SuperIO、東京都「現場対話型スタートアップ協働プロジェクト」で「新事業分野開拓者」に認定!3D×AIプラットフォーム「キャラクターベース」で行政DXを加速
近年、デジタル技術の進化は目覚ましく、行政分野においてもデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進が急務となっています。そのような中、株式会社SuperIO(以下、SuperIO)が、東京都が実施する「現場対話型スタートアップ協働プロジェクト」において、革新的なプラットフォーム「キャラクターベース」を開発し、その功績が認められ「新事業分野開拓者」として認定されました。この「キャラクターベース」は、3D、AI、デザインという最先端技術を融合させ、行政におけるキャラクター活用の課題を解決し、DXを強力に推進するツールとして注目されています。
本記事では、AI初心者の方にも分かりやすい言葉で、SuperIOの取り組み、東京都のプロジェクト、そして「キャラクターベース」が行政DXにどのように貢献するのかを詳しくご紹介します。
東京都「現場対話型スタートアップ協働プロジェクト」とは?
東京都は、都政の現場が抱える具体的な課題に対し、優れた技術やアイデアを持つスタートアップ企業と都職員が直接対話しながら解決を目指す「現場対話型スタートアップ協働プロジェクト」を実施しています。このプロジェクトは、行政の効率化やサービス向上、そして新たな価値創造を目的としたもので、スタートアップ企業にとっては行政の現場で自社の技術を実証し、社会実装する貴重な機会となります。
令和7年度には、SuperIOを含む全20プロジェクトが採択され、それぞれの専門分野で都政の課題解決に取り組んできました。この取り組みは、行政と民間企業が連携することで、より迅速かつ効果的に社会課題を解決していくという、オープンイノベーションの好事例と言えるでしょう。
「都市せいっぴ」の課題とSuperIOの解決策
このプロジェクトにおいてSuperIOが協働したのは、東京都都市整備局です。都市整備局では、局の公式キャラクターである「都市せいっぴ」をイベントや報道発表などで積極的に活用してきました。しかし、そこにはいくつかの課題が存在していました。
既存キャラクター活用の課題
- 平面画像への限定: 既存の「都市せいっぴ」のデータは、正面や側面といった平面画像に限られていました。これにより、多様な表情やポーズでキャラクターを表現することが難しく、表現の幅が狭まっていました。
- 3Dデータ活用の困難さ: 都職員が3Dデータを扱う専門的な技術や知識を持っていなかったため、キャラクターを立体的に活用することができませんでした。結果として、より魅力的でインタラクティブな情報発信が難しいという状況にありました。
これらの課題は、キャラクターの持つ可能性を十分に引き出せていないだけでなく、情報発信の柔軟性やスピードにも影響を与えていました。特に、多様なメディアやシチュエーションでキャラクターを活用したい現代において、大きな障壁となっていたのです。
「キャラクターベース」による課題解決
SuperIOは、この課題に対し、3D、AI、デザインという独自の先端技術を融合させたプラットフォーム「キャラクターベース」を開発しました。このプラットフォームは、「都市せいっぴ」の平面画像データを高精度な3Dデータに変換することから始まりました。これにより、これまで平面でしか見ることができなかった「都市せいっぴ」が、360度あらゆる角度から表現できるようになったのです。
さらに、「キャラクターベース」には直感的な操作性とAIアシスタント機能が搭載されています。これにより、専門知識を持たない都職員でも、まるでゲームを操作するような感覚で、キャラクターのポーズや表情を自由に選択・生成できるようになりました。結果として、各事業の目的に合わせたキャラクター活用を、迅速かつ柔軟に実現できるようになったのです。
次世代プラットフォーム「キャラクターベース」の全貌
「キャラクターベース」は、単なるキャラクターの3D化ツールではありません。3D、AI、デザインという3つの要素が密接に連携することで、他に類を見ない次世代プラットフォームとして機能します。それぞれの技術的特長を詳しく見ていきましょう。
3D:平面から立体へ、キャラクターの可能性を広げる

「キャラクターベース」の核となるのが、平面イラストを高精度に多種多様な3Dデータへと変換する技術です。通常、2Dのイラストを3Dにするには専門的な知識と時間が必要ですが、SuperIOは独自開発した組み合わせ技術により、これを効率的に実現しました。これにより、例えばイベントでの展示、Webサイトでのインタラクティブな表示、さらにはAR(拡張現実)やVR(仮想現実)といったXR技術への応用など、キャラクターを360度あらゆる角度から活用できるようになります。
この3D化技術によって、「都市せいっぴ」は単なるイラストから、より感情豊かで動きのある存在へと進化しました。これにより、都民への情報発信がより魅力的になり、親しみやすさも格段に向上したと言えるでしょう。
AI:専門知識不要で、誰もがクリエイターに

「キャラクターベース」に搭載された統制AIアシスタント機能は、キャラクター活用のハードルを大幅に下げます。このAIは、オリジナルデザインのガイドラインを保護しつつ、ユーザーの指示に基づいてポーズや表情の生成、選択をサポートします。
例えば、「お日様の下で、都市せいっぴが穏やかに微笑んで座っているっぴ。」といった自然言語での指示に対しても、AIが適切なポーズや表情を提案してくれます。これにより、3Dモデリングやデザインに関する専門知識がなくても、誰でも簡単に、イメージ通りのキャラクター画像を生成できるようになります。これは、行政職員が広報資料やイベント告知などを素早く作成する上で、非常に強力な支援となるでしょう。
デザイン:一貫性を保ちつつ、無限のバリエーションを

デザイン機能は、既存のデザインガイドラインに準拠しながら、目的に応じたバリエーション豊かなビジュアルを短時間で生成することを可能にします。キャラクターのブランディングを保ちつつ、例えば「笑顔」「びっくり顔」「考え中」「ウィンク」といった多様な表情や、「空を飛ぶ」「防災」といった特定のテーマに合わせたポーズを簡単に作成できます。
これにより、行政の様々な部署がそれぞれの広報活動で「都市せいっぴ」を活用する際にも、一貫したブランドイメージを保ちながら、各々のニーズに合わせたユニークなビジュアルを素早く生み出すことができます。デザイン制作にかかる時間とコストを大幅に削減し、より効果的な情報発信を実現する重要な要素です。
プロジェクトの成果と「新事業分野開拓者」認定
SuperIOが開発した「キャラクターベース」は、東京都都市整備局との協働プロジェクトにおいて、目覚ましい成果を上げました。具体的には、以下の効果検証結果が報告されています。
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都民向けイベントでのアンケート評価: ポジティブ評価 97%(目標50%を大きく上回る)
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職員向けプラットフォーム操作体験評価: ポジティブ評価 100%(目標50%を大きく上回る)
これらの結果は、「キャラクターベース」が都民に対して魅力的な情報発信を実現し、同時に都職員の業務効率化と満足度向上に大きく貢献したことを明確に示しています。特に、職員向け操作体験で100%のポジティブ評価を獲得したことは、その使いやすさと実用性が非常に高いことを物語っています。
「新事業分野開拓者」認定の詳細
このような優れたプロジェクト成果を受け、SuperIOは令和8年3月24日付で、東京都知事より「現場対話型スタートアップ協働プロジェクトにおける新商品等の生産・提供による新事業分野開拓者」として認定されました。認定期間は令和11年3月31日までです。
| 認定者 | 株式会社SuperIO |
|---|---|
| 認定された新商品等 | キャラクター カスタマイズ ツール「キャラクターベース」 |
| 認定期間 | 令和8年3月24日 〜 令和11年3月31日 |
この認定は、SuperIOが提供する「キャラクターベース」が、東京都の行政課題解決に大きく貢献し、新たな事業分野を開拓する可能性を秘めていることを公的に認められたことを意味します。これにより、SuperIOの技術力と社会貢献性が高く評価された形となります。
行政DXへの貢献と今後の展望
「キャラクターベース」は、東京都都市整備局の「都市せいっぴ」活用にとどまらず、幅広い行政分野でのデジタルトランスフォーメーションを加速させる可能性を秘めています。
キャラクター活用がもたらす行政DXのメリット
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情報発信力の強化: 3D化されたキャラクターは、多様なメディアで視覚的に魅力的な情報発信を可能にし、都民の関心を引きつけやすくなります。これにより、政策の理解促進やイベント参加の促進に繋がるでしょう。
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業務効率化とコスト削減: キャラクターのポーズや表情生成をAIがサポートし、専門知識がなくても容易に活用できるため、デザイン制作にかかる時間や外部委託費用を削減できます。職員は本来の業務に集中できるようになり、行政全体の生産性向上に貢献します。
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市民とのエンゲージメント向上: 親しみやすいキャラクターが、より多様な形で市民の目に触れることで、行政サービスへの親近感や信頼感を高める効果が期待できます。特にデジタルネイティブ世代とのコミュニケーションにおいて、キャラクターは重要な役割を果たすでしょう。
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緊急時の情報伝達: 防災情報など、緊急性の高い情報を発信する際にも、視覚的に分かりやすく、かつ迅速に作成できるキャラクター画像は、情報伝達の正確性とスピードを向上させる可能性があります。
SuperIOの代表取締役である工素子氏は、今回のプロジェクトについて「今回のプロジェクトを通じて、行政の現場が抱えるDXの課題と、スタートアップが持つ先端技術のかけ橋となることができたことを大変光栄に思います。3D・AI・デザインを融合した『キャラクターベース』が都民の皆様への効果的な情報発信に貢献できたことは、私たちの技術の社会的意義を改めて実感する機会となりました。今後も行政DX推進に貢献すべく、引き続き技術開発と社会実装に取り組んでまいります。」とコメントしています。
このコメントからも、SuperIOが単なる技術提供にとどまらず、行政現場の課題に寄り添い、その解決を通じて社会に貢献しようとする強い意志が感じられます。今後も「キャラクターベース」のような革新的なツールが、他の自治体や公共機関にも広く導入され、全国的な行政DXの推進に貢献していくことが期待されます。
株式会社SuperIOについて
SuperIOは、「驚き」と「楽しさ」をデザインとテクノロジーで社会実装することを目指している企業です。リアルタイム3D、AR(拡張現実)、AIといった最先端技術を一気通貫で活用し、組織コミュニケーションの革新から業務変革まで、クライアントの抱える様々な課題に合わせて最適なソリューションを提供しています。
| 会社名 | 株式会社SuperIO(スーパーイオ) |
|---|---|
| 代表取締役 | 工 素子 |
| 所在地 | 〒104-0061 東京都中央区銀座6-10-1 ギンザシックス 13F |
| 事業内容 | 「驚き」と「楽しさ」をデザインxテクノロジーで社会実装する。リアルタイム3D・AR・AIを一気通貫で活用し、組織コミュニケーションの革新から業務変革まで、課題に合わせて実装します。 |
| Webサイト | https://www.superio.co.jp/ |
関連情報
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現場対話型スタートアップ協働プロジェクト(東京都):
https://dialogue-startup.metro.tokyo.lg.jp/ -
東京都報道発表(令和7年10月10日):
https://www.metro.tokyo.lg.jp/information/press/2025/10/2025101018

