現代社会において、デジタル技術の進化は目覚ましく、企業のマーケティング活動にも大きな変化をもたらしています。顧客が企業と接する機会(顧客接点)は多岐にわたり、Webサイト、SNS、メール、実店舗など、さまざまなチャネルを通じて情報に触れています。このような状況で、企業は顧客一人ひとりに合わせた最適な体験を提供すること、すなわち「顧客体験(CX)」の向上が非常に重要になっています。
株式会社NTTデータ先端技術は、この加速するデジタル時代のマーケティングニーズに応えるべく、CXソリューションのラインナップを大幅に拡充しました。従来のコンテンツ管理システム(CMS)の強化に加え、統合型マーケティングソリューションや顧客データプラットフォーム(CDP)の領域を強化。具体的には、Adobe Experience Manager (Adobe AEM)、Sprinklr、KARTEという3つの強力なソリューションを新たにラインナップに追加し、顧客のマーケティング変革を総合的に支援する「伴走型CX推進パートナー」としての体制を強化しています。
デジタル時代のマーケティング課題とCXの重要性
昨今のデジタル環境の進展により、企業のマーケティングに対するニーズは大きく変化しています。スマートフォンの普及やSNSの日常化により、顧客はいつでもどこでも情報にアクセスできるようになり、企業との接点も多様化しました。これにより、企業は顧客データを高度に活用し、個々の顧客に最適化されたコミュニケーションを行うことが求められています。
また、近年では「生成AI」の普及が目覚ましく、マーケティングの戦略立案から実際の運用、そして顧客一人ひとりに合わせたパーソナライズまでを一貫して実現するソリューションへの期待が高まっています。企業は、こうしたテクノロジーを駆使した「MarTech(Marketing Technology:マーケティングに関するテクノロジー)」基盤の整備を急速に進める必要があるのです。
NTTデータ先端技術はこれまで、最先端の技術と豊富な知見を活かし、顧客のMarTech変革を戦略策定から実装・運用まで一気通貫で支援してきました。特にWebサイト領域では、コンテンツ管理基盤「Sitecore」の導入・運用支援を通じて、顧客企業のブランド統一やガバナンス強化に貢献しています。さらに、インドや中国を中心とした海外拠点のバイリンガル人材を活用することで、グローバルレベルの品質と多言語対応を実現し、日系マルチナショナルカンパニー(JMNC)など、海外展開を進める企業のマーケティング変革も支援してきました。
CXソリューションラインナップの大幅拡充
NTTデータ先端技術は、顧客ニーズの変化にいち早く対応するため、従来のCMSソリューションの強化に加え、統合型マーケティングソリューションやCDPを含む製品ラインナップを拡充し、CXソリューションを強化しました。
新たに追加された3つの強力なソリューション
これまで「Sitecore」を中心にCX領域の取り組みを進めてきましたが、日々変化するマーケットニーズに対応するため、新たに以下の3つのソリューションがラインナップに追加されました。
- Adobe Experience Manager (Adobe AEM)
- Sprinklr
- KARTE
これにより、顧客のCX変革をより強力に支援できる体制が整っています。

AI技術とグローバル人材を活用した伴走型支援
NTTデータ先端技術は、生成AI領域で培ってきた豊富な実績に加え、NTTデータグループ全体の知見やリソースを活用し、戦略立案から運用、そしてAI活用までを包括的に支援する総合的なCX推進パートナーとして、顧客に寄り添うサービスを提供します。
AI技術を活用することで、マーケティング施策の自律化や高度化を実現し、より効率的かつパーソナライズされた顧客体験を提供することが可能になります。例えば、AIが顧客の行動パターンを分析し、最適なコンテンツを自動で推奨したり、問い合わせ対応を自動化したりするような活用が期待されます。
また、インドや中国などの海外拠点のバイリンガル人材を活用することで、国や言語をまたがるマーケティング活動におけるブランドの統一やガバナンスの強化を図り、グローバル展開を含むプロジェクトを円滑かつ高い専門性をもって推進します。
これらの強みを組み合わせることで、顧客ビジネスにおけるマーケティング変革をより広範かつ強力に支援するとしています。
拡充したソリューションの具体的な特徴
ここからは、今回拡充された3つのソリューションについて、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
1.Adobe Experience Manager (Adobe AEM) とは
Adobe Experience Manager(Adobe AEM)は、世界的に利用されている「Adobe Experience Cloud」製品群の一つで、Webサイトやモバイルアプリのコンテンツを統合的に管理するCMS(Contents Management System)です。CMSとは、Webサイトの文章や画像などのコンテンツを、専門的な知識がなくても簡単に作成・更新・管理できるシステムのことです。
Adobe AEMは、デジタルアセット(画像や動画などのデジタル素材)の管理機能や、顧客一人ひとりに合わせた情報を提供するパーソナライズ機能を備えています。これにより、顧客がどのチャネル(Webサイト、アプリなど)を利用しても一貫した顧客体験を提供することが可能です。NTTデータ先端技術は、2025年10月よりAdobeの『Gold Partner』となり、Adobe社と連携しながら、AEMなどの製品導入提案を強化しています。
2.Sprinklr (スプリンクラー) とは
Sprinklrは、SNS、チャット、メールなど、30以上の多様なデジタルチャネルを統合し、企業内の部門を横断して一貫した顧客対応を実現する「統合顧客エクスペリエンス管理(Unified-CXM)プラットフォーム」です。顧客がどのチャネルから問い合わせても、企業側は一元的に情報を管理し、スムーズな対応が可能になります。
Sprinklrの大きな特徴は、独自のAI「Sprinklr AI+」を搭載している点です。このAIは、顧客の感情を分析したり、未来のトレンドを予測したり、さらには顧客からの問い合わせに自動で応答したりする能力を持っています。また、大企業向けの強固なガバナンス機能も備わっており、ブランドイメージの保護やリスク管理を徹底することができます。NTTデータ先端技術は、2025年よりSprinklr社と連携し、国内企業向けにSprinklrの初期導入から運用・保守までを支援するマネージドサービスを提供しています。
3.KARTE (カルテ) とは
KARTEは、顧客データをリアルタイムで分析し、そのデータに基づいてWeb接客、広告の最適化、A/Bテスト(どちらの施策がより効果的かを比較するテスト)、MA(マーケティングオートメーション)など、さまざまなマーケティング施策を「ローコード/ノーコード」で実現できるパッケージソフトウェアです。ローコード/ノーコードとは、プログラミングの専門知識がなくても、マウス操作などで簡単にシステムを構築・設定できることを指します。
KARTEは、リアルタイムでのデータ処理能力と、高いパーソナライゼーション機能に優れています。これにより、顧客の現在の行動に合わせて、Webサイトの表示内容や提案を瞬時に最適化できます。また、ユーザーフレンドリーな操作性、他の外部ツールとの高い連携性・拡張性、そしてコストパフォーマンスも兼ね備えています。特に、リアルタイムでの対応や顧客一人ひとりに合わせた個別最適化が重要な企業にとって、KARTEはCX向上を実現するための有効な選択肢となるプラットフォームと言えるでしょう。NTTデータ先端技術は、2026年1月よりKARTEのOfficial Partnerとなっています。
今後の展望とイベント情報
NTTデータ先端技術は、今後もCX領域を幅広く強化し、顧客への提供価値をさらに広げていく方針です。さらなるパートナーシップ拡充によるソリューションラインナップの強化を通じて、多様なCXニーズに応える新たな価値を創出していくとしています。
「KAIGI GROUPフォーラム」での講演実施
2026年2月17日(火)、18日(水)に開催される「KAIGI GROUPフォーラム」では、NTTデータ先端技術が講演・展示を行います。企業のAI活用トレンドを踏まえ、「集客・接客・ファン化」の課題とCX‑MarTechの解決策を紹介し、AIO(AI最適化)やMA(マーケティングオートメーション)など注目のAI活用がデモンストレーションと共にわかりやすく解説される予定です。
イベントの詳細は以下の通りです。
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イベント名:KAIGI GROUPフォーラム(主催:株式会社宣伝会議)
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開催日時:2026年2月17日(火)、18日(水)10:00~18:00(開場:10:00)
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会場:TODA HALL & CONFERENCE TOKYO 〒104-0031 東京都中央区京橋一丁目7番1号 TODA BUILDING 4階
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参加費:無料(事前登録制)
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公式サイトよりお申込みください。
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講演:
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タイトル:NTTデータ先端技術が描く、生成AI時代のマーケティングCX― 集客・接客・ファン化をAIで進化させる実践例 ―
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講演日時:2026年2月18日(水)14:45~15:15
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登壇者:デジタルビジネス事業本部 グローバルテクノロジー事業部 担当課長 安部太二
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展示:
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タイトル:集客・接客・ファン化を統合せよ─NTTデータ先端技術が掲げるCX新基盤─
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内容:集客・接客・ファン化を分断なくつなぐ統合CXアーキテクチャを紹介します。CMSによる体験設計、クラウドコールセンターでの高度な接客基盤、CDPによる精緻な顧客理解を組み合わせ、NTTデータ先端技術が企業のCXを加速させる実装モデルを提示します。
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NTTデータ先端技術は、今回のソリューション拡充とAI活用を通じて、顧客のビジネスにおけるマーケティング変革をより強力に支援し、新たな顧客体験価値の創出に貢献していくことでしょう。

