AI翻訳アプリ「Rakutive」が商用サービス開始!外国人労働者と企業の架け橋に
日本で働く外国人労働者の数は年々増え続けており、2023年末には約204万人にも達しました。しかし、異なる言語や文化、習慣を持つ人々が共に働く現場では、コミュニケーションの壁や生活上のトラブルといった課題が深刻化しています。このような状況の中、アクロスゲートグローバルソフトウェア株式会社は、外国人労働者向けのAI翻訳アプリ「Rakutive(ラクティブ)」の商用サービスを正式に開始しました。
Rakutiveは、単に言葉を翻訳するだけでなく、日本の生活や文化への理解を深め、継続的な日本語学習を支援する総合的なサポートを提供することで、職場のコミュニケーション課題を解決し、外国人労働者が日本で安心して働ける環境づくりに貢献することを目指しています。
なぜ今、外国人労働者向けAI翻訳アプリが必要なのか?
日本国内で外国人労働者が増える一方で、彼らが職場で直面する言語の壁は大きな問題です。従来の翻訳アプリは、言葉を単純に変換するものが多く、日本特有の文化的背景や業務上の専門用語に対応しきれていないケースが少なくありませんでした。また、日常の会話を振り返り、それを日本語学習につなげる機能も不足していました。
アクロスゲートグローバルソフトウェア株式会社の親会社である株式会社TDGホールディングスは、登録支援機関や送り出し機関など、外国人材の採用から定着までを一貫してサポートしてきた経験を持っています。その現場で、「単なる翻訳だけでは文化や習慣の理解不足は解消されず、継続的な日本語学習の機会も不足している」という課題が明確になりました。
こうした背景から、多国籍チームによって開発されたのが「Rakutive」です。このアプリは、「ほぼレスポンス時間ゼロの同時翻訳」を核として、「翻訳」「文化理解」「学習支援」の3つの機能を統合。これにより、外国人材が日本の文化や習慣を深く理解し、継続的に言語を学べる環境を企業向けに提供するソリューションとして誕生しました。
Rakutiveの主要機能:5つの柱で日本での生活と仕事を強力サポート
Rakutiveは、外国人労働者が日本でスムーズに生活し、仕事に専念できるよう、以下の5つの主要機能を提供しています。
1. マルチ翻訳AI:高精度な翻訳を実現
Rakutiveの大きな特長の一つが「マルチ翻訳AI」です。この機能は、各言語の特性に合わせて最適な翻訳AIを自動で選択する「マルチ翻訳AIセレクター」を搭載しています。これにより、言語ごとに異なる翻訳エンジンを使い分けることが可能になり、翻訳の精度が大幅に向上しています。特に、ベトナム語と日本語間の翻訳精度は高く、TDGホールディングスグループの自動車教習所でも活用され、その効果が実証されています。
対応言語(2025年11月現在):
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英語
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ベトナム語
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インドネシア語
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ミャンマー語
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中国語(マンダリン)
2026年春には、タガログ語、ネパール語、タイ語、カンボジア語の追加も予定されており、さらに多くの言語に対応していく計画です。
2. シンプル同時通訳:リアルタイムでスムーズな会話を
「ほぼタイムラグゼロ同時翻訳」を強みとするRakutiveは、リアルタイムでの双方向翻訳を実現します。音声を瞬時に相手の言語に翻訳するため、まるで通訳を介しているかのようにスムーズな会話が可能です。また、音声自動検出によるハンズフリー対応なので、作業中など手が離せない状況でも操作不要でコミュニケーションが取れます。さらに、自動車教習所や製造業など、特定の業種に応じた専門用語にも対応しているため、より正確な業務連絡が可能になります。
3. 日本語学習翻訳:日々の会話が学習の機会に
Rakutiveは、単なる翻訳ツールにとどまらず、日本語学習を強力にサポートします。
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発音学習機能: 日本語にローマ字表記を併記することで、正しい発音を学ぶ手助けをします。
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会話履歴保存: 過去の翻訳内容が保存されるため、後から振り返って効率的に反復学習ができます。
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音声確認機能: 翻訳結果を音声で再生できるため、発音の確認やリスニング練習にも活用できます。
日々の業務や生活での会話が、そのまま生きた日本語学習の機会となるでしょう。
4. AIコンシェルジュ:日本の文化と生活を理解する
日本での生活に不安を感じる外国人労働者にとって、文化や習慣の違いは大きなハードルとなりがちです。Rakutiveの「AIコンシェルジュ」機能は、日本の社会制度や文化的背景を詳細に解説します。さらに、「なぜ」「どうして」「母国との違い」といった疑問に対して、ワンクリックで深掘りした追加説明を提供します。24時間いつでも利用できるため、生活上の疑問や不安をタイムリーに解決し、安心して日本での生活を送る手助けとなります。
5. 翻訳レンズ:目で見て理解を深める
文字情報だけでは理解が難しい場面でも、「翻訳レンズ」機能が役立ちます。スマートフォンのカメラでメニュー、書類、看板などを撮影するだけで、即座に翻訳結果が表示されます。特に、翻訳が難しい日本独特の固有名詞や専門用語も、画像と併せて説明することで理解を促進します。また、母国の類似品と比較して説明する機能もあり、視覚的な情報と合わせて理解を深めることが可能です。
現場での確かな効果:導入実績から見るRakutiveの価値
Rakutiveはすでに複数の現場で導入され、その効果を発揮しています。
株式会社ブリッド(コンサルティング業)
株式会社ブリッドの代表取締役である大澤氏からは、「Rakutiveは、通訳機能で日々のコミュニケーションを円滑にし、日本語学習に役立つだけでなく、日本での生活の戸惑いに対してもサポートしてくれるため、外国人従業員のケアとしても大いに役立っています」というコメントが寄せられています。
ほめちぎる自動車教習所伊勢
TDGホールディングスグループの「ほめちぎる自動車教習所伊勢」では、実技指導中にRakutiveを導入。リアルタイム翻訳とハンズフリー機能により、運転に集中しながら教習生とのコミュニケーションが可能になり、安全性が大幅に向上したという成果が出ています。

今後の展望:物流業界の「2024年問題」解決へ
Rakutiveは、自動車教習所での成功実績を基盤に、特に運送・物流業界への展開を加速させる方針です。2024年問題以降、ドライバー不足が深刻化する物流業界では、外国人材への需要が急速に高まっています。しかし、多くの企業が「採用後のコミュニケーション課題」や「文化・習慣の違いによるトラブル」を懸念し、外国人材の導入に踏み切れない状況があります。
Rakutiveは、この課題に対し、以下の価値を提供することで、外国人材の導入を支援します。
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安全性の確保: 交通ルールや道路標識を文化的な背景から説明し、事故のリスクを低減します。
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業務円滑化: 配送先での顧客対応や社内連絡をリアルタイム翻訳でサポートし、業務をスムーズにします。
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導入後の継続的教育: 日本語学習機能により、業務を通じて言語能力の向上を継続的に支援します。
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定着率向上: 生活面の不安を24時間サポートすることで、早期離職を防ぎ、定着率を高めます。
2026年以降の展開計画
Rakutiveは、今後もサービスの拡充を計画しています。
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対応言語の拡張: タガログ語、ネパール語、タイ語、カンボジア語を追加し、10言語以上に対応する予定です。
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運送・物流業界向け特化機能の開発: 配送ルート音声ナビゲーションや緊急時対応フレーズ集など、業界特有のニーズに応える機能を開発します。
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業種別カスタマイズの拡充: 製造業、建設業、介護業界など、各業界の専門用語や業務に対応できるよう、カスタマイズ機能を強化します。
TDGグループが持つ外国人材支援の一気通貫サポート体制と連携し、採用から定着までの全プロセスで外国人材を支援することで、企業が外国人材を「安全かつ確実に」導入できる環境を提供していくとしています。
開発・運営会社について
アクロスゲートグローバルソフトウェア株式会社

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会社名: アクロスゲートグローバルソフトウェア株式会社
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代表取締役: 加藤光一
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設立: 2004年7月
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資本金: 3,250万円
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本社所在地: 〒125-0061 東京都葛飾区亀有2-59-7
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事業内容: ソフトウェア開発、AI翻訳サービス、オフショア開発、品質保証サービス
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Rakutive公式サイト: https://rakutive.com/
株式会社TDGホールディングス(親会社)

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会社名: 株式会社TDGホールディングス
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事業内容: 外国人材支援事業の総合プロデュース
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URL: https://tdg.jp/
まとめ:外国人労働者と企業の未来を拓くRakutive
外国人労働者向けAI翻訳アプリ「Rakutive」の商用サービス開始は、日本における外国人材活用において大きな一歩となるでしょう。単なる言語の壁を乗り越えるだけでなく、文化や生活習慣への理解を深め、継続的な日本語学習をサポートするRakutiveは、外国人労働者が日本でその能力を最大限に発揮できる環境を整えます。これは、人材不足に悩む企業、特に物流業界にとって、外国人材の導入を「安全かつ確実に」進めるための強力なソリューションとなることが期待されます。Rakutiveが、外国人労働者と日本の企業双方にとって、より良い未来を築くための架け橋となることに注目です。

