AI翻訳が国際会議の常識を変える!CoeFont通訳が世界120カ国の法曹が集う国際セミナーで「ことばの壁」を打破
近年、AI(人工知能)技術の進化は目覚ましく、私たちの日常生活やビジネスの現場に大きな変革をもたらしています。特に「AI翻訳」は、異なる言語を話す人々をつなぎ、グローバルなコミュニケーションを円滑にする上で不可欠なツールとなりつつあります。
今回ご紹介するのは、AI音声技術を開発する株式会社CoeFontが提供する多言語リアルタイム翻訳サービス「CoeFont通訳」が、世界中の法曹関係者が集う国際セミナーで本格的に導入され、その実用性が証明された事例です。
専門性の高い法律分野の議論において、AI翻訳がどのように「ことばの壁」を乗り越え、国際交流を深めることに貢献したのか、詳しく見ていきましょう。

国際会議における「ことばの壁」の深刻さ:特に法律分野の課題
国際会議では、参加者の出身国が多岐にわたるため、言語の多様性が大きな課題となります。通常の会話であれば簡単な翻訳ツールでも対応できるかもしれませんが、専門的な議論が交わされる場では、単なる直訳では意味が通じないケースも少なくありません。
特に法律分野の国際会議は、その「ことばの壁」が非常に深刻です。なぜなら、以下のような二重の課題が存在するからです。
1. 高度な専門性と専門用語の氾濫
法律は、国や地域によって異なる制度や概念を持つため、非常に専門性の高い用語が多用されます。「貿易法」「M&A(企業の合併・買収)」「移民政策」「国家安全保障」といったテーマは、それぞれの分野で独自の専門用語や言い回しが存在します。これらの用語は、一般的な辞書には載っていないことも多く、専門知識がなければ正確に理解することは困難です。
2. 誤訳がもたらす重大なリスク
法律に関する議論において、言葉の解釈の誤りは致命的な結果を招く可能性があります。例えば、契約条項や法的な意見の翻訳に誤りがあれば、それが原因で大きな紛争に発展したり、法的効力が失われたりするリスクがあります。そのため、国際的な法務の現場では、極めて高い翻訳精度が求められるのです。
このような環境下で、多様な言語を話す法曹関係者が一堂に会し、深く専門的な議論を行うためには、精度の高い多言語コミュニケーションの支援が不可欠でした。
CoeFont通訳が提供する革新的なソリューション
株式会社CoeFontが提供する「CoeFont通訳」は、このような国際会議における「ことばの壁」を解消するために開発された多言語リアルタイム翻訳サービスです。今回の国際弁護士連盟(UIA)主催セミナーでは、以下の機能が活用され、専門性の高い議論を強力にサポートしました。
リアルタイム翻訳と「文字の可視化」
CoeFont通訳は、話されている音声をリアルタイムで認識し、AIが別の言語に翻訳して表示します。さらに、その翻訳結果を「文字として可視化」できる点が大きな特徴です。
参加者は、自身のスマートフォンなどの端末でQRコードを読み込むだけで、すぐに翻訳されたテキストをリアルタイムで確認できます。これにより、以下のようなメリットが生まれました。
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聞き逃しの防止: 音声での聞き取りが難しい場合でも、文字で確認できるため、内容を確実に把握できます。
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専門用語の正確な理解: 法律用語のように複雑な単語や固有名詞は、文字で確認することで綴りや意味を正確に把握しやすくなります。
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理解の解像度向上: 音声と文字の両方で情報を受け取ることで、議論のニュアンスまで深く理解できるようになります。
この「文字の可視化」は、特に専門性の高い会議において、参加者の理解度を飛躍的に高める新たな国際会議のスタイルを確立したと言えるでしょう。
専門用語への高精度な対応と多言語サポート
CoeFont通訳は、今回のセミナーで「関税」「安全保障貿易管理」「クロスボーダーM&A」といった法律専門用語にも高精度で対応しました。AI翻訳の分野では、一般的な日常会話の翻訳は得意でも、特定の専門分野の用語を正確に翻訳するのは難しいとされてきました。
しかし、CoeFont通訳はこれらの専門語彙を正確に処理し、誤解を招くことなく議論が進められるよう貢献しました。これは、AI翻訳技術が特定の専門領域においても実用レベルに達していることを示しています。
また、UIAがフランス語、英語、スペイン語を公用語とする多言語・多文化の団体である特性に対応し、CoeFont通訳は英語・日本語・フランス語を含む多言語間のリアルタイム翻訳を提供しました。これにより、各参加者が希望する言語で議論の内容を理解することが可能となり、会議への参加意欲と理解度が向上しました。
誰でも簡単に使えるアクセシビリティ
CoeFont通訳は、特別な機器を必要とせず、参加者自身のスマートフォンからQRコードを読み込むだけで、すぐに翻訳テキストを表示できるという手軽さも魅力です。これにより、ITに不慣れな人でも簡単に利用でき、国際会議における情報格差をなくすことにも貢献しました。
国際弁護士連盟(UIA)セミナーでの「実運用」が示す信頼性
今回の導入事例は、単なるデモンストレーションではなく、国際会議の現場での「実運用」として行われた点に大きな意義があります。
UIAセミナーの概要
このセミナーは「国家安全保障と自由貿易終焉の時代の弁護士の新たな役割」と題され、2026年3月25日・26日の2日間にわたり、東京の弁護士会館で開催されました。主催は1927年にパリで設立された世界最古の国際法曹団体であるUIA(国際弁護士連盟)と東京弁護士会、後援は日本弁護士連合会と大阪弁護士会です。
UIAには世界約120カ国の個人・団体会員が加盟しており、世界の約200万人の法曹をカバーしています。このような権威ある国際的な場で、貿易、M&A、移民政策、法律専門家への攻撃といった高度なテーマが議論されました。
デモンストレーションから実運用へ
CoeFont通訳は、2025年11月に開催された国際仲裁イベント「The Future of Arbitration Rooms」でのデモンストレーションで高い評価を得ていました。その実績を踏まえ、今回は1日半にわたる国際会議の全セッション(計6セッションおよび質疑応答)において、本格的な「実運用ツール」として採用されました。
これは、AIリアルタイム翻訳が、デモンストレーション段階を超えて、実際のビジネスや専門性の高い国際会議の現場で長時間にわたり安定して機能することを証明するものです。法曹分野という、特に正確性が求められる環境での実運用は、AI翻訳技術の信頼性と実用性を強く裏付ける結果と言えるでしょう。
主催者からの高い評価
同セミナー運営委員会委員長からは、「10ヶ国を超える国々のスピーカーが英語で報告を行い、質疑も英語で行われたが、驚くべきスピードと精度で日本語への通訳が音声と文字起こしの双方でなされたため、英語が苦手な日本人の聴衆も全く問題なく議論に参加ができた」とのコメントが寄せられました。さらに、サイドイベントでの英語、フランス語、スペイン語の相互通訳についても、「そのスピードと精度も驚くべきものでした。未来を感じる経験でした」と、CoeFont通訳の性能を高く評価しています。
CoeFont代表のコメント
株式会社CoeFontの代表取締役CEOである早川 尚吾氏も、「約120カ国の法曹が加盟するUIAと東京弁護士会が共催する国際セミナーという、法曹界を代表する場でCoeFont通訳を実運用いただけたことを大変光栄に思います」と述べています。
また、「法律の世界では、一つの単語の訳し方が議論の方向性を左右することがあり、専門用語の翻訳精度は極めて重要です」と、法曹分野における翻訳の難しさと重要性を強調。今回の実運用を通じて「法曹分野においてもAIリアルタイム翻訳が実務で機能するという確信を持つことができた」と語り、今後のさらなる精度向上と専門領域への最適化への意欲を示しています。
早川氏は「言語の壁をなくすことは、法の下の平等を支える基盤でもあります」とも述べ、CoeFont通訳が国際法務の現場におけるコミュニケーションインフラとして定着することへの期待を表明しました。
多言語リアルタイム翻訳サービス「CoeFont通訳」の概要
CoeFont通訳は、以下のような特徴を持つサービスです。
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サービスURL:
https://coefont.cloud/cir -
iOSダウンロードURL:
https://apps.apple.com/app/6749563379 -
Android版DL:
https://play.google.com/store/apps/details?id=cloud.coefont.cir_android -
提供プラン: 無料(有料プランに登録することで利用時間を追加できます。)
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対応言語一覧(2026年4月現在): 日本語、英語、中国語、韓国語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、ロシア語、ベトナム語、タイ語、インドネシア語、ポルトガル語(計12言語)
個人利用からビジネス利用まで、幅広いシーンで言語の壁を解消する手助けとなるでしょう。
株式会社CoeFontについて
株式会社CoeFontは、2020年に東京科学大学認定ベンチャーとして設立された企業です。AIを活用したサービスの開発と提供を行っており、特にAIを基盤とした音声合成技術に注力しています。倫理的で包括的なAI音声プラットフォームの開発に取り組み、言語の壁をなくすことで、より多くの人々が情報にアクセスできる社会の実現を目指しています。
CoeFontのサービスは、https://CoeFont.cloud で確認でき、すべての国と地域で利用可能です。
まとめ:AI翻訳が拓く国際コミュニケーションの未来
今回のCoeFont通訳の国際弁護士連盟(UIA)セミナーでの導入事例は、AI翻訳技術が単なる便利ツールにとどまらず、専門性の高い国際会議の現場においても「実用的なインフラ」として機能することを明確に示しました。
言語の壁は、国際的な協力や理解を妨げる大きな要因でしたが、AI翻訳の進化は、この障壁を取り払い、よりスムーズで深いコミュニケーションを可能にしています。特に法律分野のように、言葉の正確性が極めて重要視される領域での成功は、AI翻訳が今後さらに多くの専門分野やビジネスシーンで活用される可能性を示唆しています。
AI初心者の方も、この事例を通じて、AIがどのように社会の課題を解決し、私たちの未来を豊かにしていくのか、その一端を感じていただけたのではないでしょうか。
今後、CoeFont通訳のようなAI翻訳サービスは、国際的なビジネス会議、学術発表、外交交渉など、あらゆる場面で言語の壁をなくし、グローバルな連携を一層強化していくことでしょう。言語の壁がなくなることで、法の下の平等がさらに推進され、世界中の人々がより自由に、そして深く交流できる未来がきっと訪れるでしょう。

