デジタルサイネージの未来を拓く『BrightSignシリーズ6』:AIとLTEがもたらす革新
近年、街中や商業施設で目にする機会が増えたデジタルサイネージは、単なる広告表示媒体から、よりインタラクティブでパーソナライズされた情報提供ツールへと進化を遂げています。そんなデジタルサイネージの最前線に、新たな風を吹き込む製品が登場しました。
ジャパンマテリアル株式会社は、デジタルサイネージプレーヤーのマーケットリーダーである米国BrightSign社が開発した最新モデル『BrightSignシリーズ6』(BrightSign XD6シリーズおよびHD6シリーズ)を2026年1月16日(金)より発売しました。この新シリーズは、AI処理能力を担うNPU(Neural Processing Unit)や、LTE通信に対応したSIMスロットを新たに搭載し、次世代のデジタルサイネージ運用を強力にサポートします。

BrightSignシリーズ6とは?デジタルサイネージの可能性を広げる最新モデル
BrightSignシリーズ6は、世界中で高いシェアを誇るBrightSignプレーヤーの最新バージョンです。これまでのモデルが持っていた4K対応や多様なインタラクティブ機能といった強みに加え、AI時代に対応するための画期的な新機能を多数搭載しています。
この新しいプレーヤーは、単に美しい映像を表示するだけでなく、周囲の環境や視聴者の反応を「理解」し、それに応じてコンテンツを「変化させる」能力を持つことで、デジタルサイネージの活用方法を大きく変える可能性を秘めています。
次世代サイネージ運用を支える革新的な新機能
BrightSignシリーズ6の最大の特徴は、AIと通信機能の強化にあります。これらの新機能が、デジタルサイネージの運用をより高度で柔軟なものにします。
NPU搭載によるAI処理対応

NPU(Neural Processing Unit)とは、AI(人工知能)の処理、特に画像認識や音声認識といった「推論」と呼ばれる計算を高速かつ効率的に行うために設計された専用プロセッサーのことです。BrightSignシリーズ6にNPUが搭載されたことで、デジタルサイネージは以下のような高度なAI演出を実現できるようになります。
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視聴者解析に基づくパーソナライズ: サイネージの前にいる人の年齢層や性別、視線などをNPUがリアルタイムで解析し、その視聴者に最適な広告や情報を自動的に表示することが可能になります。例えば、若い女性がサイネージの前に立てばファッションアイテムの広告を、ビジネスマンであれば最新のニュースを表示するといった具合です。
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混雑状況分析とコンテンツ最適化: 店舗内の混雑状況をAIが検知し、混雑時には待ち時間解消のための情報や、特定の商品のプロモーションを強化するといった運用が考えられます。これにより、顧客体験の向上と売上機会の最大化に貢献します。
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異常検知とセキュリティ強化: 特定のエリアでの不審な動きや異常事態をAIが検知し、警備員への通知や、注意喚起のメッセージをサイネージに表示するといった防犯・防災への応用も期待できます。
これらのAI技術は、一般的なコンテンツ配信では実現できない、より高度でインタラクティブなサイネージ体験を提供し、顧客エンゲージメントの向上に大きく貢献するでしょう。AI初心者の皆さんでも、NPUがサイネージの「脳」となり、より賢い情報発信を可能にすると理解すると分かりやすいかもしれません。
LTE通信対応のSIMスロット実装

デジタルサイネージを設置する場所によっては、有線LANやWi-Fiといったネットワーク環境の整備が難しい場合があります。特に、屋外イベント会場、仮設店舗、移動する車両内などでは、安定したネットワーク接続の確保が課題でした。
BrightSignシリーズ6は、M.2モデムとマイクロSIMスロットを実装したことで、LTEを含むセルラー通信によるコンテンツ配信が可能になりました。これにより、ネットワーク環境が不十分な場所でも、安定したデジタルサイネージ運用を実現できます。例えば、以下のようなシーンでの活用が期待されます。
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イベント会場でのリアルタイム情報更新: 期間限定のイベントや展示会で、その場の状況に応じてコンテンツをリアルタイムに更新し、来場者に最新情報を提供できます。
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交通機関や移動販売車での情報発信: バスや電車、移動販売車など、移動する場所でも途切れることなく情報を配信し続けることが可能です。
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屋外広告としての柔軟な運用: 街中の看板や屋外設置のサイネージでも、有線工事の手間なく設置・運用を開始でき、コンテンツの更新も遠隔から容易に行えます。
LTE通信の設定は、現時点ではスクリプト対応ですが、今後専用オーサリングソフトウェア「brightAuthor connected」での対応が予定されており、より手軽な運用が期待されます。
M.2モデム/マイクロ SIM、および通信キャリア契約はお客様にてご手配ください。
ディスプレイ制御用スロット(RJ45)

新たに搭載されたディスプレイ制御用のRJ45ポートは、デジタルサイネージの管理をさらに効率化します。これにより、プレーヤーだけでなく、接続されたディスプレイ自体の電源オン/オフなどの基本的な制御を、ブラウザ上から遠隔で行えるようになります。この機能は今後対応予定ですが、実現すれば、複数のサイネージを運用する際の管理工数を大幅に削減し、運用担当者の負担を軽減することに繋がるでしょう。
従来モデルから継承された主要機能:安定性と多様な表現力
BrightSignシリーズ6は、新しい機能だけでなく、BrightSignプレーヤーがこれまで培ってきた優れた機能も継承しています。これにより、高い安定性と多様な表現力を両立しています。
4K出力とファンレス設計

高精細な4K解像度での出力に対応しているため、細部まで鮮明な高画質コンテンツをデジタルサイネージで表示できます。これにより、ブランドイメージの向上や、商品の魅力を最大限に引き出すことが可能になります。また、ファンレス設計(冷却ファンがない設計)により、ホコリの侵入による故障のリスクが低減され、静かで安定した長時間の動作が実現されます。
PoE+による電源供給

XD6シリーズでは、PoE+(Power over Ethernet Plus)に対応しています。PoE+とは、イーサネットケーブル1本でデータ通信と電力供給の両方を行う技術のことです。これにより、サイネージの設置場所に電源コンセントがなくても、LANケーブルを接続するだけでプレーヤーを動作させることができます。電源工事の手間やコストを削減し、設置場所の自由度を高めるメリットがあります。
インタラクティブ機能

BrightSignプレーヤーは、RS-232C、USB、GPIO、UDPといった多様なインターフェースを介して外部機器と接続し、双方向のコントロールが可能です。これにより、人感センサーやタッチパネル、各種ボタンなどと連携させることで、視聴者の行動に反応するインタラクティブサイネージを簡単に実現できます。
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タッチパネル連携: 画面に触れることで、商品情報や施設案内を詳しく表示。
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人感センサー連携: 人が近づいたらコンテンツを再生し、興味を引く。
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ボタン操作: 複数の選択肢から見たい情報を選択させる。
これらの機能は、視聴者とのコミュニケーションを深め、より記憶に残る体験を提供します。
オーサリングソフトウェア/クラウドサービス

コンテンツの作成と管理には、専用のオーサリングソフトウェア『brightAuthor connected』が提供されています。このソフトウェアを使えば、直感的な操作でプロフェッショナルなプレゼンテーションを簡単に作成できます。また、クラウドサービス『BSN.Cloud』と組み合わせることで、作成したコンテンツの配信や、複数のデジタルサイネージ端末の一元管理を効率的に行うことが可能です。これにより、遠隔地にあるサイネージのコンテンツ更新や、稼働状況の確認も容易になります。
※brightAuthor classic(従来のBrightAuthor)はシリーズ6に対応していません。
製品ラインナップと豊富なオプション・サービス
BrightSignシリーズ6は、用途に応じた2つの主要なラインナップと、デジタルサイネージ運用をサポートする多様なオプション製品・サービスを提供しています。

製品ラインナップ
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XD6シリーズ: PoE+機能を搭載し、HTMLアニメーションに最適なパフォーマンスを提供するハイエンドモデルです。より複雑で動きのあるコンテンツ表示に適しています。
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HD6シリーズ: インタラクティブサイネージや4Kビデオ再生に最適なスタンダードモデルです。基本的な高画質コンテンツ表示とインタラクティブ機能に強みがあります。
関連製品/サービス

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オプション製品: WiFiモジュールやmicroSDカードといった基本的なアクセサリーに加え、Nexmosphere社製の各種インタラクティブセンサーなど、サイネージの表現力を高めるオプションが豊富に用意されています。これにより、より高度なインタラクティブ体験を構築できます。
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BrightSign Built-inディスプレイ: BrightSignプレーヤーを内蔵した小型タッチディスプレイ(Bluefin)や、大型スリムベゼルディスプレイ(MOKA)もラインナップされており、一体型ソリューションとして導入を検討できます。

- CMS(コンテンツ管理システム): ブラウザ上から簡単に操作できるCMSが提供されており、天気予報や天候状況など、外部データと連携したコンテンツ配信も可能です。これにより、常に最新で関連性の高い情報を表示できます。

- 延長保証サービス: 通常2年間の無償保証に加え、製品保証期間の延長や、代替機の先行発送(先出しセンドバック)を提供する有償サービスも用意されており、長期的な安心運用をサポートします。

GPIOオプション新製品:外部機器連携のさらなる強化

ジャパンマテリアル株式会社は、BrightSign専用のGPIO接点出力ユニット『GPIO接点出力ユニット(型番:BR/PRO-4)』も同時に発売しました。このユニットは、BrightSignのGPIO出力を、無電圧接点入力に対応した機器で安全に利用できる4系統の信号に変換します。これにより、インタラクティブ演出や外部制御システムにおいて、複数の出力を安全かつ確実に扱うことが可能となり、より複雑なシステム連携が実現できます。
BrightSign社について:世界が認めるデジタルサイネージのリーダー

BrightSign社は、デジタルサイネージプレーヤーの分野で世界トップシェアを誇る企業です。同社の「BrightSign」プレーヤーは、魅力的なサイネージを実現する多彩な機能とデザイン、そして高い製品安定性で定評があります。国内外で多くの採用実績を持ち、ワールドワイドでの累計出荷台数は300万台を超えています。この実績が、製品の信頼性と品質を裏付けています。
販売情報とジャパンマテリアル株式会社について
BrightSignシリーズ6の価格はオープン価格です。購入を検討される方は、以下のWebサイトで販売店情報を確認できます。
本製品を販売するジャパンマテリアル株式会社は、グラフィックスソリューション部において、国内外の優れたPC用ハードウェアを取り扱い、製品とともに手厚いサポートを提供しています。同社はグラフィックスソリューション事業のほか、エレクトロニクス関連事業、太陽光発電事業など、多岐にわたる事業を展開しており、「頼られる企業」を目指しています。
【会社概要】
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会社名:ジャパンマテリアル株式会社
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本社所在地:〒510-1311 三重県三重郡菰野町永井3098番22
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東京本部:〒102-0082 東京都千代田区一番町5-3 アトラスビル4階
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代表取締役:田中久男
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URL(グラフィックスソリューション部専用サイト):https://jmgs.jp/
まとめ:AIが拓くデジタルサイネージの新たな時代
BrightSignシリーズ6は、AI処理に対応するNPUとLTE通信を可能にするSIMスロットの搭載により、デジタルサイネージの概念を大きく進化させます。これにより、単なる情報表示にとどまらず、視聴者や環境に応じた「賢い」情報発信が可能となり、これまで以上に効果的で魅力的なサイネージ体験を提供できるようになります。
高画質4K出力、PoE+対応、豊富なインタラクティブ機能、そして使いやすいオーサリングソフトウェアとクラウドサービスは、あらゆるビジネスシーンでのデジタルサイネージ活用を強力に後押しするでしょう。AI技術がデジタルサイネージの世界にもたらす革新は、まさに新しい情報発信の時代を切り拓くものと言えます。BrightSignシリーズ6の登場は、デジタルサイネージの未来がさらに面白くなることを予感させます。
製品に関する詳細情報は、ジャパンマテリアル株式会社のグラフィックスソリューション部(東京本部内)へのお問い合わせフォームまたはメールで確認してください。
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メール:sales-IT01@j-material.jp
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WEBサイト:https://jmgs.jp/のお問い合わせフォーム
※記載されている事柄は、予告無しに変更される場合があります。
※記載された商品名は各社の商標または、登録商標です。

