AI写真編集の未来を拓く「Imagen」が3つの新機能を発表
写真編集の現場は、AI技術の進化によって大きく変貌を遂げています。特にプロフォトグラファーにとって、大量の写真を効率的かつ高品質に仕上げることは、常に大きな課題でした。そんな中、AI写真編集ソフト「Imagen」が、この課題を解決するための画期的な3つの新機能を発表しました。
今回発表されたのは、「オブジェクト除去」「非破壊ノイズ除去」「Imagenソーシャルスポットライト」の3つ。これらの機能は、編集作業の自動化をさらに推し進め、フォトグラファーのワークフローを根本から変革することを目指しています。これらの新機能は、2026年開催のCP+会場内にあるImagenブース(ブース番号:40)にて、実際に体験できるとのことです。
Imagenとは?AIがあなたの編集スタイルを学習する画期的な写真編集サービス
まず、Imagenについて簡単に説明します。Imagenは、フォトグラファー一人ひとりの独自の編集スタイルをAIが学習し、数多くの写真を自動で一括編集できるクラウドベースのサービスです。単に既存のプリセットを自動で適用するだけではありません。写真が撮影されたときの条件や、1枚1枚の写真が持つ特性をAIが深く分析し、それぞれに最適な補正を行います。
この「学習型編集」というアプローチにより、編集にかかる時間を最大で96%も短縮できるとされています。しかも、仕上がりの写真には、フォトグラファー自身の個性や一貫性がしっかりと保たれるのが大きな特徴です。プロのフォトグラファーが、自分の作品に妥協することなく、かつ圧倒的なスピードで作業を進めることを可能にする、まさに次世代の編集ツールと言えるでしょう。
Imagenの詳細はこちらをご覧ください: https://imagenai.com/prtimes
新機能1:オブジェクト除去で写真の「ごちゃつき」を解消
不要な写り込みをAIが自動で検出し、一括除去
イベントやウェディング、ポートレート撮影などでは、背景に写り込んでしまう不要なものが悩みの種となることがあります。例えば、壁に設置された非常口サイン、火災報知器、煙探知機、サーモスタットなど、写真の美しさを損ねる視覚的なノイズは少なくありません。これらを1枚ずつ手作業で除去するのは、非常に時間と手間がかかる作業です。
Imagenの新しい「オブジェクト除去」機能は、AIがこれらの視覚的ノイズを自動で検出し、一括で除去することを可能にします。これにより、写真の背景がすっきりと整理され、被写体や本来伝えたいメッセージがより際立つようになります。
プロのワークフローに寄り添う4つの特長
このオブジェクト除去機能は、単に不要なものを消すだけでなく、プロのフォトグラファーのワークフローを意識した設計がされています。
- Lightroomワークフローに直接反映される非破壊編集
この機能は「非破壊編集」に対応しています。これは、元の写真データに直接変更を加えるのではなく、編集内容を別の情報として保存する方式です。そのため、いつでも元の状態に戻したり、編集内容を調整したりすることが可能です。Adobe Lightroom Classicを利用しているフォトグラファーは、普段のワークフローを崩すことなく、この新機能を利用できます。 - ギャラリー単位でのバッチ処理
大量の写真を扱うプロにとって、1枚ずつ作業するのは非効率です。この機能では、複数の写真をまとめて、ギャラリー単位で一括処理(バッチ処理)できます。これにより、数十枚、数百枚といった写真も一度に処理でき、大幅な時間短縮につながります。 - 写真のトーンや粒状感に自然に馴染む補完処理
オブジェクトを除去した後の空白部分は、AIが写真の周囲のトーンや粒状感(ざらつき感)を分析し、非常に自然な形で補完します。まるで最初から何もなかったかのような仕上がりになるため、不自然さがなく、写真の品質を維持できます。 - 最終調整のコントロールはユーザー側に保持
AIが自動で処理を行いますが、最終的な調整や微調整はユーザー自身が行えます。AIの力を借りつつも、フォトグラファーのクリエイティブな意図が反映される余地が残されているため、安心して利用できます。
この機能は、特にイベントやウェディング撮影など、大量の写真を納品する必要があるフォトグラファーにとって、後工程の負担を大幅に軽減する強力なツールとなるでしょう。
新機能2:非破壊ノイズ除去で画質を保ちながらクリアに
従来のノイズ除去の課題を解決
暗い場所での撮影や高感度撮影では、写真に「ノイズ」と呼ばれるざらつきが発生しがちです。従来のノイズ除去は、JPEG形式で書き出す際に処理されることが多く、一度処理してしまうと元に戻せない、あるいは画質が損なわれる可能性がありました。
Imagenの新しい「非破壊ノイズ除去」機能は、この課題を解決します。従来のJPEG書き出し型から、XMPベースの非破壊処理へと移行しました。XMPとは、写真の編集情報を記録するためのメタデータ形式で、元の画像ファイルに影響を与えずに編集内容を保存できます。

非破壊ノイズ除去の主な特長
この非破壊ノイズ除去機能には、以下のような特長があります。
- Lightroom Classicがネイティブに認識・表示
Lightroom Classicのユーザーは、このノイズ除去処理がネイティブに認識・表示されるため、既存のワークフローの中でスムーズに利用できます。特別なプラグインや追加の操作は不要です。 - ノイズ除去強度の後調整が可能
一度ノイズ除去を適用した後でも、その強度を自由に調整できます。写真や好みに合わせて、除去の度合いを細かく設定し直せるため、最適な仕上がりを追求できます。 - 必要に応じてオフにもできる
ノイズ除去が不要になった場合や、別の方法を試したい場合には、いつでもこの機能をオフにできます。非破壊処理だからこそ可能な柔軟性です。 - 重複JPEGを生成しないカタログ管理
従来のノイズ除去では、処理後のJPEGファイルを別途保存する必要があり、似たようなファイルが複数生成されてストレージを圧迫したり、管理が複雑になったりすることがありました。非破壊ノイズ除去では、重複するJPEGファイルを生成しないため、写真のカタログ管理がシンプルになります。 - 編集フロー内で完結する処理設計
Lightroomなどの編集ソフト内で処理が完結するため、別のソフトウェアを立ち上げたり、ファイルを書き出したりする手間がありません。これにより、編集作業の中断がなくなり、スムーズなワークフローを実現します。
Lightroomユーザーは完全な非破壊ワークフローを維持できるだけでなく、Lightroom以外のユーザーも従来通りJPEG書き出しでの納品に対応可能です。写真の品質を最大限に保ちながら、クリアで美しい写真を生み出すための強力な味方となるでしょう。
新機能3:ImagenソーシャルスポットライトでSNS運用を効率化
編集からInstagram投稿までをワンクリックで
写真を撮影し、編集するだけでなく、最近ではその写真をSNSで発信することもプロフォトグラファーにとって重要な仕事の一部となっています。しかし、SNSに投稿するためには、ベストショットを選び、適切なサイズに調整し、魅力的なキャプションを考えるなど、多くの手間がかかります。
「Imagenソーシャルスポットライト」は、このようなSNS運用の負担を大幅に軽減するための新機能です。編集が完了したプロジェクトを、ワンクリックでInstagram向けの投稿コンテンツに変換できます。

SNS運用の作業負担を削減する主な特長
この機能は、フォトグラファーのSNS発信活動を強力に支援するために、以下のような特長を備えています。
- AIによるベストカット自動選定
撮影した大量の写真の中から、AIが最も魅力的だと判断する「ベストカット」を自動で選定します。これにより、どの写真を投稿すべきか迷う時間を短縮し、常に質の高いコンテンツを発信できるようになります。 - 写真順序・カバー画像の自動構成
InstagramなどのSNSでは、投稿する写真の順序や、最初に表示されるカバー画像が非常に重要です。AIが写真の並び順やカバー画像を自動で構成してくれるため、視覚的に魅力的な投稿を簡単に作成できます。 - キャプション提案の自動生成
写真に合わせた魅力的なキャプション(説明文)を考えるのは、意外と時間がかかる作業です。Imagenソーシャルスポットライトは、AIが写真の内容やテーマに基づいてキャプションの候補を自動で生成してくれます。これを参考にすることで、キャプション作成の負担が大幅に減り、より多くの時間をクリエイティブな活動に充てられます。 - SNS運用の作業負担を削減
これらの自動化機能により、納品後のマーケティング工程まで含めた新しいワークフローが実現します。写真編集だけでなく、その後の発信活動までをImagenがサポートすることで、フォトグラファーは自身の作品をより効果的に世の中に届けることが可能になります。
この機能は、特にSNSでのブランディングや集客に力を入れたいと考えているフォトグラファーにとって、非常に価値のあるツールとなるでしょう。
CP+2026 出展情報(ブース40)で最新機能を体験しよう
Imagenの革新的な新機能は、2026年に開催されるCP+のImagenブース(ブース番号:40)で実際に体験できます。
ワークショップでプロのAI活用術を学ぶ
CP+の会期中、Imagenブースでは4日間にわたり、全14回のワークショップが開催されます。国内外で活躍する10名のプロフォトグラファーが登壇し、実際の編集ワークフローやAI活用事例を具体的に紹介する予定です。各セッションでは、以下のような内容が解説されます。
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実際の制作・編集フローの公開
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AIによる自動編集の活用方法
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セレクトから納品までの効率化事例




これらのワークショップは、AI編集の導入を検討している方や、現在の編集時間を大幅に削減したいと考えているフォトグラファーにとって、貴重な学びの機会となることでしょう。
デモンストレーションと個別相談で疑問を解消
ブースでは、最新機能のデモンストレーションも行われます。実際にAIがどのように動作し、写真がどのように変化していくのかを目の前で確認できます。さらに、製品導入に関する個別相談や、実機を操作して機能を体験できるコーナーも用意されています。
会期中はImagenチームが常駐しており、導入方法や具体的なワークフロー設計について直接相談することが可能です。AI編集を本格的に導入したい方や、現在の編集作業に課題を感じている方は、ぜひCP+のブース40へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
Imagen AIについて
Imagen AIは2020年に設立されたAI写真編集ソフトウェア企業です。フォトグラファーごとの編集スタイルをAIが学習し、自動で適用することで、編集時間を最大96%短縮しながら、個性と一貫性を維持した仕上がりを可能にしています。
現在、世界中で10万人以上のフォトグラファーに利用されており、累計10億枚以上の写真がImagenによって処理されてきました。Summit PartnersおよびNFXからの出資を受け、約120名のチームで製品開発、研究開発、そしてクリエイターサクセスの推進に取り組んでいます。
まとめ:AIが拓く写真編集の新たな地平
Imagenが発表した3つの新機能「オブジェクト除去」「非破壊ノイズ除去」「Imagenソーシャルスポットライト」は、プロフォトグラファーの編集ワークフローを劇的に改善し、クリエイティブな活動を強力にサポートするものです。
不要な要素の自動除去、画質を損なわないノイズ除去、そしてSNS運用までを自動化する機能は、フォトグラファーが作品制作に集中できる環境を提供します。AI技術の進化は、単なる作業の効率化に留まらず、写真表現の可能性を広げ、新たな価値を生み出す力を持っています。CP+での実演を通じて、これらの革新的な機能がどのようにプロの現場を変えるのか、注目が集まります。AI初心者の方も、この機会にAI写真編集の最前線を体験し、その可能性を感じてみてはいかがでしょうか。

