mui Lab株式会社は、2026年1月6日から9日までアメリカ・ラスベガスで開催される世界最大級のテクノロジー見本市「CES 2026」において、革新的な「Spatial AI(空間のAI化)」に対応したウェルビーイングな睡眠体験を実現する「mui Calm Sleep Platform」を初めて公開しました。このサービスは、従来のデータ重視のヘルスケアとは一線を画し、人の心身に寄り添う新たな睡眠サポートのあり方を提案します。さらに、この睡眠体験を搭載した「muiボード第2世代」の先行予約が、海外向けクラウドファンディングサイト「Indiegogo」にて、2026年1月6日より開始されています。

Spatial AI(空間のAI化)とは?mui Labが目指す「人とテクノロジーの調和」
「Spatial AI(空間のAI化)」という言葉は、まだ聞き慣れない方も多いかもしれません。これは、単にAIが特定のデバイスの中に存在するだけでなく、空間そのものがAIの機能を持つようになるという、先進的な概念です。現在のAIは、スマートフォンやスマートスピーカーといった特定の機器に搭載され、私たちの指示に応じて動作することが一般的です。しかし、Spatial AIは、私たちが生活する空間全体が、まるで意識を持っているかのように、私たちの状態や行動を察知し、自律的に最適な環境を整えてくれる未来を目指しています。
mui Labは、このSpatial AIにおいて、単なる制御や自動化を超え、「人とテクノロジーの調和」を追求しています。つまり、人間が意識的に操作することなく、自然な動きやふるまいがインターフェースとなり、空間がそれらを理解して、私たちにとって心地よい状態を自ら作り出すことを目指しているのです。例えば、部屋に入ると照明が自動で最適な明るさになり、温度が調整され、気分に合わせた音楽が流れるといった体験が、より自然でシームレスに実現されるようになります。これは、私たちが日々の生活の中でテクノロジーの存在を意識することなく、その恩恵を受けられる究極のスマートホーム体験と言えるでしょう。
今回発表された「mui Calm Sleep Platform」は、この「Spatial AI」に向けたサービスの第一弾として位置づけられています。mui Labは、ヘルスケアやホスピタリティといった分野を起点に、私たちの暮らしに溶け込み、心の豊かさや幸福(ウェルビーイング)を支える新しいテクノロジーの形を、日本から世界へと発信していくことを目指しています。
「mui Calm Sleep Platform」が提供するウェルビーイングな睡眠体験
「mui Calm Sleep Platform」は、私たちの睡眠の質を向上させ、心身ともに健康な状態へと導くことを目的としたサービスです。その特長は、従来の睡眠サポート製品とは異なる、独自のアプローチにあります。
1. ノンウェアラブル・スマホレスで、やさしく睡眠状態を計測
従来の多くの睡眠サポート製品は、腕に装着するウェアラブルデバイスを使用したり、寝る前にスマートフォンを操作して設定したりする必要がありました。しかし、「mui Calm Sleep Platform」では、そうした手間は一切不要です。

ベッドルームに設置された、天然木でできたスマートホームコントローラー「muiボード」が、このシステムの中心的な役割を担います。この「muiボード」がハブとなり、ミリ波レーダーという高度な技術を用いて、非接触で私たちのバイタルデータ(心拍数や呼吸など)を計測します。これにより、睡眠中に何かを身につけたり、スマートフォンを操作したりすることなく、自然な形で睡眠状態が静かに認識されます。デバイスの装着による不快感や、寝る前のスマートフォンの光による刺激を避けることができるため、より質の高い入眠へとつながることが期待されます。
2. データにとらわれない、「人」中心の睡眠サポート
現代のヘルスケア製品の多くは、数値やスコアで私たちの状態を評価し、目標達成を促す傾向があります。しかし、過度な数値化は、かえってストレスやプレッシャーを生み出すこともあります。「mui Calm Sleep Platform」は、そうしたデータ中心のアプローチではなく、「人」を中心に据えた睡眠サポートを追求しています。
「muiボード」は、これまでの睡眠パターンや日々の生活リズム、そしてその日の心身の状態に基づいて、きめ細やかなサポートを提供します。例えば、入眠前には、その日の状態に合わせたストレッチガイドをディスプレイに表示し、心身をリラックスさせる手助けをします。また、睡眠前から起床時まで、照明を快適な状態に自動で調整することで、自然な眠りへと誘い、心地よい目覚めをサポートします。数値やスコアで睡眠を「管理」するのではなく、人が本当に心地よいと感じる自然な眠りへと導くことを目指しているのです。
3. 心身への負担を抑え、睡眠を「整える」新しい体験
このサービスは、睡眠専門医である白濱龍太郎先生の監修のもと、開発が進められています。その目的は、ユーザーの生活リズムや個々の感覚を尊重し、睡眠を「管理する対象」として捉えるのではなく、「整えていくもの」として優しく支える、まったく新しい体験を提供することです。
私たちは日々の生活の中で、様々なストレスや不規則な生活リズムにさらされています。そうした中で、睡眠を無理にコントロールしようとすると、かえって心身に負担をかけてしまうこともあります。「mui Calm Sleep Platform」は、ユーザー一人ひとりの状態に寄り添い、自然な形で睡眠の質を高めることを目指しています。例えば、深い眠りに入りやすい環境を整えたり、目覚めを穏やかにしたりすることで、心身の回復を促し、日中のパフォーマンス向上にも貢献するでしょう。この「整える」というアプローチは、私たちが本来持っている自然なリズムを取り戻し、より健やかな毎日を送るための重要な鍵となるはずです。
このサービスは、2026年末ごろの販売開始を目指し、今後、スリープテック領域の専門企業との技術連携や、「muiボード」への実装、アプリケーション開発が進められる予定です。CES 2026では、この革新的なコンセプトを直感的に体験できるデモ展示が行われ、来場者は人に寄り添う穏やかな睡眠のあり方を肌で感じることができました。
「muiボード第2世代」先行予約開始とCES 2026出展情報
「mui Calm Sleep Platform」の核となるデバイスである「muiボード第2世代」は、この新しい睡眠体験を実装しています。この注目のデバイスの先行予約が、海外向けクラウドファンディングサイト「Indiegogo」にて、2026年1月6日より開始されています。興味のある方は、ぜひ以下のリンクから詳細をご確認ください。
mui Labは、CES 2026において、以下の日程と場所で出展しました。来場者は、ブースにて「Spatial AI」のコンセプトと「mui Calm Sleep Platform」のデモを体験することができました。
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CES Unveiled: 2026年1月4日 (Mandalay Bay Convention Center, Shoreline Exhibit Hall) テーブルナンバー610
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CES 2026本展示: 2026年1月6日〜9日 (Venetian Expo, Halls A-D — Smart Home, ブースナンバー #52562)
会期中(1月6日〜9日)は、毎日午前11時と午後3時の2回、日本茶と和菓子が用意され、日本流のおもてなしで来場者を迎えました。このような細やかな配慮も、mui Labが目指す「人とテクノロジーの調和」を体現していると言えるでしょう。
mui Lab株式会社について
mui Lab株式会社は、「人のくらしに寄り添うデザインと新たな体験を届ける『やさしいテクノロジーの専門家』」として活動しています。京都発の美意識と最先端技術を融合させ、ソフトウェアとハードウェアの両面から革新的な製品とサービスを提供しています。コンセプトの立案から実際の製品開発までを一貫して手掛ける「デザインエンジニアリング」を強みとしています。
同社の「muiボード」は、2025年度グッドデザイン賞を受賞するなど、そのデザイン性と機能性が高く評価されています。また、2025年度の東洋経済新報社「すごいベンチャー100」にも選出されるなど、その将来性と革新性にも注目が集まっています。

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会社名: mui Lab株式会社
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所在地: 京都府京都市中京区夷川通柳馬場東入俵屋町295-1
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代表者: 代表取締役社長CEO 大木和典
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設立: 2017年10月
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ホームページ: https://muilab.com/ja/
まとめ:未来のウェルビーイングを支える「Spatial AI」
mui LabがCES 2026で発表した「mui Calm Sleep Platform」は、単なる睡眠サポート製品の枠を超え、私たちが生活する空間そのものが私たちの心身に寄り添い、ウェルビーイングを支える「Spatial AI」の可能性を示しています。ノンウェアラブル・スマホレスで、データに囚われず、人の感覚を大切にするこのアプローチは、忙しい現代社会において、私たちが必要としている「穏やかで質の高い休息」を提供してくれるでしょう。
「muiボード第2世代」の先行予約開始は、この未来の体験が間もなく私たちの手に届くことを意味しています。mui Labが目指す「人とテクノロジーの調和」が、ヘルスケアやホスピタリティの領域から、私たちの日常のあらゆるシーンへとどのように広がっていくのか、今後の展開に大いに期待が寄せられます。この革新的な技術が、私たちの生活をより豊かで心地よいものに変えていく日も、そう遠くないかもしれません。

