
AICE株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役CEO:佐藤 匠、以下「AICE」)は、2025年12月1日(月)と12月2日(火)に開催される防衛装備庁主催の「防衛産業参入促進展(スタートアップ促進展)」に出展することを発表しました。このイベントは、防衛産業への新たな企業の参入を促し、日本の防衛力を強化するための技術革新を推進する重要な場です。AICEは、この展示会を通じて、機密性の高い防衛分野におけるAI活用の最前線を提案します。
防衛分野におけるAI活用の重要性
近年、AI(人工知能)技術は私たちの生活のあらゆる側面に浸透し、その進化は目覚ましいものがあります。特に、国家の安全保障を担う防衛分野においては、情報収集、分析、意思決定、そして作戦遂行に至るまで、AIが果たす役割はますます大きくなっています。しかし、防衛分野でAIを活用する際には、一般のビジネス分野では考えられないほどの高いセキュリティが求められます。機密情報の漏洩は国家の危機に直結するため、AIシステムの安全性と信頼性は最優先されるべき課題です。
AICEは、このような背景のもと、「セキュリティが強いローカルLLMの開発」と「ローカルLLMを用いたAIシステムの開発」をテーマに掲げ、防衛分野特有の厳しい要件を満たすAIソリューションを紹介します。
「防衛産業参入促進展(スタートアップ促進展)」イベント概要
この展示会は、日本の防衛産業の活性化と、革新的な技術を持つスタートアップ企業との連携を目的としています。AICEが出展する本イベントの詳細は以下の通りです。
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名称: 防衛産業参入促進展(スタートアップ促進展)
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主催: 防衛装備庁
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開催日時: 2025年12月1日(月)13:00~16:00/12月2日(火)10:00~16:00
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会場: ホテルグランドヒル市ヶ谷 東館3階(瑠璃・珊瑚・真珠・翡翠)
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来場対象: 防衛省・自衛隊関係者、防衛関連企業、参入を検討する企業(事前登録が必要です)
このイベントは、防衛分野の最先端技術に触れる貴重な機会であり、特に防衛省・自衛隊関係者や、防衛産業への参入を検討している企業にとって、新たなビジネスチャンスや技術提携の可能性を探る絶好の場となるでしょう。
AICEの出展テーマ:セキュリティを強化したローカルLLMの可能性
AICEの出展テーマは「セキュリティが強いローカルLLMの開発・ローカルLLMを用いたAIシステムの開発」です。このテーマは、防衛分野におけるAI活用の根幹をなす「セキュリティ」と、近年急速に発展している「LLM(大規模言語モデル)」を組み合わせたものです。
「ローカルLLM」とは、インターネット上のクラウドサービスに依存せず、企業や組織の内部ネットワーク(閉域環境やオンプレミス環境)で動作するLLMのことを指します。一般的な生成AIサービスはクラウド上で提供されるため、情報が外部サーバーに送信されるリスクが伴います。しかし、防衛分野では、このような情報漏洩のリスクは許されません。AICEが提案するローカルLLMは、この課題を解決し、機密性の高い環境下でも安全にAIを活用できる基盤を提供します。
ローカルLLMがもたらす革新
ローカルLLMは、以下のような点で防衛分野に大きな革新をもたらします。
- 情報漏洩リスクの最小化: 外部ネットワークから完全に切り離された環境でAIを運用できるため、機密情報が外部に流出するリスクを極限まで低減できます。これは、国家の安全保障に関わるデータを扱う上で最も重要な要素の一つです。
- データ主権の確保: データを自社の管理下に置くことで、データの利用状況や保存場所を完全にコントロールできます。これにより、特定の国のデータ保護法規や規制に縛られることなく、柔軟かつ安全にAIを活用することが可能になります。
- 規制遵守の容易さ: 各国のデータ保護規制や、防衛分野特有の厳しいセキュリティ基準(例:国防総省のセキュリティ要件など)への対応が容易になります。自社の環境内でデータ処理が完結するため、外部サービス利用時に発生しうる複雑な法務・コンプライアンス上の課題を回避できます。
- カスタマイズ性と最適化: 自社の特定のニーズに合わせてAIモデルを細かく調整し、最適化することができます。これにより、一般的なAIモデルでは対応しきれない、防衛分野特有の専門用語や文脈にも対応した高精度なAIシステムを構築できます。
- リアルタイム性と可用性: クラウドへの通信遅延やサービス停止のリスクから解放され、常に安定した高速処理が可能です。これは、緊急時における迅速な意思決定や、ミッションクリティカルなシステム運用において極めて重要となります。
AICEは、このローカルLLMを軸に、高いセキュリティを維持しながら業務効率化や意思決定支援を実現する仕組みを研究・開発しており、今回の展示では、閉域・オンプレミスで完結する生成AI基盤(ローカルLLM)を基盤とした、機密性・可用性・拡張性を両立した実装アプローチを紹介します。
主な展示内容と注目ポイント
AICEのブースでは、以下の3つの主要な展示内容と注目ポイントが紹介されます。
1. セキュリティを最優先としたローカルLLM基盤の紹介
外部通信を遮断した環境下でAIを構築し運用する技術について詳しく紹介します。これは、インターネットに接続しない「エアギャップ」環境下でのAIシステム構築を可能にし、情報漏えいのリスクを最小限に抑えることを目的としています。防衛分野では、機密情報が外部に漏洩することは絶対に避けなければなりません。AICEの技術は、このような厳しい要件を満たし、安心してAIを利用できる環境を提供します。
2. 閉域・オンプレミス環境でのAI応用事例の紹介
クラウドサービスに接続することなく、自社の設備(オンプレミス)や閉鎖されたネットワーク(閉域ネットワーク)内で高性能を維持する生成AI基盤の設計思想や運用モデルを展示します。具体的な応用事例を通じて、どのように機密性の高いデータを安全に処理し、業務に役立てるかを紹介します。例えば、膨大な量の報告書や文書の自動要約、特定の情報を素早く検索するシステム、あるいはシミュレーションデータを用いた戦略立案支援などが考えられます。これらのシステムは、外部への情報流出のリスクなく、内部で完結するため、防衛組織の業務効率と情報分析能力を飛躍的に向上させることが期待されます。
3. 防衛・官公庁向けAI導入の展望
安全保障領域におけるAI活用の具体的な方向性や、意思決定支援・シミュレーション分野への応用可能性を提示します。AIは、状況認識の向上、脅威予測、リソース配分の最適化、訓練シミュレーションなど、多岐にわたる分野で活用が期待されています。AICEは、これらの分野でAIがいかに貢献できるか、そしてどのようにして具体的なシステムとして実装していくかについて、ロードマップや展望を示します。例えば、災害時の迅速な情報分析と対応策の提案、あるいは仮想空間での高度な訓練シミュレーションにより、実戦さながらの経験を積むことなどが挙げられます。
AICEのテクノロジーと提供価値
AICEは、高度なAI技術と、高セキュリティ領域での豊富な実績を強みとしています。
高セキュリティ領域でのAI導入実績
AICEはこれまで、医療、保険、製造など、機密性の高いデータを扱う業界において、クラウドに接続しないAIシステムを多数実装してきました。これらの実績は、AICEが情報セキュリティに対する深い理解と、それを実現するための確かな技術力を持っていることを証明しています。現場のデータを安全に活用する生成AIソリューションは、多くの企業で業務効率化と意思決定の質の向上に貢献しています。この経験は、防衛分野のような極めて高いセキュリティが求められる領域においても、同様に信頼性の高いAIシステムを提供できる基盤となっています。
ローカルLLM・オンプレAI構築力
AICEは、閉域ネットワークやオンプレミス環境での生成AIモデル開発、そしてその最適化を自社のエンジニアが内製化しています。これは、外部の技術に依存することなく、自社で一貫して高品質なAIシステムを開発・運用できる能力があることを意味します。モデルの軽量化や量子化といった技術を駆使することで、限られたリソースでも高いパフォーマンスを発揮するAIモデルを構築し、クラウド依存からの脱却と高速処理の両立を実現しています。これにより、インターネット接続が困難な環境や、極めて迅速な処理が求められる状況でも、AIを効果的に活用することが可能になります。
研究開発レベルのAI技術基盤
AICEは、国内最大級の医療音声データを用いたモデル学習や、強化学習、構造最適化といった最先端のAI技術を自社で研究開発しています。これは、単に既存の技術を応用するだけでなく、AI技術そのものを進化させる能力を持っていることを示しています。研究機関レベルのAI開発体制を自社で確立しているため、常に最新かつ最適なAIソリューションを顧客に提供することができます。この高度な技術力は、防衛分野のような複雑かつ高度な課題を解決するために不可欠です。
AICEが目指す「防衛×AI」の未来
AICEは、防衛・宇宙・インフラといった国家レベルのセキュリティ領域において、「クラウドに頼らず、現場で完結するAIインフラ」の構築を推進しています。これは、AIが真に自律的に機能し、外部からの影響を受けずにミッションを遂行できる環境を目指すものです。
生成AI、LLM、マルチモーダル技術(テキスト、画像、音声など複数の情報を同時に処理するAI技術)を組み合わせることで、安全性、即応性、自律性を備えたAIシステムの社会実装を目指しています。具体的には、以下のような未来を描いています。
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安全性: 外部からのサイバー攻撃や情報漏洩のリスクを最小限に抑え、信頼性の高いAIシステムを運用します。
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即応性: 緊急時においても、遅延なく迅速に情報を分析し、意思決定を支援するAIシステムを提供します。
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自律性: 人間の介入を最小限に抑えつつ、AI自身が状況を判断し、最適な行動を提案・実行できるシステムを構築します。
これらのAIシステムは、防衛分野における情報収集、分析、戦略立案、兵站管理、訓練、そして実戦における意思決定支援など、多岐にわたる場面で画期的な貢献をすることでしょう。AICEは、日本の安全保障に貢献するため、最先端のAI技術と高いセキュリティを両立させたソリューションを提供し続けます。
AICE株式会社 会社概要
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社名: AICE株式会社
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所在地: 東京都文京区後楽2丁目3-21 4F
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代表取締役CEO: 佐藤匠
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事業内容: AIエージェント基盤の提供、業界特化型DXコンサルティング、ローカルLLM/RAG環境の構築支援
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URL: https://aice.co.jp
お問い合わせ
AICE株式会社へのお問い合わせは、以下のフォームよりご連絡ください。
- AICE株式会社 お問い合わせフォーム: https://aice.co.jp/3
この展示会は、AICEの革新的な技術が防衛分野にもたらす可能性を直接確認できる貴重な機会です。ご興味のある方は、ぜひ会場へ足を運び、AICEの提案する「防衛×AI」の未来をご覧ください。

