Laboro.AI、AI技術顧問に須山敦志氏が就任!カスタムAIで意思決定支援を高度化しビジネス成長を加速
近年、AI(人工知能)技術の進化は目覚ましく、私たちの生活やビジネスに大きな変化をもたらしています。そんな中で、オーダーメイドのAIソリューション『カスタムAI』の開発・提供を手がける株式会社Laboro.AI(ラボロエーアイ)は、この度、Aspire Analytics合同会社CEOの須山敦志氏を技術顧問として招聘したことを発表しました。
この戦略的な人事は、Laboro.AIが提供するカスタムAIのさらなる高度化と、企業におけるAI活用を次のフェーズへと引き上げることを目的としています。特に、AIが単なる「予測」ツールに留まらず、ビジネスの「意思決定支援」において中心的な役割を果たす未来を見据えています。

Laboro.AIが目指す「カスタムAI」とは?ビジネス成長を加速するオーダーメイドAI
株式会社Laboro.AIは、「すべての産業の新たな姿をつくる。」そして「テクノロジーとビジネスを、つなぐ。」というミッションを掲げ、クライアント企業の課題に合わせて最適化されたAIソリューション『カスタムAI』を提供しています。カスタムAIとは、既成のAIツールでは対応しきれない、企業独自の複雑なビジネス課題を解決するために、ゼロから設計・開発されるオーダーメイドのAIシステムのことです。
このカスタムAIは、単に既存業務の効率化を図るだけでなく、新規製品やサービスの創出、さらにはビジネスモデルそのものの変革を促す「バリューアップ型AIテーマ」に注力しています。例えば、過去の販売データから未来の売上を予測するだけでなく、どのような販売戦略が最も効果的かをAIが提案し、意思決定を支援するといった活用が期待されています。
AI活用の新時代へ:予測から「意思決定支援」へのシフトと技術顧問就任の背景
AI技術は、生成AI(文章や画像を自動生成するAI)やAIエージェント(自律的にタスクを遂行するAI)の登場により、ますますその能力を向上させています。これにより、AIは単にデータを分析し未来を「予測」する段階から、具体的なアクションを導き出し、人間が最適な「意思決定」を下すのを支援する段階へと進化しています。
この「意思決定支援」を高度化するためには、AIが導き出した結論の根拠を明確に提示できることが不可欠です。そのためには、以下のような先端技術が必要となります。
1. 因果推論:なぜそうなったのかを解明する
因果推論とは、「ある事象がなぜ発生したのか」「ある行動がどのような結果をもたらすのか」といった、事象の背後にある原因と結果の関係(因果関係)を統計的・数学的に解明する技術です。例えば、「この広告を出した結果、売上が伸びたのはなぜか?」といった問いに対し、単なる相関関係だけでなく、真の因果関係を特定することで、より効果的なビジネス戦略を立案できるようになります。AIが単に「売上が伸びる」と予測するだけでなく、「この施策が原因で売上が伸びる」と根拠を持って説明できるようになるのです。
2. ナレッジグラフ:知識のつながりを可視化し、高度に整理する
ナレッジグラフとは、企業内に散在する膨大な情報や知識を、点(ノード)と線(エッジ)で結びつけ、その関係性を構造化して表現する知識ネットワークのことです。これにより、システムは単語やフレーズだけでなく、それらの意味や関係性を理解し、人間が求める情報を高度に検索・整理できるようになります。例えば、顧客情報、製品情報、市場動向といった異なる種類のデータを統合し、それらの複雑な関連性を可視化することで、より深い洞察を得て、意思決定に役立てることが可能になります。
これらの高度なAI活用、特に「因果推論」や「ナレッジグラフ」の構築には、最先端の数学的理論と、ビジネス現場特有の複雑なロジックを極めて高いレベルで結合させる必要があります。Laboro.AIは、この重要な課題に対応するため、機械学習分野に深く精通し、多くの社会実装をリードしてきた須山敦志氏の知見が不可欠であると考え、今回の技術顧問招聘に至りました。
機械学習の理論と実践を牽引する専門家:須山敦志氏のプロフィールと実績
須山敦志氏は、機械学習分野における理論と実践の両面に精通した第一人者です。彼のキャリアは、学術的な探求とビジネスにおける具体的な成果の両方で際立っています。

須山敦志氏 プロフィール
Aspire Analytics合同会社 CEO
<知見/実績>
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機械学習に関する知見: 生成モデル、深層学習、ベイズ統計、数理最適化など、多岐にわたる最先端の機械学習技術に精通しています。
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ベイズ統計: 確率計算に基づいてデータ分析を行う統計手法で、AIモデルの精度向上や、なぜその予測が出たのかという解釈性の向上に役立ちます。
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数理最適化: 特定の制約条件(例:コストや時間)を満たしながら、ある目的(例:利益最大化、効率最小化)を達成する最適な解決策を数学的なモデルや計算手法で導き出す技術です。製造業の生産計画や物流のルート最適化などで活用されます。
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データ分析に関する知見: 需要予測、マーケティング分析、品質管理など、ビジネスの現場で直面する具体的な課題解決に貢献する分析手法に長けています。
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事業に関する知見: 新規事業開発、業務改革、組織開発など、技術をビジネスに落とし込むための幅広い知見を持っています。
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講演実績: 日本ロボット学会、IBIS workshop、Google Cloud Dayなど、国内外の著名な学会やイベントで講演を行っています。
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著書: 『ベイズ推論による機械学習入門』、『ベイズ深層学習』(いずれも講談社)、『マルコフ連鎖モンテカルロ法入門』(共著・東京図書)など、数々の専門書を執筆し、多くの研究者やエンジニアに影響を与えています。
<経歴>
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2009年:東京工業大学(現・東京科学大学)情報工学科を卒業。
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2011年:東京大学大学院情報理工学系研究科コンピュータサイエンス専攻を卒業。
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2011年:ソニー株式会社に入社し、R&D部門でAIの研究開発およびサービス開発に従事。
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2013年:ソニーでの新規事業開発をスピンアウトする形でインフォメティス株式会社の設立に携わる。
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2014年:イギリスにて研究ラボInformetis Europe Ltd.の立ち上げに関与し、ケンブリッジ大学との共同研究をリード。
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2017年:アクセンチュア株式会社に入社し、数々のAIやデータ分析に関するプロジェクトに従事。
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2021年:アクセンチュアにてData Science CoEを創設し、エキスパートチームのリードを務める。
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2025年:Aspire Analytics合同会社を設立し、CEOに就任。
須山氏の経歴は、基礎研究から事業創出、そして大手コンサルティングファームでの実務経験まで、AIとデータサイエンスのあらゆる側面を網羅しています。この幅広い知見と実践経験が、Laboro.AIのカスタムAI開発に新たな視点と推進力をもたらすことでしょう。
Laboro.AIが描く未来:須山氏との協業で実現する高度なカスタムAI開発
須山氏の技術顧問就任により、Laboro.AIは今後、以下の二つの主要な取り組みに注力していきます。
1. 技術専門性向上と高度化
須山氏のベイズ統計や数理最適化に関する深い知見を活かし、Laboro.AIのエンジニアリング部門への直接的な技術指導が行われます。これにより、個々のエンジニアのスキルアップはもちろん、組織全体の技術専門性の底上げが図られ、カスタムAI開発の高度化が加速します。最先端の理論を実用的なAIソリューションへと昇華させるための指導は、Laboro.AIの技術力を一層強固なものにするでしょう。
2. 説明性向上に向けた研究開発
AIがビジネスの意思決定を支援する上で、その判断根拠を人間が理解できる形で示す「説明性」は極めて重要です。このため、Laboro.AIは以下の研究開発を推進します。
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知識グラフを用いた情報検索の高度化: 前述のナレッジグラフをさらに活用し、企業内の情報をより効率的かつ正確に検索・整理する技術を開発します。これにより、AIが意思決定の際に参照した情報とその関連性を明確に提示できるようになります。
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説明可能AI(XAI)の研究: 説明可能AI(Explainable AI, XAI)とは、AIの判断プロセスや結果の理由を人間が理解しやすい形で提示する技術です。AIが「なぜこの結論に至ったのか」を分かりやすく説明することで、ユーザーはAIの提案を信頼し、安心して意思決定を行えるようになります。これは、特に医療や金融といった高い透明性が求められる分野で不可欠な技術です。
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事象の背後にある因果関係の解明に向けた研究: 因果推論の技術をさらに深掘りし、ビジネスにおける複雑な因果関係をAIが正確に解明できるよう研究を進めます。これにより、AIは単なる予測ではなく、ビジネスの根本的な問題解決に繋がる最適な行動計画を、根拠を持って提案できるようになります。
これらの取り組みは、Laboro.AIが掲げる「バリューアップ型AIテーマ」に直結するものです。単なる効率化に留まらず、企業がより本質的な価値を創出し、競争優位性を確立するための高度なカスタムAIの開発・提供を目指します。
まとめ:AIの新たな可能性を切り拓くLaboro.AIと須山氏の挑戦
株式会社Laboro.AIと須山敦志氏の協業は、日本の産業界におけるAI活用の新たな可能性を切り拓く重要な一歩となるでしょう。須山氏の持つ機械学習の深い知見と、Laboro.AIが培ってきたカスタムAI開発のノウハウが融合することで、AIは単なる技術ツールから、企業のビジネス成長を加速させる強力な「意思決定パートナー」へと進化することが期待されます。
特に、因果推論やナレッジグラフ、説明可能AI(XAI)といった最先端技術の導入により、AIはより信頼性が高く、人間が納得できる形でビジネスを支援できるようになります。これは、AI初心者の方々にとっても、AIが身近な存在となり、その恩恵を享受できる機会が増えることを意味します。Laboro.AIは、この協業を通じて「すべての産業の新たな姿をつくる。」というミッションをさらに力強く推進していくことでしょう。
関連情報
■株式会社Laboro.AI 会社概要
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会 社 名: 株式会社Laboro.AI(ラボロ エーアイ)
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所 在 地: 〒104-0061 東京都中央区銀座八丁目11-1
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代 表 者: 代表取締役CEO 椎橋徹夫、代表取締役COO兼CTO 藤原弘将
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設 立: 2016年4月1日
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事業内容: 機械学習を活用したオーダーメイド型AI『カスタムAI』の開発、カスタムAI導入のためのコンサルティング
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U R L: https://laboro.ai/
株式会社Laboro.AIは、アカデミア(学術分野)で研究される先端のAI・機械学習技術をビジネスへとつなぎ届け、すべての産業の新たな姿をつくることをミッションに掲げ、業界に隔たりなく様々な企業のコアビジネスの改革を支援する国内有数のAIスペシャリスト集団です。

