AI(人工知能)の進化は目覚ましく、私たちの生活やビジネスのあり方を大きく変えつつあります。特に近年注目を集めているのが、人間のように多様な問題を解決できるとされるより高度なAI、「AGI(汎用人工知能)」です。このAGIの時代を見据え、カスタマークラウド株式会社は、AIが開発や業務の中心を担う新しい開発手法「AGI駆動開発」を提唱し、その概念と実践事例を共有する「第1回 AGI駆動開発サミット」を開催しました。
このサミットは告知開始からわずか24時間で200人を超える参加登録があり、このテーマの国内イベントとしては異例の速さで注目を集めました。これは、多くの企業が生成AIの活用を「実験段階」から「事業実装」へと進めたいと強く願っていることの表れと言えるでしょう。

AGI駆動開発サミット:生成AI活用を「事業実装」へ導く実践知
開催の背景:生成AI活用の新たなフェーズ
現在、生成AIは多くの企業で業務効率化のために導入され始めていますが、その多くは特定の業務に部分的に適用されるPoC(概念実証)の段階に留まっています。つまり、AIを補助的なツールとして使う段階であり、事業プロセス全体をAIが前提となるように根本から再設計するまでには至っていません。
カスタマークラウド株式会社は、このような状況において、「AIを補助的に使う」という考え方から、「AIを前提に業務と開発を組み立てる」という「AIネーティブ開発」への転換が不可欠であると判断しました。この転換こそが、将来的に到来するとされるAGI時代を生き抜くための鍵となると考えています。
課題認識:AGI時代に求められる“次の開発モデル”の不在
現在のAI活用モデルは、人間が主導し、AIがそれを補助するという形が主流です。しかし、将来的なAGIの登場を考えると、このモデルでは限界が生じるとカスタマークラウド株式会社は分析しています。AIが業務遂行や開発プロセスの中心を担い、人間はより高度な判断や設計、統治に集中する「AGI駆動開発」という新しい概念整理と、その実装事例の共有が強く求められているのです。
サミットの概要と異例の反響
このような問題意識のもと、カスタマークラウド株式会社は「第1回 AGI駆動開発サミット」を初開催しました。AGI駆動開発とは、AIが業務遂行や開発プロセスの中心を担い、人は判断・設計・統治といったより創造的かつ戦略的な役割に集中する開発思想を指します。同社は既にこの思想に基づいたAIネーティブ開発を自社事業に実装しており、その具体的な知見を体系的に公開する場として本サミットを位置づけました。
サミットはオンライン形式で開催され、参加費用は39,800円でした。告知開始から24時間で200人を超える参加登録が集まったことは、AGI駆動開発という新たな概念に対する市場の関心の高さを明確に示しています。
詳細はこちらのページで確認できます。
第一回 AGI駆動開発サミット
提供価値:事業実装を前提とした実践知の共有
このサミットでは、単なる技術紹介に留まらず、より実践的な内容が提示されました。具体的には、以下の3つの側面から、経営と実務の両面で役立つ実装論が展開されました。
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業務プロセスをAI前提で再設計する方法: AIを前提とした業務フローの構築方法について、具体的なアプローチが紹介されました。
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開発スピードと品質を両立させる体制設計: AIを活用して開発の効率を上げつつ、製品やサービスの品質を維持・向上させるための組織体制の作り方が議論されました。
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AI活用におけるガバナンスと責任分界: AIを事業に導入する上で、誰がどのような責任を持ち、どのように管理していくべきかという重要な課題に対する考え方が示されました。
参加者の多くはDX(デジタルトランスフォーメーション)推進、新規事業開発、プロダクト開発に携わる立場であり、AGI時代を見据えた次世代の開発モデルへの強い関心が伺えました。
市場・業界への影響:「AGI駆動開発」が共通言語になる可能性
生成AIの普及により、企業における開発や業務の前提条件は大きく変化しています。今回のサミットへの大きな反響は、企業が単なるAIツールの導入だけでなく、AIを前提とした組織や開発構造の根本的な再設計を求め始めていることの明確な兆しと言えるでしょう。
カスタマークラウド株式会社は、AGI駆動開発という概念を整理し、その実装事例を共有することで、日本における次世代開発モデルの議論を加速させ、産業全体の変革を促したいと考えています。
今後の展望:継続開催と企業導入支援へ
カスタマークラウド株式会社は、今後もAGI駆動開発サミットを継続的に開催する方針です。さらに、企業向けの導入支援や実装支援にも積極的に取り組むことで、AGI時代を見据えた開発・経営のあり方を提示し、AIネーティブな事業運営を実現する企業の創出を目指しています。
カスタマークラウドの「第二創業」:渋谷から世界へ、AGIが自律的に進化する産業システムを
カスタマークラウド株式会社は、2026年を「第二創業元年」と位置づけ、世界に先駆けたAGI駆動開発(AIネーティブ開発)を基盤に、社会インフラへ新たな価値を実装していくことを表明しています。日本発のグローバルAIスタートアップとして、渋谷から世界へと挑戦する強い意欲を示しています。
同社の代表取締役社長である木下寛士氏は、2025年にはAGIを中核とした事業基盤を社会実装の段階まで確立し、現在はその仕組みを社会に定着させ、継続的な影響を生み出すフェーズにあると述べています。同氏の年頭所感では、「AGIはもはや技術的な新規性や優位性を競う対象ではなく、事業をスケールさせるための前提条件となった」と強調されており、AGIが企業の成長にとって不可欠な要素であることを示唆しています。
年頭所感の全文は、AIアバターによる新年メッセージ特設ページで確認できます。
AIネーティブ開発を支える多彩な取り組み
カスタマークラウド株式会社は、AGI駆動開発の推進だけでなく、多角的なAI関連プロジェクトを展開しています。これにより、AIの可能性を広げ、社会への実装を加速させています。
「Global Video Hackathon」:世界中のAIクリエイターが集結
同社は、世界中のクリエイターやエンジニアが参加する国際AI映像ハッカソン「Global Video Hackathon 2025」を運営しています。このイベントは、世界最大級のAI基盤を提供するBytePlus、次世代AI開発環境のTRAE、そして900万人の会員を擁する世界最大級AIコミュニティWaytoAGIと連携して開催されます。

参加者は、最先端AI動画生成API「Seedance」を活用し、次世代の映像表現やインタラクティブ動画の制作に挑戦できます。新しいクリエイティブ手法や独自の映像スタイル、AIを活かした表現を自由に生み出すことが可能です。


このハッカソンには、以下の主要なパートナーが協力しています。
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BytePlus(バイトプラス): 世界最大級のAI基盤を提供するグローバルテック企業で、ByteDanceが培ったAI・データ基盤を世界市場に展開しています。
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TRAE(トレイ): AIによるコード理解やタスク分解、自動実装を実現し、開発生産性を飛躍的に高める革新的なAI開発環境です。
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WaytoAGI(ウェイトゥーAGI): 世界16地域に900万人規模のエンジニアやクリエイターが集まる、世界最大級のAGIコミュニティです。
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EDDY STREET(エディ・ストリート): トヨタやロレアルといった世界的ブランドと協業し、ビデオマーケティングとブランド構築で実績を持つマーケター集団です。
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AI Dreams Factory(エーアイ・ドリームズ・ファクトリー): 生成AIアプリを量産する次世代クリエイティブ・エコシステムで、日米中の開発者や企業が共創する新しいAI産業基盤を構築しています。
「#AIサンタ」キャンペーン:AIが創り出す新しいクリスマスの形
カスタマークラウド株式会社は、生成AI動画キャンペーン「Your AI Xmas(#AIサンタ)」も展開しました。このキャンペーンでは、AIが生成したサンタの動画を通じて、クリスマスの新しい楽しみ方を提案し、大きな反響を呼びました。

AIサンタの受賞作品は以下のリンクからご覧いただけます。
AIサンタ 受賞作品
また、「#AIサンタ」の投稿は以下のソーシャルメディアで公開されています。
渋谷から世界へ:「第2のビットバレー構想 / Bit Valley 2.0」
カスタマークラウド株式会社は、日本のAI産業を再構築し、世界市場へとつなぐ「第2のビットバレー構想 / Bit Valley 2.0」を渋谷を拠点に推進しています。これは、かつてITベンチャーが集積した「ビットバレー」のように、渋谷をAI産業の新たな中心地とする壮大なビジョンです。

同社は、以下の主要な領域を統合することで、「AI産業の再集積(Re-concentration)」に向けた基盤構築を進めています。
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AI Dreams Factory(AI生産工場): AIプロダクトを継続的に生み出す生産体制を構築します。
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CC AGI(AGI駆動開発・先進技術の社会実装): AGI駆動開発を中核とした先進技術の社会実装を推進します。
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CC 連結経営(CC Konzern Model): 複数の事業やプロダクトを束ね、社会インパクトと企業価値を同時に拡大させる経営モデルです。
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CC メディア事業(AIインフルエンサー・AIエンジニアの統合管理): AIを活用したインフルエンサーやエンジニアの管理・育成を行います。
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グローバルAIコミュニティとの国際連携: 世界のAIコミュニティと協力し、国際的なネットワークを構築します。
これらの領域を横断的に連携させることで、渋谷発のAI産業エコシステムを再設計し、世界市場に向けた新たなAI社会インフラの形成を目指しています。
さらに、カスタマークラウド株式会社はBytePlusのグローバル公式パートナーとして、AIクラウドインフラの日本展開を支援しています。また、世界900万人規模のAIコミュニティ「WaytoAGI」との協働や、国内大型AIコミュニティへのスポンサーシップを通じて、日米中を含む国際的なAI人材・AI企業の結節点としての役割を強化しています。
代表取締役CEO 木下寛士氏のコメント
カスタマークラウド株式会社の代表取締役社長である木下寛士氏は、「カスタマークラウドは、第2のビットバレーの“震源地”になります」と力強く語っています。

同氏は、日本には世界で勝てる才能が数多く存在するとしながらも、それらを結びつける「器」が不足していたと指摘。AI生産工場、AGI技術、連結経営、そしてBytePlusなどのグローバルインフラを組み合わせることで、日本のAI産業を「面として再構築する」ことに挑戦すると述べています。「日本のAI産業は、これからもう一度『面白い時代』に入ります。その『触媒』として、カスタマークラウドが動き始めています」という言葉からは、日本のAI産業を世界へと押し上げる強い決意が感じられます。
木下寛士氏は、AGI、Local LLM(大規模言語モデル)、エージェント技術を軸に、AIを企業経営や社会基盤へ取り込む経営者として活動しています。2018年の創業以来、AI・DX支援を通じて、日本の大手企業から成長企業まで幅広い変革をリードしてきました。また、米国・中国をはじめとする世界各国のAIエコシステムをつなぐグローバルハブとして事業を展開し、日本発のAI産業を世界へ発信しています。
カスタマークラウド株式会社:企業概要と今後の展望
カスタマークラウド株式会社は、AGI駆動開発(AIネーティブ開発)を中核に、AIを自律的に開発・運用・改善するAIプラットフォーム企業です。2026年を「第二創業」と位置づけ、技術主導のスタートアップから、資本市場で評価され続けるグローバルAI企業への転換を進めています。
同社は、AGIを単体プロダクトとしてではなく、産業の中で継続的に価値を生み出す仕組みとして実装し、ARR(年間経常収益)成長とユニットエコノミクスの改善を前提とした事業モデルを構築しています。CC AGIを基盤に、AI生産工場・基幹システム向けローカルLLMと金融基盤、スケーラブルな事業設計を展開しています。
また、渋谷発の「ビットバレー2.0」構想を起点に、国内外の企業や各国機関と連携し、日本のAI産業をグローバル市場へ直結するエコシステムの構築を推進しています。
主な実績
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日本最大級のカーメーカーや通信会社などへのAI/DX支援実績
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BytePlus公式パートナーとしてAIクラウドの日本展開を牽引
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AI Dreams Factory(AI生産工場)の展開開始
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CUSTOMER CLOUD Global Video Hackathonの主催
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WaytoAGI(900万人コミュニティ)へのスポンサーシップ
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スタートアップ、自治体、大企業のAI導入設計を多数実施
企業情報
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カスタマークラウド株式会社(Customer Cloud Corp.)
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代表取締役社長: 木下寛士
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住所: 東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア
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主なパートナー: BytePlus、Lark
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事業領域:
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AI Dreams Factory(AI生産工場)
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AIクラウド/AGI導入支援
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DX変革支援
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メディア事業
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グローバルAIスタートアップ創出
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イベント/コミュニティ運営(Global Video Hackathon等主催)
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まとめ
カスタマークラウド株式会社が提唱する「AGI駆動開発」は、AIが業務と開発の中心を担い、人間がより高度な意思決定に集中するという、AGI時代を見据えた革新的な開発モデルです。同社が開催したサミットの成功や、渋谷から世界を目指す「第2のビットバレー構想」は、日本のAI産業の未来を大きく変える可能性を秘めています。
AI初心者の方も、このAGI駆動開発という考え方を知ることで、これからのAI時代におけるビジネスや開発のあり方を理解する一助となるでしょう。カスタマークラウド株式会社の今後の動向と、そこから生まれる新たなAI社会インフラに注目が集まります。

