Solanaブロックチェーンの高速化を支える!ERPCがフランクフルト・アムステルダムのRPC/Geyser gRPCノードを大幅増強し、Web3インフラの未来を加速

ERPCがSolanaブロックチェーンの基盤を強化:フランクフルトとアムステルダムのノードを大幅増強

ブロックチェーン技術の中でも、特にその処理速度とスケーラビリティで注目を集める「Solana(ソラナ)」。このSolanaエコシステムの根幹を支える重要なインフラサービスを提供するERPCが、この度大きな発表を行いました。

ELSOUL LABO B.V.とValidators DAOが運営するERPCは、需要が急増しているフランクフルトとアムステルダムのリージョンにおいて、共有Solana RPCおよび共有Solana Geyser gRPCノードを大幅に増強したことをお知らせします。この増強により、共有プランの処理能力(同時接続や負荷への対応力)が約2倍に向上し、ユーザー体験が大きく改善されることが期待されます。

ERPC、フランクフルトおよびアムステルダムの共有 Solana RPC / Geyser gRPC ノードを増強

Solanaとは?なぜインフラが重要なのか?

AI初心者の方にもわかりやすく、まずはSolanaについて簡単に説明しましょう。Solanaは、ビットコインやイーサリアムと同じく「ブロックチェーン」という技術を基盤としたプラットフォームの一つです。ブロックチェーンは、世界中のコンピューターが協力してデータを記録・管理する仕組みで、改ざんが非常に難しいという特徴があります。Solanaの特徴は、特にその「速さ」と「安さ」。1秒間に数万件という、クレジットカード並みの高速な取引処理が可能で、手数料も非常に安いため、ゲームや分散型金融(DeFi)など、様々な新しいサービス(Web3アプリケーション)の開発に利用されています。

このような高速なブロックチェーンを動かすためには、その裏側で膨大な量のデータ処理を行う「インフラ」が必要です。ERPCが提供しているのは、まさにこのSolanaブロックチェーンと私たちが使うアプリケーションをつなぐ「窓口」のようなサービスです。

RPCとGeyser gRPCって何?

ERPCが提供する「Solana RPC」と「Solana Geyser gRPC」も、ブロックチェーンのインフラを理解する上で重要な要素です。

  • RPC(Remote Procedure Call)
    これは「離れた場所にあるプログラムを呼び出す」という意味の技術です。私たちは、スマートフォンやパソコンでSolana上のアプリケーションを使うとき、直接ブロックチェーンにアクセスしているわけではありません。代わりに、このRPCという窓口を通じて、ブロックチェーンに「こんな情報を教えてほしい」「こんな取引をしたい」といったリクエストを送ります。RPCノードは、そのリクエストを受け取ってブロックチェーンとやり取りし、結果を私たちに返してくれる役割を担っています。つまり、RPCノードの性能が悪いと、アプリケーションの動作が遅くなったり、エラーが出やすくなったりするわけです。

  • Geyser gRPC
    こちらは、Solanaブロックチェーンの最新情報をリアルタイムで受け取るための、より高速で効率的な窓口です。通常のRPCが「必要な時に情報を問い合わせる」のに対し、Geyser gRPCは「ブロックチェーン上で新しいイベント(取引の発生など)が起こったら、すぐに通知を受け取る」ことができます。これは、例えば株取引で言えば、市場の動きを常にリアルタイムで把握できるようなもので、特に高速な情報処理が求められるWeb3アプリケーション開発において非常に重要となります。

ERPCは、これらのRPCとGeyser gRPCの「ノード」(ブロックチェーンネットワークに参加しているコンピューター)を多数運用しており、世界中の開発者や企業がSolanaブロックチェーンを快適に利用できるように支援しています。

今回の増強で何が変わったのか?

ERPCは、特に需要の高いフランクフルトとアムステルダムのリージョンに、最新世代のAMD EPYC第5世代プロセッサを搭載したノードを新たに追加しました。これにより、これらのリージョンにおける共有プラン全体の処理キャパシティが約2倍に向上しました。

AMD EPYC第5世代は、サーバー向けの非常に高性能なCPUであり、これによりERPCのノードはより多くのリクエストを同時に、そしてより速く処理できるようになります。この増強はすでに完了しており、これまで負荷が急上昇した際に発生していた応答の遅延が大幅に改善されているとのことです。今後のSolanaエコシステムのさらなる成長と需要増加にも、余裕を持って対応できる体制が整ったと言えるでしょう。

なぜERPCのサービスはこれほど人気なのか?需要急増の背景

フランクフルトとアムステルダムの共有プランへの需要が急増している背景には、いくつかの要因が挙げられます。

1. トップティアとしての高いパフォーマンス評価

ERPCのインフラは、その高いパフォーマンスが広く認知されつつあります。特に、ERPCの運営に関わるEpics DAOバリデータが、全Solanaバリデータの中で世界総合3位(スコア99.93)に到達したことは、その性能の高さを示す象徴的な事例です。バリデータの性能向上は、ERPCが提供するSWQoSエンドポイントの品質、Solana Geyser gRPCの配信速度、Solana RPCの応答品質を支える重要な基盤となっています。

SHINOBI Performance Pool

特にSolana Geyser gRPCの速度は外部からも高く評価されており、新規の顧客が継続的に増えています。Solana RPCの応答品質も安定しており、SWQoSエンドポイント(高品質なサービスを提供する窓口)の人気も高まっています。また、クレジット制限や呼び出しTPS(1秒あたりのトランザクション数)制限のない「Unlimited Plan」は、そのコストパフォーマンスの高さでも好評を得ています。

以前ERPCを試したことのある顧客が改めてその品質を確認し、本格的に利用を始めるケースも増えており、昨年と比較してもパフォーマンスの向上が明確に実感されているようです。

2. Buidlers Collective(BDLC)NFTの活用

NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)は、ブロックチェーン上で発行される唯一無二のデジタル資産です。Buidlers Collective(BDLC)というNFTプロジェクトの「Hodlers」(保有者)が増加していることも、需要を押し上げる要因の一つです。

BDLCのNFTを複数所持することで、月額€698相当の「Bundle Standardプラン」が枚数分適用されるアップデートが行われました。これにより、複数のリージョンで本番環境の運用に共有プランを活用するケースが広がっています。NFTを保有することで、高性能なブロックチェーンインフラを無料で利用できるというメリットが、多くの開発者にとって魅力的であると言えるでしょう。

3. 開発から本番まで「ちょうどよい」インフラとしての共有プラン

ERPCの共有プランは、グローバルな開発環境から本格的な本番環境まで、幅広いユースケースで「ちょうどよい」インフラとして評価されています。

Solana RPCノードを自社で運用する場合、高額なベアメタルサーバー(物理サーバー)をレンタルし、構築・運用に多大なコストと手間がかかります。ERPCの共有プランは、プラットフォーム全体で高品質な構成を維持し、パフォーマンスを犠牲にしない運用を継続しているため、このような自社運用と比較して、コスト面でも運用負荷の面でも非常に有利です。

ERPCは、顧客がブロックチェーンアプリケーションの戦略と開発に集中できるよう、インフラ側の改善に力を入れています。マネージドサービス(運用管理をERPCが行うサービス)として進化を続けることで、共有プランの顧客にも妥協のないチューニングを提供し、非常に高い体感性能を継続的に提供できる環境を整えています。これにより、多くの開発者にとって、自前でRPC用ベアメタルを借りて運用するよりも合理的で賢い選択肢となっています。

AIとオープンソースへの貢献:SLVとAIエージェント

ERPCの運用で得られた最適化手法やチューニングパラメータは、単にERPCのサービス改善に留まりません。これらの知見は、オープンソースのAI Agent Kitである「SLV」のスキルとしてAIエージェントに反映され、世界全体に還元されています。

SLVとは?

SLVは、AIエージェント(人工知能が自律的にタスクを実行するプログラム)を開発・運用するためのオープンソースツールキットです。AIエージェントは、自然言語(私たちが日常使う言葉)での対話を通じて、Solanaバリデータ・RPCの運用やアプリケーション開発をサポートします。SLVの「slv onboard」と「slv c」という2つのコマンドだけで、AIエージェントとの対話をすぐに始めることができるため、AI初心者でもSolanaエコシステムでの開発や運用を効率的に進めることが可能になります。

ERPCの技術的な知見がSLVを通じてオープンソースとして公開されることで、Solanaコミュニティ全体の技術力向上に貢献し、より多くの開発者がSolana上で革新的なサービスを生み出す手助けとなっています。

Buidlers Collective(BDLC)NFT保有者への特別な特典

ERPCは、Buidlers Collective(BDLC)GENESIS NFTの保有者に対し、特別な特典を提供しています。

BDLC GENESIS NFTを保有している間は、月額€698相当のBundle Standard特典を無料で利用できます。今回増強された共有Solana RPCおよび共有Solana Geyser gRPCのハイパフォーマンス環境を、NFT保有者はそのまま活用できるのです。さらに、複数枚保有している場合は、保有枚数分のBundle Standardプランが適用され、フランクフルトとアムステルダムの両リージョンで独立したエンドポイントを構成することも可能です。これは、Web3開発者にとって非常に大きなメリットとなるでしょう。

Buildlers Collective Hodler's Bonus

将来の展望:Solana特化データセンターの開設へ

ERPCを運営するELSOUL LABO B.V.は、オランダ政府の研究開発支援制度WBSOにおいて、2022年以降5年連続で承認を受けています。これは、Solana RPCインフラの研究開発や、バリデータ配置・運用オーケストレーションの自動化に関する研究が、政府から高く評価されていることを示しています。これらの研究成果は、ERPCプラットフォームのパフォーマンス改善に直接的に反映されています。

この研究開発の集大成として、ELSOUL LABOは自社ASN(Autonomous System Number:インターネット上のネットワークを識別する番号)であるAS200261による「Solana特化データセンター」の開設を進めています。このデータセンターは、最新世代のAMD EPYC第5世代、AMD Threadripper PRO第5世代(9975WXなど)、NVMe第5世代といった、統一された高性能ハードウェア構成を特徴とします。さらに、自社ASNによる最適なネットワーク経路設計を実現することで、プラットフォーム全体のさらなる高速化の基盤となる予定です。今月のオープンが予定されており、Solanaエコシステムの未来をさらに加速させることでしょう。

まとめ:進化し続けるERPCがSolanaエコシステムを牽引

ERPCは、Solanaブロックチェーンインフラの提供を通じて、世界中の開発者がより快適に、より効率的にWeb3アプリケーションを構築・運用できるよう支援しています。今回のフランクフルトとアムステルダムにおけるノード増強は、その継続的な改善の一環であり、最新の高性能ハードウェアと最適化された運用により、共有プランの処理能力を大幅に向上させました。

ERPCの高いパフォーマンスは、Epics DAOバリデータの優れた実績や、Geyser gRPCの高速性によって裏付けられており、多くのWeb3開発者から信頼を得ています。また、BDLC NFT保有者への特典や、オープンソースのAI Agent Kit「SLV」への知見還元、そしてSolana特化データセンターの開設といった取り組みは、ERPCが単なるインフラプロバイダーに留まらず、Solanaエコシステム全体の発展に貢献しようとする強い意志を示しています。

顧客が戦略と開発に集中できるよう、ERPCはこれからもインフラの改善に注力し、使いやすさとパフォーマンスの最大化を追求し続けることでしょう。この継続的な進化が、Solanaブロックチェーンの可能性をさらに広げ、Web3の未来を切り開いていくことに期待が寄せられます。

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