ

複数回の参加も可能ですが、内容は各回同じです。定期的に休憩時間が設けられており、それ以外にも各自で休憩を取ることができます。なお、本教材はMinecraft公式の製品やサービスではありません。

2. スキャンソン体験会 in 三笠公園:スマホを片手に3Dスキャン!思い出をバーチャル世界に残そう!

3Dスキャン体験

この体験会では、スマートフォンを使って身の回りにあるモノを3Dデータとしてスキャンする技術を学びます。3Dスキャンとは、現実世界の物体を様々な角度から撮影し、その形状や色をデジタルデータとして再現する技術です。スキャンしたデータは、メタバース空間上で閲覧したり共有したりすることができ、まるで自分たちの街や持ち物が“バーチャル世界の美術館”に展示されているかのような体験ができます。

デジタル×地域のつながり

三笠公園という屋外のフィールドワークを通じて、デジタル技術と地域とのつながりを体験できるのがこのプログラムの魅力です。普段見慣れた風景や物をデジタル化することで、新たな視点や価値を発見するきっかけになるでしょう。また、最新のVRヘッドセット「Meta Quest」を活用したスキャンも体験でき、最先端のデジタル技術に楽しみながら触れることができます。

開催概要

  • 開催日時: 令和7年12月6日(土曜日) 13時~16時 ※雨天決行/荒天中止

  • 会場: 三笠公園(横須賀市稲岡町82)

  • 対象: 市内在住または在学の小学4年生~高校3年生

  • 参加費: 無料

  • 持ち物: 参加者1名につきスマートフォン1台(3Dスキャンアプリ「Scaniverse」を事前ダウンロードしてください。)

参加にあたってのお知らせ

3Dスキャン用スマートフォンアプリ「Scaniverse」が起動できるスマートフォンを持参してください。アプリはApp StoreもしくはGoogle Playから無料でダウンロードできます。

アプリ起動中はスマートフォンの電力をかなり消費するため、必要に応じてモバイルバッテリーや充電器を持参することをおすすめします。屋外での撮影が基本ですが、雨天の場合は室内でのスキャンが行われます。暖かい服装でお越しください。

3. AI×モーションキャプチャー体験会 in 産業交流プラザ:AIで作曲&アバターになりきってカンタン動画制作!

AIとモーションキャプチャーでMV制作

この体験会では、AI(人工知能)を活用した作曲と、モーションキャプチャー技術を使った動画制作を体験します。AIは、与えられたテーマやキーワードに基づいて、瞬時にオリジナルの楽曲を生成することができます。参加者は、グループで歌詞のテーマを考え、AIに曲を作ってもらいます。そして、モーションキャプチャーという技術を使って、自分たちのダンスや演奏の動きをデジタルデータとして記録し、アバターに反映させます。これにより、まるでVTuber(バーチャルYouTuber)やアーティストのように、自分の感性を映像で表現した“世界にひとつだけのミュージックビデオ”を制作することができます。

創造力とチームワークを育む

最新技術を使って「アイデアが形になる」瞬間の楽しさを体験できるこのプログラムは、子どもたちの創造力を大きく刺激します。また、グループで協力しながら作詞や動画制作を進めることで、チームワークやコミュニケーション能力も自然と養われます。高校生の部では、さらに動画編集の実践体験も加わり、より本格的な映像制作スキルを学ぶことができます。

開催概要

  • 開催日: 令和8年1月25日(日曜日)

  • 会場: 横須賀市産業交流プラザ 第1研修室

    • (横須賀市本町3丁目27 ベイスクエアよこすか2番館 一番館3階)
  • 対象: 横須賀市内在住または在学の小学4年生~高校3年生

  • 参加費: 無料

  • 時間:

    • 小・中学生の部 10時00分~13時00分

    • 高校生の部 14時00分~17時00分

参加にあたってのお知らせ

運営側でパソコンが用意されますが、もしミドルスペックのノートパソコンをお持ちの場合は、持ち込むことも可能です。

お申込み方法と主催・協力団体

すべての体験会は事前申込制で、先着順となっています。参加を希望される方は、以下のPeatix(電子チケットシステム)からお申し込みください。

お申込みにあたってのご注意

  • 保護者の同伴も可能です。お申込み時にフォームでお申し出ください。

  • 申し込みはそれぞれ開催前日の23時59分までです。

  • キャンセルは前日までに、Peatixよりお手続きをお願いします。

主催・運営・協力

  • 主催: 横須賀集客促進・魅力発信実行委員会[事務局:横須賀市観光課]

  • 運営: 株式会社V、monoDuki合同会社、株式会社イトナブ

  • 協力: NASEF JAPAN

横須賀市におけるデジタル推進の取り組み

横須賀市は、以前からデジタル技術を活用した地域活性化や人材育成に積極的に取り組んでいます。「YOKOSUKAみらいデジタル教室」も、これらの取り組みの一環として位置づけられています。

Yokosuka e-Sports Project

eスポーツイベントの様子

横須賀市は、令和元年(2019年)からeスポーツの普及と振興を目的とした「Yokosuka e-Sports Project」を開始しています。eスポーツは、単なるゲームとしてだけでなく、集中力、戦略的思考、チームワークなどを育む教育的な側面も持ち合わせています。

令和5年(2023年)には、新たに「Yokosuka e-Sports Partners 制度」を導入し、市内の企業、教育機関、プロチームとの連携を強化しました。現在では、学校11校を含む48団体がこの制度に参画し、産学民官が一体となってeスポーツを通じた地域振興や人材育成を進めています。

具体的な取り組み

  • eスポーツ部設立支援: 市内高校の14校中10校に高性能PCを無料で貸し出し、eスポーツ部の設立を支援しています。

  • eスポーツ部環境の整備支援: 教育コンテンツの提供やネットワーク敷設補助など、eスポーツ活動を支える環境整備をサポートしています。

  • eスポーツ大会の開催: 全国高校生大会や市内高校生大会を毎年開催し、学生たちの活躍の場を提供しています。

  • プロeスポーツチームの誘致: 遊休施設を活用し、プロeスポーツチームの横須賀市への移住を推進しています。

  • 国際交流イベントの実施: 市内高校と米海軍基地内高校とのeスポーツ交流を通じて、国際理解を深めています。

  • ひきこもり者を対象としたeスポーツ大会の実施: eスポーツを通じて社会との接点を作り、市内高校生との交流を促しています。

  • 高校生自作PC組立教室開催: デジタル人材育成の一環として、PCの仕組みを学ぶ機会を提供しています。

これらの取り組みは、eスポーツが持つ多様な可能性を最大限に引き出し、横須賀市の未来を豊かにするための重要な柱となっています。

メタバースヨコスカ

メタバースヨコスカのイメージ

横須賀市は、令和5年(2023年)10月より、メタバースを活用した都市魅力の発信や観光PRを目的とする「メタバースヨコスカ」の運用を開始しました。メタバースとは、インターネット上に構築された仮想空間のことで、ユーザーはアバターを通じてその空間を自由に移動し、他のユーザーと交流したり、イベントに参加したりすることができます。

「メタバースヨコスカ」では、メタバースプラットフォーム「VRChat」において、横須賀市の象徴的な場所を再現した2つのワールドを運営しています。これらのワールドは、累計訪問者数が20万人を突破するなど、多くのユーザーに利用されています。

また、BOOTHや公式サイトでは、横須賀名物のスカジャンをはじめとするご当地アイテムの3Dデータを無償で提供しており、多くのユーザーが自分のアバターに着せたり、バーチャル空間に配置したりして楽しんでいます。特にスカジャンの3Dデータは、累計ダウンロード数が5万ダウンロードを達成するなど、大変好評を博しています。これにより、現実世界では訪れることが難しい人々にも横須賀市の魅力を届け、新たなファン層の獲得に繋がっています。

monoDuki合同会社について

monoDuki合同会社のロゴ

今回「YOKOSUKAみらいデジタル教室」の運営に参画するmonoDuki合同会社は、2023年2月に創業しました。同社は、「現場DX(デジタルトランスフォーメーション)」の推進を軸に、「リアルとデジタルが融合する空間共有の技術」、すなわちXR技術(VR、AR、MRなどの総称)を活用した体験や業務の革新を目指しています。さらに、XR技術を活用・推進できる人材の育成にも力を入れています。

2024年からは、DXハイスクール採択校の教育支援など、デジタル人材育成事業を本格的に始動させています。未来の社会を支えるデジタルネイティブ世代の育成に貢献することで、社会全体のDX推進を加速させることを目指しています。

デジタル体験で広がる子どもの可能性

「YOKOSUKAみらいデジタル教室」は、子どもたちが最新のデジタル技術に触れる貴重な機会を提供します。マインクラフトでの創造的な探究学習、スマートフォンを使った3Dスキャンで現実世界をデジタル化する体験、そしてAIとモーションキャプチャーを組み合わせたミュージックビデオ制作。これらの体験は、単に技術を学ぶだけでなく、子どもたちの好奇心を刺激し、自ら課題を見つけて解決する力、仲間と協力してアイデアを形にする力、そして自分の考えを表現する力を育むでしょう。

横須賀市がこれまで取り組んできたeスポーツやメタバース事業と連携し、地域全体で未来の人材を育成するこのプロジェクトは、子どもたちの可能性を大きく広げること間違いありません。デジタル技術は、私たちの未来を豊かにする強力なツールです。ぜひこの機会に「YOKOSUKAみらいデジタル教室」に参加し、未来の扉を開く一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

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