Vectra AIがAI悪用型サイバー攻撃から企業を守る!次世代プラットフォームで瞬時の検知・防御を実現
現代社会では、企業活動のあらゆる場面でAI(人工知能)の活用が進んでいます。AIは業務効率を飛躍的に向上させる一方で、サイバー攻撃者もまたAIを悪用し、より巧妙で高速な攻撃を仕掛けてきています。このようなAIが中心となる「AIエンタープライズ」において、従来のセキュリティ対策だけでは対応しきれない新たな脅威が生まれています。
AI主導のサイバーセキュリティを提供するVectra AIは、この新たな課題に対応するため、AIを悪用したサイバー攻撃に対し、瞬時に検知・防御する次世代プラットフォームを発表しました。このプラットフォームは、企業が直面するサイバーリスクの物理法則を根本から変え、防御側が常に一歩先を行くことを可能にします。

なぜ今、AIエンタープライズのセキュリティが重要なのか?
企業は今、アプリケーションからインフラまで、あらゆる場所にAIを導入し、「AIエンタープライズ」へと進化しています。これは、まるで生き物のように常に稼働し、あらゆるものが繋がった(ハイパーコネクテッド)、マシンの速度で動く環境です。
このAIエンタープライズは、オンプレミス(自社設備)、マルチクラウド(複数のクラウドサービス)、アイデンティティ(ユーザーやシステムを識別する情報)、SaaS(ソフトウェアをサービスとして提供)、IoT/OT(モノのインターネット/運用技術)、エッジ(ネットワークの末端)、そしてAIインフラといった多岐にわたる要素が、一つの大きな「生きたネットワーク」として機能します。この環境では、人間以外のAIエージェント(AIが自律的に動くプログラム)が人間の数を上回り、その活動が途切れることはありません。
このような環境において、攻撃者はAIを武器として悪用し、従来のセキュリティ対策では考えられない速さで攻撃を仕掛けてきます。たとえば、以下のような手口が考えられます。
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アイデンティティの悪用: AIエージェントや正規のユーザーの認証情報を盗み出し、システムに「ログイン」して侵入します。従来の「侵入」ではなく、正規のユーザーとして振る舞うため、検知が非常に困難です。
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偵察の自動化: AIを使ってネットワーク内の情報を高速で収集し、攻撃の足がかりを探します。
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コマンド&コントロールの確立: 攻撃者が遠隔からマルウェアなどを操作するための通信経路を確立します。
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ラテラルムーブメントの加速: ネットワーク内で横方向に移動し、重要なシステムやデータへのアクセス権を迅速に拡大します。これもAIの速度で行われるため、人間が対応する時間を与えません。
Vectra AIのCEO、ヒテッシュ・セス氏が述べているように、現代のネットワークはサイバーリスクの物理法則そのものを根本から変えました。AIエンタープライズの神経系ともいえるネットワークにおいて、アイデンティティが悪用され、データがマシンの速度で移動する中で、防御側もマシンの速度で対応できる仕組みが必要不可欠となっています。
Vectra AI次世代プラットフォームの3つの強化ポイント
Vectra AIの次世代プラットフォームは、AIを悪用した攻撃のライフサイクル全体を通じて、防御側が優位に立つための3つの重要な強化を導入しています。これらは「先制的セキュリティ」「主体的な防御」「迅速な対応」という形で、企業を保護します。
1. 統合可視性:攻撃を受ける前にリスクを低減する「先制的セキュリティ」
AIエンタープライズは非常に広範囲にわたるため、どこにどのようなリスクがあるのかを把握することが最初の課題です。Vectra AIのプラットフォームは、この広大な環境全体にわたる「統合された可視性」を提供します。
これは、オンプレミスのデータセンターから、複数のクラウド環境、ユーザーやシステムを識別するアイデンティティ、SaaSアプリケーション、IoT/OTデバイス、エッジコンピューティング、そしてAIインフラに至るまで、あらゆる場所の活動を一つの目で監視できることを意味します。
- フローベースのスケーラビリティとパケットレベルのコンテキスト: 初心者の方には少し難しい言葉かもしれませんが、簡単に言うと、ネットワーク全体の大きな流れ(フロー)を把握しながら、必要に応じて個々の通信の中身(パケット)まで深く分析できるということです。これにより、企業のネットワーク全体における攻撃の入り口になりうる場所(アタックサーフェス)を、広範囲かつ詳細に把握できます。
この統合可視性によって、セキュリティ担当者は、AIを悪用する攻撃者がアイデンティティ(誰が何をしているか)、信頼関係(システム間の連携)、オートメーション経路(自動化された処理)を悪用する前に、潜在的なリスク(エクスポージャー)を特定し、それを低減することが可能になります。つまり、攻撃が始まる前に、ネットワーク全体のシステムやアイデンティティの振る舞いを把握し、セキュリティの穴を塞ぎ、リスクを未然に防ぐことができるのです。
Vectra AIのクラウド責任者であるマーティン・ロッシュ氏が指摘するように、AIインフラの振る舞いは従来のネットワークとは異なります。トラフィックは一時的で、システム間の通信が主流となり、重要な活動は外部との境界を越えません。このような環境で真のセキュリティを構築するには、精度を犠牲にすることなく、大規模に動作するソフトウェア定義の可視性が不可欠であり、これこそがAIを利用した攻撃をリアルタイムで検知・阻止するための基礎となります。
2. AIエージェントの発見とハンティング:攻撃の初動を止める「主体的な防御」
AIエンタープライズにおいて、AIエージェントはもはや単なるプログラムではなく、企業内の「アイデンティティ」として振る舞います。そして、攻撃者にとってもAIエージェントは非常に強力な武器となり得ます。Vectra AIのプラットフォームは、このAIエージェントに着目し、以下のような機能を提供します。
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AIエージェントの自動発見・追跡: 企業のネットワーク全体にわたって、AIエージェントを自動的に見つけ出し、その活動を継続的に追跡します。これにより、誰が、いつ、どこで、どのようなAIエージェントを使っているのかを常に把握できます。
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悪用行為の検知: 攻撃者がAIエージェントを悪用して偵察活動(情報収集)、ラテラルムーブメント(ネットワーク内での横方向の移動)、データアクセス(機密データへのアクセス)などを加速させる行為を検知します。AIエージェントが通常とは異なる振る舞いをした場合、それが攻撃の兆候であると判断します。
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事前構築された振る舞いベースの検知: Vectra AIは、あらかじめ学習された攻撃者の振る舞いのパターン(振る舞いベース)に基づいて、数秒で脅威を特定します。これにより、セキュリティ担当者は複雑な設定や分析を行うことなく、継続的かつ主体的に脅威ハンティング(脅威の探索)を行うことが可能になります。
これにより、攻撃者がAIエージェントを悪用し始める段階で、その動きを察知し、初動を阻止することができます。これは、攻撃が本格化する前に芽を摘むようなイメージです。
3. AIエージェントの振る舞いを検知・調査:マシンスピードでの「迅速な対応」
サイバー攻撃の速度が速くなる中、防御側にとって最も重要なのは「どれだけ早く答えを得られるか」です。Vectra AIのプラットフォームは、この課題を解決し、マシンスピードでの迅速な対応を可能にします。
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アクティビティの相関・優先順位付け: 攻撃者の振る舞いの速度や進行状況に基づいて、関連する全てのアクティビティを関連付け(相関)し、その重要度を判断して優先順位を付けます。これにより、セキュリティ担当者は大量のアラートの中から本当に危険な兆候を素早く見つけ出すことができます。
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AIを悪用した攻撃の瞬時阻止: AIを悪用した攻撃が始まった瞬間に、それを阻止するための主体的な防御を可能にします。これにより、攻撃者がラテラルムーブメントによって重要なシステムやデータに到達する前に、その動きを食い止めることができます。
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Vectra AI Assistantによる調査支援: アナリスト(セキュリティ担当者)は、Vectra AI Assistantに対して自然な言葉で調査に関する質問を投げかけるだけで、複雑なクエリ(検索命令)や手動分析を行うことなく、即座に状況を把握できる回答を得られます。たとえば、「先週、特定のサーバーにアクセスしたAIエージェントのリストは?」といった質問に、AIが自動で答えてくれるイメージです。
これらの機能が組み合わさることで、調査と意思決定が劇的に加速されます。攻撃の範囲、進行状況、そして影響を迅速に把握し、脅威がまだ進行中の段階で封じ込めることが可能になります。
Vectra AIの最高製品責任者であるスネハル・パテル氏も述べているように、Vectra AIは、AIエージェントを独自に発見・追跡し、攻撃者が悪用する前にリスクを低減する「先制的セキュリティ」と、攻撃が始まった瞬間に検知・阻止する「主体的な防御」を実現します。AIが支える調査と振る舞いベースのハンティングが数秒で答えを提供することで、防御側の遅延を排除し、攻撃が重要なシステムやデータに拡散する前に封じ込めることができるのです。
AIスピードのために設計されたサイバーレジリエンス
Vectra AIの次世代プラットフォームは、従来の「境界型セキュリティ」という考え方からの大きな転換を示しています。境界型セキュリティとは、ネットワークの入り口や出口を厳重に守ることで、外部からの侵入を防ぐというものでしたが、AIエンタープライズのように内部にAIエージェントが多数存在し、内部での活動が活発な環境では、この考え方だけでは不十分です。
AIを活用するエンタープライズがAIを悪用した攻撃者に直面する時代において、サイバーレジリエンス(サイバー攻撃から回復する力、耐性)は、単に攻撃を防ぐだけでなく、攻撃を受けても迅速に検知し、回復できる能力が求められます。それは「継続的で、振る舞い主導型であり、マシンスピードで対応できるもの」でなければなりません。
Vectra AIのプラットフォームは、統合可視性、振る舞いベースのAI、リアルタイム調査を基盤とすることで、侵害前にリスクを低減する「先制的セキュリティ」と、攻撃が始まった瞬間に阻止する「主体的な防御」を可能にします。これは、イノベーションとリスクの双方がAIのスピードで動く現代の環境のために特別に設計されたサイバーレジリエンスと言えるでしょう。
AIを利用した攻撃からAIエンタープライズを保護する方法の詳細は、Vectra AIのプラットフォーム紹介ページja.vectra.ai/platformをご覧ください。また、Vectra AIのCEOヒテッシュ・セス氏によるブログ「AIを活用する企業のセキュリティ確保:CEOとしての考え」https://ja.vectra.ai/blog/securing-the-ai-enterprise-how-im-thinking-about-it-as-a-ceoも、AI時代のセキュリティに対する深い洞察を提供しています。
Vectra AIについて
Vectra AIは、現代のネットワークを最新の攻撃から保護するAI主導のサイバーセキュリティを提供している企業です。高度なサイバー攻撃が既存のセキュリティ対策を回避し、企業のデータセンター、キャンパス、リモートワーク環境、アイデンティティ、クラウド、IoT/OT環境にアクセスした場合でも、Vectra AIプラットフォームは攻撃のあらゆる動きを監視し、リアルタイムで点と点を結びつけて、侵入を阻止します。
同社はAIセキュリティに関する35件の特許を取得しており、サイバー防御のフレームワークであるMITRE DEFENDにおいても、最も多くのベンダーリファレンスを誇ります。これは、Vectra AIの技術が業界で高く評価されている証拠と言えるでしょう。
世界中の組織が、他のツールでは検知できない攻撃を見つけ、阻止するためにVectra AIを活用しています。詳細については、Vectra AIのウェブサイトhttps://ja.vectra.ai/をご参照ください。セキュリティ製品のデモ申し込みも可能です。
最新情報
Vectra AIは、ブログhttps://ja.vectra.ai/blog、X(旧Twitter)https://x.com/vectra_ai_jp、YouTubeチャンネルhttps://www.youtube.com/@vectra-JPでも情報を発信しています。
また、以下の調査レポートやイベント情報も公開されています。
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調査レポート:Vectra AI、ガートナーのネットワーク検知とレスポンス (NDR) のマジック・クアドラントにおいて、リーダーの1社に位置付けhttps://ja.vectra.ai/2025-gartner-magic-quadrant-for-ndr
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イベント情報:3月3日〜7日まで開催されるオンラインイベント「ITトレンドEXPO2026 Spring」に参加します。ご登録と詳細はこちらhttps://it.expo.it-trend.jp/key/f72elbbe
まとめ
AIの進化は私たちの生活やビジネスに計り知れない恩恵をもたらしますが、同時にサイバーセキュリティの分野にも新たな挑戦をもたらしています。Vectra AIの次世代プラットフォームは、このAI時代の新たな脅威に対し、統合的な可視性、AIエージェントの振る舞い分析、そしてマシンスピードでの対応という三位一体の防御策を提供します。
これにより、企業はAIを安全に活用し、ビジネスの成長を加速させながら、巧妙化するサイバー攻撃から自社の重要な資産を守ることが可能になります。AI初心者の皆さんにとっても、この新しいセキュリティプラットフォームが、いかに現代のデジタル社会において不可欠な存在であるかをご理解いただけたのではないでしょうか。AIエンタープライズの安全な未来のために、Vectra AIの進化に今後も注目が集まるでしょう。

