NECの顔認証PCセキュリティ「NeoFace Monitor クラウド版」が進化!Microsoft Entra ID連携と多要素認証でハイブリッドワークの安全と効率を両立

現代の働き方とPCセキュリティの重要性

近年、場所や時間にとらわれずに働く「ハイブリッドワーク」が多くの企業や団体で導入されています。オフィスと自宅、あるいは外出先など、多様な場所でPCを利用する機会が増えたことで、業務効率化と同時に、情報漏洩や不正アクセスといったセキュリティリスクへの対策が不可欠となっています。

このような背景から、従来の境界型セキュリティ(社内ネットワークと社外ネットワークを明確に区別し、境界で防御する考え方)だけでは不十分となり、「ゼロトラスト・セキュリティ」という考え方が注目されています。ゼロトラスト・セキュリティとは、「何も信頼しない」ことを前提に、すべてのアクセスを検証し、常に最小限の権限を与えることでセキュリティを確保するアプローチです。PCへのログオンも、このゼロトラストの考え方に沿った強固な認証が求められています。

NECは、このような現代のニーズに応えるべく、高精度な顔認証技術を搭載したPCセキュリティサービス「NeoFace Monitor クラウド版」の新バージョン「NeoFace Monitor クラウド版 R1.6」の販売を開始しました。この新バージョンは、利便性とセキュリティを両立させ、ハイブリッドワーク環境における安全なIT基盤の構築を強力にサポートします。

世界トップクラスの顔認証技術を搭載した「NeoFace Monitor クラウド版」とは

NeoFace Monitor クラウド版は、NECが誇る世界No.1の認証精度(注1)を持つ顔認証技術「NeoFace」を搭載したPCセキュリティサービスです。この技術は、米国国立標準技術研究所(NIST)が主催する顔認証ベンチマークテストで、これまでに複数回、世界第1位の評価を獲得しています。

(注1)NISTによる評価結果は米国政府による特定のシステム、製品、サービス、企業を推奨するものではありません。

高精度な顔認証をPCログオンに利用することで、パスワード入力の手間を省き、スムーズなPC利用を可能にします。これにより、従業員の生産性向上に貢献するだけでなく、パスワードの使い回しや紛失によるセキュリティリスクも低減します。また、クラウドサービスとして提供されるため、大掛かりなシステム構築が不要で、導入や運用管理の負担を軽減できる点も大きな特長です。

NECの生体認証技術の評価に関する詳細はこちらからご覧いただけます。
NECの生体認証技術評価

新バージョン「NeoFace Monitor クラウド版 R1.6」の主要機能

NeoFace Monitor クラウド版 R1.6では、ハイブリッドワーク環境に不可欠なセキュリティと管理効率の向上を実現するために、以下の2つの主要な特長が追加されました。

1. Microsoft Entra IDとの自動連携で管理を効率化

Microsoft Entra ID(注2)とは、Microsoftが提供するクラウドベースのID・アクセス管理サービスで、以前はAzure Active Directoryという名称でした。企業内で利用されるユーザーアカウントやグループ、デバイス、アプリケーションへのアクセスを一元的に管理し、セキュリティと利便性を両立させるための基盤となります。

新バージョンでは、このMicrosoft Entra IDで管理している利用者情報を、NeoFace Monitor クラウド版へ自動的に登録できるようになりました。さらに、Microsoft Entra IDの情報に更新や削除があった場合も、NeoFace Monitor クラウド版の利用者情報に自動で反映されます。

この連携は、SCIM(System for Cross-domain Identity Management)という標準化されたプロトコルを利用して行われます。SCIMは、異なるシステム間でユーザー情報を効率的に同期するための仕組みです。この自動連携機能により、管理者はNeoFace Monitor クラウド版とMicrosoft Entra IDの両方で手動でアカウント情報を管理する手間を大幅に削減できます。常に最新のユーザー情報が同期されるため、セキュリティを維持しつつ、IT管理の効率化を強力にサポートします。

Microsoft Entra IDとNeoFace Monitorクラウド版のユーザー連携フロー

2. Microsoft Authenticatorを用いたセキュアな多要素認証

セキュリティを強化する上で、「多要素認証(MFA)」は非常に重要です。多要素認証とは、パスワード(知っているもの)だけでなく、スマートフォンなどのデバイス(持っているもの)や指紋・顔(本人であるもの)など、複数の異なる種類の認証要素を組み合わせて本人確認を行う方法です。これにより、たとえパスワードが漏洩しても、不正アクセスを防ぐことが可能になります。

新バージョンでは、スマートフォンアプリ「Microsoft Authenticator」(注2)を用いた「TOTP認証」(注3)による新しい認証方法が追加されました。Microsoft Authenticatorは、Microsoftが提供する多要素認証用のアプリで、時間ベースのワンタイムパスワード(TOTP)を生成する機能を持っています。

TOTP(Time-based One-Time Password)とは、スマートフォンなどのデバイスに表示される、一定時間(通常は30秒〜60秒)だけ有効な使い捨てパスワードのことです。このパスワードは時間とともに自動的に更新されるため、一度利用されたパスワードは再利用できず、高いセキュリティを保つことができます。

NeoFace Monitor クラウド版では、顔認証やパスワード認証といった既存の認証方法に、このMicrosoft AuthenticatorによるTOTP認証を組み合わせることができます。これにより、「顔(生体情報)」「パスワード(知識情報)」「スマートフォン(所持情報)」という3つの異なる要素を組み合わせた、より強固なセキュリティを実現し、不正なPCログオンのリスクを大幅に低減します。

設定も非常に簡単で、NeoFace Monitor クラウド版が発行するQRコードをスマートフォンのMicrosoft Authenticatorアプリで読み取るだけで、すぐに利用を開始できます。

NECのNeoFace Monitorによる多要素認証プロセス

(注2)Microsoft Entra ID、Microsoft Authenticatorは、米国およびその他の国における Microsoft Corporation の商標または登録商標です。
(注3)TOTP(Time-based One-Time Password)とはスマートフォン等に表示される時間に基づいて生成されるワンタイムパスワードです。

ハイブリッドワーク環境におけるセキュリティと利便性の両立

NeoFace Monitor クラウド版の新バージョンは、ハイブリッドワークという新しい働き方が広がる中で、企業が直面するセキュリティと利便性の課題に対し、具体的な解決策を提供します。

セキュリティの強化

    • 高精度な顔認証:世界トップクラスの認証精度を誇る顔認証技術により、PCログオン時のなりすましを防止します。

    • 多要素認証の導入:Microsoft AuthenticatorによるTOTP認証を追加することで、パスワードだけでは防ぎきれない不正アクセス(パスワードリスト攻撃、フィッシング詐欺など)に対する防御力を大幅に向上させます。複数の認証要素を組み合わせることで、万が一いずれかの要素が漏洩しても、不正なアクセスを防ぐことが可能です。

    • ゼロトラスト・セキュリティの実現:すべてのアクセスを「信頼できない」ものとして検証するゼロトラストの原則に基づき、PCへのアクセスを厳格に管理します。これにより、社内外問わず、どこからでも安全に業務を行える環境を構築できます。

利便性の向上と管理効率化

    • スムーズなログオン体験:顔を向けるだけでPCにログオンできるため、パスワード入力の手間がなく、従業員はよりスムーズに業務を開始できます。これは、特に朝の忙しい時間帯や、短時間でPCを利用する際に大きなメリットとなります。

    • 管理者の負担軽減:Microsoft Entra IDとの自動連携により、ユーザーアカウントの登録、更新、削除といった管理作業が自動化されます。これにより、管理者は手動での作業から解放され、より重要なセキュリティ戦略やIT基盤の強化に集中できるようになります。

    • クラウドのメリット:サービスがクラウドで提供されるため、オンプレミス環境のようなサーバー構築やメンテナンスが不要です。これにより、導入コストや運用コストを抑えつつ、常に最新のセキュリティ機能を利用できます。

このように、NeoFace Monitor クラウド版 R1.6は、従業員の生産性を高めながら、企業の情報資産を強固に守る、現代の働き方に最適なPCセキュリティソリューションと言えるでしょう。

サービス概要と価格

新バージョン「NeoFace Monitor クラウド版 R1.6」のサービス概要は以下の通りです。

    • サービス名:NeoFace Monitor クラウド版

    • 新バージョン受注/提供開始日:2026年1月23日

サービス名 希望小売価格(月額税別)
NeoFace Monitor クラウド版 330円(1名あたり)

初回購入時は、最低12ヶ月分かつ10名以上の利用権が必要です。

NECが目指す未来:価値創造モデル「BluStellar」

NECは、価値創造モデル「BluStellar(ブルーステラ)」(注4)のもと、社会課題とお客さまの経営課題を解決に導くことを目指しています。BluStellarは、NECが長年培ってきた業種横断の先進的な知見と、開発・運用で磨き上げられた最先端テクノロジーを融合し、ビジネスモデルの変革を実現するモデルです。

BluStellarロゴ

(注4)「BluStellar(ブルーステラ)」は実績に裏打ちされた業種横断の先進的な知見と長年の開発・運用で研ぎ澄まされたNECの最先端テクノロジーにより、ビジネスモデルの変革を実現し、社会課題とお客様の経営課題を解決に導き、お客様を未来へ導く価値創造モデルです。

このモデルのコアテクノロジーの一つである生体認証技術(顔認証、虹彩認証、指紋認証)は、前述の通り、世界的なベンチマークテストで複数回No.1の評価を獲得しています。NECは今後も、このような技術を基盤として、サービスや機能のさらなる拡充を通じて付加価値を創出し、セキュアで安全・安心なサービスを提供することで、顧客の課題解決に貢献していく方針です。

NECのDX推進に関する詳細はこちらからご覧いただけます。
NECのDX推進

まとめ:進化するPCセキュリティが拓く新しい働き方

NECのPCセキュリティサービス「NeoFace Monitor クラウド版 R1.6」は、Microsoft Entra IDとの連携強化とMicrosoft Authenticatorによる多要素認証に対応することで、現代のハイブリッドワーク環境におけるPCセキュリティの新たな基準を提示しました。

この新バージョンは、世界トップクラスの顔認証技術による利便性の高いログオンを維持しつつ、多要素認証によって強固なセキュリティを実現します。さらに、Microsoft Entra IDとの自動連携により、IT管理者の運用負担を大幅に軽減し、企業全体のIT管理効率を高めます。

情報漏洩や不正アクセスが深刻化する現代において、企業が安心して新しい働き方を推進するためには、このような進化するセキュリティ対策が不可欠です。NeoFace Monitor クラウド版 R1.6は、従業員の生産性を高めながら、企業の情報資産を安全に守るための強力なパートナーとなるでしょう。

本製品の詳細については、以下のURLをご覧ください。
NEC NeoFace Monitor クラウド版

タイトルとURLをコピーしました