AIが企業ガバナンスを変革!LegalOn Technologiesが次世代プラットフォーム「GovernOn」を提供開始
現代の企業経営において、「ガバナンス」という言葉を耳にする機会が増えています。ガバナンスとは、企業が法令や社会のルールを守り、健全かつ効率的に運営されるための仕組みや体制のこと。近年、法規制の複雑化やグローバル化の進展により、企業に求められるガバナンスの水準はますます高まっています。しかし、多くの企業ではガバナンス業務が手作業に依存したり、複数のツールに分散したりしているため、効率化が大きな課題となっていました。
こうした状況の中、株式会社LegalOn Technologiesは、AI(人工知能)を活用した次世代ガバナンス・プラットフォーム「GovernOn(ガバオン)」を日本向けに提供開始しました。この新しいプラットフォームは、企業グループ全体のガバナンス業務を統合的に支援し、実効性の高いガバナンス体制と迅速な意思決定の両立を目指します。
「GovernOn」とは?企業ガバナンスをAIで一元管理

「GovernOn」は、企業やそのグループ会社に関するあらゆるガバナンス業務を、AIの力で一箇所に集約し、効率化するプラットフォームです。具体的には、以下のような業務をワンストップで完結できます。
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法的情報の管理: 自社や国内外の子会社の法的情報、資本構成、役員情報など。
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会議体の運営: 株主総会、取締役会、各種委員会などの準備から実施まで。
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決議・承認プロセス: 議案の作成、書面決議、社内承認のワークフロー。
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タスクや期限の管理: ガバナンスに関連する重要なタスクやその期限。
これまで、これらの業務はメール、ドキュメント作成ソフト、表計算ツール、クラウドストレージなど、さまざまなツールに散らばりがちでした。しかし、「GovernOn」を使えば、必要な情報や手続きがすべてこのプラットフォームに集約され、経営判断とガバナンス運営の基盤が劇的に強化されます。
このプラットフォームは、2025年10月にLegalOn Technologiesのグループに加わったFides Technologyのガバナンスソリューションを基盤としています。世界100以上の国と地域で利用されてきた実績を活かしつつ、日本の法制度や企業実務の要件を反映して刷新されたことで、日本企業にとって使いやすい形になっています。
なぜ今、「GovernOn」が必要なのか?高まるガバナンスの重要性
企業を取り巻く環境は常に変化しており、ガバナンスの重要性は年々増しています。具体的には、以下のような背景があります。
1. 法規制の高度化とグローバル化
企業活動が複雑化し、世界中で事業を展開する企業が増えるにつれて、各国の法規制や業界ごとのルールを遵守することがより難しくなっています。単に日本の法律を守るだけでなく、進出先の国の法律や国際的な基準にも対応する必要があり、ガバナンス体制の強化は避けて通れない課題です。
2. 法務・管理部門の負担増大
企業法務の役割は、以前は契約リスクや法令リスクの管理が中心でした。しかし現在では、コンプライアンス推進、ガバナンス体制の構築、内部統制への対応など、その範囲が大きく広がっています。一方で、法務や管理部門の人員や時間は限られているため、増加する業務を手作業や分散したツールでこなすことは、大きな負担となっていました。
3. 迅速な意思決定の必要性
予測不可能な現代の経営環境では、企業は迅速かつ適切な意思決定が求められます。しかし、会議体の運営が非効率だったり、承認プロセスに時間がかかったりすると、経営判断が遅れ、ビジネスチャンスを逃すことにもつながりかねません。そのため、会議や承認プロセスの効率化と可視化は、経営における重要な課題となっています。
「GovernOn」は、これらの課題に対応するために開発されました。AIの力を借りてガバナンス業務を統合し、効率化することで、企業はより健全で迅速な経営が可能になります。
「GovernOn」の主な特長:AIが支える次世代ガバナンス
「GovernOn」には、企業のガバナンスを強力に支援するための様々な特長があります。AI初心者の方にも分かりやすく、それぞれの特長がどのように役立つのかを詳しく見ていきましょう。
1. 企業グループの法的情報管理と会議体運営を一つのプラットフォーム上でカバー
「GovernOn」は、企業とその子会社(国内・海外問わず)に関する重要な法的情報、例えば会社の資本構成、役員情報、株主情報を一元的に管理します。これにより、誰がどの会社の株主で、どのような役職に就いているのかといった情報が、いつでもすぐに確認できます。さらに、株主総会や取締役会といった重要な会議の運営業務もこのプラットフォーム上で支援します。

これまで、これらの情報はバラバラのファイルやシステムに散らばりがちでしたが、「GovernOn」に集約することで、経営判断に必要な情報がスムーズに得られ、ガバナンス運営の基盤がしっかりと構築されます。
2. 法的情報と意思決定プロセスの可視化
「GovernOn」は、複雑な企業グループの構造や、会議でどのような決議がなされ、その進捗はどうなっているかといった情報を、直感的に分かりやすい形で整理して表示します。例えば、グループ会社の親子関係や、各会議で承認された事項、その後のタスクの状況などが一目で把握できます。
これにより、意思決定がどのような経緯で行われたのか、そのプロセスが透明化されます。これは、監査への対応や内部統制(企業が健全に運営されているかを確認する仕組み)を強化する上で非常に重要な要素となります。透明性が高まることで、不正のリスクを減らし、企業の信頼性を向上させることができます。
3. 取締役会などの運営業務の効率化
取締役会や経営会議といった重要な会議の運営には、多くの手間と時間がかかります。例えば、会議のスケジュール調整、会議資料の作成、参加者への連絡、リマインダーの送付などです。「GovernOn」は、これらの業務をプラットフォーム上で完結させることで、大幅な効率化を実現します。
これにより、会議の担当者は資料作成や調整に費やす時間を減らし、より本質的な議論の準備や内容の検討に集中できるようになります。結果として、会議の質が向上し、より有意義な意思決定につながります。
4. 取締役会などの書面決議・承認業務のデジタル化
これまで、取締役会などで決議された議案や議事録の承認は、紙の書類に署名・捺印する形で行われることが多く、時間と手間がかかっていました。「GovernOn」では、これらの議案や議事録の作成から、書面による決議、社内での承認ワークフローまでをすべてデジタル化します。さらに、電子署名にも対応しているため、物理的な書類のやり取りが不要になり、より迅速かつ確実に意思決定を行うことができます。
これにより、承認プロセスにかかる時間を大幅に短縮し、特に緊急性の高い事項についてもスムーズな対応が可能となります。
5. グローバル利用を前提とした設計
世界中で事業を展開する企業にとって、ガバナンスは国境を越えた課題です。「GovernOn」は、複数の国の法制度に対応しており、50以上の言語での書類作成が可能なバイリンガル設計となっています。これにより、海外の子会社との連携もスムーズに行え、グループ全体のガバナンスを統一的に管理できます。

また、世界水準のセキュリティおよびプライバシー要件を満たしているため、機密性の高いガバナンス業務も安心して行える環境が提供されます。これは、国際的なデータ保護規制などにも対応できることを意味し、グローバル企業の信頼性向上に貢献します。
6. 生成AIを活用し、数千件の文書やデータから瞬時に情報を抽出
「GovernOn」の最大の特長の一つが、生成AIの活用です。AIアシスタントが、プラットフォーム上に蓄積された数千件もの社内データ(文書や情報)全体を横断的に検索し、ユーザーからのあらゆる質問に瞬時に回答します。これは、まるで社内データの専門家が常にそばにいるようなものです。
主な活用例としては、以下のようなものが挙げられます。
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文書からのメタデータ自動抽出: 大量の契約書や議事録から、日付、当事者、金額などの重要な情報(メタデータ)をAIが自動で抽出し、検索効率を大幅に向上させます。これにより、必要な情報を探す手間が省けます。
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条項案や決議案のAIドラフト: AIが過去の事例や関連情報を分析し、会議の議案や決議の条項案を自動で作成します。これにより、担当者はゼロから作成する手間が省け、内容の確認や修正に集中できるため、業務時間を大幅に削減できます。
この生成AIは、機密性を保ちながら情報を提供するよう設計されており、企業内の重要な情報が外部に漏れる心配なく利用できます。AIが複雑な情報を整理し、必要な時に必要な情報を提供してくれることで、意思決定のスピードと質が向上し、担当者はより戦略的な業務に集中できるようになります。
LegalOn Technologiesが描くガバナンスの未来
LegalOn Technologiesの代表取締役 執行役員・CEOである角田望氏は、「GovernOn」が日本のガバナンスにおけるテクノロジー活用の遅れを解消し、担当者が真に価値ある業務に向き合える環境を構築すると述べています。特にグローバル展開する日本企業にとって、グループ全体の状況をリアルタイムで把握できるツールは、リスク管理の要であり、企業価値を守る上で不可欠だとしています。
また、執行役員・CSO & Head of Governance Solution JP Biard氏は、将来的にAIエージェントがガバナンス周辺業務をさらに自動化し、取締役会や経営陣の意思決定を強力にサポートする時代が来ると展望しています。これにより、より質の高い情報へのアクセスと深い議論が支えられ、最善の意思決定と成果が実現されると期待を寄せています。
LegalOn Technologiesは、これまでもAIを活用したリーガルAIサービス「LegalOn」を展開し、法務のあり方を変革してきました。2025年9月末時点でグローバルでの有償導入社数は7,500社を突破し、2025年1月からはAIカウンセル「CorporateOn」の提供も開始するなど、事業領域を拡大しています。今回の「GovernOn」の提供開始は、その知見と技術力をガバナンス領域にも応用し、企業全体のコーポレート業務を支援する新たな一歩となります。
まとめ:AIが拓く、強く、速い企業経営の道
株式会社LegalOn Technologiesが提供を開始した次世代ガバナンス・プラットフォーム「GovernOn」は、現代の企業が直面するガバナンスの複雑化、業務負担の増大、迅速な意思決定の必要性といった課題に対し、AIの力で統合的なソリューションを提供します。
法的情報の一元管理、意思決定プロセスの可視化、会議運営や承認業務の効率化、グローバル対応、そして生成AIによる情報抽出やドラフト作成といった多岐にわたる機能は、企業グループ全体のガバナンス体制を強化し、経営の透明性とスピードを向上させるでしょう。
AI初心者の方にも、この「GovernOn」が企業経営においてどれほど強力なツールとなり得るか、ご理解いただけたでしょうか。AI技術の進化は、私たちの働き方や企業運営のあり方を大きく変えつつあります。LegalOn Technologiesが提案する「GovernOn」は、まさにその最前線を行くソリューションであり、これからの企業経営のスタンダードを築いていくことでしょう。
より詳しい情報やサービスについては、以下の公式サイトをご覧ください。
株式会社LegalOn Technologies 会社概要
| 会社名 | 株式会社LegalOn Technologies |
|---|---|
| 所在地 | 〒150-6219 東京都渋谷区桜丘町1-1 渋谷サクラステージSHIBUYAタワー19F |
| 代表者 | 代表取締役 執行役員・CEO 角田 望 |
| 事業内容 | 法務、コーポレート業務に関するAIサービスの企画・開発 |
| 資本金等 | 201.5億円(資本準備金等含) |

