DNX Studio、第3期起業家候補(EIR)募集開始!日本の産業をアップデートする新たな挑戦を支援
日米に拠点を置くベンチャーキャピタル、DNX Venturesが運営するベンチャースタジオ「DNX Studio」が、第3期EIR(Entrepreneur in Residence:起業家候補)の募集を開始しました。日本の産業に革新をもたらすスタートアップの創出を目指すこのプログラムは、起業のアイデアがまだなくても参加できるのが大きな特徴です。2026年2月26日と3月4日には、プログラムの詳細やこれまでの成功事例を紹介するオンライン説明会も開催されます。

DNX Studioとは?スタートアップ創出を加速する日本初のソフトウェア特化ベンチャースタジオ
DNX Studioは、DNX Venturesと、米国のベンチャースタジオのパイオニアであるAlloy Partners(旧High Alpha Innovation)が協力して、2024年11月に日本で始動した、ソフトウェアに特化したベンチャースタジオです。そのミッションは「日本の産業をアップデートするスタートアップを創出する」こと。まるで企業を「工場」で生み出すかのように、体系的かつ効率的にスタートアップを立ち上げることを目指しています。
EIR(起業家候補)とは?
EIR(Entrepreneur in Residence)とは、企業やベンチャーキャピタルに所属しながら、新しい事業やスタートアップのアイデアを具体化し、実際に会社を立ち上げることを目指す人のことです。DNX Studioでは、このEIRとしてプログラムに参加し、起業の旅をスタートさせることができます。
短期集中型プログラムでアイデアから法人化までを一貫支援
DNX Studioのプログラムは、通常3〜6ヶ月の短期集中型で、起業の初期段階から法人化までを一気通貫で支援します。
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アイデアの発掘: どのような社会課題を解決するか、どのようなビジネスチャンスがあるかをDNXチームと共に深く掘り下げます。
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顧客検証: 実際にターゲットとなる顧客にヒアリングを行い、アイデアが本当にニーズに応えているかを検証します。
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MVP構築: 「Minimum Viable Product(実用最小限の製品)」と呼ばれる、必要最低限の機能を持つ製品やサービスを開発し、市場での反応を確かめます。
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法人化: ビジネスモデルが確立されたら、実際に会社を設立し、本格的な事業運営へと移行します。
このプログラムの最大の魅力は、起業のアイデアや、一緒に会社を立ち上げる共同創業者がいない段階からでも参加できる点です。起業への熱い思いがあれば、DNX Studioがその一歩を強力にサポートします。
プログラムの具体的な支援内容:起業を成功に導く手厚いサポート
DNX Studioは、EIRが安心して起業に専念できるよう、多岐にわたる手厚い支援を提供しています。AI初心者の方でも、起業に必要な知識やノウハウを実践的に学ぶことができるでしょう。
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DNXの投資チームメンバーが密に伴走(1名のEIRに対し3名体制):
EIR一人に対して、DNX Venturesの経験豊富な投資チームメンバーが3名体制で付き、事業のあらゆる側面について密に相談に乗ります。これは、まるで専属のメンターチームがいるようなもので、事業戦略の立案から日々の課題解決まで、きめ細やかなサポートが期待できます。 -
Alloy Partnersのデザインシンキング×ジョブ理論に基づく、再現性の高い起業メソッド:
米国のベンチャースタジオの先駆者であるAlloy Partnersが持つ、実績に裏打ちされた起業メソッドを活用します。特に「デザインシンキング」は、ユーザーの視点に立って課題を発見し、解決策を創造する手法であり、「ジョブ理論」は、顧客が製品やサービスを「雇う」理由を深く理解することで、真のニーズに応える価値を生み出す考え方です。これらの手法を学ぶことで、成功する可能性が高いビジネスモデルを構築する力を養えます。 -
プログラム完了時に最大5,000万円のシード投資を検討:
プログラムを通じて構築されたビジネスモデルやMVPが評価されれば、DNXシードファンドから最大5,000万円のシード投資が検討されます。これは、起業初期段階の資金調達という大きな壁を乗り越える上で、非常に心強い支援となります。 -
プログラム期間中のEIR業務委託料を支給:
起業準備期間中も生活の心配なく活動できるよう、EIRには業務委託料が支給されます。これにより、金銭的な不安を軽減し、起業活動に集中できる環境が提供されます。 -
DNXのインキュベーションオフィス「SPROUND」での執務環境:
DNX Venturesが運営するインキュベーションオフィス「SPROUND」を利用できます。ここでは、他の起業家やスタートアップ関係者との交流も生まれやすく、刺激的な環境で事業開発を進めることができます。 -
DNXの企業ネットワークを活用した顧客ヒアリング・検証支援:
DNX Venturesが長年培ってきた幅広い企業ネットワークを活用し、EIRが顧客ヒアリングや市場検証をスムーズに進められるよう支援します。これにより、質の高いフィードバックを迅速に得ることができ、事業の精度を高めることが可能です。 -
DNX HRチーム / Portfolio Successチームによる、共同創業者・CTOなどチーム組成支援:
スタートアップの成功には、優れたチームが不可欠です。DNXのHRチームやPortfolio Successチームが、共同創業者やCTO(最高技術責任者)など、事業を共に推進する重要なメンバーの採用活動を支援します。特に、AI関連のスタートアップでは技術的な専門性を持つCTOの存在が重要であり、このような支援は大きな助けとなるでしょう。
これまでの実績:AI活用スタートアップも誕生
DNX Studioは、これまでに2社のスタートアップを創出しており、その実績はプログラムの有効性を示しています。
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第1期(2025年2月〜6月)の事例:保険代理店向けAIアシスタント「dairii」
第1期プログラムには、三井住友海上火災保険出身でINSEAD MBAを修了した坂野裕一氏が参加しました。坂野氏は、わずか4ヶ月のプログラム期間中に80件以上の顧客ヒアリングを実施し、保険代理店向けのAIアシスタント「dairii」を開発しました。「dairii」は、保険業界における複雑な業務をAIの力で効率化し、保険代理店の生産性向上を支援するサービスです。この実績が評価され、坂野氏はダイリー株式会社を創業し、DNXシードファンドから5,000万円の出資を受けました。AIを活用した具体的なビジネスモデルが、短期間で形になった好例と言えるでしょう。
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ダイリー株式会社: https://dairii.ai/
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参考:日経新聞記事: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC06CQS0W5A800C2000000/
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参考:note記事: https://note.com/dnx_vc/n/nbe0048a84ee3
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第2期(2025年6月〜)の事例:現在ステルスで事業開発中
第2期プログラムには、SansanやMcKinsey & Companyでの経験を持ち、Carnegie Mellon Tepper School of Business MBAを修了した畑井丈虎氏が参加しました。畑井氏の事業も、DNXシードファンドからの投資が決定しており、現在は具体的なサービス内容を明かさずに事業開発を進めています。どのような革新的なサービスが生まれるのか、今後の発表が期待されます。
これらの実績は、DNX Studioが単なるアイデア出しの場ではなく、実際に市場で価値を生み出すスタートアップを具現化するための強力なプラットフォームであることを証明しています。
第3期EIR(起業家候補)の募集概要:あなたの情熱を形に
DNX Studioは、「起業を通じて産業課題を解決したい」という強い意志を持つ方を、次期EIRとして募集しています。AIやテクノロジーを活用して社会にインパクトを与えたいと考えている方にとって、最適な環境が用意されています。

募集対象
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起業を通じて社会や産業に大きな影響を与えたいという明確な意思をお持ちの方。
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特定の業界での実務経験があり、その中で解決すべき課題を明確に認識している方。
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高い行動力を持ち、顧客の抱える課題に深く寄り添い、本質を掘り下げることができる方。
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事業会社、コンサルティングファーム、スタートアップなどで実務経験を積まれた方や、MBA取得者・在学者も歓迎されます。
重要なポイントは、起業のアイデアや共同創業者がまだいない状態でも応募可能であることです。 事業領域は、プログラムを通じてDNXチームと共に探索し、決定していきます。AIや最新テクノロジーへの関心があり、それらを活用したビジネスを考えているものの、具体的な方向性が見えていないという方も、ぜひ応募を検討してみてください。
募集スケジュール
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募集期間: 2026年2月〜3月(予定)
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選考: 2026年4月以降、順次実施
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プログラム開始: 2026年内を予定(候補者の都合に合わせて柔軟に設定されます)
応募方法
下記の応募フォームよりエントリーが可能です。
応募フォームはこちら
オンライン説明会の開催:プログラムの全貌とEIRの体験談を聞くチャンス
DNX Studioのプログラムに関心をお持ちの方や、将来的に起業を考えている方のために、オンライン説明会が開催されます。プログラムの詳細や、実際に参加したEIRの生の声を聞くことができる貴重な機会です。

開催日時
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第一回: 2026年2月26日(木)20:00〜21:00
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第二回: 2026年3月4日(水)20:00〜21:00
形式
オンライン開催
内容
DNX Studioプログラムの説明に加え、EIRによる体験談や質疑応答の時間(約60分)が設けられています。プログラムの具体的な進め方や、EIRとしての日々、直面した課題やそれをどう乗り越えたかなど、リアルな情報が得られるでしょう。
登壇者
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第一回: DNX Ventures投資チーム、第2期EIR 畑井丈虎氏(Sansan・McKinsey出身、Tepper MBA)
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第二回: DNX Ventures投資チーム、第1期EIR 坂野裕一氏(ダイリー株式会社 代表取締役、INSEAD MBA)
※登壇者および内容は現時点での予定であり、予告なく変更となる場合があります。
参加費
無料
申込方法
起業を漠然と考えている段階の方でも、気軽に説明会に参加し、情報収集をすることをお勧めします。新たな一歩を踏み出すきっかけになるかもしれません。
DNX Venturesについて:日米でB2Bスタートアップを支援するベンチャーキャピタル
DNX Venturesは、2011年より東京とシリコンバレーに拠点を置き、日米市場を中心にB2B(企業間取引)スタートアップへの投資を行っているベンチャーキャピタルファンドです。これまでに、4つのメインファンドに加えてアネックス・シードと合計12のファンドを運用し、累計約1,010億円を投資してきました。
同社は、日米を中心に241社のスタートアップ企業へ投資を実行し、そのうち日本国内企業は113社に上ります。また、34社(うち日本国内企業は23社)をエグジット(投資回収)に導くという実績を持っています。B2Bスタートアップの中でも、特にクラウドSaaS(Software as a Service)、フィンテック(金融とテクノロジーの融合)、ディープテック(深層技術)といった領域のアーリーステージ(初期段階)の企業に積極的に投資しています。
DNX Venturesの豊富な経験とネットワークが、DNX StudioのEIRプログラムを強力に支えていると言えるでしょう。
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DNX Ventures: https://www.dnx.vc/jp
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DNX Studio: https://dnx.studio/
まとめ:あなたの情熱が日本の産業を動かす
DNX Studioの第3期EIR募集は、起業を通じて日本の産業に新たな価値を創造したいと願う人々にとって、またとない機会です。AIやテクノロジーの進化が加速する現代において、新しいアイデアと情熱を持つ起業家が、社会を大きく変える可能性を秘めています。
もしあなたが、
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一流の仕事をしてきた自負があり、
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社会課題を解決したいという強い思いを抱き、
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起業という新たな旅に出たいと考えているものの、
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最初の一歩の踏み出し方や、取り組むべき課題の大きさに迷いを感じている
のであれば、DNX Studioのプログラムは、その迷いを解決し、成功への道筋を示してくれるでしょう。経験豊富なメンター陣、体系化されたメソッド、そしてシード投資の可能性が、あなたの挑戦を力強く後押しします。
まずはオンライン説明会に参加し、DNX Studioが提供する価値を直接感じてみてはいかがでしょうか。あなたの情熱が、日本の未来を切り開くかもしれません。

