壁がアートになる!TOPPANの「ダブルビュー®・ヴィジョン」がマンションに初採用 – 空間に溶け込むディスプレイの秘密とAI初心者でもわかる魅力

TOPPANの革新ディスプレイ「ダブルビュー®・ヴィジョン」が分譲マンションに初採用!アートが息づく新しい暮らし

もし、あなたの家の壁が、普段は美しい木目や石目のデザインなのに、必要な時には鮮やかなアート作品や役立つ情報を映し出すディスプレイに変わるとしたら、どうでしょうか?まるでSF映画のような話ですが、この未来が現実のものとなりました。

TOPPAN株式会社が開発した、インテリアディスプレイ「ダブルビュー®・ヴィジョン」が、このたび総合地所株式会社が開発した分譲マンション「ルネ川口ユトリエ」の共用部廊下で初めて採用されました。この革新的なディスプレイは、普段の生活空間に溶け込みながら、アートをテーマとした動画や画像コンテンツでマンション共用部を彩ります。AI初心者の方にも分かりやすく、この画期的な技術とその魅力、そしてマンションで具体的にどのような体験ができるのかを詳しくご紹介します。

DOUBLE VIEW VISION

「ダブルビュー®・ヴィジョン」とは?空間に溶け込む革新的なディスプレイ技術

開発の背景:従来の課題を乗り越える

近年、マンションの共用スペースや公共の場所では、デジタルサイネージ(電子看板)としてLEDディスプレイやプロジェクターが広く使われるようになりました。これらは情報を伝えたり、空間を華やかに彩ったりするのに役立つ一方で、いくつかの課題も抱えていました。

例えば、LEDディスプレイは映像を表示していない時には真っ黒な画面になってしまい、せっかくのインテリアデザインに違和感を与えてしまうことがありました。また、プロジェクターで映像を映す場合、人が前を通ると影が映り込んだり、壁の途中に障害物があると映像が途切れてしまったりすることも。「もっと空間に自然に溶け込み、かつ鮮明な映像を映し出せるディスプレイがあれば」という期待が高まっていたのです。

TOPPANは、こうした課題を解決するために「ダブルビュー®フィルム」という特殊なデジタル木材化粧シートを開発しました。このフィルムは、ディスプレイの表面にリアルな質感の装飾(加飾)を施しながらも、その裏側から鮮明な映像を表示できるという、画期的な技術です。このフィルムを搭載したものが、今回ご紹介するインテリアディスプレイ「ダブルビュー®・ヴィジョン」です。これにより、インテリアと映像表示の両立が可能になり、空間に調和するディスプレイシステムが誕生しました。

「ダブルビュー®・ヴィジョン」の特長

「ダブルビュー®・ヴィジョン」は、その名の通り「二つの顔」を持つディスプレイシステムです。主な特長は以下の2点です。

1. インテリアと一体化したディスプレイ

このディスプレイの最大の魅力は、普段はただの美しい壁や家具のように空間に溶け込んでいる点です。木目や石目、壁紙のような様々なインテリア素材のデザインをディスプレイ表面に施すことができるため、空間の持つ意匠性を全く損ないません。しかし、必要な時には、まるでその壁の中から映像が浮かび上がるかのように、鮮やかな映像コンテンツを表示します。

これにより、例えばマンションのエントランスでは、普段は落ち着いた雰囲気の空間を保ちつつ、来訪者へのメッセージやイベント情報がある時だけスマートに表示するといった、洗練された空間演出が可能になります。デジタルサイネージ特有の「いかにもディスプレイ」という印象がなく、空間の質を高めながら効果的な情報伝達ができるのです。

モダンインテリア

2. 高精細な映像表現

「ダブルビュー®・ヴィジョン」は、TOPPAN独自の印刷技術と高品質なディスプレイを組み合わせることで、非常に高精細な映像表現を実現しています。この技術により、映像を表示していない時の「黒浮き」(ディスプレイが完全に真っ黒にならず、うっすらと光ってしまう現象)を抑え、本当に壁の中から映像が浮かび上がったかのような、驚くほどリアルで美しい映像体験を提供します。

さらに、映像はウォールパネルの裏側から表示されるため、プロジェクターのように人が前を横切っても影が映り込む心配がありません。これにより、映像が途切れることなく、鑑賞者は途切れない美しいアート作品や情報を楽しむことができます。表面がウォールパネルであるため、デジタル機器特有の無機質な印象が軽減され、空間全体の高級感を保ちます。今回「ルネ川口ユトリエ」では、高級感のある石目柄「パルピス」が表面意匠として採用されており、その質感と映像美の融合が期待されます。

比較画像

大理石テクスチャ

「ルネ川口ユトリエ」で体験できる新しいアートの世界

「ダブルビュー®・ヴィジョン」が初めて分譲マンションに採用された「ルネ川口ユトリエ」では、「芸術のまち」として知られる川口市にちなみ、アートをテーマとした特別なコンテンツが表示されます。ここでは、AI技術を活用したユニークなアート作品や、社会貢献につながるプロジェクトの作品が楽しめます。

「Music Tapestry」:音楽を絵にするカシオ計算機の技術

「ルネ川口ユトリエ」で表示されるコンテンツの一つに、カシオ計算機が開発した「Music Tapestry」があります。これは、音楽の演奏を「絵」として表現する画期的な技術です。

AIが音楽を解析し、その曲が持つ雰囲気やリズムに合わせて、色鮮やかなアートを自動で生成します。例えば、楽しい曲であれば明るく華やかなアートが、落ち着いた曲であればシックで深みのあるアートが壁に映し出されます。これにより、空間に流れる音楽が視覚的にも表現され、より豊かな感覚体験を提供します。

この「Music Tapestry」とTOPPANの「ダブルビュー®・ヴィジョン」の協業は、一般社団法人研究営業アライアンスが推進するオープンイノベーション活動の一環として、技術のマッチングによって実現しました。異なる分野の企業が協力し、新しい価値を生み出す良い例と言えるでしょう。

花プロジェクションマッピング

「可能性アート®プロジェクト」:障がいのあるアーティストの作品を社会へ

もう一つの注目コンテンツは、TOPPANが2018年から推進している「可能性アート®プロジェクト」から生まれた作品群です。このプロジェクトは、「障がい者の自立支援」、「企業の事業活動」、そして「人財開発」という三つの要素を組み合わせた独自の取り組みです。

TOPPANは、高精細な画像データ処理技術を活かし、障がいのあるアーティストが制作した作品をデジタル化し、その価値を高めています。これにより、障がいのあるアーティストが自身の才能を活かして収入を得られる機会を創出し、社会的課題の解決と経済的な事業活動を両立するビジネスモデルの構築を目指しています。

「ルネ川口ユトリエ」では、「無限の可能性・才能」をテーマに、このプロジェクトから生まれた個性豊かなアート作品を、曜日替わりで合計30作品投影します。これらの作品は、TOPPANの技術によって「ダブルビュー®・ヴィジョン」での表示に最適な形にデジタル化されています。さらに、これらのアート作品の使用料の一部は、アーティスト本人と障がい者アート協会の活動支援に還元されるため、鑑賞することで社会貢献にもつながる仕組みとなっています。

ブドウと夕焼けのデジタルアート

「ルネ川口ユトリエ」マンション概要

「ルネ川口ユトリエ」は、川口市内で最も広い平均専有面積89.19㎡を誇る分譲マンションです。70㎡から100㎡台の広さを最大限に生かした多彩なプランが用意されており、「家族の幸せを最大化する」というコンセプトのもと開発されました。マンションのエントランスに「ダブルビュー®・ヴィジョン」が設置され、入居者や来訪者にアートをテーマとした様々なコンテンツを提供し、日々の生活に彩りを加えます。

物件概要

  • 所在地: 埼玉県川口市朝日6丁目3-10

  • 交通: 埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線「南鳩ヶ谷」駅 徒歩15分、JR京浜東北線「川口」駅バス約18〜20分、「朝日環境センター」バス停徒歩4分

  • 総戸数: 68戸

  • 売主: 総合地所株式会社

  • 施工: 株式会社長谷工コーポレーション

マンション外観

日本庭園と和モダンラウンジ

今後の展望:未来の空間演出をリードする「ダブルビュー®・ヴィジョン」

TOPPANは、「ダブルビュー®・ヴィジョン」を分譲マンションだけでなく、ホテル、オフィス、公共施設など、様々な空間への展開を目指しています。2027年までには、関連受注を含め50億円の売上目標を掲げており、その市場での大きな可能性を示しています。

また、TOPPANは空間演出事業「expace®」を通じて、お客様の空間の企画から設計、施工までを一貫して請け負い、空間そのものの価値向上に貢献しています。「ダブルビュー®・ヴィジョン」は、この空間演出事業の中核を担う製品として、今後ますます多くの場所で、人々に新しい体験と感動を提供していくことでしょう。

普段の生活空間にAI技術を活用したアートが溶け込むことで、私たちの暮らしはより豊かで刺激的なものへと変化していきます。「ダブルビュー®・ヴィジョン」は、まさにその未来を垣間見せてくれる、革新的なインテリアディスプレイと言えるでしょう。

まとめ

TOPPANの「ダブルビュー®・ヴィジョン」が、分譲マンション「ルネ川口ユトリエ」に初めて採用されたニュースは、私たちの住空間におけるデジタル技術の進化を示す大きな一歩です。このディスプレイは、普段は美しいインテリアとして空間に溶け込み、必要な時に高精細なアートや情報を鮮明に表示するという、これまでにない体験を提供します。

カシオ計算機の「Music Tapestry」による音楽とアートの融合や、障がいのあるアーティストの作品を支援する「可能性アート®プロジェクト」との連携は、AI技術が単なる便利さだけでなく、私たちの感性や社会貢献にも深く関わっていく可能性を示しています。

AI初心者の方にも、この「ダブルビュー®・ヴィジョン」が、どのようにして私たちの生活を豊かにし、未来の空間を創造していくのか、その魅力が伝わったことでしょう。今後、ホテルやオフィス、公共施設など、さらに多くの場所でこの革新的なディスプレイが導入され、私たちの日常がアートと情報で彩られる日が来るのが楽しみです。

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