AR技術で「移動」が「体験」に変わる!『360maps』が拓く新しい施設ナビゲーション
広大な複合施設を訪れた際、「目的地までどう行けばいいのか迷ってしまった」という経験はありませんか?そんな悩みを解決し、さらに移動そのものを楽しい体験に変える画期的なサービスが、いよいよ東京都港区の注目スポットに登場します。
株式会社コロプラのグループ会社である株式会社360Channelは、森ビル株式会社が運営する「TOKYO NODE」および「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」において、次世代型ARナビゲーションシステム『360maps(サンロクマルマップ)』の提供を2026年1月29日(木)より開始すると発表しました。
このシステムは、スマートフォンのカメラを通して見る現実世界に、道案内やさまざまなデジタル情報を重ね合わせる「AR(拡張現実)」技術を駆使しています。単なる道案内にとどまらず、施設内の移動をエンターテインメントへと変える「移動体験」の創出を目指しており、多くの人々にとって施設での過ごし方を豊かにする可能性を秘めています。

『360maps』とは?迷いをなくし、楽しさを加えるARナビゲーションの仕組み
『360maps』は、商業施設などの広大な屋内空間で、利用者が迷うことなく目的地へたどり着けるようサポートするデジタルマップサービスです。従来の地図アプリや2Dマップとは一線を画し、スマートフォンのWebブラウザから手軽にアクセスできるのが大きな特徴です。専用のアプリをインストールする必要がないため、より多くの人が気軽に利用できます。
このサービスの核となるのが「ARナビゲーション」です。ARとは「Augmented Reality(拡張現実)」の略で、現実の風景にデジタル情報を重ねて表示する技術を指します。例えば、スマートフォンのカメラをかざすと、現実の通路の床に矢印が表示されたり、目的地までの距離や方向が画面上に示されたりします。これにより、利用者は「今、自分はどこにいるのか」「どちらに進めばいいのか」を直感的かつ正確に理解できます。屋内ではGPSの電波が届きにくいため、従来の地図アプリでは位置が特定しにくいという課題がありましたが、『360maps』はこのような屋内の特性を考慮して開発されました。
導入の背景と目的:広大な施設での「移動の質」向上
今回、『360maps』が導入されるTOKYO NODEと虎ノ門ヒルズ ステーションタワーは、オフィス、商業施設、ホテル、文化施設などが一体となった大規模な複合施設です。このような広大な空間では、初めて訪れる人だけでなく、慣れていない人にとっても目的地への移動は複雑になりがちです。エレベーターやエスカレーターの乗り換え、フロアごとの構造の違いなど、迷いやすい要素が多く存在します。
『360maps』の導入は、こうした施設内の移動における「迷子になるストレス」を軽減し、利用者がよりスムーズに、そして快適に施設を楽しめるようにすることを目的としています。単に道案内をするだけでなく、移動そのものを施設体験の一部として楽しんでもらうことで、来訪者の満足度向上と施設全体の魅力アップに繋がることを目指しています。
この取り組みは、東京都が推進するスタートアップ支援の一環である「TIB CATAPULT」に参画している森ビル株式会社や大日本印刷株式会社の支援を受けて実現しており、新しい技術を活用した都市開発の一例としても注目されています。
▶︎『360maps』公式サイト: https://corp.360ch.tv/360maps
『360maps』の主な特徴:高精度なナビと心躍るエンターテインメント
『360maps』は、利用者にとっての利便性と楽しさを追求した、いくつかのユニークな特徴を持っています。
1. 高精度な位置特定とハイブリッドナビゲーション
屋内で正確な位置を特定することは、GPSだけでは困難です。『360maps』では、スマートフォンのカメラで捉えた周囲の環境情報と、事前に作成された施設内の3Dマップを照合する「VPS(Visual Positioning System)技術」などを活用することで、高精度な現在地特定を実現しています。これにより、まるでゲームの世界に入り込んだかのように、現実の風景に重ねて正確な道案内が表示されます。
さらに、このサービスは「ARビュー」と「2Dマップ」を同時に表示する「ハイブリッドナビゲーション」を提供します。ARビューは、スマートフォンの画面越しに現実の景色と重ねてルートを直接的に表示するため、目の前の進行方向を直感的に把握できます。一方、2Dマップは施設全体のレイアウトや目的地との位置関係を俯瞰的に確認できるため、利用者は自身の状況や好みに合わせて、最も分かりやすい方法で道案内を受けられます。この組み合わせにより、広大な施設内でも迷うことなく、安心して移動することが可能です。
2. 移動が楽しくなる「エンタメ機能」の実装
『360maps』は、単なる道案内機能に留まらず、360Channelが長年培ってきたXR(VR/AR/MRといった先端技術の総称)技術と、コロプラが持つ位置情報ゲーム開発の知見を融合させることで、移動そのものを楽しめるようなエンターテインメント機能を提供します。これらの機能は、施設の利用目的に合わせて柔軟にON/OFFが可能です。
デジタルスタンプラリー / 謎解きイベント
施設内を巡りながら楽しめる、ゲーム感覚の施策です。ARで出現するキャラクターを見つけたり、特定の場所で謎を解いたりしながら、施設全体を探索する楽しさを提供します。例えば、ARで表示されるヒントを頼りに隠されたアイテムを探し、すべてのアイテムを見つけると特典がもらえる、といったイベントが考えられます。これにより、利用者は目的の店舗へ向かうだけでなく、施設内の他のエリアにも自然と足を運び、新たな発見や体験を得ることができます。
IPコラボレーション
アニメやゲーム、漫画などの「IP(知的財産)」とコラボレーションすることで、特別な移動体験を創出します。お気に入りのキャラクターがARで現れて道案内をしてくれたり、施設内がそのIPの世界観を再現したAR装飾で彩られたりするかもしれません。ファンにとっては、まるで作品の世界に入り込んだかのような没入感を味わいながら、施設内を探索できる、忘れられない体験となるでしょう。
空間演出
AR/MR技術を最大限に活用し、施設空間全体をデジタルで演出する機能です。例えば、特定のエリアでスマートフォンをかざすと、現実の壁や天井に美しい映像が投影されたり、デジタルアートが空間いっぱいに広がったりするなど、まるで魔法にかかったかのような体験を提供します。これにより、施設は単なる建物ではなく、常に変化し、驚きを提供する「生きた空間」へと変貌します。訪れるたびに異なる演出に出会えるため、リピーターの増加にも繋がることが期待されます。
今後の展望:リアルとデジタルの融合で「新しい顧客体験(CX)」を創造
360Channelは、『360maps』を単なるナビゲーションシステムとしてではなく、リアルな施設空間とデジタル技術を高度に融合させた「新しい顧客体験(CX)」を提案するプラットフォームと位置付けています。
今後、このシステムを活用した様々な企画が予定されており、商業施設だけでなく、観光地、博物館、イベント会場など、多岐にわたる場所での活用が期待されます。テクノロジーの力で、これまで「移動」という行為が持っていた単なる「手段」としての価値から、「体験」としての価値を付加することで、人々の日常生活をより豊かにすることを目指しています。
『360maps』を支える企業たち
株式会社360Channel
『360maps』の開発・提供元である株式会社360Channelは、2015年に設立された企業です。総合XRプロデュース事業、メタバース事業、360度動画関連事業、AI関連事業、施設DX関連事業など、多岐にわたる事業を展開しており、XR技術の最前線で活躍しています。同社の持つ先進的な技術力が、『360maps』の高精度なARナビゲーションとエンターテインメント機能を実現しています。
株式会社コロプラ
株式会社360Channelのグループ会社である株式会社コロプラは、「Entertainment in Real Life」をミッションに掲げ、モバイルゲームを中心に多様なエンターテインメントを提供している企業です。世界初の位置情報ゲーム『コロニーな生活』の開発経験を持ち、その知見は『360maps』の「移動が楽しくなるエンタメ機能」に活かされています。コロプラは、最新テクノロジーを活用し、人々の生活にエンターテインメントを融合させることに力を入れています。

まとめ:未来の「移動体験」が今、始まる
株式会社360ChannelがTOKYO NODEおよび虎ノ門ヒルズ ステーションタワーで提供を開始する次世代ARナビゲーション『360maps』は、広大な複合施設における移動の課題を解決するだけでなく、移動そのものを心躍るエンターテインメントへと昇華させる革新的なサービスです。高精度なARナビゲーションと、デジタルスタンプラリー、IPコラボレーション、空間演出といった多彩なエンターテインメント機能が融合することで、利用者はこれまでになかった「新しい顧客体験」を享受できるでしょう。
今後、『360maps』が日本の様々な施設に導入され、私たちの「移動」がさらに楽しく、便利になる未来が訪れることに期待が高まります。この新しいARナビゲーションシステムが、都市生活や観光における体験をどのように変えていくのか、その進化に注目していきましょう。

