AIプラットフォーム「mitoco Buddy」が大幅バージョンアップ!業務自動化と外部連携を強化
AI(人工知能)の技術は日々進化し、企業の業務効率化や生産性向上に不可欠な存在となっています。そんな中、企業のデータ活用と業務自動化を強力に支援するAIプラットフォーム「mitoco Buddy」が、2026年3月9日に大規模なバージョンアップを実施しました。
株式会社テラスカイが提供する「mitoco Buddy」は、SalesforceやSlackなど約50種類ものサービスと連携し、ユーザー独自のAIエージェントを柔軟に作成できるのが特徴です。今回のバージョンアップでは、特に「MCP(Model Context Protocol)未対応の外部サービスとの連携」や「業務自動化を強化・支援する機能の追加」が大きなポイントとなります。AI初心者の方にも分かりやすいように、その詳細を詳しくご紹介します。

MCP未対応の外部サービスとも安全に連携可能に
今回のバージョンアップで最も注目すべきは、これまで連携が難しかったMCP未対応の外部サービスとの連携が強化された点です。これは、企業がすでに導入している多様なシステムやアプリケーションを、mitoco BuddyのAIと連携させられるようになる、という非常に大きな進化を意味します。
従来のAIプラットフォームでは、特定のプロトコル(MCP)に対応したサービスとの連携が前提となることが多く、既存のシステム資産を活かしきれないケースがありました。しかし、mitoco Buddyは「ホワイトリスト方式」を導入することで、この課題を解決しました。
ホワイトリスト方式とは、管理者が事前に安全性を確認した接続先(ドメインなど)のみ、AIエージェントが外部サービスと通信することを許可する仕組みです。これにより、強固なセキュリティを維持しながら、既存のAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)経由で、幅広い外部サービスと高度な連携が可能になりました。

この図が示すように、ユーザーの依頼を受けたmitoco Buddyは、LLM(大規模言語モデル)を通じて外部サービスにリクエストを送信し、データ取得や操作を行います。この際、ホワイトリストに登録された安全な接続先に限定されるため、安心して利用できます。これにより、例えば社内の基幹システムや特定のSaaSツールなど、これまで連携が難しかったサービスともAIを通じてデータをやり取りし、業務を自動化できるようになります。
管理者は、サンドボックス環境設定画面で、アクセスを許可する外部ホスト(例えばapi.open-meteo.comのようなドメイン)を指定できます。これにより、個別のAPI連携も柔軟に対応できるようになります。

具体的な利用例として、AIエージェントが天気情報を取得する様子を見てみましょう。

この画像では、日本橋の天気情報をAIエージェントが取得している様子が示されています。天気取得スキルがOpen-Meteo APIにリクエストを送り、気温や湿度などの詳細な気象データを瞬時に表示しています。このように、外部の公開APIと連携することで、AIエージェントの活用範囲が格段に広がります。
もし未登録のドメインへアクセスしようとした場合、この画像のようにアクセスがブロックされた旨が表示され、ユーザーに一時的な許可を求める設定も可能です。これにより、セキュリティと利便性のバランスを保つことができます。

さらに、管理者は、JSON形式のログのように、サンドボックス環境でのネットワークアクセスの履歴を詳細に確認できます。

これにより、不正なアクセスがないか、またはどの外部サービスへのアクセスが許可されているかを常に把握し、管理体制を強化できます。企業のセキュリティポリシーに沿った形で、AIの活用を安全に進められるのは大きなメリットです。
業務自動化をさらに強力に支援する新機能
今回のバージョンアップでは、日々の業務をAIで自動化するための機能がさらに充実しました。これにより、よりスムーズで効率的な働き方を実現できます。
通知センター機能の導入
業務自動化を進める上で、その進捗や結果を把握することは非常に重要です。今回のバージョンアップで追加された「通知センター」機能は、自動化の実行結果(完了・失敗)や、AIエージェントの無効化といった重要な情報をリアルタイムで一元的に確認・管理できる場所を提供します。

これにより、複数の自動化処理が同時に進行していても、ユーザーは通知センターを見るだけで、それぞれの状況を素早く把握し、必要な対応を迅速に行うことができます。例えば、毎日実行されるレポート作成の自動化が正常に完了したか、あるいは何らかの問題で失敗していないかを一目で確認でき、すぐに次のアクションに移れるため、業務の停滞を防ぎます。
フォルダ監視トリガーで自動化を効率化
特定のファイルをアップロードするだけで、AIが自動的に処理を開始してくれるとしたら、日々の業務は格段に楽になるでしょう。「フォルダ監視トリガー」は、まさにそのようなニーズに応える機能です。マイドライブ内の特定のフォルダをAIエージェントが監視し、そのフォルダに新しいファイルがアップロードされたり、ファイルが変更されたりすると、設定された自動化処理が自動的に実行されるようになります。

この設定画面のように、監視するフォルダやファイルの種類(すべてのファイル、ドキュメント、画像など)を細かく指定できるため、例えば「請求書フォルダにPDFがアップロードされたら自動で内容を読み取り、経理システムに登録する」といった業務フローも簡単に構築できます。手動でのファイル移動や処理開始の手間がなくなるため、ヒューマンエラーの削減と業務時間の短縮に大きく貢献します。
自動化通知設定の個別化
すべての自動化処理について通知を受け取る必要はない、というケースも多いでしょう。新しい「自動化通知設定」では、個々の自動化処理ごとに通知のON/OFFを切り替えることが可能になりました。

裏側で静かに実行されるだけで十分な処理には通知をオフにするなど、用途や重要度に応じて通知設定を柔軟に調整できるため、不要な情報で集中が途切れることなく、より快適に業務を進められます。本当に必要な情報だけを受け取ることで、情報過多によるストレスを軽減し、生産性の向上に繋がります。
文書処理の標準化と連携強化
日々の業務で扱う文書ファイルの処理は、多くの時間と労力を要します。mitoco Buddyは、この文書処理をAIで効率化し、さらに外部サービスとの連携を強化することで、業務フローをよりスムーズにします。
スキルライブラリの拡充
これまで個別に設定が必要だったPDFやPowerPointなどの文書ファイルの処理が、「標準スキル」として提供されるようになりました。これにより、管理者はスキルライブラリから組織内のユーザーに使わせたいスキルを選択・管理できるようになり、ユーザーは複雑な設定なしにすぐに文書処理の自動化を活用できます。

例えば、PDFからのテキスト抽出、PowerPointでのプレゼンテーション作成支援、Word文書の編集・分析といった、多岐にわたる文書処理がAIエージェントによって効率化されます。これにより、資料作成や情報収集にかかる時間を大幅に短縮し、よりクリエイティブな業務に集中できるようになります。
ファイル共有サービス「Box」とのMCP対応
人気のファイル共有サービス「Box」との連携が、MCP対応として実現しました。これにより、Box内に保存されたファイルをmitoco BuddyのAIエージェントが直接検索・活用できるようになり、ファイル管理とAIによる情報活用がシームレスに連携します。Boxに蓄積された大量の企業データも、AIエージェントを通じて迅速に分析・活用できるようになるため、情報探索の手間が省け、意思決定のスピードが向上します。
Tool Chaining(ファイル連携)の進化
外部ツールで取得したデータを、mitoco Buddyのスキルでファイルとして保存し、マイドライブに保存したり、そのままメールに添付したりする処理が可能になりました。例えば、Google Drive内の文書をAIが分析し、その結果をPDFレポートとして作成、さらにそのレポートをGmailで送信するといった一連の業務フローを自動化できます。これにより、データの流れがよりスムーズになり、手作業によるミスや手間を削減できます。
スキルのドキュメント処理改善
チャットにアップロードされたPDF、Excel、PowerPoint、Wordといった文書ファイルの処理方式が改善されました。より高速かつ正確に内容を分析できるようになり、AIエージェントが文書から必要な情報を迅速に抽出し、適切な回答や処理を提供できるようになります。これは、契約書のレビュー、財務データの分析、プレゼンテーション資料の要約など、様々な情報検索やデータ分析の効率を大幅に向上させるでしょう。
最新AIモデルへの対応とAIの思考過程の可視化
AI技術は常に進化しています。mitoco Buddyは、最新のAIモデルに対応することで、ユーザーがより高度で自然な対話や処理を行えるように支援し、さらにAIの「思考過程」を可視化することで、その信頼性と理解度を高めます。
より高度なAIモデルに対応
mitoco Buddyは、AIの進化に合わせて常に最新の技術を取り入れています。今回のバージョンアップでは、より高度な思考と自然な対話を実現するため、以下の最新AIモデルに対応しました。
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Claude Opus 4.6
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Claude Sonnet 4.6
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Gemini 3.1 Pro
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GPT Codex 5.3
これらのモデルは、複雑な質問への対応能力や、より人間らしい自然な文章生成能力が向上しており、ユーザーは用途に応じて「チャット設定」からこれらのモデルを切り替えて利用できます。最新かつ最適なAIモデルを選択することで、業務の質と効率をさらに高めることが可能です。
GPTモデルの思考過程表示
AIがどのように考えてその回答にたどり着いたのか、その「思考過程」が可視化される機能が追加されました。

この機能により、AIの推論プロセスを理解しやすくなり、AIの回答に対する信頼性が向上します。AI初心者の方でも、AIがどのように情報を処理しているのかを知ることで、より効果的にAIを活用するためのヒントを得られるでしょう。例えば、AIが特定の結果に至った理由が不明瞭な場合でも、思考過程を確認することでその根拠を理解し、必要に応じて指示を修正するなど、AIとの協働をより深めることができます。
トライアル環境の改善
mitoco Buddyの導入を検討している企業にとって朗報です。トライアル期間中も、すべての機能が利用できるようになりました。これにより、導入前にmitoco Buddyの持つ全ての可能性を十分に体験し、自社の業務にどのように活用できるかを具体的に検証することが可能になります。安心して、その実力を確かめてみてください。
より詳細な機能については、リリースノートをご確認ください。
まとめ:mitoco Buddyがもたらす未来
今回のmitoco Buddyのバージョンアップは、企業の業務効率化と生産性向上に大きく貢献するものです。MCP未対応の外部サービスとの連携、強化された自動化機能、最新AIモデルへの対応など、多岐にわたる機能強化により、mitoco Buddyはあらゆる企業のデジタル変革を強力に推進するAIプラットフォームとしての地位をさらに確立しました。
「mitoco Buddy」は、SalesforceやSlackなど約50種類のサービスと連携可能であり、ユーザー独自のエージェントを柔軟に作成できるため、既存のマルチクラウド環境を最大限に活かした業務自動化が実現できます。AI初心者の方でも直感的に使えるよう設計されており、複雑な設定なしにAIの恩恵を享受できるでしょう。
mitoco Buddyは、企業の競争力強化と持続的な成長をサポートする、まさに「AIの相棒」と言える存在です。この進化をぜひ体験し、貴社の業務変革にお役立てください。

