合同会社ツーワンデジタルがMVVを策定:工学と表現の融合でコンテンツ産業の未来を拓く【AI時代に必須のビジネス戦略】

合同会社ツーワンデジタル、MVV策定で工学と表現の新たな地平を拓く

2025年12月11日、システム開発やデジタルコンテンツ制作を手がける合同会社ツーワンデジタル(本社:東京都渋谷区、代表:岸田楓馬)は、今後の事業展開と組織運営の指針となるMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)を策定・発表しました。これは、エンジニアリングと表現の融合を通じて、新しい価値を創造していくという同社の強い意志を示すものです。

21Digitalのロゴ

MVVとは、企業が社会において果たすべき「ミッション(使命)」、目指すべき「ビジョン(将来像)」、そしてその実現のために大切にする「バリュー(価値観)」を明確にしたものです。企業がどのような方向性で、どのような考え方で事業を進めていくのかを示す、非常に重要な経営の羅針盤となります。合同会社ツーワンデジタルは、このMVVを基盤として、今後のプロジェクト推進や採用活動を展開し、独自の企業文化を形成していくことを目指しています。

MVV策定の背景:日本のコンテンツ産業と先端技術の融合

合同会社ツーワンデジタルがMVVを策定した背景には、日本のコンテンツ産業が持つ大きな可能性と、そこにおける工学(エンジニアリング)と表現の融合の重要性があります。

世界が注目する日本のコンテンツ産業

日本の漫画、アニメ、ゲームといったエンターテインメント・コンテンツは、世界中で高い評価を受け、日本の創造性を象徴する分野として発展してきました。これらのコンテンツは、単に文化的な価値を持つだけでなく、海外からの収益を獲得する重要な産業であり、日本のブランドイメージ向上にも大きく貢献しています。

政府もこの動きを強く後押ししており、内閣府は「新たなクールジャパン戦略の推進」において、「日本発コンテンツの海外市場規模を2033年までに20兆円とする」という意欲的な目標を掲げています。これは、日本のコンテンツが経済成長の牽引役となることへの期待の表れと言えるでしょう。

AIとメディア芸術が拓く新たな創作領域

広義の「コンテンツ」には、AI(人工知能)や様々な先端技術と芸術表現を組み合わせることで生まれる「メディア芸術」や「デジタルアート」といった新しい創作領域も含まれます。これらの分野は、単体での売上規模にとどまらず、「日本はクールで最先端である」というブランドイメージ、すなわち「ソフトパワー」を形成する力を持っています。これにより、海外からの観光客誘致(インバウンド)をはじめとする、様々な周辺分野への波及効果も期待されています。

合同会社ツーワンデジタルは、まさにこの工学(エンジニアリング)と表現領域を横断する創作を軸に、国産コンテンツ産業への貢献を目指しています。自社の方向性と価値観を明確にすることで、この目標に向かって継続的に活動していくための強固な基盤を築くために、MVVが策定されました。

合同会社ツーワンデジタルのMVV:ミッション・ビジョン・バリューの詳細

それでは、合同会社ツーワンデジタルが掲げるMVVの具体的な内容を見ていきましょう。

ミッション:「工学で表現を変える」

同社のミッションは、シンプルながらも力強い「工学で表現を変える」です。
これは、AIやプログラミング、データ分析といった工学的なアプローチを、絵画、音楽、文学、映像などの芸術表現やデジタルコンテンツ制作に応用し、これまでにない新しい表現方法や体験を生み出すことを意味します。

例えば、AIが自動でイラストを生成したり、音楽を作曲したり、あるいはVR(仮想現実)やAR(拡張現実)技術を使って、鑑賞者が作品の中に入り込めるような体験を提供したりすることが考えられます。工学の力を借りることで、人間の想像力だけでは到達し得なかった、より多様で豊かな表現の可能性を追求していくことが、同社の使命です。

ビジョン:「時代に作用する企業へ」

ミッションの達成を通じて、同社が目指す将来像は「時代に作用する企業へ」です。
これは、単に新しい技術やコンテンツを提供するだけでなく、社会や文化に大きな影響を与え、未来を共に創り出すような存在になることを意味します。エンジニアリングの視点からコンテンツや芸術表現を深く捉え、人々が気づいていない潜在的な文化的・社会的ニーズに応え、新たな価値を創造していくことを目指しています。

例えば、AI技術を用いた新しい教育コンテンツが社会全体の学習方法を変えたり、デジタルアートが人々の価値観や美的感覚に新たな視点をもたらしたりするかもしれません。このように、同社は技術と表現の力で、積極的に時代を動かし、未来の社会形成に貢献していくことを目指しています。

バリュー:「21DQ」3つの価値観

同社が日々の意思決定や行動の指針として最も大切にする価値観は、3つの要素からなる「21DQ(21 Digital Quality)」です。これらの価値観は、前述のミッション・ビジョンに向かう過程で、従業員一人ひとりがどのように考え、行動すべきかを示しています。

  1. No “Consumption” 知的誠実

    • どう動くか: 優れたアイデアや他者の成果を、単に「消費」して真似るのではなく、深く思考し、自分自身の新たな発想を生み出すための「触媒」として捉えます。つまり、表面的な模倣に終わらず、その本質を理解し、さらに発展させるための思考を重視する姿勢です。

    • AI初心者への解説: 例えば、AIが作った絵を見て「すごい、真似しよう」で終わるのではなく、「このAIはどうやってこんな絵を作ったんだろう?」「この技術を応用して、自分ならもっとどんな表現ができるだろう?」と深く考えることです。情報を鵜呑みにせず、常にその先を追求する知的探求心を持つことを意味します。

  2. Embrace Competition 切磋琢磨

    • どう動くか: 自分の持つ知識や気づきを積極的にチーム内で共有し、互いに助け合い、高め合うことで、結果として全員が高い品質を維持し、より良い成果を生み出すことを目指します。競争を単なる優劣ではなく、成長の機会として捉える考え方です。

    • AI初心者への解説: AI開発は一人で行うものではなく、チームで行うことが多いです。自分が学んだ新しいAIの知識や、うまくいった方法を惜しみなく仲間に教え、逆に仲間からも学びを得ることで、チーム全体のスキルアップに繋がります。お互いに刺激し合い、より良いものを作ろうとする姿勢です。

  3. Open System 寛容

    • どう動くか: メンバー一人ひとりの選択と自律性を尊重し、固定された役割や仕事のやり方に縛られません。状況に応じて柔軟に動き方を変え、最適な方法を常に模索します。

    • AI初心者への解説: AI技術は日々進化しています。昨日までの常識が今日には通用しないこともあります。そのため、自分の役割や得意なことに固執せず、新しい技術やアイデアに対してオープンな姿勢を持ち、チームやプロジェクト全体にとって最も良い方法を柔軟に受け入れることが重要です。個人の自由な発想を大切にしつつ、変化に対応していく柔軟性を意味します。

これらの「21DQ」は、合同会社ツーワンデジタルが目指す「工学と表現の融合」という学際的な領域において、創造性を最大限に引き出し、社会に価値を提供するための重要な行動指針となるでしょう。

今後の展開:開発者コミュニティの立ち上げ

合同会社ツーワンデジタルは、MVVの実現に向けた具体的な取り組みの一つとして、オープンな開発者コミュニティの立ち上げを検討しています。

コミュニティの目的と提供価値

このコミュニティは、同社が現在取り組んでいるAI/LLM(大規模言語モデル)系のシステム開発(PoC:概念実証、MVP:実用最小限の製品開発など)やデータ分析といった実務案件を起点として、参加者に実践的な業務参画の機会を提供する予定です。

AIやLLMは、現代において最も注目されている技術の一つであり、その実務経験は非常に価値があります。コミュニティに参加することで、座学だけでは得られない生きた知識やスキルを習得できるでしょう。また、技術と芸術表現の双方に関心を持つ参加者同士が、情報交換や交流を行う場としても機能することを想定しており、新しいアイデアやコラボレーションが生まれる可能性も秘めています。

参加対象と運営形式

参加対象者は、実務経験を積みたい学生インターンやアルバイト、あるいは副業やキャリアチェンジを視野に入れている社会人などが想定されています。AIやデジタルコンテンツ制作の分野でキャリアを築きたいと考えている方にとって、貴重なステップアップの場となるでしょう。

コミュニティは、DiscordやSlackといったオンラインツールを用いたフルリモート形式での運営が予定されています。これにより、地理的な制約なく、全国どこからでも参加できるため、多様なバックグラウンドを持つ人々が集まることが期待されます。参加にあたっては、簡単なオンライン面談が実施されますが、参加費用はかかりません。

この取り組みに先行して関心がある方は、同社問い合わせ先まで連絡することで、詳細な情報を得ることができます。

問い合わせ先

創業者プロフィール:岸田楓馬氏

合同会社ツーワンデジタルの代表である岸田楓馬氏は、工学と表現領域の双方に深い知見を持つ人物です。早稲田大学理工学部を卒業後、2019年に合同会社DMM.comへAI・機械学習エンジニアとして入社。約6年間にわたり、数兆件を超えるビッグデータ基盤を活用したシステム開発やデータ活用業務に従事してきました。

その一方で、約5年間、インターネット上で楽曲制作を中心とした創作活動にも取り組んでいます。この工学と表現領域の双方に携わった経験が、同社の「工学で表現を変える」というミッションの根幹となっています。岸田氏の多様なバックグラウンドが、学際的なアプローチを重視する合同会社ツーワンデジタルの強みと言えるでしょう。

合同会社ツーワンデジタルについて

合同会社ツーワンデジタルは、2024年8月23日に設立された学際的スタートアップです。
「工学で表現を変え、時代に作用する」というビジョンを掲げ、工学と表現領域を横断するインターメディア分野において、システム開発、データ分析、デジタルコンテンツ制作に取り組んでいます。

  • 社名: 合同会社ツーワンデジタル

  • 所在地: 東京都渋谷区渋谷2-19-15 宮益坂ビルディング609

  • 設立: 2024年8月23日

  • 代表: 岸田楓馬

  • URL: https://21-digital.github.io/ja/

まとめ:AI時代に工学と表現で未来を創る

合同会社ツーワンデジタルが今回策定・発表したMVVは、AIや先端技術が社会に深く浸透していく中で、日本のコンテンツ産業がどのように進化していくべきかを示す、重要な指針となるものです。工学的な視点から表現の可能性を広げ、社会に新たな価値をもたらすという同社の挑戦は、これからのAI時代におけるビジネスモデルのあり方、そして創造性の追求の新しい形を提示していると言えるでしょう。

また、開発者コミュニティの立ち上げは、AIやLLMといった最先端技術の実務経験を積みたいと考える人々にとって、非常に貴重な機会を提供します。学術的な知識だけでなく、実際のプロジェクトに参画することで、より実践的なスキルを身につけ、自身のキャリアを加速させることが期待できます。

合同会社ツーワンデジタルの今後の活動は、日本のコンテンツ産業の未来を形作るだけでなく、工学と芸術が融合することで生まれる無限の可能性を私たちに示してくれるはずです。AIと表現の力で時代を動かす同社の挑戦に、今後も注目が集まるでしょう。

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