【AIマーケティング最前線】アライドアーキテクツが「Kaname.ax」に新機能追加!顧客に“刺さる”コミュニケーションをAIで解き明かす「コミュニケーションエントリーポイント」分析とは?

AIで顧客の心をつかむ!「Kaname.ax」が進化させたマーケティングコミュニケーション

現代の市場は、数多くの商品や情報であふれかえっています。企業がどれだけ素晴らしい商品やサービスを持っていても、それが顧客に「自分ごと」として認識されなければ、その価値は伝わりません。特に、インターネットやSNSが普及した今、顧客がブランドや商品にどのように出会い、どのような言葉に心が動かされるのかを理解することは、マーケティングにおいて非常に重要です。

このような課題に対し、データとクリエイティブの力で企業のマーケティング活動を支援するアライドアーキテクツ株式会社は、新たな解決策を提示しました。同社が提供するAIデータプラットフォーム「Kaname.ax(カナメ・エーエックス)」に、顧客の心に深く「刺さる」コミュニケーションをAIで分析する新機能「コミュニケーションエントリーポイント(CoEPs)分析」が追加されたのです。

本記事では、この画期的な分析手法がどのようなものなのか、そしてそれが企業のマーケティング戦略にどのような変革をもたらすのかを、AI初心者の方にも分かりやすい言葉で詳しく解説していきます。

「Kaname.ax」とは?顧客の声をAIで解析するデータプラットフォーム

まず、「Kaname.ax」についてご紹介しましょう。Kaname.axは、あらゆる「顧客の声(VOC:Voice of Customer)」をAIの力で解析し、マーケティングコミュニケーションの出発点となる顧客の「インサイト(深層心理や行動の動機)」を発見し続けるデータプラットフォームです。

ここでいう「顧客の声」とは、SNSに投稿された一般ユーザーの感想(UGC:User Generated Content)や、ECサイトの商品レビューなど、顧客が自ら発信する生の声のこと。これらの膨大なデータをAIが分析することで、企業は顧客が本当に求めているもの、商品やブランドに期待していることなどを、客観的かつ深く理解できるようになります。Kaname.axは、この顧客インサイトを基に、より効果的なマーケティング戦略の設計を支援する、まさに現代マーケティングの「要(かなめ)」となるツールと言えるでしょう。

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Kaname.ax

「CEPsリスニング」の進化:顧客に“刺さる”「コミュニケーションエントリーポイント(CoEPs)」分析

Kaname.axの主要な機能の一つに「CEPsリスニング」があります。CEPsリスニングは、SNSのUGCやECレビューなどから、特許出願中の独自AI技術(※1)を用いて顧客の声を分析し、商品やブランドを購入・利用する「きっかけ(CEPs:カテゴリーエントリーポイント)」を導き出すサービスです。生活者の実際の体験や感想をCEPsを軸に分析することで、インサイトを発見し、効果的なマーケティング戦略の策定を可能にします。

そして今回、このCEPsリスニングに新たな分析メニューとして「コミュニケーションエントリーポイント(CoEPs)分析」が加わりました。従来のCEPs分析が「購入・利用のきっかけ」に焦点を当てていたのに対し、CoEPs分析は「顧客がブランドや商品と接触する文脈」と「顧客の興味関心を喚起し、購買行動につながるメッセージ(刺さりフレーズ)」を明らかにすることを目指します。

顧客に刺さる接触文脈とフレーズを分析し効果的なコミュニケーション設計を支援する「コミュニケーションエントリーポイント」分析開始

コミュニケーションエントリーポイント(CoEPs)分析の主な特徴

CoEPs分析には、以下のような特徴があります。

  • 顧客がブランドや商品と出会う「接触文脈」を体系的に分析: 顧客がどのような状況でブランドや商品に気づき、興味を持つのかを深く掘り下げて分析します。例えば、「仕事で疲れた時に」「週末のリラックスタイムに」など、具体的なシーンや感情の文脈を明らかにします。

  • 顧客の心を動かす「刺さりフレーズ」をVOCから抽出: 顧客の「生の声」の中から、特に心に響き、行動を促すような言葉や表現をAIが特定します。企業が伝えたいメッセージが、実際に顧客にどのように受け止められているのかを理解する上で非常に役立ちます。

  • 認知・記憶段階で「気になる」「いま欲しい」と思わせるコミュニケーション設計を支援: 顧客がブランドや商品をまだ知らない、あるいは漠然としか認識していない段階で、どのようにすれば興味関心を引きつけ、「これ欲しい!」と感じさせるかを、具体的なデータに基づいて設計できるようになります。

  • 機能価値訴求だけでは届かない顧客の「自分ごと化」を促進: 商品のスペックや機能だけをアピールするのではなく、顧客の個人的な感情や体験に寄り添ったメッセージを設計することで、「これは私のための商品だ」と感じさせる「自分ごと化」を促します。

  • カテゴリーエントリーポイント・イグジットポイント分析と組み合わせることで、購買プロセス全体を最適化: 後述するCEPs分析やCExPs分析と連携することで、購買のきっかけから離脱要因、そして認知・記憶段階での興味喚起まで、顧客の購買プロセス全体を包括的に捉え、最適なアプローチを可能にします。

なぜ今、コミュニケーションエントリーポイント(CoEPs)分析が必要なのか?

現代のマーケティングにおいて、企業が直面している大きな課題は、競合商品や情報が氾濫する中で、ブランド側が一方的に機能や価値を訴求するだけでは、顧客に「自分ごと」として受け止めてもらえず、コミュニケーションが届きにくいという点です。

顧客に「気になる」「いま欲しい」と思わせるためには、単に商品の良さを伝えるだけでなく、顧客がどのような状況でその情報に触れ、どのようなメッセージに心動かされるのかを深く理解し、それに合わせて最適なコミュニケーションを設計することが不可欠です。

しかし、これまでの手法では、SNSの投稿やレビューといった膨大な顧客の声から、このような「接触文脈」や「刺さりフレーズ」を体系的に、かつ効率的に抽出することは非常に困難でした。多くの費用と時間がかかり、頻繁な分析や細かな調整を行うことが難しかったのです。

「CEPsリスニング」にCoEPs分析が加わったことで、企業は自社の商品だけでなく、商品カテゴリー全体における顧客の「接触文脈」や「刺さりメッセージ」を、客観的なデータに基づいて把握できるようになります。これにより、より実用的なコミュニケーション戦略やクリエイティブ戦略を、迅速かつ効率的に立案できるようになるでしょう。

「Kaname.ax」が提供する3つの視点での顧客インサイト分析

Kaname.axは、今回のCoEPs分析の追加により、顧客インサイトをより多角的に、そして包括的に分析できるようになりました。これにより、顧客の購買プロセス全体を通して最適なコミュニケーション設計を実現するための3つの強力な視点を提供します。

  1. カテゴリーエントリーポイント(CEPs)分析: 顧客が商品やブランドを「購入・利用する状況」や「体験価値」を明らかにします。これにより、顧客が数ある選択肢の中から特定のブランドを選ぶ「きっかけ」を具体的に特定することができます。例えば、「急いでいる時に手軽に利用できる」「友人と楽しい時間を過ごすために」といった、具体的な使用シーンや感情が購買のきっかけとなっていることが分かります。
  2. カテゴリーイグジットポイント(CExPs)分析: 顧客が商品やブランドから「離脱する要因」や「体験不満」を明らかにします。これにより、顧客がなぜ別の商品に乗り換えるのか、何が購入の障壁となっているのかを特定し、改善点を見つけ出すことができます。例えば、「価格が高いと感じた」「期待していた効果が得られなかった」といった不満点が浮き彫りになります。
  3. コミュニケーションエントリーポイント(CoEPs)分析: 認知・記憶段階で「気になる」「いま欲しい」という感情を喚起する「接触文脈」と「刺さりフレーズ」を明らかにします。これは、顧客が商品を知らない、あるいは興味を持つ前の段階で、どのようにすれば効果的にアプローチできるかを教えてくれます。

従来のCEPs分析やCExPs分析によって、何が購買を促進し、何を阻害しているのかは把握できました。しかし、そのインサイトに対して「何をどのように伝えれば顧客の心に響くのか」という次の課題が残っていました。

そこにCoEPs分析が加わることで、購入・利用段階で得られたインサイトを基に、認知・記憶段階で顧客に効果的に届けるための最適な「文脈」と「メッセージ」を導き出すことが可能になります。これにより、ブランド側が一方的に機能価値を訴求するだけでは届かなかった顧客層にも、パーソナルで響くアプローチを実現できるようになるでしょう。

データとクリエイティブの連携:クリエイティブチーム「3℃1(サンドイッチ)」との協業

Kaname.axのCoEPs分析で抽出された「接触文脈」と「刺さりフレーズ」は、単なるデータで終わるわけではありません。アライドアーキテクツが擁するクリエイティブチーム「3℃1(サンドイッチ)」が、これらの分析結果を「生活者が思わず目に留め、共感し、行動へ移す」クリエイティブへと具体的に橋渡しします。

「3℃1」は、データに基づいた論理的な思考と、人々の感性に訴えかける表現力を組み合わせることで、単に「見られる」だけでなく、「選ばれ、購買につながる」クリエイティブを生み出すことを得意としています。この連携により、分析で得られた顧客インサイトが、実際の広告やコンテンツといったクリエイティブに効果的に反映され、マーケティング成果の最大化を支援します。

Kaname.axで発見されたインサイトを起点に、「3℃1」が一貫性のあるクリエイティブ設計から施策の実行までを担うことで、これまで分断されがちだった「調査・分析」「企画」「実行」といったマーケティングプロセスがシームレスにつながります。これにより、データとクリエイティブという両輪が一体となった統合的なマーケティング支援が実現されるのです。

クリエイティブチーム「3℃1(サンドイッチ)」とは

「3℃1」は、「企業と生活者の間にデータ・インサイト・クリエイティブという3つの温度を“サンドイッチ”することで、『おいしい関係』を創るチーム」というコンセプトを持っています。生活者の声と企業の想いを掛け合わせ、感情と行動を動かす冷めないコミュニケーションを設計し、人間らしい温かさのあるクリエイティブで、事業成果につながるブランド体験を生み出すことを目指しています。

今後の展望:データとクリエイティブで企業のマーケティングをさらに推進

アライドアーキテクツは、今後も「CEPsリスニング」を含むKaname.axの分析手法をさらに拡充していく方針です。また、「3℃1」によるクリエイティブ設計支援も強化し、企業のマーケティング課題解決を一層推進していくとしています。

継続的な分析手法の開発とクリエイティブ実行力の向上を通じて、データとクリエイティブの力を最大限に活用したマーケティングコミュニケーションを設計し、企業の事業成果向上に貢献していくことが、アライドアーキテクツの目指す未来です。

AI技術の進化は、マーケティングの世界に大きな変革をもたらしています。Kaname.axのようなプラットフォームと、それを活かすクリエイティブの力が融合することで、企業はこれまで以上に深く顧客を理解し、心に響くコミュニケーションを通じて、持続的な成長を実現できるでしょう。

※1:2025年7月25日発表「アライドアーキテクツ、SNS 投稿などから消費者インサイトを抽出する AI 技術の特許を出願」
詳細はこちら:アライドアーキテクツ ニュースリリース

アライドアーキテクツ株式会社について:
アライドアーキテクツ株式会社 公式サイト

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