マレーシア視察団が日本の「防災メタバース」を体験!Meta HeroesがDX教育施設「Hero Egg」で開催した最先端ワークショップを徹底解説
2025年12月2日、株式会社Meta Heroesは、同社が運営するDX教育施設「Hero Egg」(大阪・なんばパークス内)にて、マレーシアからの視察団20名を対象とした「防災メタバース」体験ワークショップを開催しました。このイベントは、災害が多い日本が培ってきた防災に関する知識と、Meta Heroesが強みとするメタバース(XR)技術を組み合わせた教育コンテンツを、海外の方々にも体験してもらうことを目的としています。
本記事では、AIやメタバースに詳しくない方にも理解しやすいように、「防災メタバース」の基本的な概念から、ワークショップの具体的な内容、そしてMeta Heroesが描く社会課題解決へのビジョンまでを詳しくご紹介します。
「防災メタバース」とは?AI初心者にもわかるXR技術の基礎
「防災メタバース」という言葉を聞いて、具体的にどのようなものかイメージできるでしょうか。まずは、その基盤となる「メタバース」や「XR」といった技術の概念から見ていきましょう。
メタバースとは?
メタバースとは、「Meta(超越した)」と「Universe(宇宙)」を組み合わせた造語で、インターネット上に構築された仮想空間を指します。この仮想空間では、ユーザーはアバターと呼ばれる自分の分身を操作し、他のユーザーと交流したり、ゲームをしたり、仕事をしたりと、現実世界と同じように様々な活動を行うことができます。単なるゲームの世界にとどまらず、教育、ビジネス、エンターテインメントなど、幅広い分野での活用が期待されています。
XR技術とは?
XR(Extended Reality:エックスアール)とは、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)といった、現実世界と仮想世界を融合させる技術の総称です。
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VR(Virtual Reality:仮想現実):専用のヘッドセットを装着することで、完全に仮想の世界に入り込んだかのような体験ができます。まるでその場にいるかのような没入感が特徴です。
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AR(Augmented Reality:拡張現実):スマートフォンのカメラなどを通して見た現実世界に、デジタル情報を重ね合わせて表示する技術です。例えば、スマートフォンの画面に映る街並みに、お店の情報やキャラクターが現れるといった体験があります。
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MR(Mixed Reality:複合現実):現実世界と仮想世界をより高度に融合させる技術で、仮想の物体が現実世界に存在するかのように見え、さらにその仮想の物体に触れたり操作したりできるような体験を可能にします。
これらのXR技術は、仮想空間での体験をよりリアルで直感的なものにするために不可欠です。
なぜ防災にメタバースが有効なのか?
災害発生時の対応は、知識だけでなく実践的な経験が求められます。しかし、実際の災害訓練には場所や費用、安全面での制約が伴います。そこで「防災メタバース」が大きな力を発揮します。
防災メタバースでは、仮想空間内に地震や津波、火災といった災害状況を忠実に再現できます。ユーザーは安全な環境で、繰り返し避難経路の確認や初期対応の訓練を行うことが可能です。これにより、現実世界でのリスクを負うことなく、実践的なスキルを身につけることができます。
また、XR技術を活用することで、言語の壁を超えて直感的に防災知識を習得できるという利点もあります。例えば、今回のワークショップのように、海外からの参加者でも、ゲーム感覚で操作しながら、日本の防災ノウハウを楽しく学ぶことができました。これは、災害時に迅速な判断が求められる状況において、非常に重要な要素となります。
DX教育施設「Hero Egg」で未来を育む
今回のワークショップが開催された「Hero Egg」は、株式会社Meta Heroesが運営するDX(デジタルトランスフォーメーション)教育施設です。

「Hero Egg」は2024年8月に開設され、メタバース(XR)やAIといった最先端技術を学べる場として注目を集めています。大阪・なんばの商業施設「なんばパークス」1Fにある「eスタジアムなんば本店」内に位置しており、子どもから大人まで“共に学ぶ”ことをコンセプトに掲げています。
ここでは、ゲームやAIの体験型プログラム、セミナー、そして実践的なワークショップなど、多岐にわたる教育コンテンツが展開されています。特に、未来を担う子どもたちには無償で教育機会を提供しており、経済的な制約にとらわれずに誰もが最先端技術に触れ、学び、挑戦できる環境を目指しています。
「Hero Egg」は、楽しみながら未来の技術に触れることで、これからの時代を切り拓くための「創る力」を育む場所です。誰もが次の時代を担う「ヒーロー」になれるような、そんな可能性を秘めた施設と言えるでしょう。
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Hero Egg オフィシャルサイト:
https://heroegg.com/ -
住所:大阪府大阪市浪速区難波中2-10-70 なんばパークス1F eスタジアムなんば本店内
マレーシア視察団が体験した「防災メタバース」ワークショップの全貌
2025年12月2日に開催されたワークショップでは、マレーシアからの視察団20名が「Hero Egg」に来場し、日本の防災知識と最先端技術を体験しました。当日のプログラムは、以下の3つの段階で構成されていました。
1. 英語による「Hero Egg」紹介プレゼンテーション
まず最初に、Hero Eggの店長である横田愛美氏が登壇し、英語によるプレゼンテーションを行いました。横田氏は、「Hero Egg」が掲げる「共に学ぶ」というコンセプトや、子どもたちが最先端技術に触れることの意義について、情熱を込めて説明しました。参加者は、施設の理念と教育への熱意を深く理解する機会となりました。
2. 株式会社Meta Heroes会社概要説明
続いて、株式会社Meta Heroesの代表取締役である松石和俊氏が、同社の会社概要と事業内容について説明を行いました。

松石氏は、「Society 5.0 × SDGs × HERO」をテーマにしたMeta Heroesの取り組みや、メタバースを活用して社会課題を解決していくというビジョンを共有しました。同社が単なる技術開発だけでなく、社会貢献を重視している姿勢が伝えられました。
3. 「防災メタバース」体験ワークショップ
プログラムの後半では、参加者全員が実際に「防災メタバース」の体験を行いました。

このコンテンツは、メタバース空間内でのゲーム体験を通じて、楽しみながら自然と防災知識が身につくように工夫されています。例えば、仮想空間で災害が発生した際に、どのように行動すべきか、どのような情報に注意すべきかといったことを、ゲームのルールの中で体験的に学ぶことができます。これにより、座学だけでは得にくい実践的な知識と判断力を養うことが期待されます。

XR技術の直感的な操作性は、言葉の壁を越えてスムーズな学習を可能にしました。参加者は、日本の防災ノウハウを、言語に頼ることなく、視覚的・体験的に理解し、楽しんで学ぶ貴重な機会となりました。これは、国際的な防災協力において、非常に有効なアプローチと言えるでしょう。
社会課題解決に挑む株式会社Meta Heroesのビジョン
株式会社Meta Heroesは、「Society 5.0 × SDGs × HERO」をテーマに掲げ、社会課題の解決に取り組む企業です。

同社の主な事業内容は、メタバース(XR)やAIを活用した開発、DX教育施設「Hero Egg」の運営、そして企業向けのAI研修です。半年間で15,000名を超えるAI企業研修実績を持つなど、その教育ノウハウは高く評価されています。教育、防災、地方創生といった幅広い分野で、最先端技術を活用した社会貢献を目指しています。
特に注目すべきは、2025年5月に大阪・関西万博のEXPOホールで開催されたイベントです。Meta Heroesは「メタバース・XR・AIアワード」および「防災万博」を主催し、2日間で延べ14,622人もの来場者を集めました。このイベントは、全国153の自治体、教育機関、団体からの後援を受け、大規模な成功を収めました。これは、同社が推進する防災やDX教育への関心の高さを物語っています。
Meta Heroesは、このように社会に貢献する「ヒーロー」を育てることを企業ビジョンとしています。今回のマレーシア視察団とのワークショップも、そのビジョンを国際的に展開する一環と言えるでしょう。
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設立:2021年12月03日
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代表取締役:松石和俊
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大阪本社:大阪府大阪市北区堂山町1-5三共梅田ビル8F
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DX教育スペース「Hero Egg」:大阪府大阪市浪速区難波中2-10-70 なんばパークス1F eスタジアムなんば本店内
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コミュニティスペース:大阪府大阪市北区太融寺町8-17 プラザ梅田ビルB1F
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オフィシャルサイト:
https://meta-heroes.co.jp -
X(旧Twitter)アカウント:
https://x.com/metaheroes_100 -
公式LINEアカウント:
https://lin.ee/K9vdyLx
まとめ:日本の防災技術とDX教育が世界へ広がる可能性
株式会社Meta Heroesがマレーシア視察団に提供した「防災メタバース」体験ワークショップは、日本の優れた防災知識と最先端のXR技術を融合させ、それを国際的に展開する非常に意義深い取り組みでした。
「Hero Egg」というDX教育施設を通じて、楽しみながら学び、実践的なスキルを身につける機会を提供することは、今後の防災教育のあり方を変える可能性を秘めています。Meta Heroesが「Society 5.0 × SDGs × HERO」をテーマに掲げ、教育や社会課題解決に貢献していく姿勢は、これからの社会においてますます重要となるでしょう。
今回のワークショップは、日本の技術と知見が世界の防災力向上に貢献できることを示す良い事例となりました。今後も、このような国際的な協力と技術交流がさらに深まり、より安全で持続可能な社会の実現に繋がっていくことが期待されます。

