AIデータ分析の未来を拓く「Codatum Agent」ベータ版提供開始
現代ビジネスにおいて、データは企業の成長を左右する重要な資産です。しかし、その膨大なデータを分析し、ビジネスに活かすには専門的な知識やスキルが必要とされ、多くの企業でデータ活用の「壁」が存在していました。
そんな課題を解決すべく、株式会社CODATUM(本社:東京都、代表取締役:柴山 直樹)は、同社が提供する次世代BI(ビジネスインテリジェンス)ツール「Codatum(コダタム)」において、革新的な新機能「Codatum Agent」のベータ版提供を2026年4月15日より開始しました。

「Codatum Agent」は、「AIに聞くだけで分析。使うほどに、賢くなる」というコンセプトのもと、自然言語(普段私たちが話すような言葉)で分析を依頼するだけで、AIが自律的にデータ分析を完遂する対話型データ分析エージェントです。これにより、専門知識がないAI初心者でも、データ活用が格段に身近になります。
Codatum Agentとは?AIがデータ分析のプロに
Codatum Agentは、まるでデータ分析の専門家がチームに加わったかのように機能します。データ分析の依頼者が「月ごとの売上を集計してグラフにして」といった具体的な指示を自然言語で入力するだけで、AIが裏側で複雑な処理を自動的に実行します。
これまでのBIツールでは、データを分析するためにSQL(Structured Query Language:データベースを操作するための専門言語)を書いたり、複雑な設定を行ったりする必要がありました。しかし、Codatum Agentは、テーブルの検索、SQLの構築と実行、そして分析結果を分かりやすいチャート(グラフなど)として生成するまでの一連のプロセスをAIがすべて自動で行います。途中でエラーが発生した場合でも、AIが自動で修正を試みるため、ユーザーは分析作業に集中できます。
この機能により、データ分析の専門家でなくても、誰もがデータの力を最大限に引き出し、ビジネスの意思決定に活用できる「データドリブン」な環境が実現します。
詳細はこちら:Codatum Agent(対話型データ分析)
Codatum Agentの主要機能とそのメリット
Codatum Agentは、データ分析のプロセスを劇的に簡素化し、効率と精度を向上させるための複数の強力な機能を備えています。
1. 対話型分析 ―自然言語だけで、探索から可視化まで完遂
「先週の注文データからチャネル別の売上推移をグラフ化して」といった日常会話のような指示だけで、AIが自動でデータ探索からSQL構築、実行、そして最終的なチャート生成までを完遂します。これは、データ分析の専門知識がなくても、誰でも高度な分析にアクセスできることを意味します。たとえば、特定の前提条件(例:特定のプロジェクトのデータのみを対象とする)がある場合でも、コンテキストとしてNotebookやカタログを指定することで、AIがその条件を踏まえた分析を行うことができます。
2. ノートブック連動 ―会話しながら、レポートが組み上がる
Agentとの対話を通じて生成されたSQLやチャートは、そのままNotebook(ドキュメント形式やダッシュボード形式)として保存・共有が可能です。これにより、分析結果が個人に属することなく、チーム全体の知識資産として蓄積されます。既存のNotebookへの追記も対話で指示するだけで行えるため、分析結果の共有や議論がスムーズに進みます。
3. 学習型 ―使うほどに、賢くなる
Codatum Agentは、利用すればするほど賢くなります。具体的には、チーム内で作成されたNotebookの知見、データのメタデータ(データの説明情報)、そしてプロフェッショナルが設定するエージェントコンテキスト(ワークスペース、チーム、個人、プロジェクト固有のルールなど)を継続的に学習します。この学習メカニズムにより、Agentの分析精度は時間とともに向上し、より的確でパーソナライズされた分析結果を提供できるようになります。
4. コードファースト ―プロがレビューできるから、信頼できる
AIによる分析結果は、その思考過程が不透明になりがちですが、Codatum Agentは「コードファースト」という設計思想を採用しています。生成されたSQLやチャートはすべてコードとして残るため、AIの分析過程が完全に可視化されます。これにより、データ分析のプロフェッショナルが結果をレビューし、必要に応じて修正することが可能です。AIが誤った情報(ハルシネーション)を生成した場合でも、それを検出・修正した内容は学習に反映されるため、分析の信頼性が保証されます。さらに、分析の規模や精度要件に応じてAIモデルを切り替える有料オプションも用意されており、柔軟な対応が可能です。
Codatum Agentの具体的な活用例
Codatum Agentは、様々なビジネスシーンで活用が期待されます。以下に具体的な例を挙げます。
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「先週の注文データからチャネル別の売上推移をグラフ化して」
この指示一つで、AIが関連するテーブルを特定し、必要なSQLを生成・実行、そして売上推移を分かりやすいグラフとして自動的に追加します。これにより、マーケティング担当者や営業担当者が迅速にパフォーマンスを把握し、戦略立案に役立てることができます。 -
「このNotebookに月次KPIのサマリーを追加して」
既存の分析レポート(Notebook)を参照しながら、AIが月次KPI(重要業績評価指標)のサマリーを追記します。これにより、定期的なレポート作成の手間が省け、常に最新の情報をチームで共有できるようになります。 -
「コンバージョン率が下がった原因を調べて」
この抽象的な問いに対しても、AIは複数のテーブルを横断して関連データを調査・集計し、考えられる原因をまとめて報告します。これにより、問題の根本原因を素早く特定し、改善策を検討する時間を短縮できます。 -
「売上レポートのNotebookを新しく作って」
レポートの構成から内容の作成まで、AIが自動で新しいNotebookを追加します。これにより、ゼロからレポートを作成する手間が省け、分析作業の初期段階から効率化を図ることが可能です。
導入企業の声:株式会社10Xが語るCodatum Agentの効果
Codatum Agentの導入は、すでに多くの企業でデータ活用の変革をもたらしています。株式会社10Xの代表取締役CEOである矢本真丈氏は、Codatumの導入とその効果について次のようにコメントしています。

「10Xでは、AI発注事業において多次元の分析が日常的に求められます。従来のBIツールでは、分析から共有・議論までのワークフローが分断され、データ活用が一部のメンバーに属人化してしまうことが課題でした。Codatum導入後は、仮説を言語化するだけでSQL生成からチャート作成、ドキュメント化までAIが一気通貫で完遂してくれるため、以前なら諦めていた分析にも気軽に取り組めるようになりました。特にCodatum Agentによって、分析のスピードと質が大きく向上しています。データ活用の民主化が確実に進んでいると実感しており、データドリブンな意思決定を目指すチームにとって、欠かせないツールになっています。」
矢本氏は、Podcast「Zero Topic -ゼロトピック」#340でもCodatum活用について詳しく語っています。興味のある方は、以下のリンクから聴取できます。
Codatum Agentの提供開始と利用条件
Codatum Agentは、以下の通り提供が開始されています。
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提供開始日:2026年4月15日
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利用可能プラン:ビジネスプラン以上(オプション機能)
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サービスURL:https://codatum.jp/agent
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サポートドキュメントURL:https://docs.codatum.jp/codatum-ai/ai-agent
次世代BIツール「Codatum」とは
Codatumは、AIとNotebook(分析結果をまとめるドキュメント)を組み合わせることで、チーム全員がデータを自在に扱えるように設計された次世代のBIツールです。AIの高度な分析能力、SQLによる詳細なデータ操作、そしてノーコード(コードを書かずに操作できること)の直感性を融合させることで、誰でも高速かつ高度なデータ分析を可能にします。
このツールは、分析結果をその場で共有・活用できる「オールインワン・データワークスペース」を提供します。直感的なNotebookでは、SQLの結果を瞬時に表示し、分析の過程とその背景にあるコンテキストをまとめて管理できます。高度なビジュアライゼーション機能や柔軟な権限管理も備えており、データを単なる情報ではなく、ビジネスの戦略的な資産へと変換することを目指しています。
株式会社CODATUMについて
株式会社CODATUMは、「ソフトウェアとデータの無限の可能性とスピードを引き出す」ことをミッションに掲げるスタートアップ企業です。CX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE」シリーズを提供する株式会社プレイドからスピンオフし、2023年10月に設立されました。
同社は、データ解析ソフトウェアの開発を通じて、企業がデータの可能性を最大限に活用できることを目指しています。ユーザーが直感的に操作できる高い自由度と拡張性を持つツールを提供し、データに基づいた迅速で的確な意思決定をサポートしています。

創業者プロフィール
柴山 直樹氏は1982年生まれ。東京大学工学部で神経科学、チューリッヒ工科大学でロボティクス、東大大学院で分散環境における機械学習の研究に従事しました。2009年には「未踏ソフトウェア創造事業」に採択され、2013年には株式会社プレイドを共同創業し、現在は取締役を務めています。そして2023年、データ分析に特化したスタートアップである株式会社CODATUMを創業しました。
会社紹介ページはこちら:
まとめ:Codatum Agentが切り拓くデータ活用の新時代
Codatum Agentの登場は、AIデータ分析のあり方を根本から変える可能性を秘めています。専門知識がなくても、誰もが自然言語でAIに指示を出すだけで高度なデータ分析ができるようになることで、データ活用はごく一部の専門家のものではなく、ビジネスに携わるすべての人のものになります。
これにより、企業はより迅速に市場の変化に対応し、データに基づいた精度の高い意思決定を行うことが可能になります。Codatum Agentは、データ活用の民主化を加速させ、組織全体の生産性向上と競争力強化に大きく貢献するでしょう。AIによるデータ分析が、あなたのビジネスを次のステージへと導く鍵となるかもしれません。この革新的なツールが、今後どのように進化し、私たちのビジネスにどのような影響を与えていくのか、その動向に注目が集まります。

