【徹底解説】QuickSolution®がベクトル検索でセマンティック検索を刷新!生成AI連携(RAG)で社内情報活用とDXを加速

QuickSolution®がベクトル検索で社内情報の価値を最大化!生成AI連携(RAG)も強化

社内に散らばる膨大な情報の中から、本当に必要な情報を素早く見つけ出すことは、多くの企業にとって大きな課題です。この課題を解決するため、住友電工情報システム株式会社は、エンタープライズサーチ「QuickSolution® (クイックソリューション) 」の最新バージョン14.0を2026年2月2日より販売開始します。

今回のアップデートでは、「ベクトル検索」への対応と「セマンティック検索(意味を理解した検索)」の刷新が最大の注目点です。これにより、従来の高精度キーワード検索とベクトル検索を組み合わせた「ハイブリッド検索」が実現し、より的確で関連性の高い検索結果が得られるようになりました。さらに、生成AI連携(RAG)の回答精度も大幅に向上し、社内情報の潜在的な価値を最大限に引き出し、情報検索にかかる時間を削減することで、ナレッジ活用、業務効率化、そしてDX(デジタルトランスフォーメーション)をこれまで以上に推進することが期待されます。

AI初心者の方にも分かりやすい言葉で、QuickSolution® Ver.14.0がもたらす革新的な機能と、それが企業にもたらすメリットを詳しく解説していきます。

QuickSolution®とは?企業内検索の重要性を再認識

QuickSolution®は、数100TB(テラバイト)もの大容量データに対応した、純国産のエンタープライズサーチ(企業内検索システム)です。エンタープライズサーチとは、企業内に点在する様々な情報源(ファイルサーバ、各種社内システム、クラウドサービスなど)を横断的に検索し、必要な情報を効率的に探し出すためのシステムを指します。

現代のビジネス環境では、企業内で生成されるデータは爆発的に増加しており、その種類も多岐にわたります。紙の文書をスキャンした画像PDFから、WordやExcel、PowerPointといったビジネス文書、メール、データベース、さらにはクラウド上に保存されたファイルまで、情報はあらゆる場所に散在しています。

このような状況では、「あの資料はどこにあっただろう?」「この業務に関する過去の事例は?」といった情報探索に多くの時間と労力が費やされがちです。QuickSolution®は、これらの情報を一元的に検索できるだけでなく、スキャンした画像PDFの中身まで「画像OCR検索」で探し出すことが可能です。

情報がスムーズに見つかることで、従業員は本来の業務に集中でき、ナレッジ(知識)の共有が促進され、結果として業務効率化やDX推進の強力な基盤となります。

セマンティック検索の進化:ベクトル検索とハイブリッド検索で直感的な回答へ

今回のQuickSolution® Ver.14.0の大きな進化は、「セマンティック検索」の刷新にあります。セマンティック検索とは、単にキーワードが一致するだけでなく、検索する言葉の「意味」や「文脈」を理解して関連性の高い情報を探し出す検索手法のことです。従来のキーワード検索では難しかった、より人間が意図する情報にたどり着きやすくなります。

ベクトル検索とは?

セマンティック検索を支える核となる技術が「ベクトル検索」です。ベクトル検索とは、単語や文章を数値の並び(「ベクトル」と呼びます)に変換し、そのベクトルの「距離」や「方向」が近いものを意味的に関連性が高いと判断して検索する手法です。例えば、「犬」と検索した場合、従来のキーワード検索では「犬」という文字列を含む文書しか見つけられませんでしたが、ベクトル検索では「子犬」「わんちゃん」「ペット」など、意味的に近い言葉を含む文書も関連性が高いと判断して表示できるようになります。

ハイブリッド検索で精度を最大化

QuickSolution®では、このベクトル検索の技術を、従来から得意としていた「高精度キーワード検索」と組み合わせることで「ハイブリッド検索」を実現しました。ハイブリッド検索は、複数の異なる検索手法を組み合わせることで、検索結果の精度や関連性を向上させる技術です。

意味の近さで情報を広く捉えるベクトル検索と、文字列の正確な一致で情報を絞り込むキーワード検索を融合し、綿密なチューニングを重ねることで、双方の強みを最大限に引き出しています。これにより、FAQやマニュアルのように多様な言い回しや表記揺れが存在する文書でも、必要な情報を漏れなく迅速に見つけることが可能になりました。

例えば、「部下におすすめの研修は?」と検索した場合、キーワードが直接一致しない「年次毎に推奨されている教育プログラムについて」といった意味的に関連性の高い情報が上位に表示されるようになります。これにより、利用者はより直感的に、自身の意図に沿った回答に到達できるようになるのです。

QuickSolution®の検索画面

情報検索の精度と効率を高め、意思決定を迅速化

ベクトル検索は、広範な意味を理解できるという強力なメリットを持つ一方で、検索結果にノイズ(不要な情報)が増えるリスクも持ち合わせています。そこでQuickSolution®は、高精度なキーワード検索と融合させることで、このノイズの影響を最小限に抑えたハイブリッド検索を実現しました。

このハイブリッド検索は、単に二つの検索手法を組み合わせただけではありません。「全文スコア」「データ更新日時」「アクセス数」といった様々な要素を考慮し、さらに類似文書を自動的に集約して表示する機能も備えています。これにより、検索結果の品質が格段に向上し、重複のない、本当に必要な情報だけを効率的に探し出すことができるようになります。

情報を広く拾いながらも、キーワード検索の精度で的確に絞り込むことで、情報検索にかかる時間を大幅に削減し、迅速な意思決定を支援します。これは、ビジネスのスピードが求められる現代において、企業の競争力を高める上で非常に重要な要素となります。

RAGの回答精度が向上し、社内情報の価値を最大化

近年注目を集めている「生成AI」は、様々な業務での活用が期待されていますが、その回答精度を高めるためには、信頼できる情報源を参照させることが不可欠です。QuickSolution®は、この生成AIと連携する「RAG(Retrieval-Augmented Generation、検索拡張生成)」機能をオプションとして提供しており、今回のハイブリッド検索対応により、その回答精度がさらに向上しました。

RAGとは?

RAGは、外部の情報源を検索して必要箇所を抽出し、その内容に基づいて大規模言語モデル(LLM)に回答を生成させる技術です。これにより、生成AIが持つ「もっともらしいが事実ではない情報(ハルシネーション)」を生成するリスクを低減し、より正確で信頼性の高い回答を得られるようになります。RAGについてさらに詳しく知りたい方は、以下のページをご参照ください。

ハイブリッド検索によって、利用者の意図に沿う情報を漏れなく、かつ重複なく抽出できるようになったことで、生成AIはこの質の高い情報を参照して回答を生成します。これにより、生成AIは社内情報に基づいた、より的確で信頼性の高い回答を提供できるようになります。

QuickSolution®の生成AI連携(RAG)機能は、ファイルのアップロードが不要で、既存の権限管理をそのまま継承できるという特長も持っています。そのため、ファイルの管理方法を見直す必要がなく、導入が非常に簡単です。OpenAI社のChatGPT、Microsoft社のAzure OpenAI Service、Google社のGemini(Vertex AI)、Anthropic社のClaude、Amazon社のAmazon Bedrockなど、主要な生成AIモデルに対応しており、最新のモデルとの連携も可能です。

特に、Azure OpenAI ServiceやAWSの閉域環境でAmazon Bedrockを利用することで、高度なセキュリティ環境下で生成AIを活用できるため、企業の機密情報を扱う際も安心です。ベクトル検索とRAGの相乗効果により、社内情報の潜在的な価値を最大限に引き出し、ナレッジ活用、業務効率化、そしてDXをこれまで以上に強力に推進します。

ベクトル検索の仕組みや詳細については、以下のページで詳しく解説されています。

QuickSolution®の豊富な実績と特長

QuickSolution®は、すでに多くの企業で導入され、その効果が実証されています。これまでの実績として、4つの主要な市場調査レポートでシェア1位を獲得している「四冠達成」という輝かしい記録を持っています。

  • 富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場 2017~2025年版」検索エンジン パッケージ市場 (ベンダーシェア 2016~2024年度)(9年連続)

  • アイ・ティ・アール「ITR Market View:生成AI/機械学習プラットフォーム市場2025」検索・探索エンジン市場:ベンダー別売上金額シェア(2017~2024年度)(8年連続)

  • デロイト トーマツ ミック経済研究所「コラボレーション・モバイル管理ソフトの市場展望2019~2025年度版」エンタープライズサーチ/検索エンジン市場:ベンダー別出荷金額・出荷社数シェア(2018~2024年度)(7年連続) 詳細はこちら

  • 富士キメラ総研「人工知能ビジネス総調査 2022年版」ナレッジマネジメントソリューション市場(2021年度)

これらの実績は、QuickSolution®がいかに多くの企業から信頼され、その価値を認められているかの証と言えるでしょう。

QuickSolution®の主な特長を改めてご紹介します。

  • 大容量: 1サーバで50TB(1億2000万ファイル)を2~3秒で検索でき、数100TBまで拡張可能です。大規模な企業でも安心して利用できます。

  • 高精度: 検索漏れなく重要文書を上位に表示し、類似文書を自動で集約表示します。今回のセマンティック検索(文字列&ベクトル検索のハイブリッド)により、さらに精度が向上。利用者の行動を検索結果に反映する「適合性フィードバック」機能も備えています。

  • サムネイル/ビューワ: 検索結果をサムネイルで一覧表示でき、ビューワ機能でヒット箇所を直接表示・ハイライトするため、目的の情報を素早く確認できます。

  • 生成AI連携: RAG(検索拡張生成)に対応しており、生成AIが社内情報に基づいて的確な回答を生成します。

  • 簡単・安心運用: 直感的な操作性で誰でも簡単に使え、「Click Navi®」で技術伝承も支援します。充実した権限管理機能により、セキュリティも万全です。

  • 整理・分類・活用: お気に入り機能や共有タグで情報を整理・分類し、「Know-Who(誰が何を知っているか)」で情報活用を促進します。

  • 充実の分析機能: 検索結果の可視化、文書分類/クラスタリング、シソーラスビルダ、固有表現抽出など、高度な分析機能で情報の傾向を把握し、新たな発見を促します。

  • 豊富な実績: スマートフォンやタブレットからの利用、クラウドや仮想環境での運用、多言語対応など、多様な環境での実績があります。

  • システム連携: 純国産ならではの豊富なAPIを提供しており、他システムとのシームレスな連携が可能です。

  • 多彩な検索対象: ファイルサーバ(Amazon FSx、PowerScale、NetApp等)、Webサイト、データベース、Notes、Microsoft 365、Box、Google ドライブ、Garoon、ArcSuite、楽々Document Plus、楽々WorkflowII、楽々Webデータベースなど、様々なシステムやサービスに散在する情報を横断的に検索できます。

QuickSolution®に関するさらに詳しい情報は、以下のウェブサイトで確認できます。

また、QuickSolution®の簡単な説明資料や、業務効率化、DX、ナレッジマネジメントの成功事例をまとめた資料もダウンロード可能です。

QuickSolution®の活用方法や生成AI連携(RAG)に興味がある方向けに、Webセミナーも定期的に開催されています。

今後の展望

AIエージェント時代が本格的に到来する中で、エンタープライズサーチの需要はますます高まることが予想されます。QuickSolution®は、「AIで『探し方』改革!」をキーワードに、常に時代のニーズを先取りした製品開発に取り組んでいくとしています。

今回のベクトル検索対応とセマンティック検索の刷新は、その取り組みの一環であり、今後もさらなる進化を遂げていくことでしょう。

まとめ

住友電工情報システム株式会社の「QuickSolution® Ver.14.0」は、ベクトル検索とハイブリッド検索の導入により、エンタープライズサーチの新たなスタンダードを確立しました。意味を理解した高精度な検索が可能になったことで、社内情報の探索にかかる時間と労力を大幅に削減し、従業員の生産性向上に貢献します。

さらに、生成AI連携(RAG)機能の回答精度向上は、社内ナレッジの活用を加速させ、企業のDX推進を強力に後押しします。情報が溢れる現代において、QuickSolution®は企業が持つ「情報」という資産の価値を最大限に引き出し、より迅速で的確な意思決定を支援する、まさに現代ビジネスに不可欠なツールと言えるでしょう。

情報活用、業務効率化、そしてDX推進を目指す企業にとって、QuickSolution® Ver.14.0は強力な味方となることでしょう。

住友電工情報システム株式会社の概要

住友電工情報システム

  • 設立: 1998年10月1日

  • 資本金: 4.8億円

  • 従業員数: 630名

  • 代表者: 社長 倉富 幸一

  • 本社所在地: 大阪市淀川区宮原3-4-30(ニッセイ新大阪ビル)

  • 事業内容: 各種業務用ソフトウェアの開発・販売・保守、パッケージソフトの開発・販売・保守、クラウドサービスの提供

登録商標について

  • QuickSolution、クイックソリューション、楽々Document、楽々Workflowは、住友電気工業株式会社の登録商標です。

  • ChatGPT、OpenAIは、OpenAI, Inc.またはその子会社の米国及びその他の国における商標または登録商標です。

  • Google、Google ドライブ、Gemini、Vertex AI は米国 Google LLCの米国及びその他の国における商標または登録商標です。

  • Claude は、Anthropic PBCの登録商標です。

  • Amazon Bedrock、AWS、Amazon FSxは、米国 Amazon.com, Inc. またはその関連会社の米国及びその他の国における商標または登録商標です。

  • Click Navi、楽々Webデータベースは、住友電工情報システム株式会社の登録商標です。

  • PowerScale、Isilonは、米国 Dell Inc.またはその子会社の米国及びその他の国における商標または登録商標です。

  • NetApp は、米国 NetApp, Inc. の米国及びその他の国における商標または登録商標です。

  • Notesは、HCL Technologies Ltd.の商標または登録商標です。

  • Microsoft、Microsoft 365、Azureは、米国Microsoft Corporationの米国及びその他の国における商標または登録商標です。

  • Box は、米国 Box Inc. の米国及びその他の国における商標または登録商標です。

  • Garoon は、サイボウズ株式会社の商標または登録商標です。

  • ArcSuite は、富士フイルムビジネスイノベーション株式会社の登録商標です。

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