日本発ブロックチェーン「JasmyChain」がメインネットに移行!AI×Web3時代の新たな基盤を徹底解説
日本から生まれたブロックチェーン「JasmyChain(ジャスミーチェーン)」が、ついにメインネットへの移行を完了し、本格的な運用を開始しました。これは、AI(人工知能)とWeb3(分散型インターネット)の技術が融合する未来を見据え、その基盤を築くための大きな一歩となります。
JasmyChainとは?AI×Web3時代の分散型基盤
ブロックチェーンとは、インターネット上でデータを安全に記録・管理する「分散型台帳」のような技術です。特定の管理者がいなくても、透明性があり、改ざんが非常に難しいという特徴を持っています。
ジャスミーラボ株式会社が開発する「JasmyChain」は、このブロックチェーン技術を基盤とし、特にAIとWeb3の領域における活用を目指しています。その特徴は、高速で安価な取引を可能にしながら、既存の開発資産(イーサリアムで使われている技術など)を活かしやすい「EVM互換性」を両立させている点です。
今回、JasmyChainは、イーサリアムの拡張ソリューションである「Arbitrum Orbit(アービトラム・オービット)」をベースに構築されたLayer2(レイヤー2)ブロックチェーンとして、本番環境での稼働を開始しました。さらに、日本最大級の暗号資産である「JASMY」を、チェーン上で取引を行う際の手数料(ガストークン)として採用していることも注目すべき点です。

メインネット移行の背景と徹底的な検証
ジャスミーラボは、AIとWeb3の領域において、以下の2つの重要な要素を兼ね備えた基盤の構築に注力してきました。
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高速かつ低コストな実行環境:多くの取引を素早く、そして安価に処理できること。
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既存開発資産を活かしやすいEVM互換性:イーサリアムで開発されたプログラムやツールを、大きな変更なしにJasmyChainでも利用できること。
2025年8月に公開されたテストネットでは、これらの目標達成に向けて、実運用に近い形で様々な検証と改善が重ねられてきました。特に、多くのオンチェーンアクティビティ(ブロックチェーン上での活動)が集中するアプリケーションを中心に、以下のような観点で評価・改善が行われました。
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トランザクション量の検証:取引が集中する場面でのチェーンの安定性や処理の流れ、失敗率などを確認。
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手数料モデルの検証:取引手数料(ガスコスト)の傾向や予測のしやすさ、適切なパラメータ調整の方向性を検討。
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スループット/ピーク負荷時の挙動評価:大量の取引があった際の遅延、再試行の挙動、RPC(ブロックチェーンとの通信インターフェース)の安定性、ノード(チェーンを構成するコンピューター)の運用負荷などを評価。
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ユーザー導線の検証:ウォレット(デジタル資産を管理するツール)の接続、ネットワークの追加、取引履歴の確認といったユーザー体験のしやすさを検証。
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運用体制の強化:監視体制、ログ記録、アラートシステム、障害発生時の復旧手順、セキュリティ対策などを強化。
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開発者・パートナー企業からのフィードバック反映:開発者体験(DX)の改善、ドキュメントの整備、サンプルコードの拡充など、実際に利用する開発者からの意見を取り入れました。
これらのテストネットでの成果を踏まえ、セキュリティ、パフォーマンス、運用体制をさらに強化した上で、JasmyChainは本番稼働に耐えうるメインネットとして稼働を開始しました。
JasmyChainメインネットの主な特徴を詳しく解説
1. Arbitrum Orbitベースのロールアップ型Layer2
JasmyChainは、イーサリアムの技術スタック「Arbitrum Nitro」を活用した「Arbitrum Orbit」を基盤とする、イーサリアム互換のLayer2ブロックチェーンです。
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Layer2(レイヤー2)とは?
イーサリアムのような主要なブロックチェーン(これをLayer1と呼びます)は、非常に安全で信頼性が高い一方で、取引量が増えると処理速度が低下し、手数料が高くなるという課題がありました。Layer2は、Layer1のセキュリティを借りつつ、その上でより高速かつ安価に取引を処理するための技術です。例えるなら、Layer1が幹線道路だとすると、Layer2はその幹線道路の混雑を緩和するために作られたバイパスのようなものです。 -
ロールアップ型とは?
Layer2の中でも「ロールアップ」は、複数の取引をまとめて(ロールアップして)Layer1に一括で記録することで、処理効率を高める技術です。これにより、Layer1への書き込み回数を減らし、手数料を抑えながら高いスループット(処理能力)を実現します。
JasmyChainがArbitrum Orbitを基盤とすることで、イーサリアムのエコシステム(関連技術やコミュニティ)との互換性を保ちつつ、高い処理能力と低コストな環境を提供し、プロジェクトごとの柔軟なネットワーク設計も可能になります。
2. $JASMYをカスタムガストークンとして採用
ブロックチェーン上で取引を行う際には、その処理に対する手数料が必要です。これを「ガス代」と呼び、その支払いに使われるのが「ガストークン」です。
Arbitrum Orbitでは、開発者が任意のERC-20トークン(イーサリアム上で発行される標準的なトークン)をガストークンとして指定できます。JasmyChainでは、暗号資産「JASMY」をこのガストークンとして採用しました。これにより、JasmyChain上でアプリケーションを利用したり、取引を行ったりする際にJASMYが必要となり、JASMYトークンの実用性(ユーティリティ)が直接的にチェーンの利用と結びつく設計となっています。
3. フルEVM互換性と開発者フレンドリーな設計
「EVM互換性」とは、イーサリアム仮想マシン(Ethereum Virtual Machine: EVM)で動作するスマートコントラクト(ブロックチェーン上で自動実行されるプログラム)や開発ツールが、そのままJasmyChain上でも利用できることを意味します。
Arbitrum Nitroスタックを基盤とすることで、既存のSolidity(イーサリアムでスマートコントラクトを記述する言語)で書かれたプログラムや、関連する開発ツールをほとんど修正なしにJasmyChainに移植することが可能です。これは、イーサリアムや他のLayer2で既に構築されているdApps(分散型アプリケーション)の開発者が、最小限の労力でJasmyChainに展開できるという大きなメリットをもたらします。
4. 将来のアカウントアブストラクション(AA)等を見据えた設計
「アカウントアブストラクション(AA)」とは、現在のウォレット(デジタル資産を管理するツール)の仕組みをより柔軟にし、Web2(現在のインターネット)のサービスに近いユーザー体験を実現するための技術です。例えば、ガス代の自動支払い、企業アカウント向けのガスステーション機能、複数の署名が必要なウォレットなど、より使いやすく、より安全な機能が期待されています。
JasmyChainは、将来的なユーザー体験の向上、特にWeb2のようなスムーズなオンボーディング(新規ユーザーの利用開始手続き)を見据え、ガス代のスポンサード(企業などがユーザーのガス代を肩代わりする)や、予測可能性を高めるための仕組み、様々な補助メカニズムとの連携を視野に入れた設計検討を進めています。これにより、ブロックチェーンがより身近で使いやすいものになることが期待されます。
メインネットで利用可能な主な機能
メインネットへの移行に伴い、JasmyChainでは以下の機能やサービスの提供が順次開始されています。
1. メインネット対応 Block Explorer
Block Explorer(ブロックエクスプローラー)は、ブロックチェーン上のすべての取引(トランザクション)、アドレス(ウォレットの識別子)、コントラクト(スマートコントラクト)の情報をブラウザから確認できるツールです。JasmyChainメインネット上での活動を透明に確認できます。
- Explorer:https://explorer.jasmyscan.net/
2. ウォレット連携(ネットワーク追加/接続)
主要なEVM互換ウォレット(MetaMaskなど)からJasmyChainネットワークを追加し、JASMYトークンの送受信や、チェーン上での取引を行うことが可能です。ウォレットにJasmyChainを追加する際に必要な情報は以下の通りです。
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Network Name:Jasmy Chain
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Chain ID:680
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Currency(Gas):JASMY
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Block Explorer:https://explorer.jasmyscan.net/
3. Bridge(Arbitrum Portal)
「ブリッジ」とは、異なるブロックチェーン間でトークン(暗号資産)を移動させるための仕組みです。例えば、イーサリアム上のJASMYトークンをJasmyChain上で利用したい場合に、このブリッジ機能を使います。
具体的には、イーサリアム上のJASMYをロックし、その数量に対応するJASMYをJasmyChain上で受け取ることで、ネットワークをまたいだ資産の移動が可能になります。
JasmyChainへのJASMYのブリッジは、Arbitrum公式の「Arbitrum Portal」から行うことができます。画面上で「From: Ethereum」「To: JasmyChain」「Token: JASMY」を選択することで、イーサリアムメインネット上のJASMYをJasmyChainへブリッジできます。ブリッジの提供状況や手数料などの詳細は、Arbitrum Portal上の案内をご確認ください。

- Arbitrum Portal:https://portal.arbitrum.io/bridge?destinationChain=jasmychain&sanitized=true&sourceChain=ethereum
今後の展開:開発者フレンドリーなエコシステム構築へ
JasmyChainでは、現在約7件のアプリケーションがメインネット上での稼働を予定しており、今後もパートナーや開発者によるユースケースを順次拡大していく計画です。
特に、今後は「アプリケーションをビルドしやすいチェーン」であることを重視し、開発者がJasmyChain上で素早く試せる環境づくりを進めていくとのことです。具体的には、開発者向けのドキュメントやサンプルコード、スターターキットの整備に加え、テストネットを含む開発・検証環境の使い勝手を継続的に改善することで、「まずはJasmyChainで動かしてみる」までのハードルを下げていきます。
こうした取り組みを通じて、JasmyChain上では簡単なアプリケーションから高度なサービスまで、多様なプロジェクトが生まれ、成長していくエコシステム(生態系)の形成を目指しています。
本リリースに関する留意事項
このプレスリリースは、JasmyChainメインネットの技術概要およびエコシステム構想に関する情報提供を目的としており、特定の暗号資産の取得・売買を勧誘・推奨するものではありません。$JASMYおよびその他の暗号資産の利用・取引にあたっては、価格変動や各種リスクを十分ご理解のうえ、ご自身の判断と責任において行ってください。
ジャスミー株式会社とジャスミーラボ株式会社について
ジャスミー株式会社
ジャスミー株式会社は、IoT(モノのインターネット)のプラットフォームを開発・提供する企業です。あらゆるモノがインターネットに繋がる時代において、人々の生活に密着する「衣・食・住・動」が大きく変化すると考え、誰もが簡単に、安全に、そして安心してモノを使える仕組み(プラットフォーム)を提供することをミッションとしています。

同社のプラットフォームは、私たちの生活から生み出される大切なデータが、限られた企業に占有されがちな現状に対し、データの主権を本来の持ち主に取り戻し、個々のデータを安全に利用できるようにすることを目指しています。そのため、IoTにブロックチェーン技術を融合させ、業界・業種の垣根を越えて幅広く利用できるプラットフォームを構築しています。
ジャスミーラボ株式会社(JANCTION)
ジャスミーラボ株式会社(JANCTION)は、生成AIを活用した製品・サービスを開発する中小企業向けに、正確で追跡可能なデータ入力と、個人情報やプライバシーの保護に配慮した独自のブロックチェーンの開発・運営を行っています。

また、将来的な計算資源(GPU)の枯渇が懸念される中、GPUを分散して再配置することで新たな価値提供を目指す分散型GPUクラウド「JANCTION GPU Pool」を展開しています。これは、生成AI製品の品質向上、コスト削減、そしてWeb3へのスムーズな展開を支援するものです。ジャスミーラボ株式会社は、日本最大級の暗号資産「JASMY」のインキュベーションプロジェクト(育成プロジェクト)の一翼を担っています。
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ホームページ(JP):https://www.jasmylab.com/
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GPU POOL(サービスサイト):https://www.janction.ai/home
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JANCTION LINK(サービスサイト):https://janction.link
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X(日本語):https://x.com/JanctionMGT_JP
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Telegram:https://t.me/jasmyofficial
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Medium:https://medium.com/@JANCTION

